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2025年11月の読書メーターまとめ

yama
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2025年11月に読んだ本
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2025年11月のお気に入り登録
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2025年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

yama
ネタバレ「将軍は、日本古来の理想主義の焔が、西洋文化との接触によって衰え来ったのを、あるいはこの殉死によって再び燃え立たしめることもできようと、胸中ひそかに思っていたかもしれぬ」。著者のスタンレー・ウォシュバンは日露戦争において乃木大将率いる第三軍の従軍記者となったアメリカ人新聞記者。旅順攻囲戦、二〇三高地戦、奉天会戦を取材する中で、熟慮断行、赤心報皇、自我忘却、粛殺凛烈、慈悲惻隠の乃木将軍に武士道精神を見出し、彼に心酔する。帰国後、明治天皇の崩御に伴う乃木殉職の報に衝撃を受け、アメリカ人に乃木の姿を伝えるため→
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2025年11月にナイスが最も多かったつぶやき

yama

9月は暑さとiPad依存でほとんど本を読めませんでしたが、10月になって涼しくなり、またiPadからも若干離れることができ、読書生活に戻れました。また今は蔵書の大整理も始めました。今月もよろしくお願いいたします。m(_ _)m 2025年10月の読書メーター 読んだ本の数:16冊 読んだページ数:4096ページ ナイス数:1363ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/661569/summary/monthly/2025/10

宵待草
2025/11/01 10:14

yamaさん こんにちは! 私は4~5冊せいぜい10冊止まりの既読ですので!🥺 読友の皆様を見習いたいと思います!💫 何時も、有り難うございます!🙋 11月もどうぞ、宜しくお願い致します!✨ 宵待草

yama
2025/11/01 11:34

宵待草さん。こんにちは。私も読友のみなさんを見習いたいです。今月もどうぞよろしくお願いします!

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2025年11月の感想・レビュー一覧
22

yama
ネタバレ「将軍は、日本古来の理想主義の焔が、西洋文化との接触によって衰え来ったのを、あるいはこの殉死によって再び燃え立たしめることもできようと、胸中ひそかに思っていたかもしれぬ」。著者のスタンレー・ウォシュバンは日露戦争において乃木大将率いる第三軍の従軍記者となったアメリカ人新聞記者。旅順攻囲戦、二〇三高地戦、奉天会戦を取材する中で、熟慮断行、赤心報皇、自我忘却、粛殺凛烈、慈悲惻隠の乃木将軍に武士道精神を見出し、彼に心酔する。帰国後、明治天皇の崩御に伴う乃木殉職の報に衝撃を受け、アメリカ人に乃木の姿を伝えるため→
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yama
ネタバレ綾瀬はるかが広島と長崎の被爆者から話を聞いた記録のシリーズ2作目。原爆投下2日後にビルの地下で出産があった話、白血病の闘病で苦しむ父を娘が支え続けた話、奄美大島の大島紬工が長崎の軍需工場に送られ被曝して戦後は被曝を隠して過ごした話、爆心直下で奇跡的に生き延びた人たちの話、など。絶対に話したくないと取材拒否を続ける老人にも会いに行き、綾瀬の人柄や綾瀬の祖母の姉が被爆者ということもあってか心を開いてくれて聞くことができたという話もある。本書は2013〜15年の放送内容を書籍化したもの。→
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yama
ネタバレ佐藤優(カルヴァン派)と中村うさぎ(パブテスト派)とが聖書について語り合う対談本の第2弾。『創世記』『使徒言行録』『ヨハネの黙示録』を題材に、神はえこひいきをする、神は気まぐれでジェノサイドもする、キリスト教では永遠に生きることは素晴らしいこと、パウロのいやらしさ、そのパウロの布教における功績、ユダヤ教の割礼、キリスト教のグローバル化における割礼の捨象、聖書における6と7、などを議論する。中村による大胆な仮説的聖書読解の展開、佐藤による論理整合性とは別個に独立した聖書読解という神学的読み方の解説が→
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yama
ネタバレ『古事記』に描かれる日本人の原型であるおおらかさをしっかりと活かし、『古事記』を子供にも読めるように…と翻案した日本神話の入門書。『古事記』は単なる神話ではなく、現代人も引き継いでいかねばならない古代からのメッセージであると言う。著者は戦後の歴史教育から神話が除去されたことを嘆き、『古事記』をはじめとする日本神話は子孫たちの「幸せへの道しるべ」として古代日本人が遺してくれた宝物であり、子供たちにも伝承していかねばならないという使命感を持ち、日本会議代表委員も務めた保守派の日本画家。独自解釈→
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ネタバレ愛がすべて、愛こそが私、愛のためなら全てを失ってもかまわない…と、恋愛成就に生きる男女たちの冒険主義的行動を描く12のレー(レーとは中世フランスで流行した短編の韻を踏む形式の物語詩)。武勲を求める騎士が領主の奥方に懸想する話、王が家令の奥方と恋仲となり二人で家令を暗殺しようと企図する話、などなど。結果として破滅という話もあるが、ロマンがあり印象深い話が多い。また巻末の訳者解説が面白い。これによると、封建時代において相続を受けられない領主階級の二男以下の男性が、武勲を挙げて領地獲得を目指したり、独身で相続→
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yama
ネタバレ250年前の1775年4月に始まったアメリカ独立戦争・アメリカ革命。開始の翌年に、この独立戦争・革命の意義を道理と利益との2面から論じ、アメリカ市民一人ひとりにアメリカ軍への参加を促したアジテーションにしてプロパガンダのパンフレットである『コモン・センス』。権力の横暴への抵抗権の提起、王権によるイギリス下院議会の毀損、王政および世襲制の否定、共和政の肯定などの道理、そして独立することによるイギリス・アメリカ双方の繁栄という利益の2面からの議論によってイギリスからの独立にリアリティを持たせ、アメリカ市民を→
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ネタバレカルヴァン派の佐藤優が小説家でパブテスト派の中村うさぎに聖書の講義を行う対談。聖書というよりもキリスト教の神学についての理解を深めるための講義であり、カルヴァン派の《出生時点で死後に神によって救済される・されないは決定されている》とする他力本願と、パブテスト派的な《努力次第で神に救済される・されないが決まる》とする自力本願との対比、モナド、宗教と全体主義の話しなどの理解が深まる。ただ、話しが飛びまくっていてまとまりはない。しかしそこから脱線しての中村による『新世紀エヴァンゲリオン』解釈、→
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ネタバレ大人になれるが、敢えて大人になることを拒絶するピーター・パンの有名な話なのだが、なかなか残酷でグロテスクな描写も多く、少々驚いた。ピーターはウェンディと2人の弟にティンカー・ベルの魔法をかけ、3人をネバーランドに飛び連れる。ネバーランドでは3人は多くの迷子たちと共に、ピーターの気まぐれに従って遊んで暮らし、インディアンやフック船長率いる海賊たちとの抗争も含めた冒険の日々を送る。だがウェンディたちは最終的にはピーターと別れ、ネバーランドを出て…。巻末の訳者解説によると、成長して大人になることを→
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ネタバレ“あざとさ”をここまで隠さずに描く青春小説は初めて読んだかもしれない…。主人公は初めてアイドルを見た時に人が光り輝くのを感じて自分もアイドルになることを決意した東ゆう。千葉県館山市をモデルとする“翁琉”を舞台に、東西南北の高校・高専から人を集め(曲亭馬琴『南総里見八犬伝』へのオマージュか?)、4人組アイドルとしての活躍を目指す日々を描く。主人公のアイドル志願への執着心、周囲も全てそのための手段として考える独善性、そこから派生するボランティア参加といった狡猾さ満載の言動、結果としてのプランの破綻…。→
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ネタバレ「真の贅沢というものは、ただ一つしかない、それは人間関係の贅沢だ」「人間であるということは、とりもなおさず責任をもつことだ。人間であるということは、自分には関係がないと思われるような不幸な出来事に対して忸怩たることだ」…航空郵便会社のパイロットであったサン=テグジュペリが極限的な経験から語る人間論。アンデスに不時着遭難し奇跡的に生還したたギヨナ、大西洋に消えたメルモス、プレヴォーと共にリビアの砂漠地帯に不時着遭難し3日間の彷徨の末に現地遊牧民に助けられた著者自身など、生死の境界線から見出される→
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yama
ネタバレ実存主義による人生論。「実存は本質に先立つ」という実存主義の立場から「人間の生きる意味、目的とは何か」を問うている。私はこの翻訳との相性が良くなかったのか、あるいは著者の思想・哲学と合わないのか、著者の主張や論理の筋道が読み取れない箇所が多すぎて難儀した。「人間の存在」と訳されている箇所を「人間の人生および存在」と読めば、何とか理解できるのか。《人間の人生・存在にはアプリオリに確定された意味(人間が生まれた時点で既に確定された意味)はないけれども、その無意味な人生・存在を、一生を懸けて人生・存在と→
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yama
ネタバレ旧約聖書の名言・名句を精選し、紀元前の旧約時代の歴史に沿って編集した旧約聖書の入門書。神、主、契約、預言者、贖い、救い、福音、受難、平安、羊、羊飼、義、義人、知恵などなど、旧約聖書の世界観や、イスラエルの民の壮大な歴史を大まかに把握できる。人生の最高目的は神の知恵を知り、神からの霊的な祝福を得ることだ、とか、人の生き甲斐は見えるもの(現象世界)に絶対的価値を求めることではなく、見えないもの(神の言葉)に価値を求めることだ、という信仰の本質も理解できた。著者は日本ルーテル教団の→
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ネタバレ退廃的雰囲気が漂う19世紀初頭のロシア上流階級における、低俗な人間たちが巻き起こす幼稚でくだらない騒動を、コミカルかつグロテスクに描くロシアリアリズム文学の佳作。イワーン・イワーノウィッチとイワーン・ニキーフォロウィッチは隣家どうしで、共に貴族で富裕階級に属し、互いに親しい関係にある。だがある日、イワーノウィッチがニキーフォロウィッチの所有する鉄砲を無心し、それを拒否したニキーフォロウィッチがイワーノウィッチを「鵞鳥」呼ばわりして罵倒したために大喧嘩となり、やがて訴訟合戦にまで対立は激化し、→
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ネタバレアメリカに隣接し、常にアメリカを意識しなければいけないカナダの自主外交政策の歴史を学ぶ本。キューバ危機でディフェンベーカーがケネディからカナダの核武装を求められ激しく対立し、アメリカの工作によって失脚させられ、ピアソンがジョンソンのベトナム戦争継続に意見して襟を掴まれて吊し上げられたり、トルドーがプラハの春でソ連を擁護しNATO脱退を示唆し西欧諸国のなかでいち早く中国を承認するなど相当な自主外交を確立したり、マルルーニーが再び親米的な政策に転換したり…という1980年代中盤までの紆余曲折が描かれる。→
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ネタバレ「かくて見よ。ノールカップだ。ヨーロッパはいささか突然に、まるで途中で切断されたかのように終る。そしていささか悲し気でもある」…1936年7月、新婚の妻オルガ、その兄との3人でデンマーク、スウェーデン、ノルウェーを旅したカレル・チャペック。本書は北欧3カ国の雄大な自然に圧倒されたり、厳しい自然の中で暮らす人々の印象を描く旅行記。太古の記憶がよみがえる深い森に迷い込み、フィヨルドに言葉を失い、サーミ人に親しみをおぼえ、同船したアメリカ人宣教師の団体の喧しさに辟易してアルコールを求めて徘徊し、→
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ネタバレ宗教の知識が大幅に増えて賢くなれる(賢くなった気にさせてくれる)好著。普段宗教的生活を送らない多くの日本人にとってピンとこない世界の宗教を、日本人が理解し難い論点を中心に、基礎から分かるように解説してくれる。特にユダヤ教、イエス・キリスト、旧約聖書と新約聖書、ローマ教会とギリシア正教、宗教改革、イスラム教の関係や、初期仏教、大乗仏教、中国仏教、日本仏教の系譜と関係も、一読で頭が整理される。世界史の理解も深まる。とりわけ、キリスト教のGodを「神」と訳したことに由来する日本人の誤解(日本の神は日本人の→
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yama
ネタバレ一読して歎異抄への疑問がほぼ解消した。“鬱の時代“あるいは“ヒューマニズムの破産”という時代の大転換期にこそ人の心の闇を徹底的に見つめた親鸞の教え、その中でも歎異抄に学びたいという五木寛之。本書は親鸞に関するエッセイ、歎異抄の著者による私訳、原文、対談を収録する。私訳で「その大きな慈悲の心に身をまかせることで往生できると信じるのも、またこうして念仏できるのも、すべて阿弥陀仏のおちからによるものと思いなさい。それは自力の行いではなく他力のはからいだからこそ、まっすぐに仏の約束どおり真実の浄土に生まれる→
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yama
ネタバレ太平の世、パクス・トクガワ(徳川の平和)などとも呼ばれる260年間。現代まで続く「民の生命と財産を維持する」という日本の政治意識・価値観は江戸時代に如何にして形成されたのか。著者は(1)島原の乱(1637)を経ての「徳」に基づく領民統治の始まりと戦国の終わり、(2)宝永地震(1707)後の農村部における生活向上のための学習の高まり、(3)天明の大飢饉(1783)後の寛政の改革をはじめとする「軍事政権」から「民政重視の政府」への転換、(4)「露寇」事件(1806)後の民命尊重と海防体制の強化に→
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yama
ネタバレ北杜夫唯一の戯曲。亡き夫の創立した大企業の会長を勤める85歳の久文とよ。経営不信になった久文商会の再建をかけて自身の持つ自社株を元手に株式相場での大博打に打って出る。そして破滅に陥った彼女の最後の手段は、若き日に見聞きした黒魔術であり…。巻末解説のなだいなだ(精神科医)によると、北杜夫は自身のことをとよだけでなく複数の登場人物に反映させているという。ブルジョア一家の没落という『楡家の人びと』的な不穏な物語の中での主人公とよの狂躁ぶりには共感はしないが、何か神々しさを感じる。戯曲は本作のみというのが惜しい。
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yama
ネタバレ人はなぜアホな行動をするのか?アホなことだと分かっていても、そのアホな行動をとってしまうのはなぜか?良識とアホとの間には「アホの壁」が立ちはだかるが、文化的な文明人であるはずの現代人がこの壁を乗り越えてしまう理由は何か?著者が自身の知識と経験から、著者の人間観・人間論も含めて、縦横無尽に語る。言うまでもなく養老孟司『バカの壁』のパロディであるが、こんなアホな本を出す理由付けも一応ある。昭和の頃に書かれた筒井のブラックユーモアな作品はもうなかなか読めないけど、本書は気軽に読んで楽しめた。
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yama
ネタバレ張鷟(ちょうさく)、字は文成。命により黄河源流へと派遣され悲運を嘆くが、道に迷い神仙の棲家に辿り着き、崔十娘とその兄嫁の五嫂から接待を受け、十娘と一夜を共にし、そしてまた旅立つ…という艶事を描いた伝奇小説。三人の間での漢詩のやりとりが楽しい。唐代に書かれたが中国では散逸して後世に伝わらず、奈良時代の日本に伝来していたものが読み継がれて、清代中期以降の中国に再輸入という形で知られるようになったという。日本では訓点を付けて読んできており、国語学での貴重な資料になっているらしい。→
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yama
ネタバレ墺土戦争に出征したメダルド子爵。トルコ軍の砲撃を受けて身体が真っ二つに裂け、奇跡的に救助され、悪の右半身が故郷テッラルバに帰還し、残虐冷酷極悪非道の振る舞いで村人を恐怖のどん底に落とし、羊飼いの娘パメーラに求婚し、後に善の左半身も帰還し、善行を施し、やがて二人はパメーラをめぐって決闘へ…。メダルドの甥の視点から語る愉快なメルヘンではあるが、著者カルヴィーノが経験した北イタリアでのファシスト勢力とパルチザンとの内戦(カルヴィーノはパルチザンに参加)、戦後の混乱、あるいは冷戦などが反映されたシリアスな内容に→
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読書データ

プロフィール

登録日
2016/03/09(3563日経過)
記録初日
2016/03/19(3553日経過)
読んだ本
1153冊(1日平均0.32冊)
読んだページ
292135ページ(1日平均82ページ)
感想・レビュー
1149件(投稿率99.7%)
本棚
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性別
外部サイト
URL/ブログ
https://ameblo.jp/to7d/
自己紹介

落語探偵です。昭和の名人たちのCDを聴き、各地の落語会に出没しています。今は亡き立川談志師匠・古今亭志ん朝師匠が特に好きです。囲碁・将棋・文学・映画も愛しています。落語探偵ブログ( https://ameblo.jp/to7d/ )もやっていますが、最近は更新が滞りがちです。読書メーターは字数制限が厳しいので、敬語や丁寧語は使いづらく、荒っぽい表現となることも多いのですが、よろしくお願いいたします。

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