物語は語り手のヒロイン・わたしが恋人ジェイクの車で彼の田舎の両親に初めて会いに出かける車内でかわされる会話で幕を開けまして、漸く辿り着いて奇妙な家で両親と会い、日帰りする事になり、最後に地元のマンモス高校に寄り道します。途中では彼女の携帯に謎の男が電話してきて謎めいたメッセージを留守電に残します。また会話が一段落した後に、何かとんでもない事態が起きてしまったらしいという関係者たちの会話が挿入されます。まあ会話の内容を記憶していれば数々の手掛かりが積もって正解に辿り着ければいいのですが結局は無理なのですね。
著者が故意に細部を曖昧にして何が何だかさっぱり不明な物語をこしらえているのですから、まあ人それぞれの想像力を駆使して頭を捻っていろんな可能性を考える楽しさはあるかとは思いますが、正統的なミステリーを愛する人や気の短い人には本書を読むのはお奨めできませんね。こういう本を読むとミステリーのアイディアが枯渇して現代では昔のような素晴らしいトリックが満載の黄金時代のミステリーは読めないのかなと悲しくなっちゃいますね。最後に著者の2作目が既に出ていまして次はどういう手で来るのか非常に気になって結局は読みそうですね。
夢追人先生、そういうことなら「もう終わりにしよう。」よ!(誰も書かないから書いちゃったよー)
犀子さん、こんばんは。マジメな話で皆さんに誤解を与えるといけませんので追記しますが、本作には大胆な叙述トリックの仕掛けがありまして一読には値しますが、要は読者がそれをどう評価するかですね。もしも読まれる方には後で振り返れば何の意味もないような文章の連なりを延々と我慢して読む事を覚悟しなけれならない事をご注意しますね。
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物語は語り手のヒロイン・わたしが恋人ジェイクの車で彼の田舎の両親に初めて会いに出かける車内でかわされる会話で幕を開けまして、漸く辿り着いて奇妙な家で両親と会い、日帰りする事になり、最後に地元のマンモス高校に寄り道します。途中では彼女の携帯に謎の男が電話してきて謎めいたメッセージを留守電に残します。また会話が一段落した後に、何かとんでもない事態が起きてしまったらしいという関係者たちの会話が挿入されます。まあ会話の内容を記憶していれば数々の手掛かりが積もって正解に辿り着ければいいのですが結局は無理なのですね。
著者が故意に細部を曖昧にして何が何だかさっぱり不明な物語をこしらえているのですから、まあ人それぞれの想像力を駆使して頭を捻っていろんな可能性を考える楽しさはあるかとは思いますが、正統的なミステリーを愛する人や気の短い人には本書を読むのはお奨めできませんね。こういう本を読むとミステリーのアイディアが枯渇して現代では昔のような素晴らしいトリックが満載の黄金時代のミステリーは読めないのかなと悲しくなっちゃいますね。最後に著者の2作目が既に出ていまして次はどういう手で来るのか非常に気になって結局は読みそうですね。
夢追人先生、そういうことなら「もう終わりにしよう。」よ!(誰も書かないから書いちゃったよー)
犀子さん、こんばんは。マジメな話で皆さんに誤解を与えるといけませんので追記しますが、本作には大胆な叙述トリックの仕掛けがありまして一読には値しますが、要は読者がそれをどう評価するかですね。もしも読まれる方には後で振り返れば何の意味もないような文章の連なりを延々と我慢して読む事を覚悟しなけれならない事をご注意しますね。