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2024年4月の読書メーターまとめ

ぽち
読んだ本
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感想・レビュー
11
ナイス
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2024年4月に読んだ本
12

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2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ぽち
書店でオッペンハイマーの本の隣に平積みされていたので、有名な政治家の言葉も知りたいと思い購入(政治的こだわりは特にない)。最初の「日本を決定した百年」はわかりやすく、自国の歴史を振り返って感慨深かった。日本語の表現がきつすぎず、柔らかいのに的確な印象を与える。吉田茂元首相が政治家であるだけでなく、こういう庶民にも明快な文章を書く人だったとは全く知らなかった。とはいえ、違和感や日本がどこに着地するのかわからない感じが全く無いわけでもない。
ぽち
2024/04/27 23:28

三国同盟の失敗は外国の理解が不十分だったからと言うように書かれていたが、やはり現代も外国の理解ができれば日本の国際的役割と庶民的生活の妥協点みたいなものが分かるようになるのだろうか。一般人にそれがどれだけ可能かわからないけれど、外国のことを(日本のことも)もっと知りたいと思った。

ぽち
2024/04/27 23:48

日本はある意味発展したかもしれないが、明治の頃から抱えていて現代にも通じる問題もいくつかあると思う。現代の本や政治家よりも昔の本や政治家のほうがダイレクトに心に届く気がする。現代の停滞感みたいなものを乗り越えてそのうち新しい文化ができるのかな。それとも無駄なものが削ぎ落とされてまた昔のような感覚になるのだろうか。

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2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

ぽち

3月は、中旬から歴史学習マンガの有用性に気づいてたくさん読みました。今後も暫く読む予定です。登録数が多くなるので、今後は読んだものを全て登録するのではなく、特に印象的だったものだけ登録するようにします(すみませんでした)。 2024年3月の読書メーター 読んだ本の数:43冊 読んだページ数:8245ページ ナイス数:123ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1446014/summary/monthly/2024/3

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
11

ぽち
書店でオッペンハイマーの本の隣に平積みされていたので、有名な政治家の言葉も知りたいと思い購入(政治的こだわりは特にない)。最初の「日本を決定した百年」はわかりやすく、自国の歴史を振り返って感慨深かった。日本語の表現がきつすぎず、柔らかいのに的確な印象を与える。吉田茂元首相が政治家であるだけでなく、こういう庶民にも明快な文章を書く人だったとは全く知らなかった。とはいえ、違和感や日本がどこに着地するのかわからない感じが全く無いわけでもない。
ぽち
2024/04/27 23:28

三国同盟の失敗は外国の理解が不十分だったからと言うように書かれていたが、やはり現代も外国の理解ができれば日本の国際的役割と庶民的生活の妥協点みたいなものが分かるようになるのだろうか。一般人にそれがどれだけ可能かわからないけれど、外国のことを(日本のことも)もっと知りたいと思った。

ぽち
2024/04/27 23:48

日本はある意味発展したかもしれないが、明治の頃から抱えていて現代にも通じる問題もいくつかあると思う。現代の本や政治家よりも昔の本や政治家のほうがダイレクトに心に届く気がする。現代の停滞感みたいなものを乗り越えてそのうち新しい文化ができるのかな。それとも無駄なものが削ぎ落とされてまた昔のような感覚になるのだろうか。

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ぽち
ネタバレオッペンハイマー本人の講演集。映画の予習のために、またタイトルに興味があり、読んだ。訳者のあとがきにもあるように、日本語にすると構文的にやや分かりづらい表現がある。また米政府と関係していて機密事項があり、表現が婉曲的。飛ばし読みで理解に間違いもあるとは思うが、読み取れたのは、原爆開発の背景として軍備競争があったこと、原子力の威力は戦争を変える国際問題なので米英だけでなく国際管理にすべきこと、情報公開と安全保障の均衡を保つべきこと、平和利用も考えられるが爆弾は作るべきでないこと、ソ連の存在感(続く)
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ぽち
イラク、ウガンダ、アルバニア、キューバ、カンボジアの独裁者の料理人の視点から語られるルポルタージュのような物語。独裁者について2割、政治が2〜3割、料理人の身の上話が3割、料理が1〜2割くらいの分量。歴史の舞台の内側からの視点は、歴史不案内な自分にはちゃんとした理解は難しいが、想像力を働かせれば、世界は多様なのだなとイメージをふくらませることができる。日本にもあまり語られない色々な大変なことはあると思うが、比較的安定した統治のイメージや精神文化のイメージを持つことができるのは恵まれているのかもしれない。
ぽち
2024/04/27 12:37

本書に登場する料理は、外国のものでも材料はほぼ知っているものが多く、何となく想像はできる。料理が理解の共通言語みたいになっていると感じた。食の面では、グローバル化と多国籍性は実はすごいことになっているのかもしれない。

ぽち
2024/04/27 12:52

一方で、料理人に毎日手の込んだ料理を作ってもらうような社会的に地位の高そうな文化や空間には少し距離を感じた。本書に登場する料理人はあまり政治的意見がなく、生計のために成りゆきで料理人になった人が多いが、自分の政治目線はどちらかというとそちらに近い。しかし料理は自分で作りつつ、政治経済歴史もそこそこ分かるくらいの生活を目指せたら理想だと思った。

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ぽち
和算を調べていて、江戸時代の文章が読めないことに衝撃を受けて、図書館で本書をかりて大まかにざっと目を通した。日本の漢文には、中国語である純粋漢文(とその書き下し文)と、和の要素が入った漢文訓読体があり、それらは用語の使い方に細かい差があるらしい。明治時代から戦前くらいまでの文章には、漢文の語彙や言い回しが多く含まれるものがある。最近の日本語(本やインターネットなど自分が目にする範囲)では、そういったものがあまり見られないようにも思えるが、自分はどういった言葉でどういう精神生活を送っているのだろうかと思う。
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ぽち
日本語を教えたいわけではないのだが、日本語を他の外国語と比較して捉えなおしたいと思って目を通した。日本人に外国語を教えるときのような用例からの章構成になっていて新鮮だった。手元にある日本人向けの文法書(用例抜きで品詞や文の種類の列挙が前面に出ているように見える)よりも、すんなり読めるように感じた。
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ぽち
比較的読みやすい文章で、世界の関係性を大まかに捉え直すことができてとても参考になった。とくに面白く読めたのは、2章パクス・ブリタニカとの付き合い方、3章中国とロシアの関係、5章アメリカとベトナム戦争。1章と終章はほぼ知っていた内容で、4章中東は遠すぎて頭に入らなかった。一日本人として、イギリスやアメリカと、中国、韓国朝鮮、東南アジアの間で、歴史や科学や経済や文化を踏まえてどう生きるかを考えるためにも、ほぼ最低ラインの知識として頭に入れておくとよい内容だと思う。
ぽち
2024/04/27 08:29

この本を読んで再認識できたのは、自分は高校レベル(国立の大学入試レベル)の歴史が全く身についていないこと。そのことで社会人になってこんなに困るとは思わなかった。小学校、中学校の社会からやり直して数年かけて身につけたい。

ぽち
2024/04/27 08:41

歴史の勉強で難しく面白いのは、例えば「中国とロシアは仲が悪い」や「日本が江華島事件で国威発揚しようとした」という言葉のレベルで認識、記憶しても、その奥に深い事情や意味が存在していて、それは色々な本を主体的に沢山読まないと認識できないことだと思う。とはいえ、最低ライン、というか現代を普通に生きてくのに必要な共通認識というのはありそうなので、それを目指して深さと広さをバランスよく学んでいきたい。

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ぽち
最初は文章が頭に入らず、ずっと積読になっていたのだけれど、歴史学習まんがを読んで知識が増えたので、再度目を通してみた。すると律令制成立、奈良時代くらいまでは、細かい点まで興味をもち面白く読み進めることができた。それ以降は飛ばし読みだが、歴史まんがのよい復習になった。この本は、他のリソースで知識をつけた状態で、問題意識を持って要点整理のために読むと、とても良いと思う。最初からこの本を受け身で読んでしまうと、単語の暗記のようになってしまうかもしれない(そういうことをしたいならよいのだけれど)。
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ぽち
講談社版に比べると対立構造が分かりづらく、ざっと見ただけでは(ごちゃごちゃしていてよくわからないけれど)源氏と平氏が対立しているのか、というように見える。自分の教養がなさすぎるのかもしれないが、登場人物の名前が二文字で似ているので、誰が誰だか頭に入らずとても追いきれない。しかし、「武士はもともと貴族に仕えるものであり、平氏のように出過ぎたものは滅びるのだ」という昔から見慣れた世界観は、これはこれでありだとは思う。
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ぽち
源平の争乱について、天皇の後継者問題と、上皇と藤原氏の対立から始めて、宋との交易、領地問題、それに付随する源氏と平氏の複雑な関係、という観点から説き起こしている。物語でよく見る「おごる平氏」はその一場面を切り取ったものにすぎない。マンガ自体は適度に世俗的(ゆるめ)だけれど、要点をついているのか、流れが頭に入ってきやすいと感じた。(この本を読むまで、状況が複雑すぎて、源氏と平氏が対立したということ以外、認識できていなかった。)
ぽち
2024/04/02 09:43

追記。都での争いに武士が参戦するようになって、様々なひどいことがおき、最終的に戦で統一された、ということに力点が置かれているように見える。これはこれで、ドラマ的、感情的には分かりやすいが、後々の時代に朝廷と幕府が力の駆け引きをすることを考えると、この視点でみることに良い面と悪い面の両方がありそうだ。

ぽち
2024/04/02 10:09

現代の地方と都市の対立構造とどのようにつながっていて、何が残って何が変わったのか、何が社会の共通原理なのかを考えてみたい。

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ぽち
詳細は分からないので、とばし読みをした。宗教を民族宗教(社会的結合と宗教的結合が合致)と創唱宗教(教祖、教義を持ち布教で広まる)に大別している。自分の考える神社は、地域の人のつながりと関係しているという感覚があったので、この分類は自分の感覚と一致していて参考になった。またそういった信仰と、国家神道との距離感についても、漠然としたイメージで整理することができた。公の宗教について、自分は何も言うことができないが、それがどういったものなのかは、自分の生活感(宗教的感覚含む)のためにもある程度把握しておきたい。
ぽち
2024/04/02 06:44

完全に個人的事情でここに書き込むことは不適切かもしれず申し訳ないが、自分の地元は西日本で、国家神道の総本社である伊勢神宮や、東日本は、自分の信仰には全く関係ないと思っていた。しかし、Wikipediaで自分の周囲の社寺の由来を調べると、東北にも関係がありそうだと分かった。どうも、室町時代に関連した社寺が自分の周りには多いようだ(国家神道との関係は不明)。それをどう考えればいいのかわからない。ただ、力のあるものに助けを求めるだけの信仰は嫌で、何かの道理があるほうがいいなと個人的に考えている。

が「ナイス!」と言っています。
ぽち
とばし読みだが、この本は、認知複雑性の高い人(知識があって頭がよくて慎重な人)が「権威」であること、すなわちかなりの実力主義社会を想定しているように読めた。実力主義社会を理想とするなら、本書は参考になるだろう(本書は実力が伴わない権威にストレスが溜まったときに読む種類の本に見える)。現実には、権威をシンボルとして、そこまでの実力(認知複雑性)を求めず、緩くつながるのが一般人の人間社会だろう。そういった観点では、本書の切り口は少し極端なようにも思える。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2023/10/20(205日経過)
記録初日
2023/10/27(198日経過)
読んだ本
222冊(1日平均1.12冊)
読んだページ
64184ページ(1日平均324ページ)
感想・レビュー
200件(投稿率90.1%)
本棚
25棚
性別
年齢
46歳
現住所
神奈川県
自己紹介

娯楽と知識のアップデートのために日々本を読んでいます。基本的にリアル書店、古書店が好きなのでお世話になっていますが、費用と時間と収納スペースの制約があるので図書館、電子書籍も利用します。

★★★
気が向いた時には、かなりの速度で感想を投稿するので(1日5~10件)、気になる方は、すみませんがお気に入りの解除をお願いします。
★★★

よく読むジャンル:
【哲学、仏教、宗教、心理学】
効率的な情報整理の参考にするために読んでいます。
【数学、物理、コンピュータ】
高校以降の数学、物理は難しくてきちんと理解できていないので、基礎から学びなおす予定です。
またChagGPTで話題の自然言語処理に興味あり。
【経済、社会学、歴史、政治】
職を転々としているので、自分を客観的に捉える目的で読みます。
【小説】
純文は夏目漱石、芥川龍之介、太宰治くらいしか読んできませんでしたが、文学に興味があり今後幅を広げたいです。
【マンガ、ラノベ】
子供時代から息抜きのために沢山のマンガやラノベを読んできました。いまでもたまに昔読んだマンガを読み返します。また数は多くはありませんが最近の作品で、時代の変化や表現の進化を感じたりもします。
今後は活字の割合を増やしていきたいですが、マンガはマンガで芸術作品としてとらえたいです。
【ジュニア向けの本】
自分の過去を振り返って、読書を通じた心理的成長に興味を持っており、いまでもジュニア向けの本を読みます。

大人(40代)ですが、大人向けの本は難しいことが多く、飛ばし読みが多いです。難しかった本の感想は、えいやで適当に書いています。少しずつ難しい本も読めるようになりたいです。

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