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2023年12月の読書メーターまとめ

ぱふぱふ
読んだ本
65
読んだページ
20356ページ
感想・レビュー
65
ナイス
6242ナイス

2023年12月に読んだ本
65

2023年12月のお気に入り登録
5

  • ジョンノレン
  • りょうすけ
  • YOMIPITO
  • 糸巻
  • きよかつ

2023年12月のお気に入られ登録
7

  • ジョンノレン
  • にゃんこ
  • YOMIPITO
  • うるる
  • よむよし
  • 糸巻
  • きよかつ

2023年12月にナイスが最も多かった感想・レビュー

ぱふぱふ
定時制高校を舞台にした心温まる連作短編集。書いたのが伊予原さんなので,理系っぽさが強い。私はそこが好きだけれど,苦手な人は細かい説明は飛ばして読んでしまうのも手かも。それでもこの本の良さは伝わる気がする。理系科目を担当している先生が,この学校に通っている様々な境遇の生徒たちを集めて「科学部」を立ち上げる。火星の状況を実験で再現しようというのだ。学会発表のシーンは,ちょっと学生だった頃を思い出した。いたいた,こういう本題と関係ない質問をしてくる不思議な人…。実話をもとにしているそうだ。驚き。
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2023年12月にナイスが最も多かったつぶやき

ぱふぱふ

もう12月ですね。1日1日は長いのに,1年が過ぎるのはあっという間です。11月は阿部智里さんの「八咫烏」シリーズを読み始めました。この先が楽しみです。★2023年11月の読書メーター 読んだ本の数:53冊 読んだページ数:16497ページ ナイス数:5222ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/572172/summary/monthly/2023/11

bura
2023/12/02 00:46

ぱふぱふさん、あっという間に師走です😂今月もよろしくお願いします✨

ぱふぱふ
2023/12/02 07:46

そうですね~。本当にあっという間に年末です。まだ今年中にやりたいこと,読みたい本がいっぱいです。こちらこそよろしくお願いします。^^

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2023年12月の感想・レビュー一覧
65

ぱふぱふ
今年の締めくくり本。町田そのこさんの本を読むのは3冊目くらいかな。いつも複雑な家庭環境の人が登場するイメージ。本作では,「お母さん」(実母)と「ママ」(叔母で,育ての母)の二人がいる宙(そら)ちゃんが主人公。1話目では小学生だが,2話目,3話目,…と進んでいくにしたがって成長していく。その過程で,実母と暮らすことになり,その幼馴染の佐伯に料理を作ってもらうことになる。この佐伯の料理が絶品なのだ。これが宙ちゃんを育ててくれたと言っても過言ではない。親が愛情不足だと,その子供はつらい。連鎖しませんように。
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ぱふぱふ
先日『グレイの森』という本を読んだ。偶然この本は作者が一緒。デビュー作とのこと。そのせいか,社会問題が盛りだくさんの話だった。ある日,小学生の男の子が屋上から転落して死亡する。母親は自分の子供は自殺ではなく殺されたのだと主張。主人公の報道記者,榊美貴は事件を調べ始める。その過程で,亡くなった小学生の祖父が殺人罪で死刑になっていることが判明。でも最後まで犯行を認めず,えん罪を主張していたらしい…。榊がシングルマザーならではの苦労も見え隠れし,なかなか人間性が現れていた本だった。続編『名もなき子』も読みたい。
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ぱふぱふ
雑誌の「ダ・ヴィンチ」だったかな…何かで紹介されていたので,読みたい本リストに入れていた本。図書館から借りてきた。うーん,実体験をもとに書いた本のようだが,おそらくたいていの人には参考にならないのでは。この著者の方はこれで成功したのだろうが,じゃあ私も…という気になれなかった。コンサルタント業なんて手を出せないわ。そして,詳細は著者のSNSなどを観なければわからない感じに書かれていて,この本は誘導なの?と疑ってしまった。どうしてマレーシアに移住したのかも謎だわ。起業には憧れるのだけれど。
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ぱふぱふ
シリーズ番外編2作目。発売を楽しみにしていて,すぐに本屋さんで買ったのに,もったいなくてこれまでずっと読まずにいた。でもとうとう手を出してしまった。これまでのシリーズを読んできた人にはたまらない面白さではなかろうか。1話目は難波君の彼女の愛美ちゃんが怖い目にあう話。2作目は深町君と同じような能力を持つ遠山さんが,猫を飼うことになる話。3話目は小学生の智樹くんが怖い目にあう話。4話目は難波君が深町君の能力に気づいてしまう話。ラストは刑事の佐々倉と異捜の話。どれも高槻先生や深町君が登場。世界観を満喫した。
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ぱふぱふ
シリーズ1作目。大学生の奈緒崎(なおさき)くんが主人公。専攻しているドイツ文学の試験の成績が壊滅的で,留年の危機。教授から「もし不登校の嗄井戸(かれいど)くんを大学に連れてくることができたら…」と救済措置を提案されたため,さっそく嗄井戸くんに会いに行く。しかし彼は筋金入りの引きこもりで…。映画の話を織り交ぜながら,現実の事件を解く安楽椅子探偵もの。あ,探偵役は嗄井戸くんね。奈緒崎くんは助手。二人のバディものでもある。嗄井戸くんに雇われて掃除などをしている女子高生の束(たばね)ちゃんがいい味出している。
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ぱふぱふ
小説に限らず,エッセイでもブログでも何でもよいのだ。何かを書く人に向けて書かれた書き方の指南本。「~的」という言葉や流行り言葉を使うのはやめようといった具体的なことも書かれていて勉強になったのだが,なんというか…この人の文章が苦手。まるで職場の上司のようだ。「若い者はわかっとらんなぁ。俺が教えてやろう。昔はこんなことがあって…」というオジサンの語りを聞いているかのよう。押しつけがましく感じた。それでライターとして芽が出た人もいるのだろうが,つぶれた人もいそうだわ。
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ぱふぱふ
これで今年もストリーミング放送の聞き納め。忙しくてちょっと聞けない時期もあったが,なんとか1年頑張った。まあこの「ラジオ英会話」は年度単位なのでまだ3月まで続くけれどね~。引き続き頑張ろう。昨日読んでいた『英語耳』関係の本で,英語を早いスピードで聞くことが推奨されていたので,倍速にして聞いてみた。さっぱりわからない…。私には1.5倍が限界だった。それもあまり学習には効果がなさそう。耳があまりよくないせいかしら。無理せずに通常速度で聞こうっと。
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ぱふぱふ
この作者さんが提案している「英語耳」という学習法についてまとめた本。この本は新書だけれど,もともと『英語耳』というシリーズの学習書があるようで,この本の中でも折に触れて宣伝してくる。うーん,買ってみたくなってしまうかも…。(作者の思うツボ。)ネイティブの英語を聞き取るためには,3倍速くらいの理解力が必要らしい。たしかに,聞き取れて,理解して,それに対して言葉を返すためにはそのくらいの速さが必要かも。でも私は日本語でも2倍速が限界。英語で3倍速だなんて…。薦められている「多読」は以前やっていたなぁ。
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ぱふぱふ
これはなんとも言いようがないジャンルの小説だ…。ミステリだと思って読み始めたのだけれど,そうするとラストがちょっと腑に落ちない感じ。それよりは1つの文字をめぐって,人々が想像たくましく考察する話と考えたほうがよさそう。都内で発見された死体の中に,「暃」という文字のタトゥーシールが貼られたものが何件か見つかる。これらには関連性はあるのか? 刑事2人が事件を追う。その過程でこの文字の読み方について考察する。「罪」という感じに似ているけれど違うよね。じっと見ているとゲシュタルト崩壊しそう…。
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ぱふぱふ
いい話だった…。青森県南部に伝わる「菱刺し」と呼ばれる刺し子の一種にまつわる連作短編集。私はこの「菱刺し」を知らなかったので途中でネットで調べてしまった。「こぎん刺し」なら知っていたけれど,それとは行われている地域が違うのね。もちろんデザインも違うし。1話目は,進路が決まらない高校生の女の子,綾ちゃんが公民館で「南部菱刺し」のタペストリーを目にするところから始まる。感動した綾ちゃんはさっそく工房見学に。そこでより子おばあちゃんと出会う…。手仕事をしていると心が落ち着くというところに共感。泣ける。
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ぱふぱふ
この作家さん初読み。あるチェーン店の洋食屋さん(ほとんどファミレス?)の店長をしている南雲みもざ。仕事が忙しくて疲れきっている。そんな時に住んでいるアパートが火事になって焼け出されてしまう。幸い本社の計らいで,もともと寮だった建物(今は倉庫)に住まわせてもらえることに。その近所にあるのが「キッチン常夜灯」というビストロ。このお店と出会ったことで,みもざは仕事への向き合い方を見直したり,いろんな人と出会ったりする…。頭にハゲができるほど追い込まれていたなんてかわいそう。でも仕事ってそういうところあるよね…。
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ぱふぱふ
シリーズ1作目。中華後宮ファンタジーは数あれど,検屍ができる女官が主人公という設定はかなりオリジナリティがあるのではなかろうか。そんな女官がいるのかなぁ。後宮にあがるにあたって別の家の養女になっているが,実家では父親が検屍医で,子供の頃にその手伝いをしていたという設定のようだ。まあ,ありえるか…。後宮で起きた,亡くなった妃が死後に赤子を生むという奇怪な現象や,不自然な女官の死などを検屍によって解決に導く。協力してくれる宦官,孫延明の存在がよい。名前が漢字ばかりで,読むのがつらかった。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ3作目。特許実務に詳しくなれそうなお仕事小説。主人公の藤崎亜希は知財部の新米…という設定だったけれど,この巻ではもう新米ではない。しっかりプロの顔をしていると思う。だから先輩で弁理士の北脇も,ちょっと今までよりも厳しく指導をするようになってきたのだろう。期待されているってことだね。亜希ちゃん,がんばれ! さて今回は最後の最後で次に続く終わり方。亜希が勤める<月夜野ドリンク>の商品が特許侵害で訴えられそう。その裏には亜希の元カレが関係しているようで…。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
鮎川哲也賞受賞作。2年の間が空いて,3年ぶりの受賞作らしい。この作家さんは5回目の応募だって。なかなか賞をとるというのは大変なことなのね。そんなわけで本作品に期待が高まっていたのだが,読み終わってみて,私はちょっと置いて行かれてしまった気分。話の舞台が1795年の英国海軍の軍艦上なのだが,たくさん描写をしてくれているにも関わらず,イメージができない! でもまあ,ここで殺人事件が起こるわけだ。主人公の靴職人ネビルは強制徴募されてこの船に乗ることになるのだが…。うーん,難しいね。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
これは噂に聞く「ブロマンス」というジャンルだろうか? この作家さん初読み。タイトル通り,大正時代の奈良監獄から脱出しようという物語。女学校で数学教師をしていた弓削朋久。教え子の女学生を殺した疑いで懲役20年を言い渡されてしまう。一方で,無期懲役で同じ奈良監獄に送られた羽嶋亮吾。二人の共通点は,どうやら二人とも冤罪だということ。弓削は羽嶋に組紐作りを教える役になり,羽嶋に妙に慕われる。前半はほとんど刑務所の日常を描くことに費やされる。後半,脱獄することを考え始めてから,展開が早くなり,ラストは一瞬。えっ?
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
この作家さんは初読みかも。タイトル通り,プラネタリウムの話。お仕事小説だった。主人公の渡久地昴(とくちすばる)は,大手不動産管理会社に就職が決まったが,配属先を聞いて愕然とする。施設運営部プラネタリウム事業課天文係…。つまりはプラネタリウムの解説員だ。どうやら彼の配属には,出身地が絋波村(現在は星降村と呼ばれているらしい)だということがこの配属に関係しているらしい。あまり故郷の話をしたがらない昴が,同僚やお客さんたちと接する中で,次第に心を開いていく様子が良く書かれていると思った。『銀河鉄道の夜』,好き。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
この作家さん,2作目。今回はAI研究者の話だ。理系の研究者の話だからか,共感できるところとか理解できるところなどが多々あった。胡桃沢宙太は東央大学の工学部の特任教授だ。彼の視点で話は進む。彼は,産学官共同の「KC(ココロ・クリエーション)プロジェクト」に取り組んでいる。AIロボットに心を持たせることが目標だ。ある日,パネルディスカッションでAIの軍事利用反対の意見を示したら,その場で別の教授が亡くなり,その後残りの教授たちは脅迫を受ける。軍事利用賛成派の仕業なのか…? ラストはもの悲しい。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
この作家さん,『県庁の星』の人よね。改革とか再生するような物語がうまい人なのかな。方法はかなり乱暴なんだけれど…。立地などの条件面では良いのに,なぜか経営不振に陥っているフィデルホテル。そこへ新たな社長が就任する。社会心理学者の元山だ。彼は支配人や従業員たちが思いもかけない方法の改革案を次々と打ち出していく。手始めに,従業員全員参加型の総選挙。大胆なリストラを敢行し,配置換えなども実施。最初は乗り気ではなかった従業員たちも次第に意識が変わっていき…。フィクションならではのサクセスストーリー。
ぱふぱふ
2023/12/25 19:19

ツンさん,『県庁の星』は織田裕二で映画化されましたね。懐かしや~。『嫌な女』はたぶん読んだことがないので,探してみます。

ぱふぱふ
2023/12/25 19:20

きむこさん,そうなんですよ。こんなにうまくいくはずないんですけれど,夢があって楽しかったです。フィクションならでは。^^

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ぱふぱふ
織守きょうやさんの本はホラーが多いと思っていたが,これはヤングアダルト世代向けの学園ミステリかな。かなりライト。主人公の高校生,山岸くんは美少女が出てくるアニメやラノベが好きだ。ある日,文庫本を拾ってもらった縁で,校内で有名な御崎くんと知り合いになる。御崎くんにはいろいろと怖い噂があって,陰で「魔王様」と呼ばれている。でも実際は王子様のように礼儀正しく優しい人で…。山岸くんは自称「村人A」(つまり庶民?)として,御崎くんとコンビを組んでいろいろな事件を解決していく…。後半,事件が大きすぎてびっくり。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
1月からのドラマ(主人公を演じるのは川栄李奈さん)の原作本ということで気になって読んでみた。うーん,ドラマにしにくそうな感じだけれど…。新米ナースエイド(看護助手)の澪が主人公。大きな大学病院で働き始めるが,その大学病院の外科では,手術の腕によって「プラチナ」「ゴールド」「シルバー」といった具合に医師が格付けされている。澪は,早々にプラチナ外科医の竜崎と意見が合わず,やりあってしまう。でも澪には実は秘密があって…。この秘密という設定をうまく使いこなせていない気がして残念だった。続編を予定?
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
世の中に出回っている写真を使って,作者がそこから短い物語を作っている。それをたくさん集めた本。内容は,明るい感じの写真にちょっとぞわっとする話を合わせたものが多かったかな。時々「おおっ!」と思うものもあったけれど,全体としては私にはあまり合わなかったかな。そんなにオチの部分の落差がないものが多くて,モヤモヤしてしまったりしたので。写真1枚では終わらなくて,次の写真もつながっているものもあったね。そういうタイプを増やしても良かったかな。私が気に入ったのは「大丈夫」というタイトルのもの。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ3作目。主人公の小春が,祖母や叔父と同じように「拝み屋になりたい」と希望を言うところから話が始まる。でも祖母も叔父も微妙な反応。人助けだけれど,嫌な思いをすることもあるから素直に賛成はできないのかな。今回は小春の高校で学園祭があったり,過去の卒業制作の中に祖母の作品を見つけたり(おばあちゃん,卒業生だったんだ),知り合いに頼まれて家に住み着いているという狐を祓いに行ったり,盛りだくさんな回だった。高校で出会った他のクラスの男子は何者? この先も楽しみ。こういう本を読むと,京都に行きたくなる。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ6作目。前作『玉依姫』は人間の女の子の視点で書かれていたけれど,今回はその八咫烏視点バージョン。裏表になっている感じで,1作目と2作目のつくりを思いだした。相変わらず過去のことが思い出せない八咫烏の金烏であり,若宮の奈月彦。ある日,大地震が起こり,結界にほころびが生じてしまう。そこから現れた猿から山神の元へ来るようにと言われた若宮は…。前作でわかってはいたけれど,八咫烏の側に被害が出てそれがまさかあの人だとは。切なくなった。雪哉の変貌ぶりも大きくてびっくり。これで第1部完結かぁ。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ2作目。主人公の小春は相手と目を合わせるだけでその人の考えていることがわかってしまう。それが原因で前作では引きこもりになったり京都に逃げてきたりしていたのだが,本作では勇気を出して京都の親戚たちに自分の能力を告白。そしてその流れで,東京に住む自分の両親にも告白。無事に希望する京都の高校に編入できることになり,新たな未来が見えてくる…。一方で,はとこの澪人の背負う重たい秘密も明らかになったり,新しい学校で友達ができたり,いろんなことが動いた回だった。神社でのお参り方法,私も見習おう。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
「このミス2023」海外編の第8位。この作家さんの本は『そしてミランダを殺す』が面白かったので,こちらも読んでみようと思ったのだが,ちょっと合わなかったかな~。ミステリ専門の本屋(行きたい!)の店主マルコムが主人公。過去に「完璧なる殺人8選」というタイトルでブログ記事を書いたのだが,その記事の中に登場する推理小説に似た殺人が現実に行われているとFBI捜査官から指摘を受ける…。有名な推理小説のネタバレがサクサクと行われるので,未読の人は要注意。パトリシア・ハイスミスの『見知らぬ乗客』とか。
ひらちゃん
2023/12/21 23:32

そうなんですよね〜。今丁度読んでるんですけど、他作品のネタバレ多くて戸惑ってます😅

ぱふぱふ
2023/12/21 23:34

コメントありがとうございます。「有名だからみんな知ってるよね?」ということなのでしょうか。うーん。^^;

が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ5作目。世界観がガラッと変わって,突然女子高生が出てきた!と驚く。今までは人間っぽくても実は八咫烏だったり,敵として大猿が出てきたりしていたので,そういうファンタジーな世界を描くシリーズだと思っていた。でも現実には人間もいたなんてね…。古くからの因習が残る村を訪ねた高校生の志帆。親戚に呼ばれて行ったのだが,実はそれは罠だった。人身御供にされてしまった志帆は,幼い山神の前に連れていかれる…。八咫烏たちも登場し,これまでの話ともつながった!いよいよ次作で第1部終了。楽しみ。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
松本清張賞受賞作。この作家さん初読み。デビュー作だもんね。1つの街を舞台に5つの物語が交錯する。登場人物が重なっていたりして,そこがサブタイトルの「あなただけが知っている」につながるのだろうな。私は1話目の推理小説「探偵青影の現金出納帳」が好み。主人公の名探偵ぶりがすごい。読み友さんたちのレビューを見たところ,2話目の青春小説「イチウケ!」が人気みたい。高校生コンビがM-1グランプリを目指す話。漫才ってこうやって技を磨いていくのね…と勉強になった。ラストの恋愛小説「恋と病」の主人公の「病」は私と近い!
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ1作目。『京都寺町三条のホームズ』シリーズの作家さんの本だ。こちらも舞台は京都。東京に住んでいた主人公の小春は,ある日不思議な能力に目覚め,それがきっかけで学校の友人たちと距離を置くようになってしまう。小春は家出をし,京都にある親せき宅を訪ねる。そこには祖母の吉乃,叔父の宗次朗が住んでおり,小春は下宿させてもらうことに。吉乃は普段は和雑貨店を営みながら,宗次朗の作った和菓子を販売したりしているが,実は副業(?)があって…。小春はこれからどうなっちゃうのかな。先が気になるので続けて読みたい。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
2022春,2022秋,2023春…ときて今回も出た。2023秋。でもなんと今回は東野圭吾さんがいないのだ…。とても残念。新作ミステリ短編のアンソロジー。私が好きなのは似鳥鶏さんの「名探偵名前が適当」かなぁ。タイトルでもう心を鷲掴みにされた。本当に適当だなぁ。東川篤哉さんの「どうして今夜の彼女は魅力的に映るんだろう」はタイトルもヒントだったなぁと結末を読んで思った。でもそんなのわからないのではあるマイカ。(←烏賊川市シリーズだった。)太田愛さんの「夏を刈る」はとても重たい話で,泣きたくなった。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
以前から読みたい本に登録していたけれど,本の分厚さにひるんでなかなか手を出さずにいた。でも年末だし,たまにはボリュームのあるものを…と選んでみた。中華料理屋を営む親子3世代の物語。というかほとんどは祖父母の話。NHKの「ファミリーヒストリー」という番組みたいに,孫が祖父母の生きてきた時代を知る。他の小説でも読んでいるけれど,満州に渡った人たちは本当に苦労されている。よくぞご無事で…。家族を失いながらも逞しく生きてきた人々の話に励まされる思いだ。明日からまた頑張ろう。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
[再読] シリーズ1作目の下巻。上巻ではFBIに邪魔されたが,なんとか捜査の主導権を取り戻すリンカーン・ライムとアメリア・サックス巡査のコンビ。「ボーン・コレクター」によって次なる被害者が誘拐されてしまうが,とうとう殺人を止めることに成功するライムたち。ここから巻き返すぞ!という感じが良い。映画も観たし,以前に1回読んでいるはずなのに,結末をすっかり忘れていて,犯人との戦いにハラハラドキドキしまった。おおーっ。そしてラストで新たな事件の触りが。これは次の『コフィン・ダンサー』も読むしかないなぁ。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ7作目。いよいよ「秋の舞」の下巻だ。上巻があまりにも凄惨なところで終わったので,急いで下巻を一気読みしてしまった。大和の秋の代行者である撫子ちゃんがこれまでどんな待遇を受けてきたか,まだ子供なのにどうしてあんなに大人びているのか,どんな力(権能)を持っているのか,あのとき何が起こったのか…などが明かされる。読んでいてつらいけれど,だからこそ今の彼女があり,これからがある。異国の秋の代行者もこれからは幸せになってほしい。どの季節の主従関係も共依存になっていて,切ないけれど私は好き。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ6作目。「秋」の主従がメインになる回がやってきた。表紙を見て,「いったい誰!?」と思っていたが,読み始めてすぐに,今回の話の舞台である異国の「秋」の主従だとわかる。そうか,日本(ではなくて大和か)以外にも春夏秋冬代行者がいたんだ…。今回の話の舞台は橋国。大和とは交流がある国だけれど,それほど仲が良いわけでもない。しかし橋国佳州の秋の代行者の側から,年齢の近い大和の秋の代行者と交流をしたいという申し出があって…。上巻ラストは壮絶。早く下巻を読まねば!
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ2作目。今回は舞台を東京に移して,理知的で素敵な元判事の高遠寺静と,車椅子から怒鳴り散らす名古屋商工会議所の会頭,香月玄太郎が数々の事件と向き合う。表紙の明るい感じから想像する日常系の謎ではなく,殺人なども起こるので読んでいて油断ができない。1話目では,健康診断を受けにきた静香が病院で玄太郎と再会。しかし,玄太郎が診察を受けるはずだった医師が医療過誤の疑いをかけられてしまう…。東京ではあまり権限のない玄太郎が静に頼るのが,ちょっとほほえましい。各章のタイトルはアガサ・クリスティへのオマージュかな。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
以前にこの作家さんの『恩送り』という時代小説を読んで,とても良かった。今回はある長屋に住む「おあや」という少女が主人公。母親を2年前に亡くし,父親と弟と一緒に暮らしている。ある日隣の部屋にお侍さんが越してくる。おあやはそのお侍さんに自分の名前の漢字を尋ねる。「彩」と「綾」があるが…と答えるお侍さんに,おあやは母親の名前「きぬ」という漢字の書き方を聞き,同じ糸偏の「綾」という字を選ぶ。そうして始まったお侍さんとの交流。お侍さんの故郷に伝わる未完の話「月のうらがわ」を聞いたお綾は,続きを考えることに…。涙。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
『本の雑誌』のどんでん返し特集で紹介されていたので,図書館で借りてきた。だいぶ古い本みたい。まず著者からの言葉があり,先に竹本健治さんの『匣の中の失楽』という本を読むようにとある。残念ながらそちらは手に入らなかったので,こちらを読むことに。最初のうちはまあまあ読めたのだが,途中から蘊蓄が多くなってちょっと疲れてくる。そして最後まで読み切って,「全然わからん!」と思い,ネットで解説している人の文章を読んでみる。なるほど…。そこまでは思い至らなかったわ。そんな深読みが必要なのね。はぁ。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
この作家さん初読み。表紙とタイトルに惹かれて読み始めたのだが,うーん,これはどうかなぁ。時代背景や土地柄にはちゃんと意味があったわけだけれど,密室殺人とか謎の仮面をかぶっていたりとか,怪しい要素を無理やり入れ込んでいるような…。第1次世界大戦中のルーマニア。リサとエマの姉妹は,首都ブカレストの地下水道でルーマニアの旧家ロイーダ家に仕えていた兵士と遭遇するが,彼は指輪を渡して死んでしまう。一方で,エマが重病で手術が必要だと知ったリサは,そのロイーダ家で看護師として働くことに…。早く指輪渡そうよ!
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
芥川賞作家にしては私が読みやすいなと感じている作家さんのエッセイ。特に盛り上がりはないけれど,時々「津村さんってこんなことを考えているのか…ふむふむ」と思う内容が書かれている。季節を表す言葉がお題としてあって,それについて過去の出来事など記憶を総動員して書いたのだそうだ。ミノムシのようにくるくると布団でくるまる津村さんの姿を想像するとちょっと面白い。暖房器具はストーブ派で,エアコンの暖房機能は使わずにストーブの前で重ね着して温まるらしい。私もエアコンは使わないが,だんぜん床暖房派だなぁ。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
まだ芽が出ていないころから見守っていた新人作家,山科和美と会うために,編集長とともに岩手にある和美の実家である旅館を訪れた編集者の春川澄香。案内された部屋で,赤い封筒が置かれているのを見つける。女将からの挨拶状だ。春川は和美と何度も執筆中の新作について打ち合わせをしようとするが,そのたびに和美にはぐらかされてしまう。そうこうしているうちに,ご近所で自殺らしい事件が発生し…。普通のミステリかなと思いながら読んでいたが,オカルト色が強かったなぁ。和美の新作の結末は結局どちらになったのだろう。気になる。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ11作目。いよいよ最新刊に近づいてきた。(現在,最新刊は今日発売の13作目。)本作のメインはやはり本多平八郎の娘の於稲と,真田昌幸の息子の源三郎との政略結婚だろう。真田家が大嫌いな平八郎を説得する役回りになってしまった主人公の茂兵衛の苦労といったら…。また,無事に婚礼をあげることに決まってからも,いろいろと邪魔が入って茂兵衛は苦労する。中間管理職って大変よねぇ。ラストは茂兵衛の一人娘の綾乃ちゃん大活躍。思いをこめるって大事。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
この作家さんが書く本を読むのは2冊目だ。今回は新刊棚にあったものを借りてきたので,まったく予備知識なし。冒頭で小学校に刃物を持った男が侵入し,児童たちを傷つける。ああ,これがテーマなのか…と重たい気持ちになった。現実に起こっているからね。場面は変わって,主人公の梓は臨床心理士。縁あって,被害者児童の姉の学習指導(話し相手?)をおこなうことになる。一方で,梓の勤め先に現れる謎の女性。毎回一方的に息子との思い出を話しては帰っていく。彼女はいったい…。白黒つけられずにグレーのままなことってあるよね…としんみり。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
タイトルの『黒い糸』は運命の赤い糸にひっかけているのかしら。それとも二重らせんのほうだろうか。今回は結婚相談所で働くシングルマザーの亜紀と,最近,誘拐事件が起きた小学校で教諭をしている長谷川祐介の2人の視点で交互に描かれている。亜紀には6年生になる息子の小太郎がいて,2人暮らし。しかし,近ごろ無言電話などの嫌がらせを受けている。警察に相談してもダメ。嫌がらせをしてくるのは元夫なのか,それとも結婚相談所絡みで逆恨みしている会員の女性なのか…。一方で小学校でも問題が次々と発生。最後は慌ただしくまとまった感じ。
海の仙人
2023/12/19 17:33

そうですね。私は、黒い二重螺旋の糸をイメージしました。

ぱふぱふ
2023/12/19 19:21

海の仙人さん,コメントありがとうございます。どちらにしても黒い糸でつながっているのは怖いですね。私は続編は無しでここで終わりではないかと思っています。

が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
短編集。タイトルからなんとなくホテルを舞台にした連作短編集を想像してしまったが,テーマのない感じの短編集だった。読み終わってぞわっとする話が多いが,爽やかな話が1つ。2話目の「金色の風」だ。バレエで挫折してフランスに語学留学している主人公。住んでいる建物の前でよく会うのが,ゴールデンレトリバーと一緒に走っている若い女性。知り合いになった二人と一匹は…。ラストでは涙ぐんでしまったが,とてもいい話だった。5話目の「未事故物件」も好き。こちらは空き部屋のはずの上階の部屋から物音がする怖い話。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ10作目。上田合戦で敵兵に囲まれて,もはやこれまで…という状況で終わった前作ラスト。でも主人公だからもちろん茂兵衛は生きていた! 愛馬と側近を殺されてしまったり,自身もケガを負ったりしても,ちょっと抜けたところのある部下を助けに戻ってしまったのはなぜなのか。そのことを土牢で悶々と自問自答する姿が茂兵衛らしい。無事に徳川の陣営に戻ることができて何より。本作のハイライトは家康と石川数正の別れだろうか。表向きは数正が裏切ったことになっているけれど,実は…。大河ドラマとも違った解釈だね。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
タイトルに「私労働小説」と付いているからには,ある程度著者ご自身が体験されたことが含まれているのだろうな。一応はフィクション。若い女の子がいろいろな仕事を体験し,そこでの日々を描いている。ホームステイ先で子守や家事をさせられる話には驚いた。そんなことってあるんだ。まさにやりがい搾取以外の何物でもない。ちょっとしたお手伝いレベルではないよね。それは仕事として契約してお金をもらうべき。それかその家を出るか…。他にもたくさん「これも仕事のうちなの?」と疑いたくなるような話が載っていた。改善求む。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
定時制高校を舞台にした心温まる連作短編集。書いたのが伊予原さんなので,理系っぽさが強い。私はそこが好きだけれど,苦手な人は細かい説明は飛ばして読んでしまうのも手かも。それでもこの本の良さは伝わる気がする。理系科目を担当している先生が,この学校に通っている様々な境遇の生徒たちを集めて「科学部」を立ち上げる。火星の状況を実験で再現しようというのだ。学会発表のシーンは,ちょっと学生だった頃を思い出した。いたいた,こういう本題と関係ない質問をしてくる不思議な人…。実話をもとにしているそうだ。驚き。
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ぱふぱふ
今年もこの季節か…一年が早かったな。恒例のBOOK OF THE YEARだ。1位はまさかの天下取り。私は未読なのでぜひ読んでみたいけれど図書館の予約待ちがまだ長くて…。『このミス』のほうは読んだ本がたくさんあったが,この『ダ・ヴィンチ』のほうはミステリ以外も入ってしまうので,私は未読のものが多い。幅広く読んでいるつもりだったのだけれどなぁ。他の記事では,湊かなえさんと高山一実さんの対談が良かった。久しぶりの新刊,楽しみ。神木隆之介くんがもう30歳とは恐るべし。
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ぱふぱふ
シリーズ11作目。このシリーズもだいぶ長くなってきた。登場人物が高齢なので,ちょっと心配だけれど…。コーヒー豆と和食器の店「小蔵屋」を営むお草さんが主人公。町のフィルムコミッションから依頼があり,もしかしたらお店を映画の撮影に使うかも…とのこと。下見に現れた映画監督から,人探しという不思議な依頼をされてしまう。一方で,お草さんが捨てたお店のゴミ(陶器の破片など)が盗まれるという事件も発生。犯人はすぐにわかるのだが,この人物が本作では重要な役割をはたしていて…。話が日常系の謎に戻ったね。
misalyn
2023/12/09 13:27

10作目が現実離れしていてどちらの方向に進むのだろうと思って(ガッカリして)いましたが、いつもの紅雲町・お草さんが戻ってきたのですね 良かったです😅

ぱふぱふ
2023/12/09 14:41

皆さん,それを気にされていたようですね。読み友さんたちのレビューに多かったです。今回は日常系ということで♪^^

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ぱふぱふ
シリーズ4作目。今回はまたまた話が変わって,2作目と3作目で活躍していた雪哉が「勁草院」という武官の養成学校に入学する話。シリーズの最初のほうでは勁草院行きをあんなに嫌がっていたのにね。でも行ったら行ったで,持ち前の賢さや器用さを発揮して大活躍。さすがに若宮のもとで近習としてしごかれていただけのことはある。友情あり,学業あり,ゲームありなあたりが「ハリー・ポッター」的。でも本作は単なる学園ものでは終わらない。八咫烏の世界には新たな脅威が…。次作が楽しみだ。
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ぱふぱふ
タイトルに「探偵社」とあったので,ミステリだと思って読み始めた。違った…。「唐木田探偵社」は怪異を相手にする傭兵組織みたいなものだった。主人公の通称<ネズミ>は,「偽の月」を見た日を境に,怪異に襲われるようになる。それを助けてくれたのが唐木田探偵社で,彼はそこへ就職することになる。次から次へと遭遇してしまう「花子さん」やら「異界駅」やら。対処するのに最も効果的な方法は物理攻撃だ。金棒で殴る。銃で撃つ。呪殺されてもAEDで復活などなど。ハラハラドキドキしながら,つい一気読みしてしまった。
おとかーる
2023/12/09 16:08

……くだらなくて面白そう〜!(←褒めてる。笑)

ぱふぱふ
2023/12/09 16:49

そうなんです,まさに!(←褒めてます。^^)

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ぱふぱふ
近未来SF小説。ディストピアものでもある。表紙の顔のない赤ちゃんのイラストを見て,これは臓器売買ものか?などと想像していたのだが,そんな話はほとんど出てこない。というか,前振りがとても長い。これは1冊では終わらないパターンなのでは…。web情報誌「スツール」のライターである,明海和(あけみかず)が主人公。取材中に死体を発見してしまう。そして現れた情報提供者が少年だったり,思いがけないことが重なる。実は和自身の過去にも秘密があって…。いろいろな情報がでてきたところでラスト。ここで終わっちゃうの?!
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ぱふぱふ
『隠居すごろく』の続編だ。主人公は引き続き,糸問屋から隠居した徳兵衛さん。のんびりしようとしていたが,孫の千代太くんがいろいろな厄介ごとを持ち込んできて…というのが1作目の話。2作目もその続きのようなものだけれど,今回は徳兵衛さんの末娘のお楽さんの話が一番重たかった。みんなどうしてそんなそんな決断をしてしまったのかなぁ。もっと早く白状してしまったほうが良かった気がする。でも言いにくいよね…。一方で,このシリーズ(?)は子供たちが健気で一生懸命なところが良い。家族思いだしね。次作もあるかな。
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ぱふぱふ
11月分もなんとか全部ストリーミング放送を聞くことができた。頑張ったね,私! 自分を励ましながら続けている。11月号のテーマは「判断を表現する」というなんともモヤっとしたテーマだった。ダイアローグの中に,『戦争と平和』を読んでいるというくだりがあり,「It's a massive book.」と言っているのがぜひ覚えたい表現。いわゆる「レンガ本」ってそう表現するんだ…。massiveかぁ。
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ぱふぱふ
[再読] シリーズ1作目。最近読んだ『本の雑誌』のバックナンバーで「どんでん返し」特集があり,ジェフリー・ディーヴァーがやっぱり一番といったことが書かれていたので,懐かしくなって再読してみた。上巻ではまだ一つもひっくり返っていない。四肢麻痺のリンカーン・ライムと,女性警官アメリア・サックスがコンビを組んで連続殺人鬼に挑む。遺体の描写がかなり気持ち悪いので,苦手な人にはお勧めできない。上巻では,FBIが横やりを入れてきたところでおしまい。下巻を楽しみに待とう。
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ぱふぱふ
図書館の新刊棚で見つけて借りてきた本。著者デビュー作。なぜか読みにくく感じて時間がかかったが,なんとか読み終えた。タイトル通り。ニューオリンズで解剖学者として働いているレンは,最近起こっている殺人事件がどうやら連続殺人鬼によるものだということを突き止める。一方で連続殺人鬼のジェレミーは狩りによってさらってきた「客」を次々と殺していく。この2人の視点で交互に書かれているのが読みにくく感じた原因かも。ラストはまだまだ続きそうな終わり方。でも次は読まないかも…。
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ぱふぱふ
今年もこの季節になった。発売日よりなぜか1日早く書店で見かけたので購入。コナン君! 大好きなので,冒頭の青山剛昌さんと東野圭吾さんの対談を楽しく拝読。阿津川さんと斜線堂さんによるコナン君のベストエピソード集も,マンガを思い出しながら読む。ただ,『このミス』が読みたい層にはこの話題はどうなのかしら…。あまり興味がなかったりして? このミス国内編で1位になった米澤穂信さんの『可燃物』が未読なのでぜひ読んでみたい。海外編では最近読んだ『真珠湾の冬』が意外に順位が低くて残念。上位の本はもっと面白いということかな。
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ぱふぱふ
うわぁ~,話題作だから読んでみたけれど,私には残念ながら全く合わなかった。Twitterやnoteに書いていた文章をまとめたものとのこと。そういうところで断片的に読めば面白いのかもしれないが,本でまとめて読むと,同じ話題を繰り返し畳みかけてくるようで,読むのがきつい。学歴とか出身地とかいろいろなことにコンプレックスを抱えた人のモノローグ。読み終わってネガティブさを押し付けられたような気分。それが作者の狙いなの?
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ぱふぱふ
この作家さんは『京都寺町三条のホームズ』シリーズでおなじみの人。だから単行本が出ると聞いて楽しみにしていた。京都を舞台にしているところは一緒だけれど,内容はまったく違う。主人公は,東山のお屋敷(祖父母から譲り受けた)に住む脚本家の姉,小鳥遊葉月と,その妹で大学生の美沙。あとは,もともと歌手だったけれどグループが解散したせいで,ソロになって役者として活動しようとしている鈴木英輔。でも英輔はまだまだ演技が下手で,それを葉月たち周囲の人々がアドバイスすることによって伸ばそうとする話。シリーズ化するかしら。
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ぱふぱふ
シリーズ3作目。このシリーズは毎回,意外な展開を見せてくれる。1作目はお后選び,2作目は主従関係と内紛,そして3作目の本作ではなんと外敵の登場。北のほうの村で,惨殺死体が見つかる。村人の中で生き残ったのは,長櫃の中に隠されていた少女ただ一人…。2作目で出番が終わったと思っていた雪哉が再登場したのもうれしいし,また若宮との軽妙な(?)やり取りが読めるのもうれしい。その分,護衛の澄尾の出番が少なかったのが残念だわ。八咫烏の世界観がどんどん広がって,また次作が楽しみ。
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ぱふぱふ
アメリカ探偵作家クラブ賞受賞作。話題になっていたので,いつか読みたいな…と思いつつ一年が経ってしまった。1941年のハワイが舞台。刑事のジョー・マグレディはある殺人事件を担当する。若い男が吊るされて殺されたのだ。捜査を開始して間もなく,近くで若い日本人女性も殺されていることが見つかる。それも残忍な殺され方で。捜査を進めるマグレディだが,手がかりをつかんだところで,真珠湾攻撃が始まる…。舞台はハワイから香港,東京へとどんどん移動していくが,先が気になって一気読み。映画のような壮大なストーリーだった。
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ぱふぱふ
『元彼の遺言状』がヒットした時に,何かのテレビ番組(たしか「セブンルール」)で独占取材のようなことをしていて,この作家さんに興味を持った。作家,東大卒,雀士,弁護士など彼女を表すキーワードがちりばめられていたのを覚えている。その時から彼女の書く本を追いかけるように読んでいる。この本は初のエッセイ。小説も面白いけれど,エッセイもなかなか。エンタメ作家として読者にアピールしてくれているのね。エルメスのバーキンには手がまったく手が出ないので,私はアメリカ人が好きなコーチのバッグ。丈夫だよ♪
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ぱふぱふ
全部で6つの短編が入っている短編集。不思議な話が多かったけれど,私は表題作の「素敵な圧迫」が好き。狭いところに入りたくなる気持ちってちょっとわかる。私は,さすがに冷蔵庫の中にまでは入らないけれど…。狭いところでギュっとされる感覚を求めるあまり,男性にまで素敵な圧迫感のある抱擁を求めてしまう主人公の女性。やっと自分にフィットする男性に巡り合えたと思ったら,その人にはバックが付いている怖いフィアンセがいて…。彼女が求める「圧迫」って物理的なものだけではなかったのね。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
シリーズ4作目。このシリーズは,ちょっとおとなしめの主人公の坂井くんが,ご近所の神社でお祈りをしたら,なんと人に変身できる猫が派遣されてきて,一緒にご飯を食べてくれるようになった…という話。今回は今まで「猫」と呼んでいた猫さんの名前が判明。トラキチ君とのこと。一緒にご飯を食べるだけではなく,温泉に行ったり,花火をしたりと楽しそうだ。神様からのトラキチ君の派遣期間はいつまでなのだろう。終わってしまう時は坂井くんが一人でもさみしくなくなった時なのかなぁと,今から想像。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
[再読]だいぶ前に読んだ本なので,読書メーターに登録していなかった。明日からNHKのBSでドラマ化されるそうなので,この機会に読み直すことに。都庁の職員だった主人公は,副業でゲームのノベライズ作家としても活動していた。しかし本業を辞めて作家として生きていこうとした矢先に騙されてしまう。失業していた主人公は,自分を騙した相手と再会したのをきっかけに二人で宗教を興すことに…。上巻では,二人が始めた「聖泉真法会」がどんどん大きくなっていく。話を聞いてほしい人ってたくさんいるのね。たしかにこれなら宗教は儲かる。
が「ナイス!」と言っています。
ぱふぱふ
この作家さん初読みかも。表紙のデザインでほのぼの系を想像していたのだが,残念なことに違っていた。介護付き高齢者住宅に住む人々とスタッフたちの悲喜こもごもを書いた連作短編集。施設の中にある図書室で働いていた脚本家を目指す青年が,居住者の元映画監督に振り回されてしまう2話目の「不条理なあなた」が,読んでいて不条理だった。内職をしていた青年にも問題はあったが,ちょっとかわいそうだ。最終話の「アラカンの恋」はもしかしてロマンス詐欺かなぁと思っていたら,集合住宅ならではの問題に発展し…。こんな人いたら嫌だわ。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2015/05/04(3337日経過)
記録初日
2015/04/23(3348日経過)
読んだ本
5688冊(1日平均1.70冊)
読んだページ
1801281ページ(1日平均538ページ)
感想・レビュー
5350件(投稿率94.1%)
本棚
5棚
性別
職業
技術系
自己紹介

・読書が大好きで、電子書籍と紙の本(特に図書館本)の両方を活用しています。
・よく読むジャンルは、ミステリ、サスペンス、冒険もの…など。読書メーターを始めてから、読友さんのおかげで読む本の幅が広がってきました。
・動物が出てくる話も好き。特にワンコ♪
・本棚は「○○好きにはたまらない」ということで、読んだ本のいくつかをジャンル分けしております。
 今のところ、○○の部分は「犬」「猫」「図書館と本屋さん」の3つ。
・洋書は英語の勉強を兼ねて読んでいます。
・お気に入りの登録と解除はご自由にどうぞ♪
・2023.6.16 とうとう登録した「読んだ本」が5000冊到達。

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