ちなみに、著者の経歴は、「人類学者。東京大学文学部宗教学・宗教史学科卒業。東京工業大学大学院社会理工研究科価値システム専攻博士課程満期退学。」「独立研究者として執筆・講演・大学講師などの活動を行っている。世界各地の神話、儀礼、考古遺物の分析を通して数万年におよぶ人類の精神史を研究中。」 外野の囁きだが、もし大学に残って研究者となっていたら、こういった大胆な説を唱えることができただろうか。重鎮教授らに潰された?
ドストエフスキーの『罪と罰』の理念のために殺人を犯す主人公大学生ラスコーリニコフが、娼婦ソーニャとの間で男女のドロドロに陥らない(あるいは描かれない)点に、<男>なのかどうかが怪しく感じられることと、何処か通底している気がする。偽善の感が否めないのだ。
国家の前に、まず社会があるはずです。夢を抱いてルビコンを渡る恋人たちがあり、先住民や亡命者や労働者たちの共同体があるはずです。そのスペースがある限り、合衆国(様々な悪の装置ですが‥)とは言わず、一方で"アメリカ"と言ってもいいと思うんです。それは社会主義共和国連邦ではなく、"sovet"だってそうだったでしょう。。起源を持つにはそもそも分離していなければなりませんが、私=生命は生成・分岐・スプリットを繰り返し消滅へ進まなきゃならないカール・ロスマンです。後はダークなマターの領分ということでどうでしょう😃
美は細部に宿るじゃないけど、人は細部に、微細な違いに、他者との差異に拘る。生命に自覚的に拘るのはきっと人間だけ。クォークの孤独に沈面しつつも、波動に溺れつつも、違和感の自覚に快感を覚える……
所収は、井上靖、井伏鱒二、池波正太郎、石川達三、五木寛之、色川武大、遠藤周作、長谷部日出男、大江健三郎、北杜夫、黒岩重吾、庄司薫、城山三郎、杉本苑子、田辺聖子、陳舜臣、永井路子、新田次郎、野坂昭如、野呂邦暢、畑山博、半村良、丸谷才一、丸山健二、三好京三、安岡章太郎、山口瞳、吉行淳之介、渡辺淳一以上29名。
今となっては懐かしい書き手が勢揃いで仕事の合間の息抜きには最適。今更ながら、読書…本との関りや考え方も多様で、この作家がこんな読書歴、こんな考え方と知り、これまで敬遠気味だった書き手を再認識したり。 今となっては、入手困難?
「田宮 虎彦(1911年 - 1988年)は、昭和期の小説家。『足摺岬』や『絵本』など希望の無い時代の孤独な知識人の暗い青春を描いた半自伝的作品や、弱者に対するしみじみとした愛情に支えられた独特のリアリズム小説を発表し、戦後高い評価を受けた。『落城』『霧の中』などの歴史物でも知られる。」(Wikipedia参照)
作家は純文学を目指したようだが、次第に歴史小説作家と見なされるようになったようだ。本書は随筆集。今となっては田宮ファンか専門家しか手にしないかもしれない。吾輩は父の蔵書ということである種の感懐を持って読んだわけである。彼の本領は小説なので、作家としての評価は控えておく。
いいえ、米国の法律では、リスと同様に、アライグマを捕まえてどこにでも放すことはできません。 殺すことしかできません(射撃または毒)。しかし、銃社会のアメリカは動物に対して妙に思いやりがあります。 普通の人は必要がない限り、これらの野生動物を傷つけることはありません。😅
秋元不死男は、知る人ぞ知る特異な俳人。だが、不勉強な吾輩は彼の俳句作品も本も手にしたことはない。父の導きで出会うことになったわけである。 「秋元 不死男(1901年 - 1977年)は、神奈川県横浜市出身の俳人。島田青峰に師事し「土上」「天香」に参加。新興俳句運動に加わり、京大俳句事件に連座して投獄される。戦後は「天狼」参加を経て「氷海」を創刊・主宰。劇作家の秋元松代は妹。息子の秋元近史は『しゃぼん玉ホリデー』を手がけたテレビディレクター・プロデューサー。」(Wikipedia参照)
(中略)恐らく、新版も出ているだろうし、あるいは選書に入っているのか。お勧めである。ちなみに、本書のカバー表紙絵は、マチス画の「レダ」。どうしてマチスなのか。秋元の好み?
(中略)まさに移動こそが本書のキーワード。ネタバレになるので詳細は書かないが、移動こそ、意識発生の端緒だった。既述したように、「ポピュラーサイエンス本として、今年度の中では、「カルロ・ロヴェッリの 科学とは何か」に匹敵する傑作。意識の発生論がテーマじゃないが、進化論に根差した説明は、類書には比較にならない意識理解に資する。」実に面白い本だった。
半月の短いとも長いとも言いづらい旅だが、やはり足りない。「山家集,聞書集,残集,御裳濯河歌合,宮河歌合ほか,西行の和歌のすべて約二三〇〇首を集成した決定版.詳細な脚注・補注を付す」を生真面目に最後の頁まで眺めましたで終わったとしか言えないか。悲しいね。
そうですね。私も野草や雑草が大好きですが、前庭や裏庭の芝生に野草や雑草が生い茂りたくありません。かっこよくて速い車が好きな私でも、毎日運転する道が交通ルールを無視した速い車だらけだと大変なことになります。
そうなんです。身勝手と云うか、植物にはこのようであってほしいと…。でも、相手は雑草とはいえ、自然。敗戦を覚悟の戦いはこれからも続きます。除草剤だけは使いたくない。
もし、本書が第一回配本ならそもそもこのシリーズに手を出したりしなかっただろう。 そこは出版社も分かっているはず。ニーチェだったりパスカル、キルケゴール、プラトン、デカルト、ベルクソン、ラッセルなどなどが刊行当時のラインアップだった。高校生の吾輩は、受験など諦め気味だったし、我が家の受験生が宛がわれる屋根裏部屋で、せっせとこのシリーズを鉛筆片手に食らい付いていた。
以下は略す: http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/2022/08/post-7425fe.html ブログを覗くと、屋根裏部屋での受験生時代、窓からの眺め画像が。
読むこと、書くこと、居眠りすることが好き。生活のために仕事も。家事や庭仕事もなんとか。
読書は雑食系かな。でも、読めるのは月に十数冊なので、実際には幾つかのジャンルに限られてるみたい。
苦手なのは、専門書や法律、マニュアル本など。
小説やエッセイを書いたりしてます。
バイクでのミニツーリングを折々。
グルメ、スポーツ、コンサートも楽しみたいけど、仕事や家事でなかなか実現しない。昨年(23年)末、薪ストーブ設置。庭木の枝葉を焚き火代わりに燃やしてます。薪はなくて柴だけなので、心底寒い時だけ。焔と共に柴の燃えてはぜる音が心地いい。
外部ブログも20年以上になりました:
日々の日記:「壺中山紫庵」 http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/
創作の館:「壺中方丈庵」 http://atky.cocolog-nifty.com/houjo/
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ジェナさんの感想 大注目。期待してます。
いいえ、米国の法律では、リスと同様に、アライグマを捕まえてどこにでも放すことはできません。 殺すことしかできません(射撃または毒)。しかし、銃社会のアメリカは動物に対して妙に思いやりがあります。 普通の人は必要がない限り、これらの野生動物を傷つけることはありません。😅