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いのっちの手紙 (単行本)

感想・レビュー
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takao
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ふむ
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Tobias
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坂口恭平さんにとって、いのっちの電話も著作も絵画も創作活動の一環なんだなと。斎藤氏が最初に書いてたように何らかの臨床につながるヒントが得られたかどうかは分からないし、坂口さんのように生きるのは難しいとは思うが、そのうちいのっちの電話にかけてみようとは思った。
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garigari
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坂口さんの言葉は風通しが良くて、自分の心に流れが生まれる感じ。
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言いたい放題
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P24まで読了
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いちは(精神科医)
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つい最近、坂口さんのことを知って、面白そうだから本を何冊か読むことにした。その最初の一冊で、のっけからグイグイ引き込まれてしまった。頭の回転の速い人が、その速さのままノーブレーキで文章を書いたようなところがあるので、ちょっと目が回るような感じはあるが、なかなかに良い本だった。
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なつのおすすめあにめ
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「いのっちの電話」(090-8106-4666)、はじめて知った時の衝撃、この対談本を読んだ今でも不思議。斎藤環も「いのっちの電話」について興味があって、この対談本ができたわけですね。「いのっちの電話」は創作(的)だから、という話らしく、死にたくて電話してきた人にも創作をススメる事も多く、後半は創作についての話題が増えていた。坂口恭平は創作を重視しているが、村上春樹については「こもりすぎ」だと言っており、創作を通じて世界と関わっていこうとしているようです。確かに夢中で何かをしている時は死にたくならんよな。
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ゆいまある
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斎藤環と坂口恭平の往復書簡。きっかけになった講演聞いてた(自慢)。電話で人助けをしている恭平さん。それでも攻撃的な人からは距離を取るというのが参考になった。自分が疲弊して続けられなくなったら何にもならないから。斎藤先生は恭平さんの作品に個性がないと言うけど、あのパステル画のどこまでも透明で力みのない空気は非常に個性的だと私は思うんだけど。後半は斎藤先生がやたらと恭平さんを持ち上げている(文章も冗長でダレてくる)。でもこの人は絵の天才で、描き続けてる以上生活に困ることはない。だから悟ってるのとは違うと思う。
J D

オー!これはかなり興味深いお二人!こんな本があるんですね!探して読みます!

05/23 21:25
ゆいまある

JDさん。恭平さんが無意識にやっている特殊なことを、斎藤先生が分かりやすく解説してくれてます。お互いの相手を思いやる優しい文章も良かったです。

05/24 08:02
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ilya
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ネタバレ鬱の時はエネルギーが低下するのではなくて、マイナスのエネルギーが増大するという考え方は斬新だったが、言われてみればそうかも。プラスのエネルギーもマイナスのエネルギーも創作に向けられるのこと、並大抵ではできないような気もするが、ナイスアイデアだと思う。『躁鬱大学』を読んだ時とは少し違った角度から坂口氏の内面を垣間見れた気がする。「自己愛」と「我執」。作品に与える影響を考えると、自身の自己愛に気付いているかいなかは重要なのではないかと思った。
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ありんこ
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「いのっちの電話」という活動に興味があって読みました。自殺をする人が減らないのはどうしてなのか、と考えることがあります。坂口さんのところに電話をしてくる人に対して、どのような言葉をかけたのか。詳しく書かれていて、相談相手が自殺を思いとどまった様子が分かります。ボランティアで活動されているということが素晴らしいですね。
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rors(セナ)
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斉藤環先生と坂口恭平さんの往復書簡。斉藤先生の方からの「自己愛」「我執」について書かれた第11信がすごかった。坂口恭平さんが至った境地を探る。「自己愛」を拗らせ、ひん曲がってしまっている私は、素直な自己愛を持つ坂口恭平という人を奇跡のように感じる。本人は自己愛という概念にこだわりがないようだけど。 坂口恭平単著よりも坂口恭平の言いたいことがわかりやすい本。これで坂口恭平本5冊目。これはハマってるってことかな…
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虎ボルタ
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坂口恭平さんの別の著作で「いのっちの電話」のことは読みました。電話番号公開するなんて、無茶苦茶するなぁ…と感じていましたが、この本を読んで、「それもあり」だなと感じました。自分で限界を決める、著者なりのやり方だと感じた。正直、坂口さん単独の著作は読んでてしんどくなることが多いですが、斎藤環さんが入ることで、対談でなく手紙のやり取りというのが良かった気がする。
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昌也
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再読
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鈴木双葉(全日本目が死んでる団団長)
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あんまぴんとこなかったかな~。斎藤さんが自己愛について書いた部分が一番面白かった。
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ネギっ子gen
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「いのっちの電話」と称し自らの携帯電話番号を公開し、10年間で2万人の「死にたい」と思う人々の電話を受けてきた双極性障害の当事者・坂口氏と、「自己愛的な人間」と広言する、オープンダイアローグの啓発運動に取り組む精神科医・斎藤氏による往復書簡。人が人を助けるとは、どういうことなのか? 12通の対話の記録。鬱で寝込まなくなって丸2年になる、坂口氏の言葉。<それぞれの人に、創造の泉があるはずで、死にたくなっている時、鬱で混乱している時は、実はそれを発見せよと体が声をかけてきているのではないかと思っています>。⇒
ネギっ子gen

ゆうママさん、情報有難うございます。わたしも『神田橋條治 精神科講義』をぽつぽつ読みながら、坂口さんが無事戻って来られるようお待ちしたいと思います。

10/26 21:05
ゆうママ

🌟⊂⁠(⁠´⁠・⁠◡⁠・⁠⊂⁠ ⁠)⁠∘⁠˚⁠˳⁠°🌟はい!🍁

10/26 22:33
9件のコメントを全て見る
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annzu
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ネタバレ興味深い往復書簡だった。いのっちの電話の方法論のようなものが聞けて嬉しい。ぐさっと刺さる表現も多いが、生きることを否定せず、正面から立ち向かうことを教えてくれる。「死にたいと感じてしまう人の多くは悩むのが下手なので、こんがらがっている。話を具体的にするといい。」「変化は怖いというよりもめんどくさい。でも鍛練すると、もう一つ生きる空間が増える。」などなど。
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matabi_jp
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ネタバレ鬱に対する概念が覆された。行動療法についても『ただの行動では意味がない』『その人が一番関心があること、自分が見つけ出したい道の手がかりになりそうなこと、それだけが次の光を見せてくれるのではないか』。客観的でありながら、当事者にとっては毒にも薬にもなりうるような。受け止め方も千差万別だろう。
0255文字
kuly
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坂口節が炸裂し、それがズンズン続くパワーある本だった。 特に面白かったのは、昔の人•場所•時間との出逢いが現在の自分と繋がる糸。その一期一会の感覚がリアルに自分の中に呼び起こされたこと。「駿より押井守が格上」「春樹よりも素晴らしい小説家は沢山います」など、言い難いことを言ってくれて笑った。あまりのパワーに途中疲れて何回か本を置いた。
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アーサー
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すごい本に出会ってしまった。 2人の手紙のやりとりが、とても心地よく、刺激的で、静かな発見もある。 2人の溢れ出る言葉の流れに、少しクラクラして、よみとばすところもあったけど、じっくり自分の体に浸透するように読んだ。 もう一度読み直そう。きっとまた新たな発見があるだろう。
0255文字
🍫🐦SYMK🦉📚
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当事者としては半信半疑。とっ散らかっていて読むのつらい。楽になるから病院も行きたいし薬も飲みたい。私は。周りの人は北杜夫やこの人を見て双極性障害を理解しないでほしい。例外だよ彼らは。絲山秋子の本のほうが普遍性があるし冷静。でも坂口恭平いいこと書いててたまに救われることもあるけど…影響されやすいから気をつけて読もう。そうはできないでしょってことばかりだよ。できないことないと坂口恭平は言うだろうが…。静かに極力人と関わらず携帯なんて見ないで一人で何日も寝て過ごしたくなる、鬱のあの気持ちは何なんだろう…
🍫🐦SYMK🦉📚

図書館

09/24 15:35
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くり坊
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「しかし恭平さんのように、創作活動を意識的に治療として用い、方法論として洗練させていった人は、私が知る限り存在しません。」(4頁、斎藤環、はしがき、より)という、自己治療=創作活動に対する、斎藤氏による病跡学的な関心から始まった、坂口恭平氏との往復書簡。パステル画を描くこと、畑仕事に行くことだけは「鬱状態」でもできたという、坂口氏の発見が、軽躁はあっても、鬱の波が小さい生活を可能ならしめていることを垣間見ることができました。
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花奏
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ネタバレ脳の病気である双極性障害を自力で2年ほど寛解させている…「過去を後悔せず、未来に期待せず」「友達なんかいなくていい、仕事もできなくていい、お金もなくていい、でも楽しいことは忘れたら退屈だし、それをやったら楽しいし、それを継続したら、道になっていくねぇと伝えます。」「だから僕としては、鬱とは「心のエネルギーの枯渇」ではなく、エネルギーの使いどころを間違いはじめた時に作動するアラームのようなものとして考えてます。」確かにそうかも。仕事<プライベートにすれば良いのだよね。楽しい事を続けて道を作れたら素敵だな。
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ザフー
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たとえば、シシューポスの神話やシオランの思想などを、今、死にたい、と言う人に勧めても、ほとんど役に立たない。そんなようなことを初読以来、引きずるように思っていました。天才や悟りという言葉で片付けたくない坂口さんの要点を言いたくて、再査読した。臨床の専門家である斎藤環が「いのっちの電話」で死にたいという人の声を聞きながら創作を続ける坂口恭平に話を聞くというのが、本書の形。斎藤は素人なのにうまく行く彼にその「方法」を尋ねる。坂口はその「技術」を応えます。思わぬ糸口でいまそれを説明できそうな気がしている。つづく
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adu
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坂口恭平さんの生き方は前々から尊敬していたけど、創作や治ることの具体的な方法論が、斎藤環さんの分析によって、紐解かれていくさまが、ちょっと感動的な本だった。死にたいほど苦しくても、過去の少しでもマシな体験を思い出してみたり、少しでもいいから手を動かしみたりすると、死ななくてもすむのかなと思った。人間にとって創作とは本当に必要なものなんだと思った。
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ザフー
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ネタバレ彼は精神医学の万巻を覆すような天才、ではないとは言えない。本を一言にすると「つくる」こそ人を救う、になるか。危うさとともに総体としては「とんでもない」感じのする坂口さんだが、斎藤の返信に答える一々は即興的であれ、率直さと明晰に共感できる。10信あたりからピークに面白い。春樹、駿、漱石の自己愛より方法を冷静に見て、作品より人物の存在や言葉を見ているのも何かわかる。悟りに近いとはこっ恥ずかしくなるのも無理ないが、悟りとは意外とこのようなのかもとも。「流れ」も感じ読んで解きほぐされるように楽になるものはあった。
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アオイトリ
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往復書簡の形で、精神科医が彼の哲学や思想、病理を紐解く試みです。かなり形而上学的で好みが分かれるところ。携帯番号を公開し10年にわたり、「死にたい人」との対話活動を続ける青年。文筆家、音楽家、画家、建築家。その日常をYoutubeで見て、穏やかでフランクな語り口に驚きました。躁鬱病に苦しみながら、自分なりの生活習慣で寛解に辿り着いた経験は、示唆に富むものでした。所有欲を始め執着が薄い、でもやりたいことをその瞬間にする欲望が常軌を逸している。異能のひと。2023年、熊本市現代美術館の個展が楽しみです。
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キヤマ
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これまで坂口恭平や斎藤環の著作に触れたことがない読者にとってはだいぶ不親切な書簡集であると思う。そうでない読者にとっては楽しく読めるかもしれないが。精神科医で批評家でもある斎藤が、多岐にわたる坂口の活動の源や思考の理由を問い、坂口の回答に関してさらに考察する…というのが本書の基本構造。斎藤が盲目的に坂口をべた褒めし続けるのにはやや辟易してしまうが、途中から坂口の手紙の文章にドライブがかかり改行もほとんどしないまま四方八方へ思考が流れていく様が面白い。でも互いの単著を読んだときのような充実感には乏しいかも。
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紗綾
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しばらく前から少しずつ読んでいた本。後悔も期待もなく、ただいま好きなことをして生きていく。出来たらいいな
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やん
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思ったより面白くていろいろ参考になった。続編が出ないかな。
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しゅんぺい(笑)
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往復書簡のかたちをとってるけど、坂口恭平さんにインタビューして坂口恭平さんを知っていくプロセスを間近で見てるみたいでおもしろい。心なしか、坂口恭平さんの語り口がちゃうように感じたところがあるのは、軽い躁・鬱状態やったりしたんかね。
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水をこぼす
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ネタバレ躁鬱を患いながらほぼ1人でいのっちの電話を続けている坂口恭平と精神科医の斎藤環との往復書簡。なぜそんなことが可能なのか知りたく手に取ったけれど、予想を超える面白さだった。一般的な類型でものを見ない坂口さんは、流動体?という事なのか、人を見るときも風景を見るときも、その「流れ」のようなものだけを見続ける鍛錬をしてきたから、それがどこに向かおうとしているのかが見えてしまうのかもしれない。それをまた言葉で類型しようとする斎藤さんとのやりとりが、小説→批評の往復書簡のように見えて面白い。救われる人がたくさんいる。
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Nene
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何度も読み返したい1冊。
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必殺!パート仕事人
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特に斎藤さんの手紙、難しすぎて疲れている時はちょっと読むのが辛かった。坂口さんの行動をまとめて解説してくれるところは参考になりました。
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Bluemoonbooks
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ものすごいものを読んでしまいました。こんなにおもしろい往復書簡はじめて。毎日作り続けることによる幸福なあり方が坂口さんの嘘のない言葉で語られている。そしてそれは斎藤さんの問いかけでより深く引き出されている。
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冬佳彰
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2021年の読みおさめになるかな。坂口恭平さんと、精神科医の斎藤環さんの往復書簡。大きな流れは、斎藤さんからの質問に坂口さんが答えてゆく感じだな。この二年ほど、パステル画と畑仕事で躁鬱の波から脱しつつある坂口さんに、精神科医としての斎藤さんが、その方法論やどこまで意識的に活動を行なっているのか、「いのっちの電話」の状況などを聞き、双方の思考を深めてゆく。深掘りすれば、どこまでも深くなる話だな。坂口さんの時間感覚や創作に対する考えが面白い。長年、躁鬱の中で培われてきた独自の思考なんだろうなあ。
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サトゥルヌスを喰らう吾輩
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往復書簡。本文と解説のマッチングが良な本みたいなおもしろさでした。/坂口恭平さんの本は当事者研究、いのっちの電話といった切り口もとても重要だし是非これからも深める本が出てほしいけれど、その一方でなんかつらつらとハマったアーティストとか作品について語ってるのを読んでみたいなーと思ったりなどもしました。CD棚とか本棚とかもつい気になっちゃう。
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kentaro mori
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斎藤環という最良の聞き手。特に「所有欲」と「流れ」について。また、往復書簡という「距離」があったのも成功の理由か。
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しょうご
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精神科医の斎藤環さんの視点から坂口恭平さんの活動について質問とその回答の往復書簡です。 鬱は「心のエネルギーの枯渇」ではなく、エネルギーの使いどころを間違い始めた時に作動するアラームのようなもの、というのが印象的でした。
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えみ
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興味あり。
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宿茂
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前半はいのっちの電話に関するやり取りが面白かったが、焦点が坂口氏自身に近づくにつれ、異能すぎて参考にできそうなところはないと面白く感じなくなりリタイア。
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yutaro sata
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坂口恭平さんのライフワーク?でもあるいのっちの電話についての本。電話で行うのは死にたい人に寄り添うというよりは誤作動を解くというような形のもので、ちゃんとそれがシステムとして機能しているのが面白いです。
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