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2025年10月の読書メーターまとめ

わさび
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2025年10月に読んだ本
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2025年10月のお気に入られ登録
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2025年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

わさび
ネタバレあまり考えたことが無い話題で面白かった。能の上演時間は現在の40%ほどの時間、しんみりと芸術を鑑賞する姿勢はまだなかった。時代が進めば進むほど人々がせっかちになると思ったら大間違い。装画:おおさわゆう
が「ナイス!」と言っています。

2025年10月にナイスが最も多かったつぶやき

わさび

2025年9月の読書メーター 読んだ本の数:36冊 読んだページ数:8263ページ ナイス数:100ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/1337783/summary/monthly/2025/9 ※今月はインド料理、戦中戦後の混乱期に関する本が多かった。山田風太郎「戦中派闇市日記」、久々読んだ葉山嘉樹「万福追想」が印象に残る。

が「ナイス!」と言っています。

2025年10月の感想・レビュー一覧
39

わさび
ネタバレ興味深かった点:街中で予知型AIが目を光らせる、経済の神様はトイレに住む(中国も経済発展に伴い日本のようにトイレがきれいになっている。東南アジア各地でも同様)、人工冬眠の現実味(金融取引において人工冬眠を利用する手もある)
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わさび
ネタバレ強い能力を持った子に対し悪い物の怪が憑いているので殺してしまおう、船で遠くの小島に置いて来ようとする行動が興味深かった。おそろしいおに=「やにゅう」。▽著者は中島敦の著作に出てくる人物。1929年に南洋パラオ島に渡り、1931年にヤップ離島のサトワヌ島へ渡って彫刻の制作と島の民俗学的な研究を行った。
わさび
ネタバレ「あのころの日本はとにかく勇ましかったですよ。しかも日本国民の九割は馬鹿でしたね。話して分かる普通の頭は一割か二割。それは軍隊でよーく分かりました。話そうが何しようが、分からないのが、勇ましさと結びついて、やたらにビンタをするわけです。」水木氏は山下清氏と同年同月に生まれている。世の中にはよく似た子供がいるものだと母親が言っていた。山下氏の方はよいパトロンに恵まれて成功したが、水木氏は…
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わさび
ネタバレたまたま返却本コーナーで手に取ったが、冒頭が安政大地震からはじまるので読書の流れで読んでみた。江戸の舟運も興味深い描写で楽しめた。主人公が今の長野県飯田辺りの出身なのもタイムリー。あとがきで「私が現代ものに行き詰まりを感じて文庫版時代小説に手を染めたのは1990年代初頭だ。現代ものが売れないからといって時代小説に転向して日の目を見るなんてことはまずありえない。それでも思い付きを選択するしかわたしには策はなかった」とこれもまた読書の流れで考えさせられる。生家の新聞配達業についての記述は時代を感じ印象的。
わさび
ネタバレ自分の立場や職業、住む場所が変われば題材も変わる。世間的な評価は知らないけど、個人的には長野県での作品が好み。生活と文学。転向文学。馬鹿にはされても真実を語るものが…(自分が印象的な著者の言葉です)と著者本人は書き続けても、実際お子さんたちは苦労が多かったのでは。今の時代に読んでも、米が無いなど既視感さえ感じる描写が続く。時代は繰り返すというよりも、変わらない存在がいるということなのかも。
わさび
ネタバレこの本でも「自立とは依存先を増やすこと」熊谷晋一郎医師の言葉が出てきた。心をひとりぼっちにしない。サポート資源を持つ。心理学的には依存自体に悪い意味はまったくない。適度な依存を体験することで、人は自立することができる。自立と依存は対義語ではない。▽AIに私に対して無条件のアタッチメントを伝えるメッセージを送ってもらう、の部分が面白かった。▽困難や悲しみのなかに「共通の人間性」を見出す。自分は読書でこの部分を見出している様子。つらくても、困難でも、それでもなお生きていくのが人間なので。
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わさび
ネタバレおもしろかった。大陸を駆け回った「シベリヤお菊」:出上キク、世界に向かって気を吐いた女:ラグーザお玉が印象に残った。江木欣々はシャープ創業者の早川徳次と異父血縁者。妾募集と口入屋の募集がある時代などと、今とは女性の社会的地位や生き方が根本的に違うので、今の価値観で簡単に語れない。ただ、たくましく世渡りする人生に圧倒される。山田順子も男性中心の文壇視点でなく、現代社会の視点で見れば評価は変わる。あとがきで「変わっているのは素敵」といえる社会になって欲しいと。著者自身変わっていると言われ、苦労してきたとのこと
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わさび
ネタバレ1年くらい著者の本を読まない間に、図書館には著作がたくさん増えた。これは小説の形式をとって、発達障害とは何かを世に問う1冊。主人公が別の国に行っても自分の困難は変わらない、どこに行っても「空気が読めない」、という部分は実際に著者も経験したことだそう。自分と似ている存在の女子や、特定の職業集団に気付くところは個人的に納得のいくところ。解説:村中直人で、障害と診断されることの意味を指摘。医療本来の目的である「治療」ができるわけではない、むしろ治療すべきではない場合も多いという視点もまたとても大切。多数派=権力
わさび
ネタバレ著者の健康本は面白いので時々読んでいる。補聴器の問題指摘は本当に同感。歯の健康は全身に影響がある。ドイツなどでは歯石クリーニングをしていないと治療に保険が適用されないことがあるらしい。著者の祖父は95歳で大腸がんで亡くなったが、それに対し「なんで死ぬの」と怒りすら覚えたのだそう。カジュアル冬眠ができる身体を維持して、人工冬眠ができる技術を待ちたい、と発想が凄い。この本も著者の感性や発想が面白く、読んで良かった。
わさび
ネタバレ解説:藤井貴志、梶井における現実と錯覚。「結核に侵され、現実での行動を極度に制限されていたからこそ異様な進化を遂げた、驚くべき想像力の飛躍であったと言えるかもしれません」
わさび
ネタバレ昭和40年代位の日本各地の風物が感じられた。食談。ちょっとした会話も昭和だなと思った。下ネタ含め、本当に懐かしい感じ。松江や知床などそこで暮らす方々、飲食店員やタクシー運転手は今と違って土地の空気感を醸し出している。今どこの地方の駅前に降りても、見たことがある街並みばかりだから、失われた時代ということにもなるのか。瀬戸内寂聴氏の本で開高氏との交流を読んだことがあるが、この本に出ていてなるほどなと納得した。鹿児島の酒すしは読んでもよくわからない部分があった。食べ残しが発酵?おりはし旅館の場面。解説:福澤徹三
わさび
著者の釣りの記述はとても印象に残る。長野県の天竜川沿いの生活の一場面。「近来、魚の教育は進歩していると考えられる傾向がある。以前のように、無謀に飛びついて食わない。犯罪の手段の方が、検察陣の方をリードするし、国民の体質低下が軍部を刺戟するし、毒菌は注射薬に対して抵抗を増加するし、と云うことになると」「だが、魚と云うものはただ習性だけで動いているものだろうか。どうも、私などよりも遙かに知性の発達した魚がいるように思われる。」
わさび
ネタバレ小学校の教科書に載っていたような記憶がある。著者は精神的に安定した時に読みたい作風なので、今は読めそう。解説:藤井貴志で、この作品が日本左翼文芸家総連合の集会で朗読された件に触れている。小川未明は大正期から社会主義を信奉し、数々のプロレタリア文学運動にも参加したが、大杉栄やクロポトキンへの共鳴にみられるように本質的にはアナーキスト。野ばらでは実に様々な二項対立が提示される。
わさび
ネタバレ移住者ネットワークについてがとても興味深かった。ゴミ出しなど、新住民がどのように地域に入っているのか不思議だったので。超高齢になったときに結局都市部に戻る方が多いのかと思っていたら、医療・介護資源も作られてきている様子。あの宮崎和加子氏や川越厚氏も北杜市に移住しているとは。地域には働いていない看護師などもいるので、事業立ち上げできる方さえいたら地域資源は変わる。▽和泉式部「物おもへば沢の蛍も我が身よりあくがれいずる魂かとみる」
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わさび
ネタバレ「子どもの前では幸せでいる義務がある」が一番印象に残った。自分の母はあまりこういう感じではなくラッキーだったが、周囲の様子を聞いていると本当にそう思う。娘を母親の愚痴のごみ箱状態にするのは良くない。ずっとお母さんの話を聞いてきた人があまりに多くてびっくりするのだそう。母親は誰にも聞いてもらえなかったことを、娘に語ってきている。愚痴と負の感情は分けた方が良い。令和の家族は親戚づきあいも少なく、閉じるしかない。孤立しているという意味ではない。
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わさび
ネタバレこういう本が好きでついつい読んでしまう。意外と読んだことのある本もあり、著者らしい文体と解釈、独特の挿絵で楽しめた。三島由紀夫「肉体の学校」、田辺聖子「ジョゼと虎と魚たち」、瀬戸内寂聴「夏の終り」、武者小路実篤「愛と死」、谷崎潤一郎「猫と庄造と二人のをんな」、村上春樹「女のいない男たち」、ツルゲーネフ「はつ恋」など。西洋文学も古典から最近のものまでなかなか濃厚な選択で面白かった。特別コラム「モテる作家」太宰治も。
わさび
ネタバレ閉経後は女性ホルモンが体をサポートしてくれない分、運動・食事・生活習慣に気をつけ、自力で「健康寿命を延ばすための生活」を開始する時期でもある。更年期症状が表れる原因には、メンタル要素もあるため「ストレスにどう対処するか」も大切な課題である。閉経前後に起こりやすい病気の解説もありわかりやすい。乳がんはセルフチェックで安心せず必ず定期的にマンモグラフィ等検査を受けること。
わさび
ネタバレ今更だけど、タイトルに関する読書が多い。特に読書の流れで気になった点:「どの民族でも、移住先の社会では、はじめ女子の人口が極端に少ないのがふつうである。ところが日本人の移民社会では、娼婦の存在から、一般に女子の方が多い現象がみられる。日本人帰住者は女子だけという例もままあった」←1920年代の資料より実際の数字はもっと多そう。芳賀武(1900年山梨県生まれ)の個人史から移民史をみる。長野県と移民活動。移民活動の摩擦と対立、アジア系移民の民族格差、労働移民の搾取問題、敗戦と引揚げの際は難民に、戦後の移民。
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わさび
ネタバレインドの寛容性に救われた著者。日本の社会の枠にうまく収まらなかったが、インドの人々との触れ合いによって学びや成長を得た。僕のことをそのままで良いと受け止めてくれた。人生のヒントをこの本から拾ってほしいと著者の願い。
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わさび
ネタバレエログロ、皇室関係、皇軍の威信の毀損などの検閲の実際の一端を知ることができた。谷崎潤一郎「検閲官」は読んでみたい。レコードの検閲での「タリナイ・ソング」リズム・ボーイズ作詞・吹込、服部良一作曲が興味深かった。空気の検閲として、自主規制の問題を指摘していたがなるほどなと思う。内地の検閲、植民地の検閲。戦時中は記録映画すら制限する危うさも。日本社会の昨今だけでなく、未来や外国における検閲のあり方とは?
わさび
ネタバレあまり考えたことが無い話題で面白かった。能の上演時間は現在の40%ほどの時間、しんみりと芸術を鑑賞する姿勢はまだなかった。時代が進めば進むほど人々がせっかちになると思ったら大間違い。装画:おおさわゆう
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わさび
ネタバレ中島敦「巡査の居る風景」からはじまるエッセイ。そういえば、つい最近まで自分の周囲にも外地での生活体験のある人たちがいた。満洲が多かった。地域性があるようで旧南洋群島には沖縄、八丈島などの出身者が多かった様子。製糖会社、南洋寺、彩帆神社などどういう経緯で建てられたのか、今はどうなっているのか気になることも多かった。帰還、戦後の生活も大変だっただろう。南洋は親日的、ではない。今も観光地という形で植民地主義が生きている。表紙絵:土方久功
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わさび
ネタバレノリが合わず読むのが苦痛。本来の目的とは違うけど、自分の読書は文体だとあらためて認識できた。不安な時は「正しく恐れる」のニャ!、不安を正しく評価すれば対処できるのニャ、は覚えておきたい。
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わさび
ネタバレ満洲に渡る頃の木曽谷での暮らしのエッセイの様子。明治節の運動会の一コマ。著者は何時どのタイミングでこちらに転居したのか、すっかり忘れてしまった。やっぱり全集に当たるのがよさそう。時代が違えば題材も違うので、当たり前だけど生きていた時代が違えば全然違う作風になっていただろう。文学の持つ時代性。詳細な情景描写や自分の生活をみつめる視線がこの人らしいところ。あとは信州ものだと釣り。
わさび
ネタバレ作品すべてに敬意、自由を学ぶと前書き。今の時代の窮屈さについても。野球選手などのアスリートレコード、大学応援団レコードなど時代を感じる。また、1967年の吉展ちゃん誘拐事件関連レコードは聞いたことがある。のりピー音頭は1988年だったか。「明るく振る舞うジャケットのイラストも、よく見ればどこか影を感じられて切ない」。ツッパリ、ぶりっ子、パープリンなどかつての流行語も頻発。
わさび
ネタバレ月と文社の藤川明日香氏と6名との対談集。特に下平尾直氏が印象に残った。池田先生との出会い。下平尾氏の大学にも非常勤講師で来ていたそうで、自分の出身大学も同様。著者のように、講義後に明らかに受講生ではない人が話に来ていた様子も懐かしく想起された。自分が受講した講義は「はみだし者」が通年テーマだった。著者の言うところのプロレタリア文学とは違う、もっと底辺を描いた作品という感覚がわかる。高見順「いやな感じ」、なるほどな。大学院では高見順、武田麟太郎、葉山嘉樹、転向や戦争文学が研究対象と。ひとり出版社設立への道。
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わさび
ネタバレ良い本だった。夢を持つと苦しい、火事場の馬鹿力はそんなに出すもんじゃない、5、6割の力がうまくいくなど独特の助言で人となりが伺えて興味深かった。転職したい27歳男性、ベンチャー企業に誘われた46歳男性に対しての仕事の相談が印象的。みやぞん流・苦手な人への対処法、違う価値観の人とは戦わない、周囲の言うことを聞かない人はうまくいく、ワクワクする方を選ぶ、もし失敗しても人のせいにしない、気楽な方を選ぶのも手、最終決定はあなた自身で、など。芸人という仕事に憧れてもらいたい、これからは暖かい時代になる、も良かった。
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わさび
ネタバレなぜ怖い顔をした仏像がお寺に祀られているの?→煩悩によって仏の教えを聞かず邪悪な道に進むものがいる。そのために明王は忿怒の相と呼ばれる凄まじい怒りの表情で、仏の教えに従わない者を強制的にでも仏の世界へ導く。その他優しい表情の仏像写真もあり。新薬師寺薬師如来像。浄瑠璃寺に行きたい。いつも書いているだけなので計画しよう。写真:帆足てるたか、PIXTA
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わさび
ネタバレ読書の流れでとても読みやすかった。母親を15歳で亡くし「精神的酸欠状態」におちいったこと、旧友「太平洋戦争のはじまったのが19歳である。戦争の終わったのが23歳である。どんぴしゃり『死にどき』である。」、わが家は幻の中、など。解説:尾崎秀樹で中野好夫「人間の死にかた」、岸本英夫「わが生死観」、小酒井不木「タナトプシス」につて取り上げている。尾崎は著者の5歳下だが同世代を生きて来た、とのこと。
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わさび
ネタバレタイトル通り。認知症家系なので、自分は最後に何が残るのかとちょっと怖くもあり。巻末に「脳科学者からみた認知症」で、感情はずっと残る、昔の記憶は鮮やかに残っている、と解説あり。絵:大谷たらふ
わさび
ネタバレ古い写真を見ると、失われた風景がやっぱり興味深い。鉄道写真だけど、その周辺に移りこんでいる風景や看板などの事物がとてもおもしろかった。「市谷(1960年)ボートを楽しむ人。まだ高層ビルが全くない東京。空はこんなに大きかったんだ。」「東府中駅近く(1957年)私自身が踏切警手について語れることはほとんどないが、以前は踏切警手がいる踏切が都内にも何か所もあった。」
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わさび
ネタバレ「こんなはずじゃなかった 現場編」が勉強になった。本来は利用者が事業所を選べるのが介護保険だったが、今は逆に事業所が利用者を選ぶような事態になっている。単価の低い生活援助は受けない、受けるとしても身体介護とセット。地方によっては訪問介護の事業所自体がなくなり、在宅生活そのものを選べなくなっている。サ高住などにある訪問介護事業所がすでに全体の2割を超えている。効率化。施設から在宅への理念は、今は在宅から施設、集合住宅への流れが強い。単価が低くて非効率であることを理由に、生活の基盤を支える底が抜け始めている。
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わさび
ネタバレ宗教にすがる様子、硫酸をかけて恨みを晴らしたいなど、現在とは行動様式が違う。登場人物に妾、旅芸人が登場する「ああ無情」は、読書の流れで気になった。明治初めに軽跳のアメリカ興行、女剣劇、浅草六区などなど。「万引一家」でのハンセン病の件など時代が違うのでこれもとても興味深かった。
わさび
ネタバレ関東大震災当日の名古屋刑務所での様子。題材は創作ではなく、実際に著者がいた経験と思われる。著者の作品は情景描写が詳しいので、どういう場所、状況なのかがわかりやすい。典獄という言葉は調べた。
わさび
ネタバレここには津波が来ると学校で説明した所、保護者から苦情が来たとの部分で、小学生の頃に浅間山の噴火に関する番組をみて、眠れないほどの恐怖を感じた事を思い出した。先生は伝え方を反省とのことだけど、綺麗事や楽しいことだけ考えて生きていく事はできない。危険を予測しながら安全に生きのびる方法を考えていくことの方が大事。日本は社会の変動期と地球の変動期が一致しているのだそう。経済の成長期は地震が少なく、経済が停滞すると地震が増える。前回の地震の活動期のピークは戦争中と終戦直後。その前は幕末期。さて2030年代はどうなる
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わさび
ネタバレ「『こども』と『おとな』のイメージや期待されるありようからこぼれたはざまのような存在 主に私自身とその経験」についてのエッセイ。女性の生き方もさまざまな時代だけど、果たして今の社会は誰標準に回っているのか。そんなことを考えながら読んだ。時代の流れで、過去に世間で共有されていた大人の姿にハマればいいというものでもない。そうなんだけど、まだまだ伝統的な価値観が強い時代だなとあらためて感じる。著者はキリスト教を信仰して救われたのだそう。教会のジェンダー観については疑問符を書いているのも著者らしいところ。
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わさび
ネタバレカラー写真なので、東京の空が広く青いのが印象的。曳舟駅(1956年)線路横の踏切小屋、永代橋(1963年)非常にアジア的な景色で人々の移動が運河中心だった頃、業平橋付近(1958年)水上生活者の舟?との解説付き。伊豆大島での頭上に荷物を載せて歩く女性たちの写真もあり、こういう運び方は他所でも見たことがあるようななどと連想がいろいろ広がる1冊だった。写真を眺めるのは楽しい。
が「ナイス!」と言っています。
わさび
ネタバレ「心に浮かぶ陰口は、いつもなぜか富山弁で聞こえてくる。超自我に食い込んだ富山の多数派の価値観は、とても手強い」。富山の離婚率は全国で最も低い。それは単に、家庭円満が理由とは言いきれない。…自分は他地方出身で都市部に出てきているが、特にびっくりしたのは高校教育の部分だった。これは自分の出身県ではありえない。大人に大事に見守ってもらって、のびのび過ごした経験が故郷の良い記憶にもつながるのに。禁欲的すぎるし、意欲の冷却効果。誰かにとって都合のいい女性をつくりあげていないか?地方はサードプレイスをつくりにくい。
が「ナイス!」と言っています。
わさび
ネタバレ1978年にプレイボーイ日本版で連載された。若い男性を主要な読者とした雑誌での連載で、時代性も感じられる。ほとんど推敲せず一気に書き流している開高の筆致に圧倒された。個性的な文字だけど、親しみやすく読みやすい。「永遠に、幸わせになりたかったら 釣りを覚えなさい」。まだまだ戦争の影が色濃く残る時代で「私の生涯の大半は朝鮮とブラジルで、日本人といえるかどうかわからない」「日本はもう戦争をしないですか」とブラジルで生きる日系人の人生が垣間見え、少し立ち止まって読み返す箇所が多かった。解説:重松清

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2022/05/06(1320日経過)
記録初日
2022/05/06(1320日経過)
読んだ本
2220冊(1日平均1.68冊)
読んだページ
457679ページ(1日平均346ページ)
感想・レビュー
2220件(投稿率100.0%)
本棚
19棚
自己紹介

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