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2025年11月の読書メーターまとめ

読書家さん#cVCpxr
読んだ本
78
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感想・レビュー
19
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2025年11月に読んだ本
78

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2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

読書家さん#cVCpxr
ひとつ聞きたいんだけど、これほんとに泣けるの?主人公の視点に固定してここまで長々と書いたことには感心しましたが、後半にいけばいくほど辛気臭くなるだけで、ワクワクしたのは「アルジャーノンとの逃避行」というシーンだけでした。べつに主人公が好きになれるわけでもないし、ラストはある種の説教臭ささえある。「頭よくなったけど戻っちゃったね」という、行きて帰る型の目新しいバリエーションでしかありませんでした。
が「ナイス!」と言っています。

2025年11月の感想・レビュー一覧
19

読書家さん#cVCpxr
ぜんっぜんピンとこねえ…!なにこれ?村上春樹大先生っぽくちょっと現実から宙に浮かそうとして滑りました?「むこうの世界」と「こっちの世界」がどう繋がっているのか、どんな関係を持っているかという謎で興味を引っ張ろうとしてるのでしょうが、むこうの世界も、チカというキャラクターもどうでも良すぎてまるで興味がもてませんでし🏳️た。それにしてもどうして「村上春樹」なんて固有名詞を出してしまったのだろうと考えて、ピンと来ました。かれの書く主人公のすべてが気持ち悪い。
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読書家さん#cVCpxr
序盤の語りや主人公の造形に(悪い意味での)ゼロ年代の残党感を抱いてしまいました。まったく肩入れしたくならない主人公で、ヒロインと結婚しても「はあ」といった感想でしたが、しかしラストの「結婚したことで歌詞を変えた」という下りは感動しました。また、ゼロ年代の残党と表現したものの、あの語りと主人公にも関わらず、今風のガジェットを使いながら若い読者をつかんだのは、個人的な好みとは別に素晴らしいことだと思います。
読書家さん#cVCpxr
ひとつ聞きたいんだけど、これほんとに泣けるの?主人公の視点に固定してここまで長々と書いたことには感心しましたが、後半にいけばいくほど辛気臭くなるだけで、ワクワクしたのは「アルジャーノンとの逃避行」というシーンだけでした。べつに主人公が好きになれるわけでもないし、ラストはある種の説教臭ささえある。「頭よくなったけど戻っちゃったね」という、行きて帰る型の目新しいバリエーションでしかありませんでした。
が「ナイス!」と言っています。
読書家さん#cVCpxr
多重解決モノを読んで抱くのは、「一人の人間がどうやったらここまで考えることができるんだ」という謎の敗北感です。ようするに「スゴい」の一言なのですが…とはいえ「スゴい」と「面白い」が両立するかは微妙なところで、本作は、動機を中心としたラストで「面白い」の点数を稼ぐには稼いだと思うのですが、そこに至るまでの多重推理は「スゴい」とは思えども「面白い」とはならなかった。というより、長いし付いていけないしで、わりと苦痛でさえありました。
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みな子という永遠のヒロイン(?)を文章として残しただけで、この作品には途方もない価値があると思います
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途中までは面白く読めました。でも、パラ視点からはエキセントリックな展開で読者の興味を惹こうとしてるのか、独創的であろうとしてるのか分かりませんが、やり過ぎじゃないですか?ついていけない、というのが正直な感想です。パラは意味不明、ヅカは型通りの鈍感系イケメンで、この二人の視点でシリアスに突入しても「はあ?」にしかならなかった。驚きの展開やら心理やらを狙って滑ったようにしか思えませんでした。そもそも、心の機微に入り込もうとする文章、文体にも関わらず、「心を読める」という特殊能力を導入したのが悪かったのでは?
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マジでリズムありきで何言ってるか分かんねえ!とプロローグから嬉しくなりました。西尾維新をまともに読んだことのない俺が西尾維新の文体に抱いていた印象そのままだったからです。メチャクチャ悪く言ってしまえば中身スカスカかさ増し言葉遊びなわけですが、これこそ「戯言」という形容にふさわしい文章じゃないですか。『クビキリサイクル』では物足りなかった西尾維新「らしさ」を満喫しました。また、謎の魅力で引っ張るのではなく、思わせぶりな語りで引っ張る作家だということもよく分かりました。
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白眉は「蒸発旅日記」。本人は「何もかも楽しくない」というふうに観光しているのに、読んでいる方はそれも含めて楽しく観光が出来てしまうという稀有な文章(逆は、腐るほど存在するのですが)。また、客観的にみれば完全な人でなしのはずなのに、愛すべき人でなしと言わんばかりに好感がもててしまうのも、つげ一流のマジックなのでしょう。淡々とした筆致がなぜか旅情を引き立たせているのも凄い。それにしてもマンガ家にここまで優れた文章を書かれてしまったら、本職の文筆業はどうなってしまうねん。
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序盤はギャグを楽しめたのですが、進んでいくごとに複数の小粒な事件がパラパラと散り始め、しかも事件ごとに登場人物も増え…と、話がとっ散らかって楽しめなくなりました。また、進めば進むほどギャグが落ちついてしまい、普通のミステリに近づいていくのはどうなのかな、とも。
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甘酸っぱい距離感を描こうとしてるのだろうけど、やりとりがただ弛緩している印象。「この弛緩した時間こそが青春だろうが!」という向きもあるかもしれませんが、しかしこれはただ弛緩しているだけで、だらだらした時間の流れが良い効果をあげているように思えませんでした。また、主人公もヒロインもたいして魅力的ではありません。「その造形がリアルなんだ!」という意見もあるかもしれませんが、そんな魅力的でない男女のくっつくくっつかないを見せられても…
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お母さんにだけ見えて、聞こえる。ある種の妖精のように生きる麻里子のすがたが、永遠に心に残ります
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「スプリング・ハズ・カム」ーーミステリとしては最悪レベルの禁じ手を使っているのに、オールタイムベスト級の傑作短編として仕上がっているのは、なにより「心を揺さぶる」という点で圧倒的な佇まいをしているから。梓崎さんの良さは、率直にいって、旅行趣味の外装を剥ぎ取った直球のドラマでこそ最大限に発揮されると思います。
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終盤になればなるほど、改行多いし思わせぶりだし冗長だし推理材料が後出しで飛んでくるし…なにより、長えな、という思いがふつふつと湧いてきてしまいました。でも、おれが終盤に抱いたこのダルさや冗長さこそが西尾節というか、作者の筆がのっている証拠なのかもしれません。
読書家さん#cVCpxr
ぽつぽつと頭に浮かんだ言葉をそのまま写しているような…ようするに寝言が文章として転写されたかのような支離滅裂さに満ちています。夢を、夢の論理のままに文章として再現するという、古来作家たちが挑もうとしては敗れてきた難問に、図らずも最も接近した作品かもしれません。あるいは、夢みるように生きる90歳の老人に世界がどう見えているか、を教えてくれる文章なのかもしれません。どちらにせよ、唯一無二。
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読書家さん#cVCpxr
作中作の世界観と人間にマジで1ミリも興味をもてなかったせいで、「『はてしない物語』を読んだことがある」という実績を解除するためだけに目を滑らせる読書体験となりました。おれは『モモ』のほうが遥かに好きだった
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双子が、戦時下での生活をあたかも一つのゲームのように訓練として捉えながら過ごす話。ナチスの陰を落としているため超シリアスな題材ですが、双子のとぼけたユーモアと童話調の会話によってギリッギリのところで深刻さから浮上しています。しかし、悲しい。
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読書家さん#cVCpxr
読者の胸が締めつけられるようなイジメの描写を思いつけるだけ思いつこうと頑張っているのは分かりましたが、その果てに何があったかというと…なにが?って感じ。強いていうなら、200ページあたりからは独特な会話劇になっていくし、それまでのイジメは下準備とも言えるのですが。それにしても、この世の悪意を文章として煮詰めて丸めて投げつけることが「純文学」の名のもとに商売としてまかり通っている事実には改めて驚かされます。
が「ナイス!」と言っています。
読書家さん#cVCpxr
ラスト、主人公への秘密をつくるために柿緒が一日だけ外出し、けれどその内容は明かさなかった…という下りに痺れました
が「ナイス!」と言っています。
読書家さん#cVCpxr
50ページ弱の短編が6つと、その短編集に響き合う「第七」と題された250ページ弱のお話。後者は、なろう系を思わせる死に戻りループもの。前者については、200ページ(=「永久革命」)までは割と面白く読めました。が、話が進めば進むほど、思想開陳のための寓話じみてくるというか…小説らしさが失われ、退屈な思考実験におちていきます(じつはその理由は「第七」で明かされるのですが)。後者の死に戻りは、面白く読めました。永遠に終わらない生の中、ループするごとに主人公が壊れていく、その壊れ方が丹念に描かれていたからです。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/01/07(1801日経過)
記録初日
2021/01/08(1800日経過)
読んだ本
908冊(1日平均0.50冊)
読んだページ
250942ページ(1日平均139ページ)
感想・レビュー
45件(投稿率5.0%)
本棚
1棚
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