Deeplight >> ハーディング4冊目は日本未訳の彼女の長編9作目。5〜8作目が翻訳されているので近日中に翻訳されるかも。舞台はミリアドという南北1000マイルの群島が続く世界。30年前大災害があり、海の中に居た神々が死に絶えた世界。海底には神の遺物がある。主人公は2人の少年。彼等は海に潜って神の遺物を探して生活していた。潜水艦もある。架空のファンタジー世界の謎を解いて行く少年達の物語。430頁ほど13万語くらいか。
英語がとても平易。native speakerなら小学校高学年向けなので当たり前か。日本の高校生くらいでも少し辞書を引けば読める。英語難易度3/7位。多読の人もチャレンジしてみてはどうでしょうか。
ローマへ行く観光客向けだが観るべき建造物とか各月のお祭りとかラテン語会話まで載っている。古代ローマへ行きたい人、古代を舞台に物語を書きたい人には必見の書。
英国側が米軍将校回収作戦をする一方、ドイツ側ではヒットラー暗殺を企むロンメル元帥が同志の将軍2人との密会の為、ジャージイ島のドイツ軍視察目的でロンメル元帥の替え玉を送り込むアリバイ作戦が同時に進行していた。
ゲームの話なので昔1990年頃の経験を。今はネットでAmazonとかポチればその物が日本にあろうが英国にあろうがなんとも無く届くけど、1990年頃インターネットが日本に来る9年くらい前、米国のゲームサイトにアクセスしてた。その時感じたのは2つ。(1)新ゲーム発売後2日目にはサイト上に評価記事が載る。○ソゲーだと3日目には世界中に悪評が広まっちゃうんだなという恐れ(2)ゲームの追加シナリオを米国から個人輸入してた。面倒だったな、送金も日本についてから通関を代理でやってくれる業者に手数料払ってやっと入手も。
このシリーズ2冊目のエリザベス1世の時代(16世紀後半)との大きな違いは中産階級という平民の階級が出来ている事。全体の7割は何も所有していない労働者階級だけど。この時代まで選挙権被選挙権は広い土地所有者のみ、この後の1832年に中流階級のうち高額納税者に選挙権が与えられる(明治憲法下の選挙権みたいなの)。この本の時代の後1830〜40年代に色々変わる。選挙権や死刑が全て公開処刑から重罪人だけとか。
歴史的出来事など記載せず何処の誰と特定出来ないように”nobody”になる様にわざと書いている様だ。主人公のPooter氏は成人した息子が居るので40代後半か。階級社会の英国はどこに住むかが重要な様で関西で言えば阪急沿線以外の私鉄沿線のような新興住宅地らしい。住み込みのお手伝いさん(女性は男性の賃金の1/3〜2/3の時代)ひとりが居る一戸建て。親父ギャグが有るけどわざわざjokeですと断って書いている。枕+本題+最後にオチという話し方を鍛えられる大阪生活が長い私にはこの著者はまだまだ初心者🔰だ。
表紙のイラストは19世紀末になっても入浴の習慣が無かった英国。身体をキレイにするのは老人介護で毎日やる「清拭(せいしき=濡らして絞った布で身体を拭く事、現在はお湯を使うがビクトリア時代は水で毎朝)」。入浴は病気の治療行為だと思われていた。主人公は風邪を引いたので家族に風呂を用意して貰う。当時化学塗料が発明されて家を全て白く塗った人に刺激されて彼は自分の家を全て赤く塗ろうとする。真っ赤に中も外も塗られたバスタブにお湯を張って入浴した彼は溶け出した塗料で真っ赤に。という図😳。
筆者はペットフード会社に就職後、米国大学に留学、日本の大学院で獣医学博士号取得、勉強させてくれる良い会社に就職したんだ。昨年(2023年1月)の本なので入手しやすそう。太めの猫ちゃんに減量ダイエットする危険性とか衝撃的な話も。
この本ではブルナンバラの戦場は現リバプールの西にあるウィラル半島のウィラル市南東部マージー川沿岸、南のチェスターから北に伸びる旧ローマ街道沿いで戦われたとしている。本の前半は410年のローマ帝国のブリテン島からの撤退から937年の戦いまでのブリテン諸島の歴史(この部分は興味深い)。古戦場の場所は諸説あって随分他の説を支持する歴史家から批判されたらしい。10世紀頃の戦士に扮装した写真や大軍が展開し易そうな平地の現地写真も載っている。
→題名のThe Flame Bearerはこの物語の400年前デンマークからこの地へやって来て王国(バーニシア王国)を築いたアングル族の族長Idaの事。バンバラ城の元にあった城を築いた。「ラストキングダム」はBBCがTVドラマ化しているのでNetflixで観てる人も居るかな。
「バンバラ城」の間違いです。1つ目のコメント。物語ではBebbanburgと呼ばれている。Bebba は西暦600年頃のこのお城に居た女性の名前。作者Cornwall は彼の先祖が12〜3世紀頃この城の領主になったからここを舞台にこのシリーズを書いたと言っている。彼の先祖はノルマン人兵士でスコットランドかウェールズとの戦いで手柄を立てたのかも知れない。現在は別の一族が住んでいる。
異世界へ移住を予定してる人には持って行くと良い本かも(笑)。現在技術でチートしようとしても殆どコンピュータチップ(半導体)を基にしているので簡単に再現出来ない。この本に載ってる日常品は19世紀の技術で作れるという事。現役時代設計を主な生業としてきたけれど「これが出来た」情報があると半分位はどうやって実現するか想像出来てしまう(真似されないように特許がある訳だけど)。こんなのがあるよ情報が貴重。紡績&織り機とミシンが大発明だけどこれらは詳しい技術資料が必要かも知れない。
海外作家の本の訳が以前より出版されなくなったので、洋書を買いまくって読んでいる。英語はひとり旅が出来るくらいには得意。モンガーはmonger(〜屋の意、例fishmonger 魚屋)
今は自分史的には第三次読書ブーム、主に海外作家作品と歴史書を読んでいる。ホラーは苦手、短編はあまり読まない、長編が好き、シリーズ物なら尚良し。読書メの皆さんのレビューで面白そうな本のレビューもあると飛びつきます。知らない本の面白さを教えてくれてありがとう。読みたい本、積読本がどんどん増えてしまう。実家の本棚からも読み返したい本をいっぱい発掘。さあ生きてるうちに読めるのか。
4月から「天色のインク瓶」に設定。よろしくお願いします。
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