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2024年9月の読書メーターまとめ

Natsuko
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9
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9
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562ナイス

2024年9月に読んだ本
9

2024年9月のお気に入られ登録
1

  • ジョンノレン

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

Natsuko
石田さん、スミスに次いで2冊目。スランプに陥った熟練溶接工の内面語り。分かるものにだけ分かる確かな技術とプライド、現場や作業種のランク、常に自分の手がけた作業の欠陥率に追われる重圧。想像する機会もなかったその世界を覗ける読書の醍醐味を堪能した。ただ専門用語が並ぶマニアックな技術説明は、最初こそ新鮮で興味深かったが、徐々にしんどい😓スミスの時には筋トレのマニアックさも含め楽しめたがこれはさすがに…。柔な読者がついてこれないほどとことん突き詰め深掘りして描いた石田さんは凄い。
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2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

Natsuko

アンソロジー、吉田篤弘さん、寺地はるなさん、瀬尾まい子さんと安定・充実の8月。最終日に読了の石田夏穂さん「我が友、スミス」。まだ興奮冷めやらず、今年のベスト候補棚に直行!Natsuko さんの2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:9冊 読んだページ数:1635ページ ナイス数:479ナイス ★Natsuko さんの2024年8月に読んだ本一覧はこちら→ >> https://bookmeter.com/users/422455/summary/monthly/2024/8

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2024年9月の感想・レビュー一覧
9

Natsuko
夫に浮気された上離婚を迫られ息子と共に故郷に戻った女性が強く生きていくストーリーでありながら、僻地医療、ヤングケアラー、看取りといった現実問題をリアルに描く。著者の藤岡さんが現役ナースであることから、ストーリーの核となるオペを巡るやりとりに「実話?」とぞわぞわする場面も。命の終わりとの向き合い方を考えさせられるいい作品。ドラマ化されていたのを知らなかったが、キャストはイメージ通り😌
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Natsuko
月ごとに視点を交代して描く作家と編集者の一年間。作品を楽しんだことはもちろん、最近は小野寺さんワールドそのものを堪能している感じ。名前はフルネーム、使う漢字で遊んだりして。ちょっと話題に上る人もしっかりフルネーム、相関図を書いたらすごいことになりそう。町名などの設定も他作品とリンクしていたり、作品内の本のタイトルも一つ一つそんなに…というくらい凝っている。作家横尾は外見描写からして小野寺さんそのものだが、インタビューによるとそうではないらしい。ただ、後半のしかけは個人的にはなくても良かったかな~とも。
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Natsuko
東田さん著書読了、いつのまにか8冊目。本作は日々のつぶやきと詩の構成、SNS投稿を編集したものとのこと、今までの著書より、さらにご自分の自閉症の特性・感受性・日々の思いを客観的に描いているとともに、30歳になられた東田さんの「生をうけ生きること」「人生とは」といった哲学的な語りも多い。 毎作読了するたびに、日々接しているあの方も、言葉にはできないけれどこんな風に感じているのかもしれない、分かろうと努力しなくてはと背筋が伸びる。
Natsuko
2024/09/23 06:15

*繰り返し耳にした言葉は、どのようなときにその言葉が使われるかをパターンとして認識した後、自分が記憶していた単語の文字とマッチングさせました。*思いを言葉で表現するために大切なことは、伝わってよかったと思うような体験をたくさん積むこと。*「この人なら」と思う人でないと聞けないというのは障害者だって同じです。*障害者の気持ちを知るために「観察しましょう」と言われますが、忘れてはいけないのは、障害者も観察しているということ *支援内容ばかり気にせず、一緒にいることを楽しんでもらえたら、当事者も気が楽でしょう。

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Natsuko
ネタバレ女性のおひとりさま・・・そろそろ現実的で切実な話題。6話6通り、それぞれ参考になった。「リクと暮らせば」:レンタル番犬…本当にあるのか調べてみたがレンタルペットまではあるらしい、確かにいいサービスかも。「幸せの黄色いペンダント」:相談と緊急のボタン付きペンダントとともに「推し活」も軸。自分にも推しに夢中になる日があるのだろうか。「永遠語り」:山奥で染め物職人として生きる女性…憧れはあるがちょっと現実離れしすぎかな。「週末の夜に」:同じ趣味をもつ女友達。歳をとるほどにいい距離感が大事。
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Natsuko
桑原弘明氏のSCOPEという作品に、長野まゆみさんの幻想的なストーリー。長野さんには申し訳ないが、ストーリーはともかく、SCOPEに夢中になった。ずっしりとした小箱の中にミニチュアの風景。ミニチュア好きの私でも味わったことのない、SF的、神秘的、魅惑的な世界。これは一度実際に見てみないと。
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Natsuko
石田さん3冊目。筋トレ、溶接工の次は過度の冷え性女子と、脂肪吸引依存女子の2話。どちらもあり得ないレベルの筈が、何せ描写がリアルで引き込まれる。あの二人その後どうなったんだろう…想像もできない。決して人前では言えないが自分の心の底に渦巻いているものを言葉にされたようでギクッとすることも。「ほら、出たよストレス。…何か汎用的過ぎて,弁解じみていて、あざとくて、甘ったれていて、それを言えば何でも許されると思っていて、ムカつくのだ。」「誰が何と言おうと、私は今更『人は内面だ』などど鞍替えすることはできない。」
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Natsuko
村田沙耶香さん3冊目、初エッセイ読み。当時30代半ばの村田さんが年齢に伴う心身の変化とその心境を語る。いや、30代なんてまだまだ若い!と思うが、自分自身30代に突入した当時感じた、若い女性という特権を失いつつある寂しさも甦る。仲良し作家さんや読者の皆さんから呼ばれる「クレイジー沙耶香」感は全くなく、とことん自意識過剰で不器用なこじらせ感がかわいい。2024年の今、40代半ばにさしかかった村田さん。グラス片手に、シワ、白髪、体力、お金、老後、そしてこれからの恋愛…自虐も織り交ぜ語り合ったら楽しいだろうなぁ😌
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Natsuko
石田さん、スミスに次いで2冊目。スランプに陥った熟練溶接工の内面語り。分かるものにだけ分かる確かな技術とプライド、現場や作業種のランク、常に自分の手がけた作業の欠陥率に追われる重圧。想像する機会もなかったその世界を覗ける読書の醍醐味を堪能した。ただ専門用語が並ぶマニアックな技術説明は、最初こそ新鮮で興味深かったが、徐々にしんどい😓スミスの時には筋トレのマニアックさも含め楽しめたがこれはさすがに…。柔な読者がついてこれないほどとことん突き詰め深掘りして描いた石田さんは凄い。
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Natsuko
TVで現役看護師でもある前川ほまれさんを知り借りてみた。アルコールや薬物、窃盗など依存症患者の共同施設、セゾン・サンカンシオン。生活支援員も元患者、当事者同士が温かく理解しあい社会復帰への道を歩んでいく…のだが、現実は甘くはない。一度陥ると寛解はないという依存症の恐ろしさ。意志や心の強さの問題ではなく、いわば風邪と同じようにちょっとした油断で発症する。それを理解してもなお再発を繰り返された家族の憤り、やるせなさが痛いほど伝わる。感動という言葉では言い表せない心の震えを感じた。今年のベスト候補棚へ。
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/01/06(4000日経過)
記録初日
2014/01/06(4000日経過)
読んだ本
1446冊(1日平均0.36冊)
読んだページ
354067ページ(1日平均88ページ)
感想・レビュー
1060件(投稿率73.3%)
本棚
12棚
性別
血液型
A型
現住所
東京都
自己紹介

読書メーターを知ってから読書の楽しみが広がりました。
読者さんとの出会いや、自分の本棚を眺めることが楽しみです。
2018年から豆本に魅せられ、集めたり作ったりしています。
2019年あたりから図書館探訪も始めました。
2020年コロナ自粛期間に運動しながら、とか寝る前の耳読の魅力を知りました。
2021年からは、読書幅を広げ未知の世界を覗くことをテーマに楽しみたいと思います。
仕事本も義務感で月一冊を課しています、苦しみ楽しみながら、どこまで続くか頑張ります。

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