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2022年4月の読書メーターまとめ

baboocon
読んだ本
11
読んだページ
3618ページ
感想・レビュー
11
ナイス
569ナイス

2022年4月に読んだ本
11

2022年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

baboocon
静かだけど読み応えのある小説を探していたときに書店で偶然目に留まった本。19世紀末から20世紀中盤までのアメリカ中西部に生きたウィリアム・ストーナーの人生は、劇的ではないけれど波風が立たないわけではない、誰もに起こり得るような人生だった。結婚や家庭生活は決してうまくいったわけではないが、少なくとも愛する人には巡り会えた。偉業を成し遂げたわけではないが生涯打ち込める文学にも出会えた人生は、幸福だったといってよいのではないだろうか。翻訳家・東江一紀氏の遺作でもあり、美しい文章は繰り返し読みたい1冊になった。
ニッポニア
2022/08/24 21:17

繰り返し読みたい一冊で、この装丁も含め、本棚の中に堂々とあります。

baboocon
2022/11/05 16:57

遅レスすみません。ニッポニアさんも繰り返し読みたい一冊とのこと、共感できて嬉しいです。おっしゃるように、装丁も素敵ですよね。

が「ナイス!」と言っています。

2022年4月にナイスが最も多かったつぶやき

baboocon

先月はたくさん読めました!!!/2022年3月の読書メーター 読んだ本の数:255冊 読んだページ数:65535ページ ナイス数:65535ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bit.ly/3IXH5zn

baboocon
2022/04/01 22:49

おくちゃん、たらんてぃーのさん、だまされてくれてありがとうございます!(笑) 255と65535が並んでいたらピンとくる方はピンときますよね。

のり**
2022/04/03 15:42

やられた〜笑

が「ナイス!」と言っています。

2022年4月の感想・レビュー一覧
11

baboocon
帰省時に家族から借りて読んだ。「スマホ脳」の著者が十代やその親向けにかみ砕いて書いたような内容?(なお「スマホ脳」は未読)。頭を鍛えたいならとにかく運動がよいというのが本書の主張。目的別に章立てされているけど結論はだいたい同じなのでさらっと読めた。
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baboocon
単行本で読んだが、文庫でも再読。単行本刊行当時よりもさらに、ソーシャルメディアやソーシャルゲームがスマートフォン使用者を釘付けにする中毒性は高まっている気がする。自分は昨年、長年使っていたTwitterを削除してみたが、インスタグラムや今感想を書いている読書メーターも「ついつい見てしまう」点では同じ。著者が述べているように、スマートフォンからSNSアプリを削除し、現実世界での趣味を持つことをもっと真剣に検討すべきかも知れない。
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baboocon
ネタバレ遠田潤子さんのマイベストは「アンチェルの蝶」だったが、本書「オブリヴィオン」を文庫で再読してみて、これも傑作だと再認識した。妻を殺して服役し、出所した主人公・森二の痛ましく辛い過去が徐々に明らかになると共に、彼の背負った罪が軽くなるどころか一生向き合い続けなければいけないと突きつけられる。赦しを乞う相手はもうおらず、決して帰ってこない。安易な救いが与えられるわけではないが、決して自分の犯した罪を忘れず、主人公がそれでも前を向いて生きていこうとする、これが人間の生なのだと見せつけられた。
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昔に比べると大分スッキリしたけれど、気がつくと部屋が雑然としている。そしてその原因は知らず知らず溜まっている紙類であることが多い。本書は紙の片づけに特化した珍しい1冊。残すのは「金目の紙」と「使う目的がある紙」だけ。入ってきた紙は4つに分け、ファイルボックスを6つ用意して紙をジャンル分けする。情報だけあればいい紙はデータ化してクラウドを利用する。細かいテクニックはまだまだあるけれど、これらはぜひ実践してみたい。
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baboocon
何だか感想が書きづらくてしばらく放置していた。著者はミニマリストではなくシンプリスト、とのことだけど、日本で知名度のあるミニマリストの中にも極限までモノを減らすだけでなく、著者と同じように余白を重視するとか、減らした分持つモノにはこだわるといった点を大事にしている方はいる。新しい言葉を使って差別化したかっただけのように感じられてしまった。掃除や食の習慣については共感できたし、インテリアの整え方もデザインを仕事にしているだけあって参考になるし、装丁や本文中のイラストは美しかった。
baboocon
2022/05/13 23:51

新しい言葉と書いたけれど、「シンプリスト」という言葉を最初に使ったのは本書の著者のTommyさんではないはず。少なくとも少し前に刊行された「捨てればいいってもんじゃない」という本では出てきていた。

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baboocon
ふるさと村の創始者であり監修の秋山龍三さんは本書の刊行直前に静かに息を引き取ったそうだ。彼の意思を継いだ山田剛さんが完成させた。前作はふるさと村の食養術の概要やそれによって健康を取り戻した人たちの体験談が主な内容だったが、本書はその実践編。四季毎の野菜の特徴や成分・効用、歴史とともにレシピを掲載。下ごしらえも書いてあってありがたいし、使うのは基本調味料だけなので作ろうとしても作れないなんてことがないのがいい。一度挫折したぬか漬けにもまた挑戦したくなるな。
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baboocon
パリ在住の著者によるエッセイ。ホメロスの「イーリアス」に登場する「ワイン色の海」という言葉に思いを馳せるエピソードから始まり、著者がこれまでに出会ってきた様々なワインやシャトーのエピソードが語られる。ワイン発祥の地と言われるグルジア(ジョージア)を訪ねた話や、イスラエルのワインの話などもあり興味をそそる。ブルゴーニュワインを発展させたブルゴーニュ公や、中世ではワインがどのように飲まれていたかという話も面白い。希少で高価なワインや何十年物のワインを飲む機会に恵まれてきた著者が羨ましい。
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baboocon
書店の棚差しの1冊をたまたま手に取ったが、とてもよかった。いわゆるFIRE本の先駆けらしい。お金=生命エネルギーという考え方も面白いが、それよりも刺さったのは自分の実質時給を調べるステップと、収入と支出を1セント単位で把握し、収支表を作るステップ、そしてウォールチャート(長期の収入と支出のグラフ)をつくるステップだ。日本の(だけかは知らないけれど)マネー本だとズボラでもお金を貯めれるとか、家計簿はつけなくてもいいと読者を甘やかす論調のものが多いが、本書はそんな妥協は一切許さない姿勢が気に入った。
baboocon
2022/04/22 23:03

このように感じたのは、自分も収支は1円単位できっちり把握しないと気が済まない質なのがあるだろうけれど。

baboocon
2022/04/22 23:04

最近流行りのワード「FIRE」(経済的に自立して早期リタイア)はこの本から生まれた、というオビの煽り文句もあながち誇張ではないのだろう。何しろ原著の初版は30年も前に刊行されている(その後何度か内容は刷新されているようだが)。

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baboocon
千田琢哉さんの推薦本から。ボディビルダーに対する自分のイメージというのは、本書でもたびたび言及されるように、気持ち悪いとか、あそこまでムキムキになるのはちょっと…というのが正直なところだった。本書を読んでもそのイメージは変わらないが(変わらんのかい!)、コンテストで入賞するような筋肉をまとうことは、まず身体的素質が重要でありなろうと思ってもなれるものではないこと、ただトレーニングしているだけでも決してできないことはわかった。本書に登場する人々が、ボディビルのコンテストで勝つために、どれだけ(続)
baboocon
2022/04/18 19:29

ほほー、審査側から見ても全身をバランスよく使う運動で鍛えた方が美しいものなんですね。調べてみると最近では薬物を使用しないナチュラルビルダーと使用するボディビルダーは参加するコンテスト自体が別なようですね(薬物使用がなくなってはいない)。ゆたさんが体重落とした姿、見てみたいです(^o^)

ゆたさん・∪・ω・∪
2022/04/19 00:40

抗うつ剤で大体30キロ以上は太りますね。。。ずっと55キロだったのになぁ。弟も鳶職ですが、昼に弁当三つ食べても50キロ台ですよ(笑)母親もプロテインとか飲んでるのに同じく50キロ以下という。恐ろしい((((;゚Д゚))))

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baboocon
ネタバレしがない日本画家の主人公清秀と、偉大な日本料理人の父と、父による犯罪被害者の女性が織りなす偏執と狂気の世界。序盤の日本画の技法や料理の描写、終盤の余命わずかな清秀の鬼気迫る創作風景は見応えがあった。血縁の確執に囚われる主人公というのは遠田作品のテンプレだが、今作では珍しく清秀が受け身ではなく能動的に悪の道に走るというのがいつもとは違っていたかな。父が清秀を憎む理由が弱いと感じたのと、清秀の最後の執念とそれに殉じた蓮子は客観的にはただの犯罪者とその被害者にしか世間や読者の目には映らないであろうことが惜しい。
が「ナイス!」と言っています。
baboocon
静かだけど読み応えのある小説を探していたときに書店で偶然目に留まった本。19世紀末から20世紀中盤までのアメリカ中西部に生きたウィリアム・ストーナーの人生は、劇的ではないけれど波風が立たないわけではない、誰もに起こり得るような人生だった。結婚や家庭生活は決してうまくいったわけではないが、少なくとも愛する人には巡り会えた。偉業を成し遂げたわけではないが生涯打ち込める文学にも出会えた人生は、幸福だったといってよいのではないだろうか。翻訳家・東江一紀氏の遺作でもあり、美しい文章は繰り返し読みたい1冊になった。
ニッポニア
2022/08/24 21:17

繰り返し読みたい一冊で、この装丁も含め、本棚の中に堂々とあります。

baboocon
2022/11/05 16:57

遅レスすみません。ニッポニアさんも繰り返し読みたい一冊とのこと、共感できて嬉しいです。おっしゃるように、装丁も素敵ですよね。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2010/02/02(5290日経過)
記録初日
2009/01/27(5661日経過)
読んだ本
3192冊(1日平均0.56冊)
読んだページ
908068ページ(1日平均160ページ)
感想・レビュー
2302件(投稿率72.1%)
本棚
96棚
性別
血液型
O型
職業
技術系
現住所
東京都
URL/ブログ
https://blog.baboocon.com/
自己紹介

東京都内在住のサラリーマン。

小説もエッセイもノンフィクションもビジネス書も(ついでにマンガも)読む雑食派です。

※マンガは別アカウント( https://bookmeter.com/users/89116 )で登録しています。

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