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岡田あづま
新着
アントニオ猪木からケニー・オメガまで、古今東西のプロレスラーたちのリング内外での心暖まるエピソードをつづったエッセイ集。2017年刊行。著者が長年にわたる取材のなかで出会った"深イイ話"の数々を、ウエットでドラマチックな文体でまとめあげる手法は、たしかに泣ける。愚乱・浪花選手の愚直なまでのファイトの話に思わず涙してしまった。…全体を通して言えるのは、プロレスラーは強くて優しくて強い存在なのだ…と。そして、その精神は先輩から後輩へと連綿と受け継がれていって、過去も今も未来もリングにありつづけるのだろう…と。
岡田あづま

…たとえば、ジャンボ鶴田の凄さを語るとき、対戦した新人時代の秋山準の談話をはさむことで、オールドファンも現在のファンにもグッと伝わりやすい内容になっている。いたるところで実物を知らない世代への橋渡しがしっかりとされていて、あらゆる世代のプロレスファンだったり、プロレスを知らない人たちにもオススメできる読み物として仕上がっているのはスゴイなあ…と。…一点だけ不満をあげれば、取材対象ではなかったのか、僕の好きな大日本プロレスやDDTプロレスリングのことが書かれていないこと。コレは続刊に期待するしかないかな…。

07/08 23:02
0255文字
岡田あづま
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落語家・六代目三遊亭円楽による自伝。本人が文章を書いている訳ではなく、長時間のインタビューをライターが構成して一冊の本にまとめるという形式。…コレがいい方向に作用した気がする。その声と口調が容易に想像できるため、本人に語りかけられているようにスルスルと頭に入っていくし、インタビューのため聞き手へのサービス精神がふんだんな内容となっている。弟子入り前から落語協会脱退・師匠との別れ、自身の病気…まで、さまざまなエピソードを交えた飽きさせない語り口で、あっという間に読んでしまった。今後の活動が楽しみになる一冊。
0255文字
岡田あづま
新着
日本プロ野球でプレーをした選手たちが犯した犯罪の数々を選手名の50音順で一冊にまとめた辞典。野球がすべて…という歪んだ価値観のなか、人間的に未成熟なまま年齢(と成功体験)を重ねていった選手たちが起こす犯罪の数々。その罪状や犯行にいたった経緯、その後などが淡々とつづられていく。…そして、野球が上手いが故に見逃される犯罪の多いことにも驚かされる。覚醒剤など、捜査の手が逮捕直前まで伸びていた事件にも、当時の資料に当たってまとめ上げている力作。いい趣味じゃないけど、この切り口で俯瞰する日本プロ野球史も面白かった!
岡田あづま

"黒い霧事件"の影響で思いがけず登板機会を得た若手選手が、やがてチームのエースへと成長して、キャリアハイで自身の野球賭博が発覚したために望まない形でキャリアを閉ざしていく。…数年後に監督として就任したチームで、期待の大型新人による無免許運転が発覚し…。…といった具合で、選手の犯罪を縦糸に一切の横糸なしで紡がれていく野球史。圧巻だった。

07/04 20:42
岡田あづま

こんな紹介記事もあります。 https://bunshun.jp/articles/-/44934

07/04 20:42
0255文字
岡田あづま
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昭和24年(1949年)の名古屋を舞台に、合宿中に殺人事件に巻き込まれた推理小説研究会の面々の姿を描く。物語でも重要な"登場人物"とも言える「戦後スグの地方都市の高校」という背景を、作者自身の記憶や膨大な参考文献を元に丁寧に魅力的に描いていて、こんな時代があって、こんな青春があったんだと、グイグイと物語に引き込まれてしまう。老作家らしからぬ大胆なトリックと瑞々しい文章(と読後感)は、1972年の小説デビュー作『仮題・中学殺人事件』から変わらず健在で、まだまだ新作を読みたい!…と思える作家の一人だなあ…と。
岡田あづま

ひさしぶりの読書で、コチラのコンディションが悪めでした。ちょっと流し読みしちゃったような箇所もあって、いつか再読しなきゃなあ…。

03/21 22:02
0255文字
岡田あづま
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『シンセミア』『ピストルズ』につづく山形県東根市神町を舞台にした"神町サーガ"の完結編。全3作のトータル平均読書時間が46時間50分。今作だけでも18時間15分。とにかく長いんだけれども、小説家の阿部和重(&息子)の元に瀕死の外国人記者を名乗る男が転がり込んできて、やがて世界の破滅を防ぐために奔走していく…というお話を、(『キャプテンサンダーボルト』の執筆を経たためか)前作とは打って変わってサービス精神あふれる軽妙な語り口と飽きさせないストーリー展開でグイグイ読ませる。最後の最後まで面白かった。長いけど。
0255文字
岡田あづま
新着
霊能力者の少女と小説家の男がタッグを組んで殺人事件を解決するミステリ。…再読。巧みに張りめぐらされた伏線と、それを(多少の違和感をおぼえつつも)スルーしてきた初読のときの自分に気づく。帯にある「すべてが、伏線。」というフレーズには、いつわりがない。見事に騙される快感をしっかりと味わう。面白かったー。
岡田あづま

…今回、書籍ではなくオーディオブック( https://pages.audiobook.jp/special/medium/index.html )での再読(?)だったのですが、コレ、いいですね。SE・BGMアリ、登場人物ごとに別の声優が担当する朗読という感じで、ひじょうに豪華な音声コンテンツ。朗読より聞き手が想像する余地はすくないのかもしれませんが、第一線で活躍する声優さんによる感情の乗ったセリフだとかはグッと心に迫るものがある。書籍とちがって読み流したり飛ばしたりできない点も再読にはちょうどよかった。

01/28 23:29
0255文字
岡田あづま
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だいたい年に1人のペースで空から人が降ってくる町にあるレスキュー・チームの姿を描いた作品。レスキュー・チームにはユニフォームとバットが支給され、それで落下者を打ち返すということだと思われるが、そんなことができるはずもなく、ただただ空を眺めるだけの日々を送っている。…という、概要だけを聞いてもよくわからない話。しかし、読みすすめるうちに、あり得ない設定(それが一切の破綻なく描かれる)の彼らの日常や心情に寄り添うような気持ちになってくるから不思議。こういった感覚を味わうためにこの作者の作品を読んでいるのかも。
0255文字
岡田あづま
新着
事件の犯人に加え、伏せられたタイトル(ことわざ・慣用句/8文字・13音)も当てる…という変わった趣向のミステリ。軽くサクサク読める口当たりのいい文章(特に殺人事件の舞台になる孤島に着いてからは、さらにドライブがかかる)で、あっという間に読んでしまった。…で、予想もつかない(けど意外ではない)展開に見事に騙されてしまう。やられたー。…ただ、犯人は見抜けなかったけれども、タイトルは当てられた!…という爽快感を得られるのもこの作品ならではかな。パッと読めて後を引かないミステリが読みたかったのでちょうどよかった。
0255文字

読んだ本
450

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2013/09/08(4224日経過)
記録初日
2013/09/19(4213日経過)
読んだ本
450冊(1日平均0.11冊)
読んだページ
62286ページ(1日平均14ページ)
感想・レビュー
14件(投稿率3.1%)
本棚
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性別
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