再読や借読が半数以上。読書傾向の転機になるかも。2022年9月の読書メーター 読んだ本の数:15冊 読んだページ数:4368ページ ナイス数:5987ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/556130/summary/monthly/2022/9
環境問題も、人間のために解決するのではなく、生き物全般のため。ノアの箱舟には、ウイルスも含めて乗せるべきだろう。 人間は滅亡しても自業自得だが、他の生き物を巻き添えにしてはいけない、という立場なのである。
小説で性愛とはなんぞやと問うことは難しいです。哲学的ポルノになるか、煽情的詩になるか。個人差があるので女性を一括りにはできないし、生理感覚といっても幅広いです。女性同士で性愛について話しても、人それぞれで異なります。やいっちさんの疑問には生身の人間に聞いてみるしかないですね。男性も個人差があるのでは?日本ではなかなか真面目に語れないのが現実です!なぜなら好みは千差万別だし、人前であからさまにするのを嫌う風潮があるからです。昔は河野多恵子やアナイス・ニン等を読みましたが、いまいち納得できませんでした。
wassermusikさん 思うことは単純です。作家として敢えて難しいテーマを扱った以上は、中途半端で終わらせてほしくない、それだけ。もっとギリギリ攻める余地があったのでは?
どうやらチェーホフ唯一の長編。楽しみました。はじめ冗長なかパッパ。さすがのチェーホフ。分かりやすくもあり、幾重もの読み……解釈が可能だったり。解説が理解に参考になりそう。その上でなおかつ読者の独自の読解も可能のようだ。それにしても、これだけの作品を24や25歳で書いたとは!
そう、本書はコロナ禍前に書き始められ、まさにコロナ禍で中断し、乗り越えようやく書き上げたタイムリーな本。ウイルスや細菌などの病原微生物(病原体)は、人類誕生から現在までの人の死因の累計第一位である感染症を引き起こす。
最初はやや教科書的な記述にめげそうになったが、関心の強さもあって読み続けた。 一読しての感想は、病原体の生き抜く戦略の巧みさ。どうやら病原体との闘いに終わりはなさそう。専門家の方々に頑張ってもらうと同時に、我々も正確な情報を得る必要がある。吾輩の、この分野の新刊情報を追うアンテナも張り続ける必要があるということか
本書でル・クレジオは、老舎を高く評価し、中でも彼の『四世同堂』に何度も言及している。これは読まなきゃならない。 ル・クレジオファンのみならず文学ファンは楽しめるに違いない。
原題は、「中国での十五の講演 詩的冒険と文学的交流」とある。出版社は、中国を嫌う風潮が蔓延しつつある世相を忖度したのか、本書の内容案内には、中国が舞台の講演録だとは全く匂わせない。
蛇足: 読みたい本じゃなく、読むべき本。大本営発表風なニュースが蔓延してる。踊らされちゃアカンという思いで一晩で一気に読んだ。著者の本は、『戦後史の正体 (「戦後再発見」双書1)』に次いで二冊目。先週13日、同氏の講演会に足を運び、その会場で本書を買った。同氏の応援の意味合いも込めて。
医学の本を齧るのが好き。特に何故か解剖学者の本が好きで、養老孟司や布施英利,もだが、なんと云っても三木成夫(の本)のファンである。同氏の本は大概読んで来たが、中でも『胎児の世界』は傑作である。学的には古くなった部分はあるが、ドラマチックの極みと感じるくだりは何度読んでもハラハラする。
著者は、未来の予測を語っている。但し、本書での著者の主張は、ひたすら未来の予測を語るのではなく、まずは過去を見遣り、なぜ人間はホモ・デウス、つまり不死と至福と神のような力の獲得(神性の獲得)を必然的に目指す道をたどる、という点にある。 彼の主張に賛否交々だが、読みべき本であることは否定できないだろう。
蛇足:上巻共々面白かった。啓発されることが多々。さすがユダヤ人というか、思索が徹底しているし考える目配りの領域も読みも傑出している。 だからか、昨日は残りの150頁余りを一気に読めた。
上掲の本が出ると知り、読んだ楽しさを味わい返す意味もあって、プルーストの観た絵画作品の数々を楽しんだ。こうした作品の複製を集めたバーチャル絵画館でもあったらなと思う。
自身の絵画の好みは、プルーストからは随分と離れているが、あくまで彼の世界も包摂した上で、世界が広まったと都合よく理解している。文学の世界も自分なりに広めてきたし…。そう、世界の文学事情は大変貌している。ある意味、プルーストの世界は郷愁を掻き立てたりもする。
虚構は客観的な現実ではなく、壮大な物語であり道具に過ぎない。だが、その虚構は現実を作り変える力がある。ただし、その物語は一体、誰が作るのか。人間なのか、それともAI…壮大なアルゴリズムなのかもしれない。既に人間は知の牙城を奪われつつある。スマホを常時手放せない事実が歴然とその現実を物語っているのだ。早速、下巻へ。
著者は、「物理学者、宇宙生命学者。1970年代以降、物理学や量子学に関する本を、一般の読者に向けに多く執筆しており、日本でも(中略)10冊以上が翻訳されている。」吾輩も何冊か楽しませてもらってきた。多分、これからも。なかなかハードな記述が続くが物理学の門外漢たる吾輩も楽しめる。お勧めである。
3年前の9月に既に読んだことがあるので、僅か3年での再読(当時の感想は、「腫瘍は「胚の邪悪な双子」」)。読むに値すると改めて実感。同時に意識や生命の謎の不可思議さ奥深さも再認識。
読むこと、書くこと、居眠りすることが好き。生活のために仕事も。家事や庭仕事もなんとか。
読書は雑食系かな。でも、読めるのは月に十数冊なので、実際には幾つかのジャンルに限られてるみたい。
苦手なのは、専門書や法律、マニュアル本など。
小説やエッセイを書いたりしてます。
バイクでのミニツーリングを折々。
グルメ、スポーツ、コンサートも楽しみたいけど、仕事や家事でなかなか実現しない。昨年(23年)末、薪ストーブ設置。庭木の枝葉を焚き火代わりに燃やしてます。薪はなくて柴だけなので、心底寒い時だけ。焔と共に柴の燃えてはぜる音が心地いい。
外部ブログも20年以上になりました:
日々の日記:「壺中山紫庵」 http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/
創作の館:「壺中方丈庵」 http://atky.cocolog-nifty.com/houjo/
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安定感は、ルメートルの作家としての力量のこと。内容は、「けれど、非常に不安で恐ろしい」に同感です。
なるほど。 びっくりした。やいっちさんがソシオパスではないことはよかったです。👍