コロナやら五輪やらのイライラを吹き飛ばしてもらおうと手に取った一冊。だが期待した抱腹絶倒はなりを潜めあくまでも内容はシリアスに足は向かぬが気だけが向くまま街を巡るエッセイ集。Ticket to ride を涙の乗車券と異なる文化圏の言葉をアレンジしその塊をジャパニーズドラマに仕立て上げてしまうのが翻訳家のお仕事、その卓越した感性をもってして街の風景をそして色褪せた写真の中の過去の記憶を切り取るのだから面白くないわけがない。死ぬまでに行きたい海…マラッカに行きたいと言っていたことを四半世紀ぶりに思い出した
ただなこの表紙だけはなんとかしてくれんか!リビングに置いておいて家人に白い目で見られたではないか(-_-;)