読書メーター KADOKAWA Group

2024年8月の読書メーターまとめ

海猫
読んだ本
17
読んだページ
3069ページ
感想・レビュー
17
ナイス
2277ナイス

2024年8月に読んだ本
17

2024年8月のお気に入り登録
8

  • tonnura007
  • hubble
  • ☆よいこ
  • みすみ
  • たくぴー
  • nonpono
  • 蒲原二郎@『真紅の人』をお願いします。
  • 天羽恵

2024年8月のお気に入られ登録
6

  • tonnura007
  • hubble
  • ☆よいこ
  • みすみ
  • たくぴー
  • nonpono

2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

海猫
表題作「夜市」と「風の古道」の2編収録。落ち着いたわかりやすい文章でスッと読めた。どちらもホラーというよりは幻想小説的でとても不思議な味わい。現実から浮遊したようななんともいえない雰囲気が癖になる。「夜市」の方は夜市の暗くてカラフルなイメージに飲まれるし「風の古道」は、このような体験をしたことがないのになぜだか懐かしい気持ちになる。この2編、どうやら世界観が繋がってるようで合わせて読むと広がりも感じた。どちらも独特な異空間に入り込んでしまいなかなか出られないお話だね。そのへんも著者独自のテーマ性なのかな。
が「ナイス!」と言っています。

2024年8月にナイスが最も多かったつぶやき

海猫

2024年7月の読書メーター 読んだ本の数:11冊 読んだページ数:3523ページ ナイス数:1287ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/26406/summary/monthly/2024/7

が「ナイス!」と言っています。

2024年8月の感想・レビュー一覧
17

海猫
「狂気館へ」「恐怖館へ」「超常館へ」の3部構成で編まれているショートショート集。最初の「狂気館へ」に収録の話は普通にアイデアがブラックなものが多い。これはこれで面白いけど横田順彌にしては…と思っていると「恐怖館へ」から駄洒落落ちやナンセンスさが高い作品が増えてきて可笑しみが上がる。はじめからハチャハチャを狙った作品群と比べるとおとなしめながら、独特の脱力感はこの著者でしか味わえないね。三大強国がにらみ合いの末に核戦争が起こり地球が滅ぶ設定がよく出てくるけど、当時の危機意識の現れかな?これ80年代の本だし。
が「ナイス!」と言っています。
海猫
編み物と時代小説というのは気になる組み合わせだな、と思い読んでみると予想以上に奇妙な味わい。父から勘当され居場所の無くなった感九郎は異形の男、寿之丞らと出会い彼らの仕事「仕組み」を手伝うことに。「仕組み」には感九郎お得意の編み物を応用するし、なるほどチームで悪人を懲らしめる話かと思いきやそれだけではない。超常的なことが起こるし異能が出てきたり変わった要素あり。主人公の感九郎も実は…といった調子で意表を突かれる。コンゲーム的な面白さもあり盛り沢山。回収しきれてない展開もあるけどシリーズ初巻だし、次巻に期待。
が「ナイス!」と言っています。
海猫
デビュー作の「もゆる椿」がたいへん面白かったので、遡ってこの大藪春彦新人賞受賞作も読んでみた。遊女屋で女郎として働くさきは父親を殺された武士・藤岡数馬にスカウトされる。敵討ちのため仮の夫婦となるのだが…。こちらもなかなか面白かった。堅物の侍と女性がコンビになって作戦に挑むというところは「もゆる椿」にも似たテイストですなー。ヒロインが女郎なのでエロティックな要素込みなれど、あまり下品じゃないのはバランス良さ故か。展開の意外性はないながら、勘所の押さえ方が巧みで高揚する。著者の作品世界に浸りたいので新作待ち。
が「ナイス!」と言っています。
海猫
道場剣一筋の真木誠二郎は裏目付に見込まれ、御役目を言い渡される。江戸から京まで刺客の供をせよというのだ。その刺客というのは12歳の少女・美津だった…。ややっ、これは小気味良くて面白い。軽妙で読みやすく、ユーモアが効いていてキャラ良し。真面目で堅物だが血が怖い誠二郎と美津のコンビが楽しめる。美津は殺人マシーンの如く強いのだが平素は年頃の女の子らしく可愛らしい。ギャップ萌え。影響され誠二郎が変化し成長するのが熱く、二転三転する終盤に上がる。ハードだが陰惨にしないバランスもデビュー作にして見事。次作が読みたい。
が「ナイス!」と言っています。
海猫
表題作「夜市」と「風の古道」の2編収録。落ち着いたわかりやすい文章でスッと読めた。どちらもホラーというよりは幻想小説的でとても不思議な味わい。現実から浮遊したようななんともいえない雰囲気が癖になる。「夜市」の方は夜市の暗くてカラフルなイメージに飲まれるし「風の古道」は、このような体験をしたことがないのになぜだか懐かしい気持ちになる。この2編、どうやら世界観が繋がってるようで合わせて読むと広がりも感じた。どちらも独特な異空間に入り込んでしまいなかなか出られないお話だね。そのへんも著者独自のテーマ性なのかな。
が「ナイス!」と言っています。
海猫
帯に「大江戸版キャッツ・アイ!」とある通り、船宿を営む美人姉妹が出てきて正体は怪盗だったという話でいかにもそれっぽい。盗賊周りの描写は池波正太郎風で雰囲気が出ていた。が、キャッツ・アイぽい展開は中盤ぐらいからズレ始め、盗みより父親の仇討ちが本筋になっていく。三姉妹の想いやドラマは良く書けていて面白い。それぞれが収まるところにおさまる終盤にも納得。帯ではキャッツ・アイとか怪盗緋薊の話っぽく煽っているがこだわると当てが外れるので、そういう要素も入っている女性が主役の時代小説ぐらいの意識で読むと楽しめると思う。
が「ナイス!」と言っています。
海猫
3人目の異世界人が登場ということでどんなキャラが出てくるんだろう?と思ってたら、刺客の任務を放置してネカフェ生活とはね。この作品の登場人物は自由人が多くて良いですな。開放感がある。特に永縄友奈が才能を開花させて「名探偵」の道を歩みだしたのが面白かった。今後は異世界人アルバとも絡んでいきそうで先の展開が今から楽しみ。本当に「名探偵コナン」みたいになったりして。このシリーズは2巻から6巻までを一気読みしたので、今回、7巻だけ味わうと物足りなさがあった。早く続きが読みたい。リヴィアの今後も気になるところだしね。
が「ナイス!」と言っています。
海猫
シリーズ7作目はウルトラセブンに関連する殺人事件の真相を追う話。いつもはこのシリーズ画像検索しながら読むけれど、今回そういうことはしなかった。私もウルトラシリーズはかなり好きで、怪獣のヴィジュアルは頭にはいってるもんで。毎度お楽しみの蘊蓄も知ってる話がけっこう出てきてウンウンと頷きながら読む。セブンのヲタクの人たちの人物像もリアル。元特撮マンの人まで出てくるし。だんだんと事件のテーマ性がハッキリしてきて凝った真相が明らかに。今回のカバーイラストは桜井浩子的というか「シン・ウルトラマン」の長澤まさみを連想。
海猫
2024/08/14 21:52

シリーズ6巻を読まずに7巻を読んでしまった。前後するけれど6巻もいずれ読みます。

海猫
2024/08/14 21:58

今回は蘊蓄を聞くだけじゃなくて、ウルトラセブンのロケ地探方もやっているからトラベルミステリー的な楽しみもあったなー。

が「ナイス!」と言っています。
海猫
早押しクイズ×デスゲーム小説。角川ホラー文庫だけれど文章や設定からしてラノベっぽい印象があった。ゲームの参加者はそれぞれ一人ずつ異なった異能力を与えられるので異能バトル要素もあり。展開の早さ、スピード感が抜群でグイグイ読める。特にクイズラウンドの場面は臨場感が素晴らしく、出題される問題まで興味深い。書かれているクイズの攻略法なんかは妙に参考になるし、異能力の使い方の工夫や裏のかき合いなど読んでるだけで程良く頭の運動になった。盛ってるわりにコンパクトな本で後味が良い。著者のクイズ愛が伝わってくるのも好印象。
が「ナイス!」と言っています。
海猫
前作は一冊で綺麗に完結した物語だったので、続編の本作はどう内容を引き継いでストーリーを再起動させるのか?まずそこに興味を惹かれてページを繰った。今回は預言者の存在に焦点を当てて、切り口の違う別のお話が紡がれる。この「預言の章」のメインの冒険者はレナード。金の亡者で徹底したリアリスト。主人公像が違うので作品の印象が前作とは変わってくる。それでいながら「勇者を殺す」話にはなるのでタイトルは回収しているように思う。終盤の展開は続編だからこその熱さ。なかなか上がりました。戦闘シーンも派手さはアップなのでなおさら。
海猫
2024/08/12 09:04

今回のパーティの面々も魅力的だしドラマが充実していて面白かった。「誰が勇者を殺したか」さらにシリーズとして続いていくのかな?あと今気付いたんだけどこの本、リバーシブルカバーで裏面にも絵があるのね。

海猫
2024/08/12 09:20

「誰が勇者を殺したか」、「追放された商人は金の力で世界を救う」、「死霊魔術の容疑者」、本作と駄犬氏の著作は読んできたけれど、どれも大枠はそれほどオリジナリティーを感じないのに展開には独自の捻りがあって、毎度不思議な感慨が残る。今後も作品には付き合っていきたい。

が「ナイス!」と言っています。
海猫
雪の山荘で目醒めた小説家の安斎はスズメバチの大群に襲われる。アレルギーなので一回でもハチに刺されると死んでしまう。通信機器も使えずハチとの攻防を繰り返す。一方で誰がなぜハチに襲われる状況を作り出したか?記憶を探って類推。サバイバルの緊迫感とミステリー的な興味で引っ張られ、一気に読める。終盤は思い切った捻りがあり、びっくり。ハチも怖かったが最終的に現れる犯人像に戦慄。こんな人が大事件起こす例って実際多いからね。意外な展開に持っていくため伏線を巧妙に張ってたことに後で気づく。シンプルな作品ながら仕掛けが巧い。
が「ナイス!」と言っています。
海猫
なんと既読0冊。紹介している本の数が少ないし、こちらは朗読してる声優押しの冊子という感じかな。
が「ナイス!」と言っています。
海猫
既読7冊。集英社文庫はそれなりには読むんだけど、冊子に載っている本はあまり手にとっていないな。
が「ナイス!」と言っています。
海猫
既読11冊。ホラーを推してるページがあるのが角川らしいかな。角川ホラー文庫以外でも角川文庫はホラー出してるしな。
が「ナイス!」と言っています。
海猫
私は中学生じゃないけど気持ちだけ中学生になって冊子を開く。既読12冊でわりと読んでたなあ。
が「ナイス!」と言っています。
海猫
既読14冊だった。文庫じゃなくて単行本で持ってるけれど「百年の孤独」は積読にしないでちゃんと読まねば…とは思ってるんだけれどねえ。
が「ナイス!」と言っています。
海猫
コナン・ドイルの短編小説をデビュー作「ササッサ谷の怪」から最後の小説「最後の手段」までの14作収録。各短編はページ数短めだが内容が濃く読みでがあった。珍妙な作品が多いのが面白味のある作品集で、印象に残るのが「幽霊選び-ゴアズソープ屋敷の幽霊」。幽霊を欲しがる男にまつわる話で、出てくる登場人物らがやたら胡散臭く展開も怪しげなので妙に可笑しい。海洋小説「エヴァンジェリン号の運命」も好き。その他法螺話や架空戦記SF、犯罪小説ややはりミステリ的なものもありで、ホームズもの以外でのドイルの作風の幅広さを堪能できた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2009/07/10(5617日経過)
記録初日
2009/07/10(5617日経過)
読んだ本
2854冊(1日平均0.51冊)
読んだページ
669941ページ(1日平均119ページ)
感想・レビュー
2587件(投稿率90.6%)
本棚
4棚
性別
血液型
A型
現住所
大阪府
自己紹介

気分が変わりやすいので読む本のジャンルがころころ変わります。
テンションの上下も激しいので急にたくさん読んだり止まったりします。
コミュニケーションに飢えておりますのでナイスなりコメントとなりメッセージなりあると喜びます。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう