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2024年10月の読書メーターまとめ

tacchiniyan
読んだ本
5
読んだページ
1419ページ
感想・レビュー
5
ナイス
443ナイス

2024年10月に読んだ本
5

2024年10月のお気に入られ登録
1

  • 新田新一

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

tacchiniyan
『田舎の婚礼準備』のみ読了。どこで得た情報なのか? 正確には覚えていない。虫の記述があるというので図書館で借りた。それはA稿の《 》で括られた、ほんの3行にまとめらているにすぎない。《ぼくがベッドに寝ている間。一匹の巨大な甲虫、くわがた、あるいはこふきこがねの姿になっているはずだ》。おそらくこの記述が『変身』を記述する場合の素材となったのだろう。ぼくとは、小柄で金髪のラバーン(30歳ぐらい)で、雨の中を重いトランクを持って、ある村へ出かける。駅へ急ぐ間に見聞した光景が克明に描写されている。村近くの駅に着→
tacchiniyan
2024/10/08 11:55

いたのは夕方なのか? 雨の中でカンテラが灯されている。ラバーンのもとに「トランクを運びましょう」という少年が駆け寄ってくる。1970年代、両親や弟と駅に着くと、一般の人が「旅館へ手荷物を運びましょう」と言ってきたことを思い出す。国道から花模様の日傘をさして、駅前の車寄せに駆けつけた少女は、傘を広げたまま地面に置く。通りがかった駅員がジェスチャーで注意するのは、やはりヨーロッパだなと思う。1907年に書かれたこの小説は断片で、A稿(草稿、分量が多い)、B稿(浄書の冒頭)、C稿(短い、本全集に収録されていな→

tacchiniyan
2024/10/08 11:57

い)。B稿とC稿の異同については、ブロートの作品解題・注に詳しい。A稿はやや冗長に感じた。B稿は簡潔にまとめられていて読みやすい。どちらも欠落と中断があって残念。

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

tacchiniyan

日曜の礼拝はヨハネによる福音書11章1〜10節でした。マリアとマルタの姉妹がイエスに「主よ、あなたが愛しておられるラザロが病気です」と言いました。イエスは「この病気は死で終わらない。神の栄光のためである」と答えられました。イエスが神の栄光を示してくださることが大切。というお話でした。この箇所は38節のラザロの復活につながってゆきます。聖歌隊の練習は少人数で自主練習でした。[左]曇り空で蒸し暑く、賀茂川に足をつける人を見かけました。[右]園庭の棗。

日曜の礼拝はヨハネによる福音書11章1〜10節でした。マリアとマルタの姉妹がイエスに「主よ、あなたが愛しておられるラザロが病気です」と言いました。イエスは「この病気は死で終わらない。神の栄光のためである」と答えられました。イエスが神の栄光を示してくださることが大切。というお話でした。この箇所は38節のラザロの復活につながってゆきます。聖歌隊の練習は少人数で自主練習でした。[左]曇り空で蒸し暑く、賀茂川に足をつける人を見かけました。[右]園庭の棗。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
5

tacchiniyan
特集が伊福部昭さん、約40年ぶりに買った。伊福部昭さんは幼少期に北海道でロシア人の音楽や、明清楽を演奏する日本人の演奏を耳にした。音更に移ってからはアイヌの即興の踊りを見たり、東北から農作業に来ていた人々が歌う民謡・俗謡に触れたという。こうした原体験があったので「日本狂詩曲」「土俗的三連画」「シンフォニア・タプカーラ」などの管弦楽、「ピアノ組曲」などが生まれたのはむべなるかな。管弦楽は実際の演奏を聴いたり、映画音楽は劇伴を聴きたさに見に行ったことがある。最近では「ひろしま」(1953年、監督・関川秀雄)。
が「ナイス!」と言っています。
tacchiniyan
2021年5月から読み初めて、終えるまでに3.5年かかった。日本聖書協会の1954年改訳、新共同訳の新約聖書と比べると、やや固い訳と感じたが、ペリコーぺ(ギリシャ語で「切り取り」の意味。礼拝の中で読み上げられる一節)によっては、たいへんわかりやすい。例えば「あなたたちは大地の塩である。しかし、もし塩が愚かに〔も味をうし〕なってしまったら、何によっ塩づけらるであろうか。」(マタイ5章13節)。〔 〕は原文にはないけれど、翻訳する上で必然となる敷衍部分。[ ]の箇所もあって、これがけっこう頻繁に出てくる。慣→
tacchiniyan
2024/10/22 20:41

れてくれば、気にならなくなった。新共同訳は「あなたがたは地の塩である。だが、塩に塩気がなくなれば、その塩は何によって塩味が付けられよう。」(マタイ5章13節)と少々まわりくどい。「聖書を読む」ゼミに出席していたある日、K教授からご指摘のあった1954年改訳の「決して最も小さいものではない」という珍妙な訳は、「お前はユダの君主の中で決して最小の者ではない。」(マタイ2章6節)と、すっきりした表現になっている。翻訳の定本は、ネストレアーラント(1993年)で、紀元前のローマ帝国の公用語がギ→

tacchiniyan
2024/10/22 20:43

ギリシャ語だったので、コイネーと呼ばれる古典ギリシャ語で書かれている。特定の教派の信仰を前提としない。学問的な正確さを念頭に置いて、カトリックからプロテスタント各派、および教会との関係が何もない新約学研究者の翻訳であると「はしがき」に記してある。

が「ナイス!」と言っています。
tacchiniyan
『田舎の婚礼準備』のみ読了。どこで得た情報なのか? 正確には覚えていない。虫の記述があるというので図書館で借りた。それはA稿の《 》で括られた、ほんの3行にまとめらているにすぎない。《ぼくがベッドに寝ている間。一匹の巨大な甲虫、くわがた、あるいはこふきこがねの姿になっているはずだ》。おそらくこの記述が『変身』を記述する場合の素材となったのだろう。ぼくとは、小柄で金髪のラバーン(30歳ぐらい)で、雨の中を重いトランクを持って、ある村へ出かける。駅へ急ぐ間に見聞した光景が克明に描写されている。村近くの駅に着→
tacchiniyan
2024/10/08 11:55

いたのは夕方なのか? 雨の中でカンテラが灯されている。ラバーンのもとに「トランクを運びましょう」という少年が駆け寄ってくる。1970年代、両親や弟と駅に着くと、一般の人が「旅館へ手荷物を運びましょう」と言ってきたことを思い出す。国道から花模様の日傘をさして、駅前の車寄せに駆けつけた少女は、傘を広げたまま地面に置く。通りがかった駅員がジェスチャーで注意するのは、やはりヨーロッパだなと思う。1907年に書かれたこの小説は断片で、A稿(草稿、分量が多い)、B稿(浄書の冒頭)、C稿(短い、本全集に収録されていな→

tacchiniyan
2024/10/08 11:57

い)。B稿とC稿の異同については、ブロートの作品解題・注に詳しい。A稿はやや冗長に感じた。B稿は簡潔にまとめられていて読みやすい。どちらも欠落と中断があって残念。

が「ナイス!」と言っています。
tacchiniyan
平安宮中生活…後宮(内裏の北側)は七殿五舎。身内の男性の出入りは自由だったらしい。サロンは今の女子会かな? 彰子のことを知りたかったら『紫式部日記』を読むとよいらしい。タイトルバックの墨流しは、粘度のちがう墨と絵具に風を当てているのかぁ。てっきりVFXと思っていた。前編に音楽のことが書いてあった。ドイツの教会で録音が行われた。笙とチェンバロ、ヴィオラ・ダ・ガンバ、リュートの劇伴がシーンにぴったりなのがおもしろい。1972年の大河ドラマ「新・平家物語」の頃は中学2年だった。じっくり見たという記憶がない。
が「ナイス!」と言っています。
tacchiniyan
文字はブラウン、絵はブラックの細かい線で、服の皺や人物の表情、動物の体毛、こけもも(原文はblueberry)や葉などが、描かれている。小学生の頃に読んだ『ゆかいなホーマーくん』の雰囲気と似ている。著者はオハイオ州ハミルトンに生まれた。絵で身を立てられるようになってからは、1年の大半を家族と一緒に、アメリカ北部メイン州の無人島で暮らしていた。自然の中で生まれた絵本というのがいい。サリーがお母さん熊と出会い。子熊がサリーのお母さんとまちがうところが微笑ましい。見返しはお母さんとサリーが家の中にいる様子。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2016/08/26(3011日経過)
記録初日
1970/01/10(20041日経過)
読んだ本
655冊(1日平均0.03冊)
読んだページ
143067ページ(1日平均7ページ)
感想・レビュー
605件(投稿率92.4%)
本棚
13棚
性別
現住所
京都府
自己紹介

ニックネームのtacchiniyanは、イタリア語っぽく「タッキニヤン」と発音します。

海外文学・日本文学・歴史・美術・音楽などの本。また、両親が遺してくれた本、自分で買った本を少しずつ読んでいます。

毎日、旧約聖書(新共同訳)と、犬養道子『新約聖書物語』(新潮社)を読み。礼拝の予習でNew King James Version(欽定訳聖書)を読むのが日課になっています。

絵やイラストを描きます。アイコンは「歌っているのは誰」(2024年)の部分です。

日本基督教団 京都葵教会(プロテスタント)の教会員です。2024年5月現在、礼拝と聖歌隊の練習は行われています。毎月、昼食会や各委員会、青年会などの交わりがあります。

8年間、印刷会社でグラフィックデザインを手がけ、19年間、修学旅行の資料を扱う出版社で編集をしていました。そして5年間、古美術商の出版部に勤務したのち躁鬱病・パニック障害で休職しました。精神障害者2級です。ご理解をお願いします🙏

愛猫「まる」と暮らしています。弟がいます。

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