ネタバレ主人公のことが好きになれなかった…。多分、近くにいたら「何も知らないのに何勝手なこといってんの？」って思うかも。私が常盤さんの立場なら、友達のこと追いかけて過去の事聞いてほしくない。いきなり独り言喋ったら叫んだりして危ない人だと思ってしまう。ひねくれてるんでしょうか私は。途中、ファンタジーのようになってますます苦手意識が…。

ネタバレ文庫ではなく単行本です。うーん…まず可南子が、考太と離れて暮らすことに違和感。もう少し早く決断できなかったのかと。あとは、やっぱり美人は得だなぁ、と。結局は、過去の男に対しての意地だと思う。考太には、そのまままっすぐに育ってほしい。

ネタバレ1人の女性の過去から現在が交互に描かれてあって、変わった構成だなぁと思いながら読んだ。45歳の水樹の会社が撤退することになり、今後自分がどうするか葛藤している時、昔の記憶を辿り今の自分を作った出来事を振り返っている、という設定かな？読みながら、自分自身のことも振り返って考えている自分に気づく。信也と会えて良かった。信也の強さがすごいな、と思った。弟を守ったとあの場面が印象に残る。あと、リレーの時の言葉。つい涙腺が緩くなってしまう作品でした。