読書メーター KADOKAWA Group

2023年の読書メーターまとめ

@nk
読んだ本
48
読んだページ
13013ページ
感想・レビュー
48
ナイス
3815ナイス
月間平均冊数
4.0
月間平均ページ数
1084ページ

年間・読書メーターまとめ

年間でナイスが多かった感想・レビュー

@nk
もっと早く読みたかったという思いに、今こそなんだというのが少しだけ勝るのは、だんだん昨年の島暮らしの感覚が薄れ始めているからか。腐葉土を歩く感触、草いきれに包まれる朝、平和な台所の香り、口に広がる大自然、そして田舎の不思議な許容力。五感をくすぐる作中の描写を目にし、昨年の記憶がみるみるよみがえってきた。改めて、そう感じさせてくれるものが自分の中にあることを、本当に有り難く思いながらの読了。/2年前に祖母の家で暮らした1ヶ月間を回想する13歳の少女が主人公。ときに戦慄が走り、憎悪がほとばしる。けれど⇒
@nk
2023/11/22 11:44

それ以上に溢れるのは、祖母の愛情であり大地の優しさ。人は身体と魂が合わさって生きているということを、身をもって伝えた祖母の魔女っぷり。それに応え生きる主人公の後日譚も、この文庫には併録されている。近々、長女も主人公と同じ年頃となる。この至高の1冊は、家族の本棚に並べておこう。/2017年には新潮社より愛蔵版として、本作のさらなるスピンオフも併録され再刊されているらしく、星野道夫の写真が使われたエッセイも幾つかあるようだ。まだまだ梨木ワールドを堪能できるのは、この上なき幸せである。

が「ナイス!」と言っています。
@nk
内容は(あらすじさえも)全く知らずに読み始めた。「あまり世間に例類がない」という冒頭に、見合いでなく恋愛での結婚か、或いは国際結婚の話かと予想したのだけれど、そんな次元ではなく、それこそタイトル通りの、語り手である主人公の、凄まじい痴愚が回想されていた。/当時の思いの丈を連綿に書き綴った筆致は、狂気を伴う一方で、健気な面や美しさをも感じ得てしまうのは恐らく、良くも悪くも、どごまでも欲望に素直な主人公にあるのだろう。ただ、今で言うところのホモソ感が激大であり、読むに堪えない読者も多くいるに違いない。
が「ナイス!」と言っています。
@nk
とある本を読み、軽い気持ちで始めたマラソンに人生を変えられ、旅先で必ず立ち寄るのは書店と図書館。そんな本著者はフリーの校正者であり、本書が初上梓。近年ドラマ化された小説もあったけれど、詳らかになることが少ない校正という仕事が、書物や言葉への愛に溢れるたおやかな筆致で紐解かれる好著。/辞書にない言葉や文法的に変なのに、言わんとすることがうねり伝わる。そんなグルーヴ感のあるものを、仕事とは相反して好意的に“野の言葉”と呼んでいたのは、言葉という生き物を扱うプロだからこそだろう。多くの本を引用するつくりにも⇒
@nk
2023/01/07 23:04

⇒なっていて、最後に紹介されていた若松英輔 著「悲しみの秘義」がとても気になり、思わず入手してしまった。/私も今はゲラを扱う仕事をしているのだけれど、誤植の捉え方が今後、少し変わりそう…。

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@nk
ネタバレ久々(令和初)の伊坂作品。面白いであろうことは予想しつつも、やはりそれ以上の何かを求めてしまう。本書の語り手である主人公が自分の過去を語り出す。嘘や矛盾を含む話だと明言しつつ、とある推測をしながらに。その語りに登場する者、その語りに耳を傾けている者、そんな彼らが秘めたものに、読み手である私たちの心は大きく揺さぶられ、抉られる。軽快に描かれた悲劇的な物語の絶頂は、不意に空を飛んだかのような心地を生み、幕を閉じる。たぶんその希望的飛翔こそが、私の求めた何かだったと思えた。伊坂幸太郎に脱帽、やられましたぜ。
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年間でナイスが多かったつぶやき

@nk

11月は4冊。島暮らし関連と小説の半々。ともかく岩本悠さんと西の魔女に出逢えたこと(この両氏の並列が、やばい…)。そんな先月に大好きな心斎橋の喫茶店で撮った写真をプロフィール画像にしてみた。@nkさんの2023年11月の読書メーター 読んだ本の数:4冊 読んだページ数:1037ページ ナイス数:419ナイス ★@nkさんの2023年11月に読んだ本一覧はこちら→ >> https://bookmeter.com/users/743009/summary/monthly/2023/11

11月は4冊。島暮らし関連と小説の半々。ともかく岩本悠さんと西の魔女に出逢えたこと(この両氏の並列が、やばい…)。そんな先月に大好きな心斎橋の喫茶店で撮った写真をプロフィール画像にしてみた。@nkさんの2023年11月の読書メーター 読んだ本の数:4冊 読んだページ数:1037ページ ナイス数:419ナイス  ★@nkさんの2023年11月に読んだ本一覧はこちら→ >> https://bookmeter.com/users/743009/summary/monthly/2023/11
が「ナイス!」と言っています。
@nk

いま暮らしている島から遠く薄っすら見える三島村の黒島を舞台にした、かの有吉佐和子を初めて読んだ。あとは本に纏わるものばかりで、読みたい本の数珠繫ぎは、終わりなき旅である。そんな先月は初めてロケットの打上げをみて、ほんと魂消た。 2023年1月の読書メーター 読んだ本の数:4冊 読んだページ数:1047ページ ナイス数:304ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/743009/summary/monthly/2023/1

いま暮らしている島から遠く薄っすら見える三島村の黒島を舞台にした、かの有吉佐和子を初めて読んだ。あとは本に纏わるものばかりで、読みたい本の数珠繫ぎは、終わりなき旅である。そんな先月は初めてロケットの打上げをみて、ほんと魂消た。 2023年1月の読書メーター 読んだ本の数:4冊 読んだページ数:1047ページ ナイス数:304ナイス  ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/743009/summary/monthly/2023/1
@nk
2023/02/07 22:21

がらくたどんさん、こんばんは。ロケット打上げを見れて、ほんとよかったです。宇宙開発の本を読んだこともあり、打上げ成功を祈ってばかりでした。たぶん来週また打上げがあるので、今度は撮影は最小限にしつつ、しかと見届けたいと思ってます!

@nk
2023/02/07 22:41

tamakoさん、こんばんは。わりと離れた距離だったのと、撮影に必死だったのもあり、衝撃波を感じたような記憶は…、ないです。次はもう少し近くで見るつもりで、撮影も程々にと思っているので、ドカンとくらうかもです。

が「ナイス!」と言っています。
@nk

9月は和田誠、くどうれいん、ドミニク・チェン、山下賢二、中島らも、の5冊(山下氏以外は初読み)。どれもしびれるものばかり。敢えて1つあげるなら、くどうれいんとの邂逅か。/そんな先月は芥川賞作家のやってるお店にも行けた(写真)。その作家とは、玄月さんである。2023年9月に読んだ本一覧はこちら→ >> https://bookmeter.com/users/743009/summary/monthly/2023/9

9月は和田誠、くどうれいん、ドミニク・チェン、山下賢二、中島らも、の5冊(山下氏以外は初読み)。どれもしびれるものばかり。敢えて1つあげるなら、くどうれいんとの邂逅か。/そんな先月は芥川賞作家のやってるお店にも行けた(写真)。その作家とは、玄月さんである。2023年9月に読んだ本一覧はこちら→ >> https://bookmeter.com/users/743009/summary/monthly/2023/9
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@nk

近藤康太郎、古賀史健、森田真生のメンズで4冊。どの出会いも今後に繋がるものばかり。特に近藤氏は強烈だった。そんな10月は、10年以上ぶりの再会とステージ演奏もあったり。これも今後に繋がりそうか。@nkさんの2023年10月の読書メーター 読んだ本の数:4冊 読んだページ数:1084ページ ナイス数:321ナイス ★@nkさんの2023年10月に読んだ本一覧はこちら→ >> https://bookmeter.com/users/743009/summary/monthly/2023/10

近藤康太郎、古賀史健、森田真生のメンズで4冊。どの出会いも今後に繋がるものばかり。特に近藤氏は強烈だった。そんな10月は、10年以上ぶりの再会とステージ演奏もあったり。これも今後に繋がりそうか。@nkさんの2023年10月の読書メーター 読んだ本の数:4冊 読んだページ数:1084ページ ナイス数:321ナイス  ★@nkさんの2023年10月に読んだ本一覧はこちら→ >> https://bookmeter.com/users/743009/summary/monthly/2023/10
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年間で読んだ本48elkイメージ

1月4

2月2

3月2

4月2

5月6

6月4

7月5

8月6

9月5

10月4

11月4

12月4