人類の生活場所は自然から遠く離れ、飽食になってしまい、膨大な人間関係のもと、遠い未来を考える必要がある、これらが新しい環境。自然から離れたことで菌の摂取ができなくなった、飽食になったことで肥満になり大腸が乱れ炎症が止まらない、膨大な人間関係と未来への不安が炎症を引き起こす。 マクドナルドが大好きだが、最近は食べると体がしんどくなるというか、お腹の調子が悪くなる。ジャンクフードに含まれるトランス脂肪酸などが大腸を壊すらしい、これが原因。大腸が乱れると炎症にもつながるということだ。
DNA的に言えば、自然を見るだけで脳が休まるとのこと、デジタル画像でも良いらしい。とりあえず実践あるのみ。更には冷水シャワーも組み合わせて、とりあえず今年はコンディション改善を断行していきたい。こういう健康本は時には読まないといけないものである。
医療制度も無駄が多い。中国では事前診療をネットで実施する。このような取組は中国と言えども参考にしたいところ。日経でいくと、1989年12月末の大納会の3万8915円を2024年12月末にようやく超えたとの事であるが、米国などは10倍ぐらいに成長している。高度経済成長期の株高と同等になったからと言っても外国比較では大したことはない。更に日経平均は銘柄入れ替えも進んでいるので恣意性が働く。東芝の話は面白い。企業が傾いたらIBとは話ではいけない分解される。後、ゼレンスキーの支持離れが加速。2025年どうなる!
世界一の落花生を生産する杉山さん、阿部梨園のカイゼン、植物博士が作るハーブ園の梶谷農園、レタス工場のスプレッド、需給マッチングのSEND、スーパー堆肥、もんげーバナナなど。いずれもすごい。スーパー堆肥、もんげーバナナ、ハーブの梶谷農園は小説になってほしいぐらい、凄まじい。強者はやはり強者である。
各社の課題感も面白い。農地確保、輸送費問題、人材確保、そういったところが課題になってくる。また、資金面では補助金はふんだんにあるが、施設投資に関しては補助金の期間が1−2年と長く、使い勝手が悪い。数値面では、概ね経常利益10%というのが出てくる。生産では売り上げにしめる人件費が30−40%というのもある。経営面では生産設備において適切な取り扱い品目と市場の需要のミスマッチなどがある。安請け合いしてはいけないというのはどの領域でも共通だ。
①レタスの鈴生、②トマト(スプラッシュ)のサラダボウル、③お米と惣菜の舞台ファーム、④九条ネギのこと京都、⑤お米とお餅の六星、⑥有田みかんの早和果樹園、⑦レタス・こんにゃくいもの野菜クラブ、が取り上げられた。
一方で、大阪の万博には反対の意見。これをするなら、国民負担を削減するべしとの意見。マクロ観点から言うと、この意見は違う気がする。恐らくは合わせ技じゃないの?と思う。ここに森永さんが合いの手でMMTをもっと話せば、面白いのだが、それをいうと偏り過ぎると判断したのだろうか・・・ 一方、日本のGDPについて人口問題に言及する人もいるが、それよりも増税が問題だと話があった。おそらくどっちもだろう。生産年齢人口が増えると消費は冷え込む。増税しても同じ。減税と高齢者の消費喚起(≒相続税の増税?)などやれば良い。
他方、円安に加えて、戦争などの影響で原油高も勃発。輸送費増大によりモノの値段が上がり出した。同時に給与も上がっている。給与が上がるには失業率が減少し人の取り合いになる必要がある。足元実際にそのようになっている。ここで、金融引締を行うと、中途半端にものの値段が上がった状態で、給与の上がりが限定されてしまう。岸田さんはその連続を壊してしまったが、石破さんはどうする?石破さんの周りは財務省寄り、つまり反リフレ派なように思えるのだが・・・。
最後に円安は国ととっても良い。国はG7の中で最も外貨準備金を持っている。それらは外国為替特別資金として、外国国債を保有している。円安になれば30−50兆円規模の含み益を有することになる。高橋さんはこれらを埋蔵金として指摘している。 GDPギャップを埋めるほどにリフレ、金融緩和を行なったとしても、埋蔵金はまだまだある。高橋さんは行政連結BSでは債務超過にならない点を指摘している。財務省は流動化は簡単じゃないというが、この点の債権などの金融商品が大半とのこと。連結BSのアセットを確り理解する必要がありそうだ。
リフレ派の重鎮の高橋洋一さん、一方で財務省派というか先日読んだ藻谷さんは、増税すべきであると言及している。藻谷さんはドルベースの日本の実質GDPは安倍政権になってから成長していない。リフレは失敗だったとの意見。問題の根幹は地方の消費不振であり、その原因は生産年齢人口の激減にある。地方の消費を呼び起こすべしという意見。マクロの高橋さんとミクロの藻谷さんで合流すれば良い政策に繋がるのではないか。本を読む限りで言うと、藻谷さんのアベノミクス批判はロジックが弱く、高橋さんは理論的であるように見える。
持論を付け加えると、公共投資こそが実施すべき事項との高橋さん意見であるが、まあインフラで言うと、公共施設の更新需要などがあるが、高度経済成長のような列島改造論みたいなことは、現在の人口減少のこの時代にはそぐわない。すると、経済成長を狙うことができる公共投資という武器が実行できないのではないかと思う。 高橋さんには、人口減少を踏まえてどういう打ち手が有効なのかを整理頂ければ是非とも勉強したいと思うが。。。もうそういう本は出ているかもしれないので、高橋さんの本をもっと読んでみようと思う。(終わり)
22年11月から読書記録開始。
23年はSFを中心に、時々ハードボイルドで息抜き。
24年は町づくりの実用書を読みつくしたい。
25年は頑張って本を読む時間を捻出したい。
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左翼を自称する森永氏が右の安倍首相を高く評価していたのは驚きました。
金融緩和という意味では安倍さんも左側的な動きをしたのかとおもいます。中々、右も左も一言で表現するのは難しいですよね、、、