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2023年2月の読書メーターまとめ

鉄之助
読んだ本
10
読んだページ
3244ページ
感想・レビュー
10
ナイス
1683ナイス

2023年2月に読んだ本
10

2023年2月のお気に入り登録
6

  • 葵
  • しげ
  • すみの
  • かぷち
  • ちーちゃん
  • せっちゃん

2023年2月のお気に入られ登録
4

  • 葵
  • しげ
  • ちーちゃん
  • せっちゃん

2023年2月にナイスが最も多かった感想・レビュー

鉄之助
江戸時代、大坂や江戸はなんと大火の被害に見舞われたことか! おまけに2年以上続く飢饉にも、たびたび襲われる。そのたびに立ち上がる大坂商人たちに、スポットが当てられた。主人公・松吉と真帆のじれったい恋の行方にも、いい意味でイライラさせられる。「寒天はでしゃばらない」。それぞれの素材の「旨みを引き出して、しっかりと閉じ込める」という、主人公の生き方にも通じる寒天の特性が、全編をうまくまとめていた。
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2023年2月にナイスが最も多かったつぶやき

鉄之助

2023年1月の読書メーター 読んだ本の数:13冊 読んだページ数:4324ページ ナイス数:1690ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/753469/summary/monthly/2023/1

が「ナイス!」と言っています。

2023年2月の感想・レビュー一覧
10

鉄之助
「死刑囚の歌」をめぐり、事件の真相に迫るドキュメント。和歌のテクニック、折り句や物名(もののな)などを解明し、秘められた真実を探っていく様は、迫真の推理小説を読むようで知らず知らずのうちに引き込まれていった。それにしても、死刑囚となってから、短歌や俳句の創作に目覚める人=「獄中歌人」が多いのは、なぜか? この作品は、その謎にも答えている。
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鉄之助
タイトルが無性に気になって、手に取った。著者は”偉人研究家”を自称しているだけあって、視点が面白い。文豪同士の「愛」の形も様々で…あこがれ、友情、愛憎!  特に、太宰治と中原中也の愛憎劇には、息を飲んだ。太宰との出会い頭に言った中也の一言。「青鯖が空に浮かんだような顔しやがって」には大笑い。中也が気になってしょうがない太宰も、さぞたじたじ、だったろう。同じ著者の『ざんねんな偉人伝』とも趣がつながる好著だった。
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鉄之助
「王」とは、キングと呼ばれる生物兵器。抗菌薬が効かず致死率98%の猛毒性がある。実際に存在した旧・日本陸軍の生物兵器の開発を担った「石井部隊」が絡んで、リアルに迫ってきた。医学者でもあった石井四郎中将はもとより、なぜ部下の科学者たちが禁断の生体実験(捕虜や盗賊などの犯罪者を対象に)を行うまで暴走したのかが、知りたくて夢中で読んだ。捕虜を「マルタ(木材の丸太の意味)」と呼び、1本、2本と勘定。人として扱わないことで、人間としての感情を圧殺。さらに部下たちに「君も監獄に入るかね?」と、恐怖を植え付けていた →
鉄之助
2019/02/11 13:34

さらに驚いたのは、引用されていた、石原莞爾の『最終戦争論』。最も新鋭の兵器(細菌兵器や原爆など)を使い、「今日戦争になって明日の朝、夜が明けてみると敵国の首府や主要都市が徹底的に破壊されている。大阪も、東京も北京も上海も廃墟に」。人類はとても戦争をやることはできなくなり、「本当の平和に到達するのである」。当時の戦争指導者たちのなんと、狂っていることか! 史実に基づきながらもサスペンスあり、面白かった1冊だ。

鉄之助
2019/02/11 13:47

→ 最初の1/3は読みにくく、なかなかピンと来なかったが、100ページあたりから、バクテリアが登場。私にとっては俄然、面白くなった。やはり「キング」だった。

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鉄之助
京都にインスパイアされたデザインの服を自分で刺しゅうして起業する女性の、自分発見の成長物語だった。京都の人の疑問形は、命令形! このフレーズにハッとした。「こうしたらどないやろう?」は相談している言葉ではなく、「こうしておいて!」という命令なんだ。「お時間のある時でいいんやけど」=「今日中にやってくれ」などなど…。京都人の言い回しは、余所者にとってなんとわかりにくいことか。しかし、これが奥ゆかしさ、奥深い文化にもつながっている。最後までお互い勘違いしている「片思い」の恋バナも、これはこれで面白かった。
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鉄之助
ボニン・アイランドとも呼ばれる小笠原諸島の”魂の歴史”が綴られていた。「島民」の中には、欧米系、旧島民、新島民がいるという。みんな仲良く暮らしていたのが一転、戦争による悲劇が。知らなかった! 世界遺産の美しい島、とばかり思っていたのに、こんな陰があったとは…。幕末の1800年代から現代までつながる壮大な物語。「この島では、命は受け継がれていく。魂は受け継がれる。」読んでよかった。
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鉄之助
くすみ書房の店主・久住邦晴さんが著書「奇跡の本屋」で推薦していたので手に取った。「出来る営業マンはしゃべらない」。客の方からしゃべるように話を持っていく、聞き上手の営業マンは成績が上がるという。客が自ら納得してしまう「自己説得」型セールス方法。エモーショナル・マーケティングの発想は興味深かったが、成功体験部分が多く鼻につき、読み飛ばした。
KAKAPO
2019/03/03 16:41

鉄之助さん、こんにちは。★ナイスありがとうございます。しゃべる営業マンは、売りたいって気持ちが、お客様に伝わってしまうから売れなくなってしまうんでしょうね。逆に、聞き上手の営業マンは、お客様が得するようなアドバイスができるので、信頼を得て、ロイヤルカスタマーになってもらうことができる(^▽^)/

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鉄之助
駆け込み寺として有名な東慶寺の近くにある、御用宿の居候が主人公。駆け込む女性は、必ずしも”か弱い”人だけでなく、様々で面白い。時には、男性の駆け込み人も……。なぜ離縁状を「三行半(みくだりはん)」というのか? 離縁の言い訳はたいてい三行半で言い尽くされ、中には縦棒線を3本半書いて「離縁状」とした事例もあるとか。出典は、『三くだり半と縁切寺』(高木侃、講談社現代新書)
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鉄之助
自分が社会人1年生だった、バブルやサブカル…刺激的で華やかりし時代。コラムや対談・鼎談などで多角的に、あのときの空気を分析している。中でも、平野啓一郎の「昭和プロレスの”リアリティー”」が面白かった。なぜあの時代とプロレスが蜜月、だったのかが解き明かされる。悪く言えばごった煮、よく言えば多彩な1冊。興味ある所だけの、つまみ食いして楽しめる。
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鉄之助
キャッチーな言葉が多く、「読み触り」が良かった。「自己検証、自己嫌悪、自己否定がなければ人間は進歩しない」。その通り! 「言葉という武器」で数々のベストセラーを飛ばしている編集者だからこそ、の重みがある、とも思った。前著『編集者という病い』からの再録が多く、手抜き(?)感は否めないが、中で取り上げられている百田尚樹の『影法師』が無性に読みたくなった。「本を読ませてしまう教」の教祖効果は、絶大だった。
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鉄之助
江戸時代、大坂や江戸はなんと大火の被害に見舞われたことか! おまけに2年以上続く飢饉にも、たびたび襲われる。そのたびに立ち上がる大坂商人たちに、スポットが当てられた。主人公・松吉と真帆のじれったい恋の行方にも、いい意味でイライラさせられる。「寒天はでしゃばらない」。それぞれの素材の「旨みを引き出して、しっかりと閉じ込める」という、主人公の生き方にも通じる寒天の特性が、全編をうまくまとめていた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/03/18(2847日経過)
記録初日
2015/03/18(3578日経過)
読んだ本
857冊(1日平均0.24冊)
読んだページ
247122ページ(1日平均69ページ)
感想・レビュー
673件(投稿率78.5%)
本棚
8棚
性別
血液型
O型
職業
専門職
現住所
青森県
自己紹介

 野山獄での1年2か月に618冊読み倒した吉田松陰、無実の罪で勾留された大阪拘置所での5か月半に164冊読んだ元・厚労省の村木厚子さんには、遠~く遠~く及びもつかないが、「本の虫」です。次に読む本が、手元にないと落ち着きません。
 宮沢賢治『注文の多い料理店』の「序」、に命救われた経験を持つ歴史小説マニア。特に、幕末から明治維新が大好物!!

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