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2022年2月の読書メーターまとめ

やいっち
読んだ本
16
読んだページ
5659ページ
感想・レビュー
16
ナイス
7866ナイス

2/12/42/72/102/132/162/192/222/252/28479101480030480959481888482817483746484675ページ数1329133213351338134113441347冊数読書ページ数読書冊数
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2022年2月に読んだ本
16

2022年2月のお気に入り登録
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2022年2月のお気に入られ登録
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  • ジェナ@読書の秋
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2022年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

やいっち
力作。「太平洋戦争中に生体解剖やペスト菌による非人道的な実験を行った細菌戦部隊。残虐な行為に手を染めながら、なぜ彼らは戦犯とならずに済んだのか。そこには隊長・石井四郎とGHQの驚くべき駆け引きがあった。戦後50余年を経て発見された石井の直筆ノート2冊から隠された真実を読み解く。」
ガラスの文鎮(文鎮城)
2022/02/15 20:49

731部隊の医師の一部が戦後国立感染症研究所を作ったそうです。今回のコロナ対応の遅れとかワクチン利権とか相変わらず国民より自分達と言う組織の論理は受け継がれていることに驚きます。

やいっち
2022/02/15 21:26

ガラスの文鎮(文鎮城)さん 本書の中でもそういった記述がありました。現場を知らない(関心の薄い)政府に繋がる感染症研究所員と、現場で患者らと対応する医師や保健所、介護現場との乖離はひどい。

が「ナイス!」と言っています。

2022年2月にナイスが最も多かったつぶやき

やいっち

昼過ぎ雪が小止みになって、買い物へ。でも、ほんとに小止みだった。3時頃、折角 除雪したのに、二時間も経たないうちに元の木阿弥に。今夜にも峠 越えないかな。また、会社から帰ったら除雪が待ってるよ。

昼過ぎ雪が小止みになって、買い物へ。でも、ほんとに小止みだった。3時頃、折角 除雪したのに、二時間も経たないうちに元の木阿弥に。今夜にも峠 越えないかな。また、会社から帰ったら除雪が待ってるよ。
Mihoko
2022/02/07 08:36

固いの1番力要りますね ファイト

やいっち
2022/02/07 14:21

未明の帰宅時には除雪を30分ほど。幸い今日の日中は4度くらい。雪融けが進んでます。やはり、お日様の力は偉大です。

が「ナイス!」と言っています。

2022年2月の感想・レビュー一覧
16

やいっち
「新型コロナウイルスが猛威を振るう中、 「感染ルート」として指弾されたのが日本各地の繁華街、そして風俗業界だった。職と当座のお金を求める弱者の最終セーフティネットという側面もある。風俗の世界に生きる人々は、かつてない危機とどう向き合ったのか。吉原、鶯谷、ススキノ、伊香保温泉、梅田、飛田新地、天王新地をめぐり、ソープ嬢やデリヘル嬢、風俗店経営者、スカウトマンたちの「いま」に迫るコロナ禍2年のドキュメント。」介護や医療や風俗でギリギリ頑張る女性たち。筆者の関心なのか、家族などの借金を肩代わりする女性が目立つ。
やいっち
2022/03/02 01:35

それにしても、女性に子供を押し付けて知らん顔の男性の多いこと。そういった奴の子供が増えて、同じことをその子が繰り返す……ことのないことを願うばかりだ。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
本書は「ラプンツェル」や「私たちの町の幽霊」「マーメイド・フィーバー」「夜の声」など8作品の短編集。必ずしも小説読みが得手ではない自分は、ミルハウザーの世界は初めてで最初の「ラプンツェル」からしてこの世界をどう受け止めればいいのか戸惑い続けた。数編を読んで自分の常識に引き寄せるのではなく、素直にありのままに叙述に従えばいいのだと気づいた。
やいっち
2022/03/01 16:14

(中略)メビウスの輪のようなものか。表の面をなぞっているだけのはずなのに、いつしか裏の面へ辿りついてしまうようなものか。違うのは、元の表の面に戻れるかどうかは定かではないこと。何処か世界は幾重もの時空の積み重なり。しかも、異次元の世界は何処かポール・デルヴォーの描く夢の夜の街に迷い込んだような。遠く彼方にあるのではなく、足元のマンホールか水溜まりのように潜んでいる。ミルハウザーの世界に嵌り込んだら、抜け出せなくなるかも。というか、戻る必要もないのかな。

やいっち
2022/03/01 16:15

高名らしいが、我輩には初めての作家。柴田元幸氏の訳ということで手にしたような。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
「生命活動の根源ともいえる「呼吸」。人は一生の間に6億~7億回「呼吸」をするといわれています。そもそも「呼吸」とはなにか? (中略)その精密につくられた驚異のメカニズムを「呼吸」の研究の第一人者として知られる著者が徹底解説します。」というもの。仕事の合間に読むには難しかった。
やいっち
2022/03/01 16:11

前半は、呼吸のメカニズムが徹底解説されていて、我輩にはやや高度な内容だった。  後半は、スポーツや運動を呼吸の面から科学していて、日常における呼吸法も話題にあり、幅広い方に参考になるかも。

やいっち
2022/03/01 16:12

本書に関連しての話題は、拙稿「BSで高橋真梨子特集に遭遇」にてあれこれと:http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/2022/02/post-7b8f03.html

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
感想は書かない。退屈だった。せめてエロさが感じられたなら……。楽しんだという感想を寄せる方がいらっしゃるのが不思議。波長が合わないってことか。
が「ナイス!」と言っています。
やいっち
著者(おわりに)によると多くの人に楽しく読んでもらえるよう三点工夫したとか。①「私が携わってきた研究の経験談を時系列に並べ、一緒に観測や調査に臨んでいる気持ちになるようにエッセイ風に。」②折々の「セクションで、研究に関連しなさそうなエピソードや映画、小説などで始めることで、研究活動そのものになじみのない方でも話に入りこんでいただけ」るように。③本文を読まなくても、図の写真や絵を見れば、バイオエアロゾル研究の雰囲気を味わってもらえるようにし」た。
やいっち
2022/02/20 23:30

一昨年だったか、新型コロナが流行り始めた頃、空気感染しやすい、クシャミはもちろん、息を吐くだけでも移るという話の中で、エアロゾルという科学用語がマスコミでも使われ出した。本書の刊行は昨年の八月なので、その関連も話題に出るかと思ったが、全くの空振りだった。新型コロナのウイルスが、黄砂…でなくとも、中国からの大気の流れに乗って日本などにも飛来することが全くないのか、知りたいものだ。あるいは早くから飛来していて日本などアジアは少なくとも当初は多少の免疫があったのではと、素人らしい憶測を逞しくしたものである。

やいっち
2022/02/20 23:30

最後に本文でも触れられていたし、「おわりに」でも言及があったが、「大気微生物に限らず、フィールドに出て地道にデータをとるような、明日、明後日すぐに役に立たないような研究がじつは科学にとってとても大切なのですが、現在はそうした研究が行いにくくなっている」ことは非常に気になるところだ。この点は、細菌に日本の一般向けサイエンス本に共通して言及されているという印象を受ける。目先に役立つことも大切だが、中期長期の視点で科学技術研究が後押しされる国であってほしいと思う。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
「温泉宿に逗留中の元ヤクザ・崎谷の前に突然下着姿で現れた場末のホステス・カンナ。元カレに攫われて犯されそうになり、逃げてきたという。女嫌いだったはずの崎谷は、彼女の魂をさらけ出すようなセックスに溺れていく…」という出だし。
やいっち
2022/02/20 23:27

Vシネマの原作に相応しいような内容であり読み手を退屈させない物語の意外性と展開の速さ。話が進むほどに人間の殻が剝ぎ取られ、己が何を求めているか、何物なのか、何物でもないかすらが露わにされていく。ギリギリまでの激しい鬼畜めいたセックスと暴力の果てに、ようやく真実らしい恋に遭遇する。逆に言うと、そうでもしないと人の本心は剥き出しにはならない。

やいっち
2022/02/20 23:28

臆病なのか保身なのか。無難に生きる世間の生き方が嫌だからこそヤクザや美人局になったりするのだが、むしろそうした裏社会のほうが身を守るサバイバルの武器が研ぎ澄まされていくという矛盾。まずは最後まで読ませてくれた。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
(執筆当時も今も)現役AV女優・紗倉まなの小説デビュー作だとか。AV映画の当事者ならではの体験や知見を踏まえた短編集。小学生の頃、作文が嫌いで、国語の授業が嫌だったとか。「さて著者はなにを感じていたでしょう?」なんて漠然とした質問に、求められるような紋切り型の答えを書くことに抵抗があったとか。
sheemer
2022/02/22 09:53

これ映画化されていますね。オンラインで見られます。

やいっち
2022/02/22 10:34

sheemerさん ありがとうございます。観たいです。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
かの折口信夫が若き日にふるさと大阪の中学を辞職し、あてもなく上京。実家の送金も尽き、蔵書やきものを売り、友人に借金し……。友人にあの武田祐吉がいる。折口の万葉集愛(すべての歌を中学生にして諳じ、万葉集に出る山や川を知り尽くしていた)を知る武田は、折口に万葉集の現代語訳を勧める。
やいっち
2022/02/17 17:08

折口の仕事を世に出したのは、最終的には国文学者の芳賀矢一の力によるとか。折口の恩師・三矢重松が知己の芳賀にたのみ、芳賀を推す文会堂の口訳シリーズに折口の仕事を入れてもらった……。

やいっち
2022/02/17 17:11

口訳はただ楽しめばいい。朗唱すれは尚いい。文芸評論家・持田叙子の解説がこれまたいい。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
力作。「太平洋戦争中に生体解剖やペスト菌による非人道的な実験を行った細菌戦部隊。残虐な行為に手を染めながら、なぜ彼らは戦犯とならずに済んだのか。そこには隊長・石井四郎とGHQの驚くべき駆け引きがあった。戦後50余年を経て発見された石井の直筆ノート2冊から隠された真実を読み解く。」
ガラスの文鎮(文鎮城)
2022/02/15 20:49

731部隊の医師の一部が戦後国立感染症研究所を作ったそうです。今回のコロナ対応の遅れとかワクチン利権とか相変わらず国民より自分達と言う組織の論理は受け継がれていることに驚きます。

やいっち
2022/02/15 21:26

ガラスの文鎮(文鎮城)さん 本書の中でもそういった記述がありました。現場を知らない(関心の薄い)政府に繋がる感染症研究所員と、現場で患者らと対応する医師や保健所、介護現場との乖離はひどい。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
「北欧(フィンランド)の気鋭の生物学者が、進化生物学の観点に人類史を交えて、ウイルス学、細菌学、寄生虫学の垣根を軽々と越え、寄生生物の壮大な進化の旅について語りつくす」というもの。学ぶべき点が多く、既に折々呟いたりメモしてきた。
やいっち
2022/02/16 16:25

解説の倉持氏が解説の締めとして、著者の締めのフレーズを選んでいる。ここでも転記しておきたい:「感染症は医学だけの問題ではない。生態学も、文化も、都市計画も、歴史的な側面も関わる。こうした複雑な相互影響の関りの背後で、感染症に対してより広範なアプローチをしようという動きが広がっている。簡単なことだ。感染症に、人間の臨床的視野だけでなく、他の動物、環境、そして私たち人間の文化の観点も持ち込めばいいのである。」

やいっち
2022/02/16 16:26

本書で惜しい唯一の点は、あるいは原書もそうなのかもしれないが、図像が一つもないこと。寄生虫など観たくはないが、怖いもの見たさの気持ちがないではない。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
初めての作家だが、読ませる。吾輩は女性作家の小説を読むのが好き。女性の心情の機微もだが、セックス…特に風俗など男性の勝手な欲望に晒される女性らの真情に少しでも迫った記述が欲しい。作家は北海道育ちで北海道を舞台の作品が多いらしいが、初の沖縄作品。
やいっち
2022/02/11 19:47

流れ流れて沖縄…那覇へ。都会ではなくツキヨのことを誰も知らない彼女からしたら僻地へ(沖縄は都会からの観光客が多いし、女を買いに来る男も多いはずだが)、少しでも暖かいところへ。既に三十路で体を売れるのも先が見えている。その沖縄で見つけた場は、様々な人間の吹き溜まり。宙ぶらりん。誰ももうこれ以上行き場がない。仲間たち?に囲まれ、居心地がいいかのように感じる。周りが傷を負った人たちばかりだからこその不思議な揺蕩い感。このままでもやっていけるのかもしれない…。

やいっち
2022/02/11 19:47

こうした小説でしばしば隔靴搔痒の感を覚えさせるのは、大概の小説がそうだが、書き手に何処まで自ら癒えない傷を負っているか見えないこと。所詮は書き手の題材じゃないのかという不信感めいた情が漂ったりする。作り事なんかに騙されないぞという読み手の用心深さ…怯えなのかもしれない。その点、本作はツキヨは海まで光まで5分でダイブできる、生と死の狭間に漂ったままでいる感は、最後まで嗅ぎ取れていた。解説は海原純子(うみはらじゅんこ)氏。嘗てテレビでも活躍していた心療内科医。解説も作品の読みに参考になる。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
書店の岩波文庫コーナーに平積み。岩波新書から1980年に刊行。当時目にしたはずだが、吾輩は食指が動かなかった。不明を恥ず。それに五男による回想「私にとっての〈親子関係〉と青木理による解説を加えたもの。どうやら作者の井出も桐生も青木も長野繋がり。
やいっち
2022/02/08 21:40

漱石はさらに、友人への手紙の中で、明治天皇の崩御の際、殉死が何件か起きたことに対し、マスコミが持ち上げる風潮にも苦言を呈していたとか。昭和天皇の不例の際の、世の中の委縮ぶりを思い出す。マスコミも理性を失って同調していたっけ。怖い。そんな中でマスコミ人は理性を貫けるだろうか。

やいっち
2022/02/11 11:45

同調圧力は、昨夏のオリパラでも強烈だった。バブルの中を守るため、外部の一般人などどれほど過大な犠牲を払ったことか。特にマスコミの責任は大だ。日本のマスコミは情けない。節操がない。これじゃ戦争だという国やタカ派の圧力に対抗出来そうにない。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
素晴らしい書だった。物理学関連は、全卓樹の『銀河の片隅で科学夜話』を含め少しは読んできた。ブライアン・グリーンの諸著も欠かさず。が、本書こそ奥の院。科学夜話の醍醐味を味わえる。
やいっち
2023/02/11 21:15

とにかく面白い。原注も充実していて(80頁!)、吾輩は欠かさず読んだ。興味を覚えた話題があれば、参考にすべき文献が示されていて、まさにガイド本としても目配りが利いていて、貴重なのである。

やいっち
2023/02/12 15:27

再読必須……なのだが、さすがに浩瀚過ぎて気軽には手が出せん。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
本書は訳者である青木氏によれば、「自然科学の領域に留まらず、人間経験のすべてにわたり、人類がこれまで積み上げてきた知識のすべてを包括するような、統一的な理解があるとしたら、それはどんなものになるだろうかという壮大なテーマ」に挑んでいる。かといって、訳者も書いているように、一部の功成り名遂げた老科学者のようには、スピリチュアルな、あるいはトンデモ本では決してない。
やいっち
2022/02/08 11:26

このガイド役はつまりは無類の専門家であるグリーンであることは言うまでもない。とにかく面白い。原注も充実していて(80頁!)、吾輩は欠かさず読んだ。興味を覚えた話題があれば、参考にすべき文献が示されていて、まさにガイド本としても目配りが利いていて、貴重なのである。

やいっち
2022/02/08 11:27

本書については、随時呟いてきた。(中略)まあ、きりがない。実に深く広く且つ面白い書だ。このままではメモやら呟き続きになり、読み進められないとメモは早々にやめてしまった。 http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/2022/02/post-af9bef.html

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
「ドガの作品にはバレエを扱った主題、ことに楽屋や練習風景、舞台袖といった一般人では出入りできない場所での場面を描いたものが多い。」それは、「オペラ座の定期会員になってい」て、「座席を年単位で購入する定期会員は、オペラ座の楽屋や稽古場に自由に立ち入ることが許されていた」からである。稽古はもちろん、『浴盤』なる作品があるように、丸裸での様々な姿も存分に描けたようだ。
やいっち
2022/02/07 19:23

「ある種の探究は、要求することが無限にあるために、その探究に乗り出す者を孤立させる。その孤立が感じ取れないこともある。だが、自らを深化させる人間は、いくらひとに会い、彼らと会話を交わし、議論をしても、結局は自らが本質と思うものだけをとっておき、自分の大いなる構想には無用と感じるものしか他人には打ち明けない。」そう、大いなる構想は作品の中に、制作する過程の中に息衝くしかない、そのことを知るのがドガであり、ヴァレリーなのだということだろう。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
(前略)「生き物図鑑とドリトル先生の大好きな少女が、いかにして進化生物学者になったのか。(中略)進化生物学者として成長していく著者の人生の歩みと、人間の進化と適応に関する興味深い話が語られる」という本。
やいっち
2022/02/02 21:07

著者は長くニホンザルやチンパンジーなどのイギリスやアフリカなどで研究を行ってきた。嘗てのアナログな研究生活が興味深い。最後の章は、「私の動物行動の研究がヒトの進化的理解にどのように発展したかについて、とくに性差とジェンダーの問題を取り上げて論じてみた」。正直、著者自身語るように、「まだ道半ばの探求なので、読者にとっては、歯がゆいものに終わったかもしれない」。まさに吾輩が語るのは僭越の極みと思いつつも、ずっと歯がゆかった。専門の領域を一歩でも超えると、関心の深さ強さに関わらず、まさに読んでて歯がゆい。

やいっち
2022/02/02 21:08

たまたまいま読んでいる<ブライアン・グリーン著の『時間の終わりまで 物質、生命、心と進化する宇宙』で、やや重なる話題が(も)論じられていて、痛感させられたのである。グリーンは、物理学者だが、その素養の幅は想像を絶して広く深い。宇宙論は元より言語学、動物行動学、宗教学、脳科学、人類学……。肝心の進化生物学に限ってもグリーンの視野は広い。尤も、長谷川の『私が進化生物学者になった理由』は、ヒトの進化的理解を専門に扱った本ではないから、比べるのは筋違いかもしれない。にしても、論の展開の鋭さ視野の広さの違いは……。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/03/04(3613日経過)
記録初日
2005/04/30(7208日経過)
読んだ本
1846冊(1日平均0.26冊)
読んだページ
644987ページ(1日平均89ページ)
感想・レビュー
1723件(投稿率93.3%)
本棚
12棚
性別
血液型
A型
現住所
富山県
外部サイト
URL/ブログ
http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/
自己紹介

読むこと、書くこと、居眠りすることが好き。生活のために仕事も。家事や庭仕事もなんとか。
読書は雑食系かな。でも、読めるのは月に十数冊なので、実際には幾つかのジャンルに限られてるみたい。
苦手なのは、専門書や法律、マニュアル本など。
小説やエッセイを書いたりしてます。
バイクでのミニツーリングを折々。
グルメ、スポーツ、コンサートも楽しみたいけど、仕事や家事でなかなか実現しない。昨年(23年)末、薪ストーブ設置。庭木の枝葉を焚き火代わりに燃やしてます。薪はなくて柴だけなので、心底寒い時だけ。焔と共に柴の燃えてはぜる音が心地いい。


外部ブログも20年以上になりました:
日々の日記:「壺中山紫庵」 http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/
創作の館:「壺中方丈庵」 http://atky.cocolog-nifty.com/houjo/

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