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2024年10月の読書メーターまとめ

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感想・レビュー
27
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81ナイス

2024年10月に読んだ本
48

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

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クイズ;逆ぼくと1ルピーの神様;ハウダニット クイズ大会決勝で問題の「0字読み」をして優勝した対戦相手のヤラセ/トリックの真偽を確かめようとする話。ちはやふるで見た展開ですね。理知的でスリリングですが、例えば嘘と正典の「魔術師」の読み味と比べると、自分にミステリはあまり向いていないとわかりました。対戦相手の本庄絆は作者のイメージと被るところを感じます。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
27

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雲の王国、ブリキの迷宮、夢幻三剣士。これを読むことで健康になる気がします。保育園の頃は夢幻三剣士が大好きでした。雲の王国は抑止力の便利さと危険性を数十ページで書ききったうえにきちんと話し合いで納めるのが素晴らしいです。鬼太郎とかうしおととらみたいに人間が自然に勝てるとまだ信じられてたんだなと懐かしくなります。国連的な団結も信じられてたんだなと。「創世記」みたいにドラえもんのひみつ道具は本来解決不可能な紛争などをあっさり解決してしまいますが、これがSFの本来の役割の一つだったはずです。→
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2024/10/31 10:52

→よく考えると最近数十年の世界がそうだからと言って立場が異なる人が分かり合えないと決めつけるのは早計だし子供に夢を語らない理由もないわけです。それにもちろん雲の上の住人は道徳的に地上人より優れているので。ジャイアンのあとがきがよかったです。

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80年代に始まりゼロ年代に極まった思想の流れを解説し、その後の十数年分をちょっと付け足した新版。80年代の浅田彰(構造と力)、中沢新一(チベットのモーツァルト)、蓮實重彦、柄谷行人、90年代の福田和也、大塚英志、宮台真司、からゼロ年代の東浩紀(動物化するポストモダン)へ。これを読んでも思想の中身は半分もわかりませんが思想の受容史はつかめます。すいません見栄を張りました、本当は1割くらいしかわかりません(いや本当の本当は)。→
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2024/10/31 10:21

→そのような時代には従来のような思想の正しさは問われず、誰が見てもわかるキャッチーな話題と経済的な成功による勝利者のみが影響力を得るというツイッターみたいなことになります。ゼロ年代の東浩紀はそこに自覚的にふるまい、身内に閉じた狭い世界(オタク化した社会)を説明することに成功し、一人勝ちしました。その後のテン年代も思想市場は縮小し続け、誰も賢者の言葉を求めないけど経済的な成功者のみが声を届かせられるという末期状態にある、そうです。→

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2024/10/31 10:21

→この本で語られるのは「一般人から見た」「わかりやすくした」「売れている」思想史なので専門家から見ると全然違うものが出てくるかもしれません。なにより「構造と力」から始まるとは思えませんし。その場合は現状認識はどうなるんでしょうね。私の感想はというと、常識だと疑いもしなかった思考様式が最近40年でできた可能性を示唆されて衝撃を受けています。違和感なく読んでいる昔の私小説の登場人物は私と異なるパラダイムを持っているかもしれないのです。

が「ナイス!」と言っています。
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どんなつくりごとよりも劇的。後継を指名するような名人戦の米長、AIを取り入れて100期vs初タイトルの豊島、七冠がかかった谷川戦、羽生世代のライバル森内、佐藤、羽生キラー深浦、天才に挟まれちゃった天才渡辺、そしてなぜかA級陥落直後に藤井と始まった王将戦。将棋はルールしか知らないのに名勝負をわくわくするように書いてくれます。
が「ナイス!」と言っています。
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これでようやく五か月です。
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SNS;あざ;母娘 SNSで知り合った二人の中学生の物語をそれぞれの視点から描くシリーズで、二冊読むと画面の向こうの相手の事情が分かるようになっています。この巻では顔にあざがあるさくらの視点から、(女子)中学生にクリティカルな容貌の問題が語られます(問題が繊細過ぎて感想書くのやめようかと少し迷いました)。ただし本作には悪意のある最低な人間は出てこず、かわりに相手の言動を素直に受け取れない問題やピンポイントに地雷ばかり踏み抜く母親という、なんとかなる問題に焦点が当たります。→
gero
2024/10/31 08:13

→さくらも周りもいい人ばかりなので勇気をもって話しかけることが解決につながっていきます。慥かにルッキズムが最悪なのは表向きは「あるまじき」事になっているのにその実在を誰も疑ってないところだと思うので、これでテーマを描けてはいるはずですが。それにしても、自分勝手に納得して楽になるために正論を娘に押し付けて我慢させる母親は妙にリアリティがあって面白いです。

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アジール;だがしや;ベッド下 令丈ヒロ子の最高傑作にして50年後に残すべき名作。昔はもてあました子供はかいじゅうたちのいるところで暴れたものですが。ベッドの下から行けるスナックこどもで「いつもの」アイスが10個も乗ったクリームソーダ、棒の形のスナック菓子タワー型全種類盛り合わせ、メープルシロップをなみなみ注いだ数十枚重ねホットケーキ(立ったまま食べる!)を頼み、カラオケでお母さんのひどさを胸の歌に歌い、スッキリを支払って帰宅します。翌朝ちゃんとお母さんに謝ってもらうところまで徹底的に子供側に立ちます。
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飾り皿;ステキ絵本;はてしない物語;寓話 水たまりのまるい世界でどうぶつたちは自分を識り、本質を顕す。これ多分「はてしない物語」と同じ構造ですね。梨木香歩が大得意なやつですがセカイ系の変奏にも見えます。が、美しい絵皿がすべての感想を押し流してくれます。この皿に盛られたい。角ぐらい生えるといいけど。
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子供の頃の思い出。対立するお母さん、甘やかすお父さん、昔住んでいた家、小学校に上がる前に遊んでいた友達、夏祭り、なぜか一時滞在してた親戚、訪問販売との玄関でのやり取り、飼っていた犬、友達の家、怖い夢、近所の火事、台風。こちらの思い出まで引き出されそう。
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色弱;母子;正しさ;フォーヴ 「みおちゃんも猫 好きだよね?」に続くまさかの色覚障がいもの。あるべき色、あるべき母親、あるべき父親、を求めるあまりみんな窮屈な思いをしています。もちろん生活は最も重要です。でも先生のような規格から少し外れた大人は児童文学に必須なのは言うまでもありません。特に子供のいいところを認めてほめてくれる大人は。色覚障がいから来る日ごろの観察力を色の濃淡に敏感な個性と読み替えるのはとても今時です。10年前に自閉症スペクトラムで試みられてたのを見ました。
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アレルギー;色弱;転校生;ピクトグラム;配慮 「人によって正義は変わる」が間違っているのではないかと最近ずっと考えていて、とりあえずの結論は「対話を突き詰める前に相対主義に逃げている例があまりにも多い」です。本作も正義が違うのではなく情報と対話が足りていないだけなので、事情を知っている外野の取り持ちで仲直りできます。すごいのは女子の仲直りをからめ手ではなくちゃんと正面から描いたところです。陰キャがかわいい子と秘密の友達になる展開はかわいいわたしのFeの逆であり女の子の夢でもあるでしょう。
が「ナイス!」と言っています。
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河童、タヌキ、死神、小人、魔女、猫町、そして昭和天皇(そっくり!)。みんな金にがめついのに生への執着があっさり目なのが独特な雰囲気になっています。時々挟まれるなぞのシュールレアリスムみたいな絵面がセンスが良くて面白いです。ところで古い漫画や小説でゴキブリ退治を見たことがありません。この漫画もオナラに肥溜めに馬糞に小便にハエも出てきますがゴキブリは出ません。60年代まではゴキブリは嫌われていなかったのでしょうか。
gero
2024/10/26 01:17

気になって軽く調べてしまいました。なぜでしょうね。国会図書館デジタルコレクションによると、戦前もごきぶりの語はあり、衛生害虫という認識はされていたみたいです。「沢山いて台所の壁を常に這っている」「かじられた食物は臭くなる」等の内容の記述を見つけました。ただし油虫が一般使用されていたみたいです。「油蟲 一昨日来いと 捨てられる」など、駆除されるものではあったみたいですが、戦前の文学でゴキブリが語られる例をあまり見つけられなかったので今ほど嫌われていなかったかもしれません。→

gero
2024/10/26 01:21

→多分蚤虱鼠への憎悪が強すぎたせいでしょう。一番すごいのは北原白秋『油蟲』(大正5)で舞台も文体も少女趣味なのに内容は凄まじく気持ち悪いのでおすすめです。これがなぜか「現代女子文学読本」(大正14)に採録されているのでロマンチックなんでしょうね。ハレルヤ…ハレルヤ…。よく考えると戦前日本は農業国であり、ゴキブリになれていたのでしょうね。

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クイズ;逆ぼくと1ルピーの神様;ハウダニット クイズ大会決勝で問題の「0字読み」をして優勝した対戦相手のヤラセ/トリックの真偽を確かめようとする話。ちはやふるで見た展開ですね。理知的でスリリングですが、例えば嘘と正典の「魔術師」の読み味と比べると、自分にミステリはあまり向いていないとわかりました。対戦相手の本庄絆は作者のイメージと被るところを感じます。
が「ナイス!」と言っています。
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怪獣sf;ジュラシックパーク;お仕事小説;原爆 非常にアメリカンな怪獣小説。コロナ禍のロックダウン中、クソ野郎が上司だったせいで失業したジェイミー=私は物を持ち上げる=グレイは怪獣保護協会に新たな職を得ます。ここの怪獣たちはみんな体内に原子炉を持っていて死ぬときに特撮らしく大爆発します。日本の作家だと放射能対策とか核の恐ろしさにこだわって描写を割くのでしょうが、こっちはエンタメに振り切っていて誰も被曝の心配はしないアメリカ仕様です。クソ野郎もちゃんと報いを受けて読み味すっきり。
が「ナイス!」と言っています。
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のび太の恐竜、のび太の宇宙開拓史、のび太の大魔境。あらためて読むと本当に漫画がうまいと感じます。例えばギラーミン。宇宙一のころしやはああいう宇宙船に乗っているべきなのです。
gero
問題を答えやすく矮小化していると感じてしまいました。この人は宇宙戦争後のSFを読まないんでしょうね。特にコンタクトの下りは、グローバルスタンダードを押し立てて相手に常に譲らせてきたぜみたいな傲慢さすら感じます。まあ誤読でしょうね。あるいはもう現実として目前にある火星着陸とSF的想像は別物として分けて考えているのかもしれません。とにかく生きているうちにファーストコンタクトとシンギュラリティは体験したいものです。
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弥次喜多地獄めぐり。夢の中をさまよってどこにも到達しないままぼんやりと終わっていきます。雑な結末ですが道中が大事な作品なのでこれでいいのでしょう。元ネタも続編がどんどん出て楽しい道中が目的化していました。その点で偉大なる自然保護協会は読者の代弁者です。晩餐会がバランスよくて一番面白いと思います。全編通して印象的なのは悪の強さです。作中では力ある悪に対して生命はあまりにも脆く、もっと強いはずの神仏は何もしてくれません。そして悪神は暴力の極点までくると更にパワーアップして聖に転化して人に関わらなくなります。→
gero
2024/10/25 14:29

せっかく神になったのに次の虐殺の時は助けてくれません。多神教の世界観はそういうものかもしれませんね。一方でキリスト教を皮肉ったような展開もあり、カオスと秩序の対立にその二つを置いている節があります。が、そんなことよりナンセンスな道中の方が大事です。

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文芸評論とはそういうものかもしれませんが、なんでそれが重要だと思ったのとなる評論が多くて。本書は方向性がばらばらのアンソロジーなので入門には向かないと思います。せっかく読んだので読みどころを。④全力で見たことない方向に走っていく光瀬龍論。⑥小松左京、斎藤美奈子、樋口恭介をぼろくそに言いつつ真っ当に「人間は?人間はどこ?」と問うディストピア論。⑦50ページもかけたまさかの鳥姫伝論。⑩本書で最もぶっとんでいる驚愕のローダン論。あと評論としてまっとうに面白い⑨ゼンデギ論、⑪倉田タカシ論、⑫チェーンソーマン論。
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「人間には215本も骨があるのよ、1本くらい何よ!1本くらい何よ!1本くらい何よ!1本くらい何よ!1本くらい何よ!1本くらい何よ!1本くらい何よ!1本くらい何よ!1本くらい…」 「あいつはどうしたの?」 「放してやった」
gero
2024/10/19 10:14

無力なあなたのお世話をするのが好き。自立させようとするあいつには渡さない。

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長崎のわらべうたに「なーめくじーの江戸のぼり」というのがあって、好きなので元気を出して。
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夏休み;インド;辺縁;ベンチャー インド出身の母とアメリカ白人の父を持つ/ホームレスを雇ってビジネスをしている/自己評価が低い/大柄な怒れる15歳。こういう特別な女の子にしか起こせない奇跡があります。一家はかつて母がいたインドの孤児院に行き、それぞれの事業に精を出します。インドは最高のエキゾチズムを有しますが超格差社会でもあります。主人公は自由に階級間を移動できるからこそ両面を見られるのですが、それは父の覇権国家を背負っているからこその特権であることも描かれます。パックマンに嵌る老シスターが面白いです。
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ヤンキー;スーパー;レジコンテスト;少女漫画 絶滅危惧種ヤンキー漫画の末裔がこんなところに。何も積み上げてこなかった17歳の不良少女が直情的な行動力のみを武器に働いているさびれたスーパーの立て直しに奔走します。前半でチープだなと本を閉じるべきではありません。本書の最大の美点はレジ打ちや惣菜調理が習熟を必要とする専門技能であることをきちんと描いているところです。レジコンテストで主人公が覚醒して北島マヤみたいになった場面で皆が拍手したのはこの価値観が共有されているからです。あ、真澄様みたいなのも出てきます。
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読みたい本が10冊増えました。著者の毒舌と深い見識はもちろん時事ネタ向きです。書評だって一流です。なのにいまいちしっくりこないのは天声人語と文学の食い合わせがよくないのかもしれません。もちろん文学をダシに時事ネタや思想を語るのはヨーロッパ特にロシアでよくやるやつ(そして下手糞だったら舌打ちしたくなるやつ)で批評の王道です。それが逆(時事ネタをダシにした書評)だととってつけた感がでるのは必要な時間スケールが違うから?文学をビジネスに役立てようとする人とか泥棒を見てから縄をなってる人を見てる気分になります
gero
2024/10/17 12:45

もちろんコロナが流行れば復活の日が売れますしワーキングプアの時代には蟹工船がベストセラーになるのです。書評家はその切実さの後押しができるとみることだってできます。そっちに軸足を置くのは批評家だとしても。

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章扉に示された相関図が、読み終えるころには塗り替えられているという趣向のアンソロジー。つまりミステリの人物表に落書きする以上の残虐行為を誘発する本ということですね。ひみつの関係にあなたは気づけますかと最初にありますが、相関図に絶対に出てこない主要キャラがいます。私は残虐な人間ではないので何も言いませんが一番隠されてるのはあれでしょうね。
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実はこの世界は一人称小説で主人公は天子(GOD)なんだ。そして全員が自分が作中人物であることを知っていたら中国史みたいになるんですね。(じゃあ作中人物であることを自覚したうえで語り手がこの上なく透明化(三人称化)したら近代西洋みたいになる?)中国はなぜ西洋に負けたのか/仏教はなぜ一神教の壁に弾かれたのか/インドと中国の歴史の違いはどこから来るのか/中国はなぜ完璧な文民統制ができるのか、に贈与論を導入して答えようとします。すごいのは各章の導入の多彩さで、シェイクスピア、経済ミステリ、ワイルドスワンと→
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2024/10/17 11:40

→こちらが前のめりになる話題をまず常に振ってから論を初めて焦らしにじらしていきます。仏教の空が不問にしてしまった地の認識/固有名から記述されうる特徴を削いでいっても最後まで残る変なの/贈与者を無限に延長した末にいる概念上の装置みたいな他者/など、非常にややこしい話に分け入るので著者の知識の広さにとにかく圧倒されます。特に曼荼羅vs磔刑図の下りはほとんどソーカル論文みたいにすら見えます。なのに、なぜかいつも結論は非常にわかりやすくて騙された気分になります。→

gero
2024/10/17 11:40

→たぶん重要なのは著者のややこしい考えを追う課程の方です。確かに役立ちそうなパーツをいろいろ拾えて儲かりました。例えば他者の究極の贈与によって自己が存在するという話は少女革命ウテナとかピングドラムの主題をほのめかしているように見えます。本書で示されているかなり大胆な結論の妥当性の方は本職の賢人たちにお任せするのでちゃんと議論してくださいね。さて、この巻だけでは最も大きな疑問(なぜ中国は負けたのか)の答えは出ませんでしたが、その輪郭は見えてきた感じがします。気になるので近代篇もそのうち読みます。

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異界;床下の小人たち;夢 令和まで伝わらなかった名作。1972年。ふしぎな友達といえば子供の成長を助けて消えるカッコウ時計さんみたいなのをイメージしがちですがこっちは天井裏、床下、ポケットの中、押し入れのくらがりへの興味をかきたてます。時計坂タイプ。「はなしがしんだあ。はなしがしんだあ。」もとりこみやも尋常じゃなく怖いです。そういえば昔通っていた保育園のピアノの下にたまった綿ぼこりはいつかモグラになるはずでした。ずっと握りしめていたのに運悪くモグラになる瞬間を見ずじまいに終わってしまいました。
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子供は哲学者なので親は子供を立派な懐疑者/思索者にしよう。そのためのコツが載っている本なのですがレックスとハンクは賢すぎます。これを読んでようやく哲学はあらゆる人間に必須だと分かりました。面白いのは著者の知識や信念に内容が影響されてるように見えることです。例えば唯物論のところは私にはしっくりきません。この本の中では道徳的真実は人によって異なるという立場に反論するところが最もスリリングでした。結論は非常に穏当とはいえ。和訳タイトルはこの上なくダサいですが中身は壮大かつ圧倒的に面白いので文句が言いづらいです。
が「ナイス!」と言っています。
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ネタバレ妖怪小説;特撮時代劇;天保の改革;モリアーティ ついに終わったのでしょうか。語られるのはわからないものを入れられる妖怪という文化装置の死、なので終わりにふさわしくはあります。いつになく政治を語っていて現実の社会の比重もかつてなく高くなっています。過去作をうろ覚えなのでよくわかりませんがいろいろな因縁に決着がついた感じもあります。鵺の碑のあれはどうでしたっけ。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2014/03/28(3901日経過)
記録初日
2014/03/31(3898日経過)
読んだ本
3577冊(1日平均0.92冊)
読んだページ
878655ページ(1日平均225ページ)
感想・レビュー
210件(投稿率5.9%)
本棚
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自己紹介

脱臼しましょう

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