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2025年1月の読書メーターまとめ

へくとぱすかる
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感想・レビュー
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ナイス
1069ナイス

2025年1月に読んだ本
18

2025年1月のお気に入り登録
1

  • 七

2025年1月のお気に入られ登録
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2025年1月にナイスが最も多かった感想・レビュー

へくとぱすかる
個人的な話。第6話「さよなら、青木まり子」に出てくる店のたたずまいには既視感がある。ストーリーも「ひょっとしたら」と思わせる。そして何よりも作品全体の舞台となる、その店の名前……。本にまつわる話が好きだ。そこには日常の喜怒哀楽もあれば、圧倒されるような、人生すべてを賭けた話も。どうしてこんなに「紙の本」が好きなのか、自分では言語化しにくかったのだが、第4話の人物がそれを見事に語ってくれる。大いに共感だ。自分も古書店をするのなら(できないけど)、こんな店を作りたいものだ。ただし第1話をつねに忘れないように。
が「ナイス!」と言っています。

2025年1月にナイスが最も多かったつぶやき

へくとぱすかる

半年ほど不調が続きました。去年の最終月は、コミックに助けられてようやく2000ページを超えることができました。                                                2024年12月の読書メーター 読んだ本の数:13冊 読んだページ数:2382ページ ナイス数:845ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/383716/summary/monthly/2024/12

へくとぱすかる
2025/01/02 00:13

今年はがんばります。

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2025年1月の感想・レビュー一覧
18

へくとぱすかる
豪華な執筆陣である。内田樹、上野千鶴子、松任谷由実、C・W・ニコル・大塚英志……もちろん原作者・角野栄子。「教科書」というだけあって、単なる雑談ではなく、映画の読み解き・テーマの掘り下げなど、深くて真剣で、それでいて「魔女宅」への愛と興味がひしひしと感じられる文章群。女性の自立とか職業に対する取り組みや態度とか、ティーンの心を打った映画だが、社会人になりたての世代にこそ観てほしい作品なのだと思う。映画は1989年だが、本書の出版はずっと後。でも、いつまでも語られ、愛される映画だという証明のような気がする。
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へくとぱすかる
ニセ科学が単なるオカルトよりやっかいなのは、なまじっか科学的に見える装いをしているからだ。理屈もない単純なものから、堅固な理論に見えながら、実は怪しい「謎理論」でしかないものまで、多種多様であることがわかる。私たちにとって大切なのは、騙されて被害に遭わないように、何が本当の科学なのかを見分けるリテラシーを身につけておくことだろう。少なくとも、長い期間にわたって検証をくり返されてきた科学上の定説に反する主張には、マユにツバをつけておく態度で臨むべきだろう。「世間の常識」その実「根拠のない風説」にはご注意。
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へくとぱすかる
作者は若き日のデビュー作を34年にわたって、亡くなるまで描き続けた。この巻は短期連載として「毎日小学生新聞」に1958年に発表された分だと思われる。サルのゴンベが、おじさんを頼って山から東京に出て小学生になり、いたずらをしては叱られながら、人間の友だちと子どもらしい楽しい日々を送る。巻末ではホームシックで山に帰って一旦完結。今読めばノスタルジーに満ちた古き世界だが、当時の小学生はゴンベたちを自分の分身のように共感して読んだのだろう。ギャグの歯切れのよさが心地よく、後の作者の人気を約束しているように思える。
へくとぱすかる
2025/01/30 00:06

いろいろ検索してみたら、最後は1992年の7月で、9775回に及んだという。この本のラストで一度完結して、ふたたび連載を続けたことになる。1965年に毎日新聞社から単行本が出て、虫コミックスは1970年の二度目の単行本化。このあと第3巻まで出ていたが、「ゴンベ」のごく初期の分だと思われ、作品の大部分は今では見ることが難しい。虫コミックスはマンガ研究の役に立つ「良心的編集」をうたっているが、出典などの書誌情報がなく、「園山俊二のめも(略歴)」以外は他で調べるしかない。ラスト2ページに藤子不二雄の短文を掲載。

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へくとぱすかる
仮にひとつだけ音が消えても、世界から何と多くのものが失われることだろうか! 筒井康隆による原作を、困難を乗りこえてのコミック化。文章とちがって、つい絵に描いてしまうミスも避けねばならないルール。れれっ、と思うタッチの変化は、ルールを守るためだが、さらには原作の、物語の進行にともなう独特な雰囲気の変化をも表現していると思う。気になるラスト。かつて原作を読んだときは十分に理解できなかったが、なるほど、そうでしたか。このストーリーでよくきちんと決着をつけることができたものだと感心。虚構という形式の深さを感じた。
へくとぱすかる
2025/01/27 23:07

実は上の感想も何とか作品にあやかってみようと、「あ」を使わないで書いてみました(笑)。 だから「あれっ」とか「あの」とは言えないのです。すみません。

あい
2025/02/05 00:24

わ!使わないなんて、すごいです!「れれっ」(笑)

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へくとぱすかる
森鷗外と吉田増蔵が「昭和」改元に果たした役割は、猪瀬直樹『天皇の影法師』にも詳しいが、当時見ることができなかった史料が閲覧可能になったことを受けて書かれた本。改めて鷗外と吉田について詳細に知ることができた。何より鷗外が何を契機に『元号考』の執筆を始めたのかの謎がわかる。作家・軍医としてではなく、官僚としての鷗外に焦点を当て、山県有朋・牧野信顕との関係などを詳細に追跡している。鷗外の『普請中』という小説のタイトルが、明治・大正という時代、近代国家としての日本がまだ建設途上であったことを物語っていると。
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へくとぱすかる
神に祀られた妖(あやかし)である鬼姫は、地元の生活感あふれる商店街の日常を、人知れず平穏に守っている。現代の若い女性に化けて、時々店に食事にやってくるが、正体がバレていないと思っているのは本人だけ。それを大ごとにしないのは商店街の人々が鬼姫を大切に思っているから。神・人間・妖怪……のこんな共存の姿が、とても微笑ましい。「悪妖退散」といっても決して命を奪わないのがいい。都会の中でもビル街を離れると、こんな雰囲気の街がまだまだあると思う。鬼姫の仲間たちや街の人々のあたたかい関係が、いつまでも続いてほしい。
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へくとぱすかる
創作した固有名詞が何度も出てきたら、そのうち一回ぐらい一字入れ替わっていても、おそらく気がつかないだろうと思うと、注意深さの次元がちがう。校正・校閲は奥深い。ミスを指摘するだけでなく、ときには矛盾を発見して結果として創作を補佐することもあるという。多くの校正関係の本は、校正者の視点での話題が主で、著者からのリアクションが書かれた原稿を、実際に紙面で見せてもらうことはあまりない。フィクションながら、実例としてリアルに原稿やゲラのコピーを挿入しているのは、コミックエッセイだからこそ可能だった良い点だと思う。
へくとぱすかる
2025/01/25 14:24

「銀河鉄道の夜」に出てくる、「ハルレヤ」というセリフ。最初の活字化以来、長い間「ハレルヤ」に直されてきました(現在は原稿通り)。なるほど「ハレルヤ」の方が用語としては正しいが、賢治が知らなかったはずはない。おそらくそこからあえて外す意図だったのでしょう。それを簡単に作者のミスと断定してしまったのは早計だったかも。あるいは「ハレルヤ」と思い込んだか?

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へくとぱすかる
別世界の人だと思っていた渋谷さんと、思いがけず世界がつながることに。初イベントともなると、緊張しまくるだろうな。この作品はシリアスな姿と2等身キャラが交代して描かれ、登場人物のあたふたぶりが楽しい。コスプレに関わることなら勉強も勝負してがんばるというあたり、二人とも成績はそこそこだけど、青春だなぁ。金がかかるからバイトに励むのだが、そこで話が大きく展開。思わせぶりなシーンに差しかかったところで次巻待ち。期待させてくれるなぁ。この続きは3ヶ月後。意外に早く楽しめそうなので、記憶にしっかり刻んでおきます。
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へくとぱすかる
コスプレジャンルのラブコメにも、いろいろなアプローチがあるものだ。「みなとくん」的とでもいうべきかな。現実には推しのコスプレとなれば、男子生徒には敷居が高そうだが、秋葉くんは努力でクリア。しかもクラスでも陽キャの渋谷さんに注目されてしまう。コミックの最初の方にありがちな、バレるバレないの攻防のスラップスティックぶりが実におもしろい。ニーナ先生という設定もいい。味方になってくれる大人がいるおかげで、物語がサクサク自然に進行できる感あり。さて、部室の中だけで始まったささやかなイベントですが、これからが楽しみ。
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へくとぱすかる
地元の方なら「ガチャコン」の愛称を知らない人はいない。近江鉄道の例に限らず、ローカル鉄道の存続は全国的に大きな課題である。これは地域の暮らし、通勤・通学を守るために、鉄道の役割を根本から見直し、データにもとづいて、企業・自治体・県民が将来のあり方を詳細に検討・議論した記録である。何よりも、存続した方が負担が少ないという結論が、鉄道に余力のあるうちに出て、上下分離方式のスタートを切れた効果は大きい。鉄道を「インフラ」としてみる視点が、日本の交通の未来には必要だと痛感する。クルマ・バスへの転換が万能ではない。
へくとぱすかる
2025/01/20 23:04

かつて最終の貴生川発米原行きの電車に乗って、近江鉄道本線を乗り通したことがありました(ひょっとしたら八日市で乗り換えたかな?)。夜の近江平野を走る電車は旅情満点でしたが、地元の人々にとっては通勤通学に欠かせない存在。会社通勤はほとんどクルマだろうと思い込みますが、実際には鉄道利用が多かったことも、調査でわかったことで、データは大切なんだと知らされます。

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へくとぱすかる
すべての働く人々に読んでほしい。ひとりひとりの力は小さいかもしれないが、会社・職場でひどい目にあっているのなら、泣き寝入りしないで、まよわず早めに法律の専門家に相談しよう。自分の生活や健康を守ってくれる法律や制度がきっとある。それぞれの紹介は簡潔だが、公式に解決を勝ちとっていった数々の例にあふれている。そして具体的に自分を守る方法も書かれている。思わず、希望はここから見いだせると感じた。スムーズな解決のためには、証拠をしっかり集めておくことも大切だと感じた。労働関係の法律を知っておけば、きっと役に立つ。
亀太郎
2025/01/18 06:05

ビズリーチの方が。

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へくとぱすかる
個人的な話。第6話「さよなら、青木まり子」に出てくる店のたたずまいには既視感がある。ストーリーも「ひょっとしたら」と思わせる。そして何よりも作品全体の舞台となる、その店の名前……。本にまつわる話が好きだ。そこには日常の喜怒哀楽もあれば、圧倒されるような、人生すべてを賭けた話も。どうしてこんなに「紙の本」が好きなのか、自分では言語化しにくかったのだが、第4話の人物がそれを見事に語ってくれる。大いに共感だ。自分も古書店をするのなら(できないけど)、こんな店を作りたいものだ。ただし第1話をつねに忘れないように。
が「ナイス!」と言っています。
へくとぱすかる
完結。もっと読みたかったなぁ。物語の中で1年がすぎ、すっかり書店の人となった不破くんが、生真面目な中にも明るい面を持ち始めているようだ。マウントをとりかけた場面で「いいのか?」と思ったが、御書山さんにはかなわない。しかしまぁ、書店にも転売の波は押し寄せるものなんだなぁ。コミックのオビに本書のエッセンスが書かれているので、読むときには大いに参考にするのがベストだ。おもしろいことに1年が回ると、物語も回るということ。ああ、ここでつながってくるのか。スパイラルのように一段ずつ進歩して温かさに転じる。よかった。
へくとぱすかる
2025/01/15 22:39

あ、これで3600冊達成です。やっと気がついた。

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へくとぱすかる
「第10話」じゃなくて「10冊目」と。なるほど書店マンガだ。さて、万引きは書店にとって大きな痛手だと聞いたことがあるが、具体的にこうやって示されると、ものすごく実感がわく。絶対にダメだよ。そのせいで店が無くなったらどうするの? それにしても書店の利益の薄さには驚きだ。読者としても、何にもできないのに何とかしないと、と思う。不破くんは相変わらずのマイペースなのだが、ごく自然に溶け込んできた感じだ。幸運な方に転がっているとはいえ、人間的に成長したかな。人の役に立つことを知った人間は、しっかりしてくるんだね。
が「ナイス!」と言っています。
へくとぱすかる
第1話では、マンガのメリットを、きちんと言語化して知ることができる。それだけでもこの本の価値は大きい。バイトを始めた書店で、マンガの良さに開眼した不破くん。彼のクソ真面目さを長所とみたフロア長の御書山さんは、不破くんをうまく使って店を円滑にしていく。そして彼に助けられることも。今でもマンガを教育的に良くないと考える大人もいるだろうが、そういう人には第1話をぜひ読ませたい。ラブコメ的要素は、まだ始まったばかりなので、これからというところ。今や急速に減りつつある町の書店を、がんばって何とか盛り上げてほしい。
が「ナイス!」と言っています。
へくとぱすかる
ほとんど1巻と連続で読めて印象もくっきり。殿一のまわりにはヒロインが集結。青春ラブラブ模様はさらに複雑になっていくようすだ。ひまりが不調のときに殿一が雑炊まで作ったのは、ただの職業上の意識以上の思いがあるんだろう。物語の中に「名言」も出始めた。いつかはそれが「忘れられないシーン」に化けるかもしれない。カンナは後輩なんだけど、先輩女子二人を圧倒しそうだ。一体どうなるのか。さて2巻の流れでは、殿一の恋愛が意外な方向へ。前巻で自分が想像していたストーリーと変わってきた感じがする。今後は思った以上に複雑化する?
が「ナイス!」と言っています。
へくとぱすかる
王道ラブコメとあるが、学校だけで完結しないで、そこからはみ出す要素が、この作品のカラーになるのだろう。主人公が家事代行で家計をささえる16歳、という珍しい設定に大いに期待したい。中2以来で、ほのかと同じクラスになって殿一が舞い上がっているところに、転校生のひまりがやってくる。だからといって、二人が対立モードにはなっていないのが、自分としては安心して読める理由。作者が「疲れたときはこれ‼」、という言葉でおすすめしているだけのことはある。始まったばかりの序章の雰囲気の中、続きが近日中に読めるようなので心待ち。
が「ナイス!」と言っています。
へくとぱすかる
2025年最初の読書。シャンポリオンによる解読物語はけっこう有名だが、彼以前にも多くの人々が解読にチャレンジしていた。なぜか、ヒエログリフがまだ生きていたローマ時代に、すでに「解読」が始まっているのは笑えない。地理的隔絶によって、コミュニケーションが難しかったことがわかる。シャンポリオンのコプト語の師であるド・サシによって、ロゼッタストーンのプトレマイオスなどの人名が不完全ながら既読だった効果は大きい。これは知らなかった。ヒエログリフを学びたくなったが、ヒエラティック・デモティックも読めたらいいなと思う。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/08/14(4208日経過)
記録初日
2013/08/16(4206日経過)
読んだ本
3614冊(1日平均0.86冊)
読んだページ
894772ページ(1日平均212ページ)
感想・レビュー
3614件(投稿率100.0%)
本棚
5棚
性別
自己紹介

基本的に全方位読書なので、いろんな分野を読みます。とくにミステリや時間SFが好きです。速読ができたらいいだろうな、と思いながら、黙々と活字を追っています。そのうち速くなるかも(笑)。主に電車やバスの中で読む日々です。どうぞよろしく。

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