読むこと、書くこと、居眠りすることが好き。生活のために仕事も。家事や庭仕事もなんとか。
読書は雑食系かな。でも、読めるのは月に十数冊なので、実際には幾つかのジャンルに限られてるみたい。
苦手なのは、専門書や法律、マニュアル本など。
小説やエッセイを書いたりしてます。
バイクでのミニツーリングを折々。
グルメ、スポーツ、コンサートも楽しみたいけど、仕事や家事でなかなか実現しない。昨年(23年)末、薪ストーブ設置。庭木の枝葉を焚き火代わりに燃やしてます。薪はなくて柴だけなので、心底寒い時だけ。焔と共に柴の燃えてはぜる音が心地いい。
外部ブログも20年以上になりました:
日々の日記:「壺中山紫庵」 http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/
創作の館:「壺中方丈庵」 http://atky.cocolog-nifty.com/houjo/
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一方、永遠の命が確保されることで、人と人との関りに必然性は失われゆく。命に限りがあるからこそ、悩みもあるし、今、ここでという緊張感のある人間関係が生まれるわけだ。愛の告白にしたって、命が永遠だったら、何も今、断られる危険を冒してまで告白する必要などあるはずもない。ユーモアにしても、対人関係を円滑にし、辛い浮世を少しでも耐え凌げるようにと生み出された人間の知恵。だとしたら、人の命が永遠(死んでも、遺伝子情報がある限り、再生される)なのだから、他人とぶつかっても苦労して和解を試みる必要など、あるはずもない。
ただ、ペットだけは別である。人間は、仮にペットが老衰や事故で亡くなっても、クローンペットがすぐに用意されると分かっている。 だが、ペットはそんなことは理解できるはずもない。 だから、ペットは、今、目の前にいるご主人に忠誠を尽くし、愛想を振りまく。人と人が希薄な関係の中で冷め切っていく中で、ご主人の孤独をいやすのは、ペットだけなのである。 これを皮肉と言わずして何とする、である。
[注意]なお、ウエルベックの小説の特徴だが、かなりえげつない性描写が頻繁に。彼の小説の世界を毛嫌いする方もあるかもしれない。
ウエルベックをはじめて読んだのがこれで、SFという舞台設定や性的な描写も衝撃的。だけど動物っぽさよりも少年らしさがぬけないロマンチスト?っぽい雰囲気もあり。ついつい手にとってしまう作家です
yuさん 私より丁寧に読まれてますね。私は、本書については、ペットとの関りなど、伏線のほうに気がとられてしまったようです。
やいっちさん、返信ありがとうございます。正直自分はそれほど丁寧に読めてないです。ペットとの関係性は、自分は猫飼いですが結構うなづけましたが