(読書メーター登録日:2015年10月25日)
偶然、読書メーターの存在を知り、投稿を始めました。自分が読んだ本を、他の方々はどのように感じられたかを知りたいですし、色々な情報を共有できれば嬉しいです。
通勤電車の中で、本を読む時間が至福のひとときです。年間100冊(月間10冊程度)を目標としています。
読むジャンルは様々ですが、不可思議な話には目がありません。懐古本も良いですね。小説は宮部みゆき氏や東野圭吾氏のファンです。京都本も良く読みます。また歴史好きで、古代から現代まで幅広く日本史を読みます(世界史は苦手かな)。漫画やコミックエッセイも大好きです。よろしくお願いします。
(アイコン変更:2015年12月5日)
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自伝的な色彩の強い「父系の指」を読むと私の大嫌いだった祖父を思い出します。麻布に屋敷のある裕福な家で育った祖父は、小説家を夢見る放蕩息子。谷崎潤一郎とも親交があったようです。定職にも就かず、結局、勘当され、佐賀の祖母の実家に都落ち。その後北九州に移り住むも、家は空襲で焼失。勘当時の縁切金も底をつき、典型的なダメ人間でした。私の父は小学校卒業後に就職し、祖父母を養ったそうです。自費出版するようにと遺言された祖父の遺稿は、父が棺桶に入れて燃やしました。「父系の指」はそんな私の祖父とシンクロするのです。