2024年11月の読書メーター 読んだ本の数:41冊 読んだページ数:12637ページ ナイス数:392ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1003190/summary/monthly/2024/11
実際に著者が自分の会社で試している内容ばかりなので説得力に溢れている。著者自身が受けてイラッとしたフィードバックについて考察していたりと本音ベースなのも好印象だ。
由佐さんの『ザ・メンタルモデル』を本山裕輔さんが薦めていたので読もうとしたことがある。しかし、書店で手に取るとスピリチュアル的な印象を感じて買うのをやめてしまった。何となく心残りがあったので、最近相性が良い前野さんの対談本でお試ししてみたのだ。
アムンセンとスコットによる南極点到達の競争は、昭和な方々にとっては基礎教養みたいだ。私もまあまあ古いことを知っている方だが、以前、大先輩からこの話題を振られて全く答えられなかった。というわけでビジネス書マンダラで本書をみつけて読まねばと思ったのだ。そうしたら、解説も山口周さんだった。
「不確実な状況では用意周到な準備と、権力格差が小さいチームによる柔軟な対応が必要である」と書いてはみたものの、アムンセンのような計画・準備は不確実な状況では無理だと思うので、そこが今後、考える部分だなと思った。
『西洋の自死』、『新しい階級闘争』、『ストーリーが世界を滅ぼす』、そしてドラマの「ふてほど」『海のはじまり』などフィクション・ノンフィクションを問わず最近の創作者の課題意識とリンクするものを感じた。
類書でもみかける「主語を『わたし』から自分の名前にしよう」という対策は英語圏らしい解決策だと思う。主語を省きがちな日本語でも有効なのか、どなたか研究してほしいわ。
本筋と違うのだが、214ページの図をみると、欧米はクラシカル型の市場、新興国はシェーピング型の市場と言うのはいいとして、日本がビジョナリー型の市場というのに驚いた。まだまだ企業が環境を変える余地があるということかな。
図書館で借りることが多いので
★★ 図書館本で読んで満足
★★★ 買って読んだとしても満足
★★★★再読のために買いたい
って感じの基準です。
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