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2024年10月の読書メーターまとめ

美登
読んだ本
17
読んだページ
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感想・レビュー
16
ナイス
670ナイス

2024年10月に読んだ本
17

2024年10月のお気に入り登録
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  • はりね🦔

2024年10月のお気に入られ登録
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  • はりね🦔

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

美登
かっぱというのは、やっぱり通常の世界で住むことを許されなかった人々のことなのかな。キリシタン追放時代のイエズス会の修道士(髪型)や、製鉄にかかわる人々 (皮膚が赤い)、外国人や障害のある人など。生きるためには水がいる。だから河の近くで生きるしかなかったのかなとも思う。遠野には多く住んでいたそうだ。
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2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

美登

捻挫から約2か月ですが、まだ完治していません😢。今月よりリハビリに通います。行動範囲が狭いので、今月撮った写真は猫のものばかり。少し早いですがハロウィン🎃仕様。日本帰国して2年が過ぎました。アメリカが遠い日々です。ようやく秋の気配の今月、皆様にとって良い月になりますように♪ 2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:16冊 ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/738317/summary/monthly/2024/9

捻挫から約2か月ですが、まだ完治していません😢。今月よりリハビリに通います。行動範囲が狭いので、今月撮った写真は猫のものばかり。少し早いですがハロウィン🎃仕様。日本帰国して2年が過ぎました。アメリカが遠い日々です。ようやく秋の気配の今月、皆様にとって良い月になりますように♪ 2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:16冊 ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/738317/summary/monthly/2024/9
美登
2024/10/02 09:45

ジムさん、猫たちがいるので家生活でも癒されています♪今月もよろしく!

美登
2024/10/02 09:47

Johnnycakeさん、ありがとうございます!私も長引く捻挫にびっくりです。今回は結構ひどかったみたいですね~。そして、私も帰国して二年たっていることに驚きですが、なんだかアメリカでの日々が遠く感じつつ、まだ日本では旅行者気分な自分にも驚きです。

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2024年10月の感想・レビュー一覧
16

美登
「でんでら野」とは60歳をすぎた老人が捨てられた場所。地域によってお年寄りが敬われる存在のところもあれば、周縁の存在となってしまうところもある。生活が苦しい土地だとその傾向が強いのかもしれない。そこはいくさ場にも近く、死と隣り合わせの場所。死んだ人の性別によって弔い方が異なるところが興味深い。風が感じられるような絵がとてもいい。月夜を歩く二つの影の絵に心惹かれる。大好きな絵本『なつのいちにち』の絵を描いた人だった。
ジム
2024/11/01 21:25

はたこうしろうさんの絵、いいですよね!『サウスポー』という絵本もとてもキュートで好きです🤗

美登
2024/11/05 13:28

ジムさん、夏を描かせたら右に出るものはいない、というくらい、夏の空がいいんですよね~。『サウスポー』、おもしろそう。探してみますね!

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美登
「おまく」という語源はなんだろう。幽体離脱的な現象だけれど、死ぬ前の人が現れたり、死ぬかもしれない人の姿が見えたり、自分が死ぬかも、という直前にまったく別の場所へ飛んで行ったりする現象のこと。科学的には説明のつかないような現象に言葉が付与されているということは、やっぱりそういう不思議なことってあるんだろうと思う。なんで仁太郎という男は逆立ちばかりするんだろう、ということも、ついでに不思議だった。
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美登
かっぱというのは、やっぱり通常の世界で住むことを許されなかった人々のことなのかな。キリシタン追放時代のイエズス会の修道士(髪型)や、製鉄にかかわる人々 (皮膚が赤い)、外国人や障害のある人など。生きるためには水がいる。だから河の近くで生きるしかなかったのかなとも思う。遠野には多く住んでいたそうだ。
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美登
お犬様というのは狼のこと。昔は山中などに群れで生息して家畜などを襲っていたけれど、空腹になれば人を襲うこともある。狼じゃなくても私が子供の頃には、○○山には野犬がいて人を襲う、という噂があってちょっと怖かった。インドなどでは、今も子供が襲われる事件がある。怖い存在だから、「さま」付けで神格化もされたんだろう。しかしその恐れからか、または恐れが薄れたからか、狼は駆逐されてしまった。遠野の狼が死を象徴する北に走り去ったのも、その終焉を意味しているのかもしれない。
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美登
ネタバレ遠野では死人が帰ってくる、ということだけど、これはほかの地方でもありそうな気がする。亡くなったおばあさんが帰ってくるのは、本人がさみしくて戻ってきている感じがして切ない気もするけれど、亡くなった父親が娘を執拗に誘うほうは怖い。娘を自分のモノ扱いしているところが嫌だ。絵の中で大きめの囲炉裏に足を入れて暖をとっているのが、とても温かそうで気になった。
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美登
【再読】【オール・ハロウズ・イヴ(All Hallow's Eve)Fantasy読書会’24】シリーズの2巻目を読もうとしたら、1巻目を忘れ去っていたので次男と再読。呪われた子モリガンの才能がなんなのか忘れていたから最後まで結構楽しめた。家族にも社会にも忌み嫌われた少女が、ネバームーアで居場所を見つけ、必要とされる存在になってよかった。最初は同情の対象だった呪われた子が、人々のスケープゴートにされていくくだりに人間の闇を想う。でも彼女を想ってくれる人もいる。苦労は絶えないだろうけど仲間がいるから大丈夫。
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美登
ネタバレシリーズ2作目では応仁の乱がはじまり、都は混沌とした状態に。戦に巻き込まれるのは人間だけではない。何百年と生きてきた樹木も戦火に燃える。神仏を描くよう上皇から命を受けた光信が描いたのは、地獄のようなこの世で、民を救うために奔走している人々だった。後継者争いに追従した足軽の狼藉も都の悲惨な状況に拍車をかけていた。妖も相手によっては鬼となる。権力はそれ自体が悪なのではなく、それを手にした人の人格次第なわけで、優位に立ちたい欲求が制御できない限り、争いはなくならないってことか。乱世を起こすのも終わらせるのも人。
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美登
「若菜上・下」。朱雀院の娘三の宮が源氏の妻となることで、紫の上が病に伏せたり、柏木が恋敵となるのが主要な巻だけれども、明石の入道が入山するところ、宮中での祝い事の様子、源氏の琴についてのうんちく、人々の会話など、物語が以前にも増して深みが加わり、味わいながら読んだ。紫式部は紫の上に同情的だからか読むほうもそうなってくる。三の宮が少々魅力に欠けるのも、そのように意図的に描写されているからだろう。柏木は想いを遂げても一方通行な恋で可哀そうな気がする。源氏も同じことをしたのに、残酷な言葉を吐くのは大人げない。
みあ
2024/11/01 17:22

「若菜上・下」お読みになられたのですね。有名な作家が、「若菜を読まないと源氏物語の真価が分からない」と言ってました。ここから、本当に面白くなります!

美登
2024/11/05 13:26

みあさん、確かに「若菜」はほかの帖よりも細かい描写が多いし、読み応えのある帖でした。改めてこれが1000年以上も前に書かれたことに驚きます。この先もとても楽しみです!

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美登
ネタバレこの巻を読む前にアイスランドの「女性の休日」のドキュメンタリーを見ていた。1975年に行われた女性のストライキによって、女性の地位が一気に上がったと言われている。行方不明の弟を探す仕事で知り合った少女が同性パートナーシップが20年以上も前に認められていた、と言っていて、いろんな意味でアイスランドって先進的な国なんだなと思う。慧の弟の三知嵩がサイコパスな能力を使っていて、ゾクゾクとした。子供時代から片鱗はあったけれど、慧がそれに気づかないのは、気づきたくないからなのか。この後の展開がどうなるのかドキドキだ。
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美登
長い眠りにつく野分、恩人を殺め、立川流のご本尊を作るために桜姫の髑髏を求める清玄、これも玉琴の呪いなのか。南朝に渡った神璽を奪い、お家復興をかける赤松の一族。南朝の末裔として、甥、または息子たちを守ろうとする阿麻丸。そこに水銀を有する丹生を狙う小川氏、中央で権力を争う山名氏、細川氏などが絡んでゆく。美しすぎるものに薄気味悪さや警戒心を感じるのは防御本能なのかな。最後に残された人々がちぐはぐだけど家族のようだった。せめて桜姫が赤松の子であればいいのだが。妖美で官能的、グロテスクで虚無的な夢幻奇譚。
美登
2024/10/15 16:07

【オール・ハロウズ・イヴ(All Hallow's Eve)Horror読書会'24】のための読書。あとがきより、花田清輝の『室町小説集』と山東京伝の『桜姫全伝曙草紙』がベースになっており、時折作者の声が入るスタイルは澁澤龍彦を踏襲しているらしい。瀬戸内海を牛耳ったのは村上海賊だが、琵琶湖では海賊ならぬ湖賊の堅田衆が牛耳っていた。船で渡る際に堅田衆を乗せれば、難を免れる「上乗り」という制度あり。

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美登
『遠野物語』より。やまびとのような存在は、日本だけでなくほかの国でも語られているけれど、人の里では暮らせない事情のある人たちが山や森に棲んでいたのかなと思う。遠野の場合は技術が隠匿されていた製鉄にかかわる人や、漂流してきた外国人の可能性があるらしい。一方では怖い印象を与え、他方では怖い話をすることで、互いの住み分けを可能にして、それぞれが安全に暮らせるようにしていたのかもしれない。正体不明のものとして書かれている絵が割と怖い。
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美登
魔女といっても、薬草などを用いて媚薬を作る、男性を虜にしてしまうみたいな曖昧な感じで、物語全体に確かに魔法的な雰囲気は漂うし、死んだ恋人の悪霊の気配はあるのだけれど、メインは異質な者への恐れと嫌悪感、恋愛に溺れることへの恐れ、姉妹間の嫉妬に家族の絆という感じ。私には姉妹がいないけれど、長女なので同じく長女のサリーの責任感と損な役回りに多少共感。サリーの娘たちがある事件をきっかけに心が通い合うのが良かった。ただ恋愛については、二人が幸せになりそうで嬉しいけど、現実的ではないので、薄めの読後感だった。
美登
2024/10/11 15:13

【オール・ハロウズ・イヴ(All Hallow's Eve)Fantasy読書会’24】のために読む。これは映画『プラクティカル・マジック』の原作で、4作も出ていてアメリカでは割と人気。映画は第二作が来年公開されるらしい。映画は観たけれど、覚えているのは、本にはなかった真夜中のマルガリータのシーンだけ。https://www.youtube.com/watch?v=1Ihb6FLSh64&t=4s

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美登
『遠野物語』より。きつねは人間の思い込みによって、被害を受けている動物だとつくづく思う。日本ではキツネは化けるとされるし、海外でも童話でずる賢い役まわりをさせられている。家畜を狩ることから、そういうマイナスのイメージがついたのだろうけど、なんだか濡れ衣を着せられて、かわいそうになる (『ごんぎつね』のトラウマのせいかもしれない)。野生のきつねは一度しか見たことないけれど、俊敏で美しかった。この絵本には、単純ないたずらから、死人を動かしたり、人が夢で姿を借りる姿としてのキツネの話が載っている。絵が美しい。
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美登
時は室町、将軍義教を赤松満祐が殺害した嘉吉の乱から始まる妖美な物語。嫉妬から殺められた妾と立川流により生き延びた赤子。殺めた野分とその娘桜姫が呪われるのではないかと恐れる兵藤太。南朝の末裔の阿麻丸は、謎の侏儒、百合王とともに、南朝復興を目論む楠木正秀によって争いに巻き込まれてゆく。人々の闇の部分に目が向けられているので争いの残虐性が伝わってくる。出産後の禁呪や包丁の作法などの歴史豆知識や、作者が現代と比較したりするのも面白い。誰も好きになれないが、混沌の時代をしたたかに生きる姿には惹かれるものがある。
美登
2024/10/11 15:45

【オール・ハロウズ・イヴ(All Hallow's Eve)Horror読書会'24】のための読書。別の本にもあった端午の節句の礫打ちだけれど、本気で石を投げ合うので負傷者や死者も出るけれど、これはある意味ストレス解消みたいな浄化作用があったのかと思う。Wikipedia で見ると、織田信長も子供の頃この石合戦が好きだったらしい。https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9F%B3%E5%90%88%E6%88%A6

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美登
『遠野物語』より。馬に恋した娘の父により、馬は桑の木に吊るされて死す。嘆いた娘と馬は天に昇って「おしらさま」となる。父のために遣わした虫が、馬の首の形をしている蚕。それが養蚕の始まりという話。絹を授ける蚕、開墾を助ける馬、感謝を捧げたい大切なもの二つを繋げて祀ったということだろうか。養蚕だけでなく、眼、女の病、子供、狩の神でもある。祈りをささげる対象があることは安心感を生む。そういう人々の切々とした想いを「おしらさま」の話から感じる。鹿肉がタブーなのにも、きっと理由があるのだろう。
が「ナイス!」と言っています。
美登
高校生のときに一目ぼれして購入した絵本。パステルかクレヨンで描かれた20年代っぽい雰囲気の不思議な絵。この世界でおこる現象、たとえば月の満ち欠け、朝、夜、虹、季節などには、世話役の人々がいる。星を気球に乗って空に挙げる人、美しい野原を編む人、太陽を上に釣り上げる人など。こうやって見ると、地球の自然現象が、劇場で行われていることみたい。何か見守られているような安心感に惹かれたのだろう。アメリカで以前住んでいた郡に、作者さんが住んでいたことを初めて知る。和訳はないけど、別の本を2冊、角田光代さんが訳している。
るい
2024/10/11 17:52

鰯雲なんかよろしいのでは?🤭

美登
2024/11/05 21:07

るいさん、コメント遅くなってすみません!鰯雲は確実に世話役の人が鰯の放牧してますね😆

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/01/19(2865日経過)
記録初日
2017/01/02(2882日経過)
読んだ本
2128冊(1日平均0.74冊)
読んだページ
340166ページ(1日平均118ページ)
感想・レビュー
1864件(投稿率87.6%)
本棚
12棚
性別
自己紹介

夜にランプの灯りのもとで、猫と一緒に本を読むのが至福のときです。

趣味は、もちろん読書とフィンランド語の習得、次男への読み聞かせです。

仕事と日々の雑事で、なかなか自分の時間がとれません。ご感想、コメントが見られない日々があります。

★参加中の読書会
「Bleak House (荒涼館) by Charles Dickens をゆっくり読む」読書会
https://bookmeter.com/communities/339576

★一人勉強中
日本中世を脳内旅行中
2024年は平安時代と英国ヴィクトリア時代の脳内旅行へ寄り道

★2024年の目標
積読を200冊に減らす
ディケンズの「荒涼館」と「源氏物語 (円地文子版)」の読了

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