読書メーター KADOKAWA Group

2024年4月の読書メーターまとめ

shikashika555
読んだ本
5
読んだページ
1680ページ
感想・レビュー
4
ナイス
215ナイス

2024年4月に読んだ本
5

2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

shikashika555
洋の東西を問わず異類婚姻譚というジャンルがあり、語り継がれ読み継がれているのはとても不思議だ。 異類とは、なんのメタファーなんだろう。 ただ「自分たちの共同体のソトの存在」だったのだろうか。 それとも身体に何らかの障害を負ってしまった人なのか。 それとも過去と同じ考え方や行動では対処しきれない状況に対する思考の変換ツールだったのか。 ただ現実の世界からの一時的避難や感情の慰撫という、物語ならではのひとつの形に過ぎないのかもしれない。 ソトの世界やソトの人に対する警戒と希望、両方を孕んでいる。
shikashika555
2024/04/16 16:00

日本とケルトの昔話に共通のモチーフとして「コブ取り爺さん」と「仕立て屋の話」があるのは既読だったが、本書で「浦島太郎」と「オシーンと常若の国」の類似を知ることができたのはとても楽しかった。

が「ナイス!」と言っています。

2024年4月の感想・レビュー一覧
4

shikashika555
源氏物語登場人物のモデル?と思しき実在の貴族や、作品が書かれた当時の貴族たちの解説。 源氏物語や今期の大河ドラマを見る上で 楽しく学べる副読本。 藤原道綱母と兼家についての解説と、 明石の君のモデル?としての宮道列子と藤原高藤のエピソードが 読んでいて楽しかった。 明石の君のような女性って、実在したのね。
が「ナイス!」と言っています。
shikashika555
ナイチンゲールの生涯がとてもわかりやすく説明されている。 「自己を顧みず傷病兵に献身的に尽くした白衣の天使」というイメージにかねてから反発を感じていたので、読んでスッキリしたというかよくぞ書いてくれたというか。 ただ、表記にひらがなが多いのが少し気になり読みにくく感じた。文体は独特のノリ良い流れるような調子。
shikashika555
2024/04/25 16:07

アガンベンについての記述が大きな学びだった。 公衆衛生に「権威主義的な支配と抑圧」を勝手にくっつけて、声高に反マスク反ワクチンを叫ぶ人達の論拠の一つはアガンベンの主張だったのか。 本書も全体を通して公衆衛生の重要性と恩恵を軸にしているのに、それに反対する反マスク勢力にも一言言及してほしかった。

が「ナイス!」と言っています。
shikashika555
洋の東西を問わず異類婚姻譚というジャンルがあり、語り継がれ読み継がれているのはとても不思議だ。 異類とは、なんのメタファーなんだろう。 ただ「自分たちの共同体のソトの存在」だったのだろうか。 それとも身体に何らかの障害を負ってしまった人なのか。 それとも過去と同じ考え方や行動では対処しきれない状況に対する思考の変換ツールだったのか。 ただ現実の世界からの一時的避難や感情の慰撫という、物語ならではのひとつの形に過ぎないのかもしれない。 ソトの世界やソトの人に対する警戒と希望、両方を孕んでいる。
shikashika555
2024/04/16 16:00

日本とケルトの昔話に共通のモチーフとして「コブ取り爺さん」と「仕立て屋の話」があるのは既読だったが、本書で「浦島太郎」と「オシーンと常若の国」の類似を知ることができたのはとても楽しかった。

が「ナイス!」と言っています。
shikashika555
母恋の歌でありましたか。 いつの世も人の評判というのは真の的を外したまま膾炙してゆくものなのかと、せつなく思う。 つらつらと流れる文体と淀む箇所がとり交ぜられて、語られない部分を強く感じる作品だった。 高樹のぶ子さんは、男性が読みとき手 語り手であった従来の解釈に違った光を当てておられる。 読んでいて人物の心の動きに深く共感して納得するところが多くありました。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2018/07/15(2118日経過)
記録初日
2018/07/10(2123日経過)
読んだ本
699冊(1日平均0.33冊)
読んだページ
174035ページ(1日平均81ページ)
感想・レビュー
584件(投稿率83.5%)
本棚
0棚
外部サイト
自己紹介

歴史政治小説や心理関連本をよく読んでいたけれど、ファンタジーやミステリーも好き。
文学作品も好きで憧れつつも読めてないもの多し。
最近読むスピードが遅くなった。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう