2024年6月の読書メーター 読んだ本の数:15冊 読んだページ数:4630ページ ナイス数:4217ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/556130/summary/monthly/2024/6
やいっちさん、いつも、ナイス、ありがとう、ございます。紫陽花も、もう、開ききった感じだね。梅雨が終われば、あの酷暑が戻ってくるのか。怖いですね。今月も、宜しく、お願いします。
著者の寺田惠子は、「東京都生まれ。豪州シドニー大学を卒業後、日本女子大学大学院博士課程単位修了。湘南短期大学教授を経て、現在、学習院女子大学、和洋女子大学講師、古事記学会理事、上代文学会理事。古事記、日本書紀、万葉集の講義は社会人講座等でも人気を博す。編著書に『日本神話事典』『万葉ことば事典』(共著、大和書房)などがある。」
さらに生息環境が常識外れだった。ザ・シダーズの泉は生物にとって過酷な極限環境だった。pH値が11~12という強アルカリ溶液。これでは呼吸でエネルギーをつくることができない。栄養となる物質もそこでは乏しい。では、このような環境で微生物がどうやって生きているのかはいまだ謎だらけだという。
「第一次世界大戦後の困難な時代を背景に、一人の若い女性が飢えと貧困にあえぎ、下女、女中、カフェーの女給と職を転々としながらも、向上心を失うことなく強く生きる姿を描く。大正11年から5年間、日記ふうに書きとめた雑記帳をもとにまとめた著者の若き日の自叙伝」と本書の紹介にある。この「日記風に書きとめた雑記帳をもとに構成した」がミソ。構成する前の生の文章に接したいと願わせた。きっともっと灼けたトタン屋根の雌猫だったのだろう。
そういえば、かのラフカディオ・ハーン(小泉八雲)もアイルランド系の人物だが、名前から分かるようにギリシャの血を受け継いでいる。そのせいか、虫を愛した作家であり、「ファーブルの昆虫の本を愛読し、美しい竹細工の虫籠に松虫や鈴虫、草ひばりなどを飼い、その声音に耳を傾けてい」た。
本文、分かりやすくと心掛けているようだが、吾輩にはつついていけなかった箇所も。それでも面白い。当初は仕事の車中の待機中に読んできたが、連休ということもあり、半分は自宅で一気に。
著者は(本書所収の小文によると)若い頃…というより子供のころ、小学校六年から中学二年にかけて、ぐれていたという。制服を特注し奇妙なスタイルに仕立て、その下にはダブダブのランニングシャツ。喧嘩のときは、この中に真綿をつめ水をかぶる。水に濡れた真綿は刃物を通さないとか。ドスを呑んで肩を怒らせてまっすぐ歩いた。喧嘩で負けそうになるとドスを抜いたとか。
読むこと、書くこと、居眠りすることが好き。生活のために仕事も。家事や庭仕事もなんとか。
読書は雑食系かな。でも、読めるのは月に十数冊なので、実際には幾つかのジャンルに限られてるみたい。
苦手なのは、専門書や法律、マニュアル本など。
小説やエッセイを書いたりしてます。
バイクでのミニツーリングを折々。
グルメ、スポーツ、コンサートも楽しみたいけど、仕事や家事でなかなか実現しない。昨年(23年)末、薪ストーブ設置。庭木の枝葉を焚き火代わりに燃やしてます。薪はなくて柴だけなので、心底寒い時だけ。焔と共に柴の燃えてはぜる音が心地いい。
外部ブログも20年以上になりました:
日々の日記:「壺中山紫庵」 http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/
創作の館:「壺中方丈庵」 http://atky.cocolog-nifty.com/houjo/
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処女作では本題と遊び部分のバランスが取れていて手ごろだったが、本書は両者ともに膨らんでいて、やはり600頁は(本人は割愛した部分が多いと釈明するが)長過ぎる。
吾輩は、仕事の車中の待機中に、暇の徒然に読めたからいいが、自宅では辛かったかもしれない。でも、まあ、ご苦労様です。