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2023年3月の読書メーターまとめ

やいっち
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感想・レビュー
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7281ナイス

2023年3月に読んだ本
13

2023年3月のお気に入り登録
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2023年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

やいっち
「探偵フィリップ・マーロウの初登場作」とは知らずに読んだ。チャンドラー作品は『ロンググッドバイ』以来で、二作目(三作目)。筋が終えず、話しは面白いが何処へ導かれるか、途中読んでいて途方に暮れそうに。語りの面白さが読む手を離さない。最後にはミステリーの全貌が分かるわけだが、伏線は最初から仄めかされていたんだね。とにかく面白かった。
やいっち
2023/03/20 19:20

二作目(三作目)と曖昧なのは、『ロング・グッドバイ』を読んで、数年も経たないのに、『長い別れ』を読んだのです。途中まで、『ロング…』の別人訳と気付かなかった。訳者が違うとこうも違う…って言い訳は通らんね。勿体ないので最後まで読んだけどさ。

が「ナイス!」と言っています。

2023年3月にナイスが最も多かったつぶやき

やいっち

劇的逆転サヨナラ打を見て春の日を浴びながら気分よく自転車を転がして買い物へ。寒くないし、マスクは顎に。スーパーの中でもあちこちで村神さまやら、日本 勝ったわよの声。

劇的逆転サヨナラ打を見て春の日を浴びながら気分よく自転車を転がして買い物へ。寒くないし、マスクは顎に。スーパーの中でもあちこちで村神さまやら、日本 勝ったわよの声。
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2023/03/21 12:47

🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸🌸✨😏

やいっち
2023/03/21 13:44

代走周東の起用も正解。

が「ナイス!」と言っています。

2023年3月の感想・レビュー一覧
13

やいっち
内容案内によると、「美貌の人妻ルクレシア、至上の美を求める夫リゴベルト、そして聖なる少年フォンチートの三者がつくる世界を対位法的な構成で描く、巧緻を極めたエロティックな物語。「継母礼讃」の続編。」と。
やいっち
2023/03/31 04:11

マリオ・バルガス=リョサは、めぼしい作品は大概読んできた。が、これまた古書店で発掘した傑作『悪い娘の悪戯』で、おや、政治や社会経済への関心は薄れ、私的な世界に没頭かと驚いたものだが、本作『官能の夢―ドン・リゴベルトの手帖』でその思いを一層強められた。感激した。文学の形を借りて大人の官能の夢を極限まで果たしたんだね。(羨ましいの意味で)あんたは偉い!

やいっち
2023/03/31 04:12

吾輩は、ガルシア・マルケスについては、翻訳されたものは、ほぼ全て読んできた。それに比してリョサはやや関心は薄かったか。だからこうした大人の作品を見逃す失態を演じる。それにしても、マルケスもリョサも晩年は本然(?)の世界に戻るんだね。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
世評は高い。名作の誉れも高い。が、吾輩は詰まらなかった。仕事の車中で慌ただしく読んだからか。小学生とは言わないが、せめて中学時代までには読んでおきたかった。感性が鈍ってる? 読書にはタイミングが大事と痛感した。
が「ナイス!」と言っています。
やいっち
出版社の内容紹介によると、「『平家物語』は、諸行無常、盛者必衰という真理を説き、その中で限りある命を必死に生きた人々の姿を活写しています。本書は、全12章の長い物語をそうした人々の思いを中心において要約し、イラストと解説を付けて読みやすく再構成したものです」とか。「平家物語」理解の手引書か。
やいっち
2023/03/24 03:49

著者の経歴は、「1967年岡山県生。青山学院大学文学部日本文学科卒。青山学院大学大学院文学研究科修士課程修了。1992年4月~東京都私立高校国語科専任教諭。2018年3月末早期定年退職。古典文学の画文制作開始」とか。

やいっち
2023/03/24 03:50

見開きで、右頁は各場面の説明。左頁は、著者によるイラスト。このイラストがちょっとなー…

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
古書店で入手した本。帯には、「《調書》でデビュー以来、現代文学の旗手として独自の文学活動を続ける鬼才が、思想の核から生活の断片まで幅広く自己を披露した注目の書」とある。74年に出た本。
やいっち
2023/03/23 18:45

第二部はル・クレジオによる作家や映画監督論。セリーヌ、カポーティ、フェリーニなどなど。これがまた吾輩には雲をつかむようで一層理解不能。ひたすらル・クレジオワールドに溺れるだけ。

やいっち
2023/03/23 18:45

本書の末に長文の「訳者ノート」が付してあるので、それを理解に資すべきか。車中で読むような本じゃなかったと反省。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
日に20頁前後ずつ読んできた。「ジョン・D・バロウは、宇宙論と数理物理学を専門とするイギリスの天文学者・物理学者。サイエンスライター。」「ケンブリッジ大学の「新千年紀数学プロジェクト」(数理科学の社会普及を図る部門)の主宰者であり、一般向けに複数の科学解説書を著した」(Wikipediaより)
やいっち
2023/03/21 13:43

バロウの本は信頼性があり、追っかけのように訳書は読んできた。本書は見逃していたらしく、古書店で発掘した本。題名で、こんな通俗な話題で本を書くのかと、敬遠してしまったらしい。読んでみたら、とんでもなく深い本だった。

やいっち
2023/03/21 13:43

内容案内には、「宇宙論における「人間原理」の第一人者が、宇宙の神秘、最先端テクノロジーから宗教、芸術、政治まで、あらゆる分野の〈不可能〉を精査し、科学史上最大の謎にして、人間の知的探求の原動力である「不可能」という核心的問題に肉薄する」とあるが、「限界こそ科学の可能性である!」が肝なのだ。かのゲーデルの不完全性定理もこんなふうな理解が可能なのだと、妙に勇気づけられた。

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やいっち
沼野充義氏と五名の文学者らとの対談集。リービ英雄、平野啓一郎、ロバート・キャンベル、飯野友幸、亀山郁夫の五氏。いずれも傑出した方々。翻訳論。創作、詩作。各国の小説や、特に詩を翻訳で読むことの意義。本書でフレーブニコフなるトンでも詩人を知ったし、辻原登のことを思い出させてくれた。埴谷雄高「悪霊」がちょっと扱われていたのが個人的に嬉しかった。忘れられつつある作家評論家なのかな。淋しいな。
やいっち
2023/03/20 10:18

かずりんさん カラ兄弟など小説は存分に楽しんできました。そうでないと何回も読めませんね。亀山郁夫氏の訳でも新味を見いだしたい。

やいっち
2023/03/20 21:33

パグ猫さん 読み応えあります。但し、10年ほど前の本です。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
「探偵フィリップ・マーロウの初登場作」とは知らずに読んだ。チャンドラー作品は『ロンググッドバイ』以来で、二作目(三作目)。筋が終えず、話しは面白いが何処へ導かれるか、途中読んでいて途方に暮れそうに。語りの面白さが読む手を離さない。最後にはミステリーの全貌が分かるわけだが、伏線は最初から仄めかされていたんだね。とにかく面白かった。
やいっち
2023/03/20 19:20

二作目(三作目)と曖昧なのは、『ロング・グッドバイ』を読んで、数年も経たないのに、『長い別れ』を読んだのです。途中まで、『ロング…』の別人訳と気付かなかった。訳者が違うとこうも違う…って言い訳は通らんね。勿体ないので最後まで読んだけどさ。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
一気読みするつもりだったが、気になる本が次々に出てきて、その都度、物色し読みたい本登録。マニエリスムか何か知らないが、万般の書が繋がり合っている。読んだ本が全てインプットされていて、しかもキーワードを多方面に繋げていくから、その連関の際限のなさは留まるところを知らない。本書は圧巻。
やいっち
2023/03/16 18:45

但し、我が身に引き比べて己の凡俗ぶりを思い知ってもしらない。…吾輩はしばしば愕然たる思いだった…

やいっち
2023/03/16 18:46

著者の高山宏は、「1947年生まれ。東京大学大学院人文科学研究科修士課程修了。東京都立大学、明治大学、大妻女子大学副学長を歴任」といった経歴より、学魔と通称される知的傑物ぶりが凄い。吾輩は、『風景と記憶』という浩瀚なる書の訳者としてしか知らなかった。迂闊。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
12日(日)の未明に読了。3月11日の読了を目指していたのだが、ま、11日の夜半過ぎなのでギリギリ間に合った? 表題にあるように、祈りの書でありその意味での語りの書なのである。過日、「本書のテーマもだが、なんと云っても表紙の斎藤真一の絵の力が手にした上での動機になっている」と日記に書いた。
やいっち
2023/03/13 03:02

縄文の昔からの歴史の、あるいは歴史にならない歳月の積み重ねがあるわけで、当然、人や動物などの生き死にが、死屍累々たる闇の堆積があるに違いないのである。そんな歳月も、アスファルトやコンクリートの固い石棺に埋められ忘れ去られたのだろうし、その舗装された道をわれわれは今の日常を慌ただしく生きていく。 怨念だけじゃない、喜びも悲しみも退屈も切迫も、汗も涙も血も溜め息もその土地土地に流れ溢れ零れ消滅していった、それは間違いないのだろう。

やいっち
2023/03/13 03:02

著者の姜信子(きょう・のぶこ/カン・シンジャ)について。「1961年横浜生まれ。作家。路傍の声に耳傾けて読む書く歌う旅をする日々を重ねてきた。近年は「口先案内人」と称して、歌や語りの芸能者と共に小さな「語りの場/声が解き放たれる乱場」を開く試みも。」著書多数なのだが、韓国(朝鮮)の本の日本語訳本も少なからずある。

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やいっち
過日、安部公房の『砂の女』を久しぶりに読み、その色褪せぬ先端ぶりの傑作を堪能。で、「砂」をキーワードにあれこれ文献を渉猟。その中で、この作品を今更ながらに発見。短編集だった。ボルヘス作品も久しぶり。
やいっち
2023/03/13 02:58

本書の前半は短編集で、後半は「汚辱の世界史」となっていて、いろんな文献を基にした作品集。中には、「不作法な式部官 吉良上野介」なる作品がった。

やいっち
2023/03/13 02:58

意外だったのは、ある翻訳者の本をネタにした小説(?)なのだが、ボルヘス曰く「日本語からじかに訳していることを納得」ということで、恐らくは『実録忠臣蔵』からの忠実な訳らしい。「正義として人の胸をうつ」なんて文言がボルヘスから聞けたこと。びっくりだった。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
著者は、イギリスのジャーナリスト、ドキュメンタリー製作者ということで、分かりやすく興味深く書いてくれている。やや著者の<健全な>価値観、常識に囚われすぎの感は否めないが、我々一般の常識の立場からの最新テクノロジーの実情を迫ってくれている。というか、ややはったりめいた起業家も多いようという心証を抱いておられると感じる。
やいっち
2023/03/07 03:55

人工の肉や自殺の問題も興味深いが、「妊娠も出産も、代理母すら必要ない人工子宮による生殖は本当に女性たちを社会的に救うのか?」は、そもそも女性の存在の否定につながりかねないという指摘もあって、かなりショッキングかもしれない。

やいっち
2023/03/07 03:56

高性能AI搭載のセックスロボットや培養肉に人工子宮、自死カプセル。倫理的な懸念をよそに開発は想像以上に急ピッチで進んでいる。テクノロジー推進する業界の多くは男性主導なのも気になる。ユートピアなのかディストピアなのか。

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
予てより気になってならない謎の<存在>であるダークマター。「暗黒物質は天文学的現象を説明するために考えだされた仮説上の物質。”質量を持つ”、"物質とはほとんど相互作用せず、光学的に直接観測できない”、"銀河系内に遍く存在する"といった性質が想定される。間接的に存在を示唆する観測事実はあるが、直接的な観測例は無く、ダークマターの正体も不明である」。
やいっち
2023/03/07 03:52

ダークマターは発見されてようやく20年の謎の存在。今、その正体の解明に向け研究が急ピッチで進んでいる(らしい)。最新のダークマター研究、関連するかもしれない原始ブラックホール理解の現状を知りたくて、関連書を物色したが、適当な本が見つからなかった。谷口義明著の『宇宙はなぜブラックホールを造ったのか』が比較的新しい本なので、読んでみた。肝心の点はほとんど触れられていなかったが、本書はこれはこれで面白かった。

やいっち
2023/03/07 03:52

著者の谷口義明は、「1954年北海道生まれ。東北大学理学部卒業。同大学院理学研究科天文学専攻博士課程修了。理学博士。東京大学東京天文台助手などを経て、現在、放送大学教授。専門は銀河天文学、観測的宇宙論。すばる望遠鏡を用いた深宇宙探査で、128億光年彼方にある銀河の発見で当時の世界記録を樹立。ハッブル宇宙望遠鏡の基幹プログラム「宇宙進化サーベイ」では宇宙の暗黒物質(ダークマター)の三次元地図を作成し、ダークマターによる銀河形成論を初めて観測的に立証した。」

が「ナイス!」と言っています。
やいっち
読んだ…というか流した感じ。書店で見出した本。「「自分の足」だけを頼りに、ゆっくり自由に旅することで人生を取り戻す」というテーマなどは共感した。だから手にしたのだが、肝心の文章が肌に合わない。何処か説教臭さというか学者臭が漂って、辟易することしばしば。
やいっち
2023/03/03 02:56

読みながらというか本書を脇に幾度も連想する歩く哲人詩人俳人学者作家を列挙してみたり、歩くから連想する本や作品を脳裏に渉猟してみたり。そうでもしないと持たない。読み続けられない。

やいっち
2023/03/03 02:57

味読できなかったのは、吾輩の読むときの体調が思わしくなかったのだろうか。やはり、書店で手にした際、文体に違和感を覚えた、その直感を大事にすべきと反省。いい本かどうかの判断は避ける。吾輩の感性にはヒットしなかったのだ。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/03/04(3506日経過)
記録初日
2005/04/30(7101日経過)
読んだ本
1779冊(1日平均0.25冊)
読んだページ
624117ページ(1日平均87ページ)
感想・レビュー
1660件(投稿率93.3%)
本棚
12棚
性別
血液型
A型
現住所
富山県
外部サイト
URL/ブログ
http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/
自己紹介

読むこと、書くこと、居眠りすることが好き。生活のために仕事も。家事や庭仕事もなんとか。
読書は雑食系かな。でも、読めるのは月に十数冊なので、実際には幾つかのジャンルに限られてるみたい。
苦手なのは、専門書や法律、マニュアル本など。
小説やエッセイを書いたりしてます。
バイクでのミニツーリングを折々。
グルメ、スポーツ、コンサートも楽しみたいけど、仕事や家事でなかなか実現しない。昨年(23年)末、薪ストーブ設置。庭木の枝葉を焚き火代わりに燃やしてます。薪はなくて柴だけなので、心底寒い時だけ。焔と共に柴の燃えてはぜる音が心地いい。


外部ブログも20年以上になりました:
日々の日記:「壺中山紫庵」 http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/
創作の館:「壺中方丈庵」 http://atky.cocolog-nifty.com/houjo/

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