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2024年10月の読書メーターまとめ

ちょろこ
読んだ本
18
読んだページ
5572ページ
感想・レビュー
18
ナイス
3990ナイス

2024年10月に読んだ本
18

2024年10月のお気に入られ登録
4

  • 食って寝る
  • ねここここコッコ
  • イケメンつんちゃ
  • tonnura007

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ちょろこ
いい涙をもらえた一冊。また一つ、沁みる作品に出会え、いい涙をポロリともらえた幸せに浸る。一人の老齢の男性の生きた道を辿っていく物語は終始、言葉と涙に包まれる時間だった。町田さんが描く、先を生きてきた、歳を重ねた人の姿はやっぱり素敵。思うようにいかない人生でも丁寧に時と言葉を重ね合って生きていく大切さ、誰もが平さんを知るたびに好きになる時間が涙で沁みた。あなたがそばにいなくても…凛とした自分の花を咲かせた女性、これから自分の色で咲かせようと踏み出す若者たちが秋の空のように伸びやかに気持ちいい、そんな読後感。
タイ子
2024/11/10 12:01

いいね、町田さん。と、町田作品を読むたびに思わせてくれる町田さん。終盤、涙で読めなかったじゃん。それぞれの人生をみんな生きているんだなって当たり前のことを思わせてくれた作品だわ。

ちょろこ
2024/11/10 12:31

タイちゃん♪うん、良かったよね〜(o´ω`o)どうしてこんなに沁みるんだろってぐらい。そして温かさと、前を向いていこって…そんな気持ちが残るのが良かった♡

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2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

ちょろこ

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2024年10月の感想・レビュー一覧
18

ちょろこ
呪術サスペンスの一冊。舞台は眠らない街、新宿。その街の片隅に暮らすのは特異な目を持つ悠希と、霊能力を持つ水月の兄妹。そんな二人が不可解かつ嫌悪感いっぱいの事件の闇と穢れを祓うストーリー。実際にこういう呪術ってあるのかな。この大都会のど真ん中ならばひっそりと行われていても不思議じゃないかも。情報が溢れた現代、誰もが簡単に手を出せるものの一つに呪術もあるのかも、なんて思わせられる時間を楽しめた。苦しみ、業を纏う兄妹、必然かのように吸い寄せられる刑事の三人のバランス関係が良かった。これは続編ありき、なのかしら。
ポチ
2024/10/30 19:05

呪術の本とかあるから軽い気持ちでやる人いるでしょうね😓加門さんだから本当かもって思ってしまった…😅

ちょろこ
2024/10/30 19:11

ポチさん♪うんうん、特にあの終盤のお店の描写とかは加門さんが調べられたからなんだろうな…って。新宿で読んでたので余計に(,,•﹏•,,)なんだか、わら人形どこしじゃなさそうですね💦

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ちょろこ
堪能、の一冊。時代捕り物帖という名の本格ミステリ。主人公は年若い岡っ引きの佐吉。小料理屋の手伝いと岡っ引きでゆらゆら成長途中の彼の元に舞い込んだ5つの事件はどれも不可解なものばかり。その事件を町医者の秋高と紐解いていく過程は見事に面白い。一つ一つ重ね合わせていく佐吉たちの推理。と同時にまとわりつく座りの悪さ。それらを存分に堪能しながら真相へとじわじわ手招きされる時間は実に楽しかった。鮮やかな紐解きのその向こうに拡がる事情にちょっと鼻がツン。この時代だからこその苦しみから生まれる諸々の心情まで堪能の幕閉じ。
がらくたどん
2024/10/31 14:40

読みました~♪ブレンドしたらすごく面白いものが出来ましたね。時代物と現代物のミステリーを両手で転がすミヤベさんともまたちょっと異なる実直な読み心地。ご一緒できて嬉しいです。「この時代だからこその苦しみから生まれる諸々の心情まで堪能の幕閉じ。」ほんとね。それぞれの事件の背景が斬新に見えて「きっとあったかも」と思わせる説得力が。続きますかね~。私は有田屋の若旦那がもう少し絡むところまで見たいです(*´▽`*)

ちょろこ
2024/10/31 15:18

がらどんさん♪お待ちしてました😊うんうん、ベストマッチで賞ですよね♬まさか、この時代でこういう苦しみを見せられるとは…この瞬間は現代かと錯覚するほどでした。直太朗さんもいい絡みでしたよね(♡︎´艸`)

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ちょろこ
優しい一冊。伊与原作品はページを開けば毎回優しい世界が待っていると確信、安心できるのがいい。どうしてこうも自然科学と人生のピタリとした重ね合わせが巧みなんだろう。その重ね合わせから生まれる小さな煌めきが大きな輝きへと変わるそのさまはまるで優しい魔法のよう。秘められた神秘と浪漫がそっと寄り添ってくれる紡ぎ方にこちらまで解き放たれるような感覚、自然界の生命の息吹が大丈夫だよって包み込み見守ってくれてるような感覚に見事に陥った。自分を見つめ直し生き方を重ねた「狼犬ダイアリー」が一番共感度と癒され度が高くて好き。
アーちゃん
2024/11/14 17:34

共読おつ(^^)/”送り狼”の語源は私も知りませんでした(^^;)科学だけじゃない蘊蓄もありがたいです。「狼混」の犬、今もいるのかなあ(*´ω`*)

ちょろこ
2024/11/14 17:53

アーちゃん♪ 共読おつ(^^)/うんうん、思わず探してしまいそうです🐶🐺🤭こういう、浪漫をさりげなく盛り込み感じさせてくれるのが巧いんですよね✨

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ちょろこ
少女と幽霊の特殊設定ミステリの一冊。両親を殺された小学生少女の音葉と、幽霊となって彷徨う青年の黒羽が出会い復讐へ向けてタッグを組むストーリー。自分には違和感ない範囲の特殊で難なく入り込めたのがいい。両親殺害の時間に重なる黒羽が突き落とされた事故。二つの真相と復讐へ向けて順序立てて進む二人の時間は分かりやすさと緊迫感の両方で一気読み。一つは予想範囲だったけれど、そこからの二転三転どこまで転がされるのか、終盤の多重手法は面白かった。あの時のあれ、鮮やかに蘇る細かい伏線はもちろん、ラストまで気持ちよさたっぷり。
aki☆
2024/10/27 14:42

予約がもう少し💦二転三転が楽しみだよ❀(*´▽`*)❀ 追いかけるね🙌

ちょろこ
2024/10/27 16:12

あきちゃん♪共読予定がうれしい😆そうなのよ、どこにどう転がされるか…面白かったよ♥︎︎∗︎*゚特殊設定といいわかりやすい設定もバディ関係もグッ👍共読待ってるねー(๑ᵔ ᵔ๑)

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ちょろこ
ふわっとくる一冊。自分だったらどうするか…という薬丸作品の定番のズシンよりもふわっとくる軽さが勝る。弁護士の快彦と傷害致死事件を起こし仮釈放された亮介との従兄弟同士の同居生活は彼らにどんな時間を与えていくのか…。日陰に身を置いていた快彦が、次第に亮介の心根の優しさを目の当たりにし日なたの明るさを知っていく姿は心地よく自然と惹きこまれるほど。そんな二人を取り巻く暗雲という"過去"。不穏な関係と抱えた苦しみがせつなかった。孤独に差し伸べられる手の温かさはまさに相手を想う心の体温。じんわり優しさの読後感がいい。
ケイト
2024/11/05 21:47

ふわっとくる一冊。なるほどね😮💡 ̖́-

ちょろこ
2024/11/05 22:01

ケイトちゃん♪読んでいてふわっとくる箇所がいっぱいじゃなかった?あと一気読みだったのが良かった♥︎︎∗︎*゚

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ちょろこ
濃い一冊。タイトルからして軽いおふざけ系かと思いきや、とんでもない。しっかり唸らされるミステリしていたことに尊敬すら覚える。死体を使用した遊び、いや、当事者には超真剣な死体活用あれこれに気が付けばすっかり虜に。一話目はまさかの生きた屍が…という設定はいろいろな意味で面白い。殺戮シーンの恐怖を味わいながらミステリとしてのきちんと着地に満足。不可解な殺人相談、心中事件、すげ替え事件とどれもめちゃくちゃ濃い。特にすげ替えにはなるほど!と目から鱗ぽろぽろ、ラストもいい。そして表紙の屍も濃い色で匂いが漂ってきそう。
タイ子
2024/10/22 20:35

表紙とタイトルでどうかなと思ったけど、やっぱ倉知さん面白そう!読みたい♪

ちょろこ
2024/10/22 20:56

タイちゃん♪ありがとう♡これは控えめに言っても…面白い😆すごく気持ちのよい数々の推理に目からぽろぽろだったよ、鱗が🤣

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ちょろこ
じっくり読ませる一冊。静岡の廃村で見つかった少女の白骨遺体を機に、10年前の未解決誘拐事件を再び捜査する警察小説。少女はなぜ誘拐されたのか、抱えていた病との関連は…。幾つもの筋読み、そこに立ちはだかる幾つもの矛盾。当時は無関係と思われた事柄から、徐々に"無"が取り払われていく過程は集中と共に真相までじっくりと読ませる。過去と現在の何色もの思いの糸が絡まり浮かび上がらせた悲劇という名の編み込み模様。身勝手、自己中な行いに言葉よりも憤りのため息。人は目の前のものに必死な時ほど自分を、善悪を見失うものなんだな。
タイ子
2024/10/19 22:34

誘拐自体卑怯なことなんだけど、私利私欲のための誘拐なんて卑怯にもほどがある。 丁寧に捜査過程を描いてくれるのでその分気持ちが入っちゃって。。。眉間にシワは同じだったわ。

ちょろこ
2024/10/19 22:45

タイちゃん♪ほんとだね。あまりにもひどい真相で、あの一人の刑事さんの行動もわかる気がしたよ。アイツの何がなんでも認めないしぶとさといい、読後の今でも眉間にシワ( -᷅ᾥ-᷄ )

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ちょろこ
シリーズ5の一冊。今作は過去にホーソーンが手がけた事件をホロヴィッツが描く、過去&現在形式。周囲から区切られた高級住宅地でトラブルメーカーの住人が殺害された。容疑者は住民全員という事件をホーソーンが当時の相棒と解決に導く。ミステリとして相変わらずの面白さでご近所トラブルは世界各国共通なのねと共感も。ちょっとした言葉の意味、繋がりにはなるほどの納得感を味わえ、満足からのこの結末には絶句。ホロヴィッツはもちろん読み手の中でまた一つホーソーンの存在が大きくなること間違いなしの幕閉じ。今までにない読後感が印象的。
ちょろこ
2024/10/19 08:52

たかさん♪ありがとう😊いつも現在の事件ではないけど、作中作形式っぽくて面白かったです✨読ませてくれます👍最後までじっくり味わってくださいね♬早く読めますように♥︎︎∗︎*゚

ちょろこ
2024/10/19 08:57

えにくすさん♪ありがとう😊何この犯人!!やっぱりさ、あれが真相なんだよねー!!だとしたら、モヤモヤ😶‍🌫️だよ。ホーソーンはもっとだったろうな。ホロヴィッツがホーソーンにダメ出しされてるとことか相変わらず面白かったね🤭相棒ダドリーといい過去といい、ますます気になるよね(,,•﹏•,,)

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ちょろこ
意外、な一冊。一瞬、誰もが目がテンになるこのタイトルがすごい。そしてチクワをきちんとサスペンスに組み込ませたところがまたすごい。人って、穴があるとなぜか覗かずにはいられない生き物。そんな心理がチクワに作用したがために…というかなりぶっ飛んだ世にも恐ろしい展開。チクワからこの世を救うために自分に何ができるのか、立ち上がった一人の男性の姿は別の角度から照らされてみれば滑稽の一言では片付けられない思いにつまされていく意外なテイストだった。たかがチクワ、されどチクワ。それは命のかかったチクワ。侮れないチクワの穴。
shigetton
2024/10/17 07:16

【ちくわ女 コージ】検索🔍

ちょろこ
2024/10/17 08:09

😂ちくわだ!

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ちょろこ
いい涙をもらえた一冊。また一つ、沁みる作品に出会え、いい涙をポロリともらえた幸せに浸る。一人の老齢の男性の生きた道を辿っていく物語は終始、言葉と涙に包まれる時間だった。町田さんが描く、先を生きてきた、歳を重ねた人の姿はやっぱり素敵。思うようにいかない人生でも丁寧に時と言葉を重ね合って生きていく大切さ、誰もが平さんを知るたびに好きになる時間が涙で沁みた。あなたがそばにいなくても…凛とした自分の花を咲かせた女性、これから自分の色で咲かせようと踏み出す若者たちが秋の空のように伸びやかに気持ちいい、そんな読後感。
タイ子
2024/11/10 12:01

いいね、町田さん。と、町田作品を読むたびに思わせてくれる町田さん。終盤、涙で読めなかったじゃん。それぞれの人生をみんな生きているんだなって当たり前のことを思わせてくれた作品だわ。

ちょろこ
2024/11/10 12:31

タイちゃん♪うん、良かったよね〜(o´ω`o)どうしてこんなに沁みるんだろってぐらい。そして温かさと、前を向いていこって…そんな気持ちが残るのが良かった♡

が「ナイス!」と言っています。
ちょろこ
馬、人、お仕事を描いた一冊。最初は緩やかなスタートという感じだったけれど、さすがの筆力。ぐんぐん増す疾走感のような時間がいい。家族経営の牧場から送り出される芦毛のヤンチャ坊主のファーンが走り抜ける人生ならぬ馬生。そこに調教師、騎手たちの幾人、幾重もの想いが重なりを添えていく。馬を愛するがゆえにぶつかり合う熱が化学反応のようにさまざまな変化をもらたすのが時に胸に響き良かった。何よりファーンの姿が最高。人と心通じ、応えるかのようなしぐさややんちゃぶりがいい。読後の今、無性に馬が駆ける姿を見たい、風を感じたい。
たいぱぱ
2024/11/19 18:28

河崎さんにしては軽い気もしますが、それでも単なるエンタメ作品ではなかったですね。面白かった!

ちょろこ
2024/11/19 19:19

たいぱぱさん♪私にはこれぐらいが読みやすくて良かったです。馬🐎の魅力が伝わってきましたね✨

が「ナイス!」と言っています。
ちょろこ
笑いが絶えない一冊。さすがの田中さん、お得意のとんでも設定で面白かった。警視庁にある刑事部割烹課、その名も「警視兆」。そこに異動した花菱朝彦が料理人として、いや、刑事として職務をこなす警察小説はふふふ、くすくす状態。KYドジ坊こと朝彦のずっこけぶりはもちろん、登場するみなさんのキャラとズレっぷりがさざなみのように打ち寄せてきて終始笑いが絶えない。このまま緩く笑いをつまみながらのままかなと思いきや、とんでもない、ない。きちんと事件捜査、解決までの意外にも美味しい味わいに思わず舌鼓。これは…おかわりプリーズ。
aquamarine
2024/10/28 23:07

ちょろこちゃんのレビューで印象に残っていて、出会えたので読めました♪久しぶりの田中さんだったけど、とっても面白かった♡おかわりあるといいね。 そそるレビューをありがとう(*^^*)

ちょろこ
2024/10/28 23:11

まりりんさん♪うれしい&ありがとう😊ね、肩の力を抜きつつ楽しめる警察小説だったよね(♡︎´艸`)おかわりをほんと欲しくなるね😆

が「ナイス!」と言っています。
ちょろこ
巡り巡っての一冊。広い広い草原にひとりぼっちのライオン。百獣の王の周りには誰もいない。そこに一羽の鳥がやってきて…というストーリー。淋しい時にやっと出会えた温もりなのに。ライオンの哀しみにじんと胸打たれた。波が貝に「いつもやさしく 海をとどけた」このシーンが優しさいっぱいですごく好き。キュンときた。自分も何度目かの100年を過ごしてるのかしら。巡り巡って、偶然ではなく必然の今があるのかしら。心地よさには意味があるのかしら。そう思うとちょっとワクワク、そして今を大切にしたくなる。100年後も会えますように。
mirai.R 
2024/10/11 22:17

輪廻の環✨ロマンティックな絵本だった😃 ちょろちゃん、100年後も読友よろしくね˚✩∗*゚ 紹介(。•ᴗ•。)♡ᵗᑋᵃᐢᵏ ᵞᵒᵘ*❣️❣️

ちょろこ
2024/10/11 22:27

みらいちゃん♪早速ありがとう😊ね、輪廻転生の世界がスッと沁み込んできたよね\(´ω` )/こちらこそ、100年後もまた共読本📕でワイワイ楽しくお願いね(♡︎´艸`)

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ちょろこ
綺麗に繋がる一冊。カニンガム家の次男であり作家のアーネストが雪山での一族の事件を描き読者を謎解きに誘うひと味違った形式でスタート。3年ぶりに顔を合わせた家族9人。そこに舞い込んだ見ず知らずの死体。更なる第2の事件がという展開。家族間の不協和音、チラつく過去と、とにかく読まされる時間。ついに全ての真相が…とここからは一気読み、せざるを得ない展開にやられた。全ては提示されていた。あの時のあの言葉、行動が、そして何より"家族"がここまで綺麗に繋がりゆくとは。圧巻の謎解き。その醍醐味が味わえる家族の事情ミステリ。
aquamarine
2024/10/09 20:46

本当に綺麗に繋がる、これぞミステリって一冊だったね。黄金期のミステリを読みふけっていたころの感覚を思い出して、ドキドキする感覚が幸せだったわ。面白かったね^^

ちょろこ
2024/10/09 21:14

まりりんさん♪ありがとう😊うんうん、ミステリの初心に帰れたみたいな面白さだった♬あの謎解きが始まったとき、このまま夜更かししようか、明日のお楽しみにしようか、すごいジレンマに陥ったよ(〃∇〃)またこういうの読みたいね(^^♪︎

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ちょろこ
難解の一冊。芥川賞受賞作というだけあって、すんなり理解できる作品ではなかったけれどそこがいいのかも。というのも、一体だけれど一人ではない。同じ身体を生きる姉妹という設定に、読み手はありとあらゆる想像の渦に呑み込まれていくこと間違いなしだから。結合児とも二重人格とも違う、自分の中にいるもう一人の存在。頭に流れてくる相手の思考はなんとなく自問自答という感覚に近いのか、明確な理解には繋がらないけど嫌いじゃない。形を崩さない陰陽。でもいつか陰に呑まれる陽、また逆もあって然り…そんな想像が最後にぐるぐる巡る読後感。
aquamarine
2024/10/07 22:10

難解といいつつ、しっかり表現しちゃうちょろこちゃん、さすが^^ ぐるぐるする気持ちとってもわかります。芥川賞らしい一冊というか、消化できない何かが残るというか💦 厭な読後感じゃないんですけどね(*´艸`*)

ちょろこ
2024/10/07 22:20

まりりんさん♪ありがとう😊うんうん。スッキリしない、読み手の数だけ解釈があっていいのがいわゆる芥川賞作品なのかね(^^♪︎姉妹の姿はほんとぐるぐる、だけど読み応えがあって良かった♬朝比奈さんの作品は中毒性があって好き(^^♪︎

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ちょろこ
立ち向かう一冊。「貧困」「生活保護」をテーマに描いた作品。家族の抑圧にもがき、貧困にもがく中学生男女がお互いの苦しみを知り、現実に立ち向かう姿は涙と熱がいっぱいの良作。生活保護法について知っているか否かはもちろん、それが理解しやすいか否かでも大違いなんだな。法律について中学生なりに考えて思い巡らせていく姿は涙し、拳を握りしめ応援せずにはいられなかった。働いて。あきらめて。よりも、こんな制度、方法がありますよ。という言葉で崖っぷちの家庭やあきらめを背負った子供たちをサポートできる社会であって欲しいなと思う。
東谷くまみ
2024/10/05 23:04

読んだんだねー😆❤️ねー、すごく良かったよね😭✨️あぁ、そうならないで!って悪い方に悪い方に転がっていくんだけど、最後に見せてくれる光が眩しい。安田さんのそんな作風と力強いメッセージ。今後も楽しみな作家さんだよね🥰(私も生活保護法が目指すモノをこの本で初めて知ったよ、すごく考えさせられた!)

ちょろこ
2024/10/05 23:33

くまみちゃん♪うん、長く順番を待ったかいがあったよ〜😭この子たちに感情移入しまくりだったし、展開と希望、真剣に向き合ってくれる人との出会いも良かったよね✨世の中のさまざまな向こう岸に目を向けるって大切だね。安田さんは目が離せない作家さん間違いなしだわ(ღ′◡‵)

が「ナイス!」と言っています。
ちょろこ
心、の一冊。砥石で富を産み潤う村に秘められた哀しみの因習を描いた物語は幻想的な描写からいざないが止まらない。そしてやっぱり子供が登場するだけで一気に物語に彩りと温かみが増すのがいい。柔らかく心を撫でられては涙腺は弱まりっぱなし。次第に増す不穏な空気、浮き彫りになる哀しみは見事に人の心なるものを映し出し、何度も胸を打った。悪も善もどちらも産みだせるのが心。そして人を守れるのも人の心だけ。脆さや強さ、幾つもの心が無垢な目、愛の目に照らし出され、気づき、光に包まれゆくような姿に心いっぱいに満ちる温かさを感じた。
みっちゃん
2024/11/19 14:02

温かな気持ちになれるラストに救われたよ。

ちょろこ
2024/11/19 14:14

みっちゃん♪あのラストは涙するぐらい温かかったよね✨麻宮さんの作品はどれもほんと沁みるね〜✨

が「ナイス!」と言っています。
ちょろこ
どっぷり浸れた一冊。国名シリーズ、しかも舞台はジャパン。季節の香り、情景を思い浮かべながらどっぷり火村&アリスの時間に浸れた。どんなに時間が流れても変わらずそこに居てくれる二人にどれだけ癒されることか。改めて"好き"を噛み締められた幸せ感も混ざる。今作は1本の扇から始まる不可解な事件と絡み合う人生。埋まり行く時間、事件のピースが固く閉じていた扇を開き、辻褄があった絵模様に思わずため息。幾つものやるせないタイミングのせつなさが心に広がった。そのせつなさがゆっくり波にさらわれゆくような美しいラストがまた好き。
ちょろこ
2024/10/03 16:47

がらどんさん♪ありがとう&共読うれしい😊うんうん、人生にタイミングはつきものだけど、間の悪さのいたずらがせつなく沁みますよね( ; ; )ミステリとは別に家族物語としても味わえたのもたまらないです✨

ちょろこ
2024/10/03 16:51

さっちゃん♪ありがとう😊そうなのよね、前作といい、コロナ禍という時代でも二人は変わらないのがじわじわと…🥹長編だから余計にまだまだ一緒にいたい気になっちゃった(〃∇〃)アリスの助手ぶり、距離感も絶妙なんだよね〜(ღ′◡‵)

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/12/26(3985日経過)
記録初日
2014/01/03(3977日経過)
読んだ本
2050冊(1日平均0.52冊)
読んだページ
672311ページ(1日平均169ページ)
感想・レビュー
2019件(投稿率98.5%)
本棚
41棚
性別
職業
主婦
自己紹介

ほんの少しでもいい。手にとった本が心の栄養になりますように。
本との出会いを大切に。読みたいと思ったその時を大切にしたいです。

読むジャンルはいろいろです。
よろしくお願いいたします♫•*¨*•.¸¸♪✧


気持ちよい交流を心がけています。

登録も解除もご自由に。

大量にお気に入り、本を登録される方はごめんなさい。


お気に入り登録の意図がわかりかねる方はごめんなさい(_ _)
















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