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2024年10月の読書メーターまとめ

鉄之助
読んだ本
11
読んだページ
3193ページ
感想・レビュー
11
ナイス
926ナイス

2024年10月に読んだ本
11

2024年10月のお気に入り登録
3

  • toshi
  • もるもるこ
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2024年10月のお気に入られ登録
3

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2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

鉄之助
使者と書いてツナグと読む。死者との再会を仲介する役目を持った主人公、ただし、その機会を使えるのは生者・使者ともに、一生で一回っきり。この設定がたまらなく面白かった。もし、私にその切符が渡されたら誰と会うか? やはり、考えてしまった。私の場合、迷うことなく母だ。愚かな私が犯した行為のため、死に目に会えなかった…。「残された者には他人の死を背負う義務もまたある」416ページに目が釘付けに。まさに「自分のために書いてもらった」と幸せな勘違い、をさせてもらった”有難い”1冊となった。
ジャック
2020/08/14 19:45

ナイスありがとうございます!

とみかず
2023/11/03 12:41

鉄之助さん。ナイスありがとうございます。設定、、、ほんと巧ですね。

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月にナイスが最も多かったつぶやき

鉄之助

2024年9月の読書メーター 読んだ本の数:16冊 読んだページ数:4393ページ ナイス数:1761ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/753469/summary/monthly/2024/9

が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
11

鉄之助
著者自ら描いたイラストに、味がある。説明も「痒いところに手が届く」きめ細かさ。天下の悪法と言われている、五代将軍・綱吉の「生類憐みの令」。実は、犬小屋に「保護」という名のもとに監禁され、ほとんどの犬は病死した。それまで噛みつく「怖い犬」というイメージの市中の犬がいなくなり、犬を愛玩しペット化するきっかけとなった、という。「一日江戸人」になってみて、初めて知ることだった。
が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
中身の濃い短編集だ。リリーさんの演技同様、自然体なのに、いい意味で妙に引っかかるあと味。「大麻農家の花嫁」では、結婚情報誌に掲載された農家へ見合いに行く女性が主人公。見合い相手の父親がランボルギーニに乗って、本人に代わって駅に迎えに来る。腰から下げたタオルは、縁がボロボロに擦り切れていて、言ったセリフが「田舎もんの車だからね。流行らねぇでしょ、今どき」。 この続きが、気になってしょうがないでしょ?!
レモングラス
2023/03/30 16:58

鉄之助さん、気になります。読みたいです!いただいていきます。

うさみん
2024/10/30 18:48

鉄之助さん、いつもナイスをありがとうございます(^-^;この本ずーっと前に読みましたが再読したい1冊です♡

が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
使者と書いてツナグと読む。死者との再会を仲介する役目を持った主人公、ただし、その機会を使えるのは生者・使者ともに、一生で一回っきり。この設定がたまらなく面白かった。もし、私にその切符が渡されたら誰と会うか? やはり、考えてしまった。私の場合、迷うことなく母だ。愚かな私が犯した行為のため、死に目に会えなかった…。「残された者には他人の死を背負う義務もまたある」416ページに目が釘付けに。まさに「自分のために書いてもらった」と幸せな勘違い、をさせてもらった”有難い”1冊となった。
ジャック
2020/08/14 19:45

ナイスありがとうございます!

とみかず
2023/11/03 12:41

鉄之助さん。ナイスありがとうございます。設定、、、ほんと巧ですね。

が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
小噺の名手・さだまさし、らしいサラリと読ますエッセイ集。今は無き、大阪の「ホテルプラザ」のバーに関する部分が気に入った。あとがき、に出てくる没になった原稿も読みたくなる。
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鉄之助
日本最大のダムの底に沈んだ、旧・徳山村(岐阜県)に最後まで住んでいた女性を追っかけたノンフィクション。著者は映画監督やフリーカメラマンとして実績があるだけに、8年かけて聞き書きした本書は、そのシーンが目に浮かぶようにリアルだった。電気・ガス・水道なし、小さなほったて小屋の暮らしだが、「こんなええとこ、独り占めしてええんかな」と、大声で笑う廣瀬ゆきえさん。不便さどころか、確かに生きている! 感じがダイレクトに伝わる。「本当の幸せ」とは? この言葉の意味を探すルポだった。
しゃが
2020/10/22 16:48

鉄之助さん、『「本当の幸せ」とは? この言葉の意味を探すルポだった。』に同じ思いでした。飾らない文章がより心に刻まれました。

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鉄之助
守ってくれる人がいない、居場所のない子供たち。暗い物語の連続、かと思ったら、「エピソードⅡ」から一気に面白くて、最後まで突っ走るように読んでしまった。いくつかのキーワードが光っていた。放火、ニコチン、石地蔵、ドリームランド…。その言葉たちが、暗喩となって物語に厚みを持たせてくれているようだった。自分で自分を追い詰めないために、「さびしい時は本を読めばいい。心にうかんだ事を書いてみるのもいい」。このフレーズが心に響いた。最後まで読んでから、18ページ(文庫版)を読み返してみると、この本の深みが増してきた。
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鉄之助
「中世、日本人はキレやすかった! 中世が生んだ究極のトラブル解決法」 裏表紙のキャッチフレーズに惹かれて読んでみた。 子供に笑われただけで、誇りを傷つけられたとキレて刃傷沙汰になったり、命が簡単に奪われる社会だった。喧嘩両成敗と言えば、「忠臣蔵」の江戸時代かと思ったら起源は室町・鎌倉時代より前からの、「日本的風土に根付いた伝統」だった。表情をあまり表に出さず「穏やかな」日本人、といったイメージがあったが、もともとは激情的で執念深いDNAが隠れていたのかもしれない。
曲月斎
2019/09/22 15:35

自力救済しか手段がなかった時代。どこかにそんな記憶が今も残っている気がします。

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鉄之助
北のはずれの釧路で、闇社会と政治のフィクサーとして生きる莉菜が主人公。父の血を引く青年・武博に代議士として赤絨毯を踏ませるため、体を張ったその教育方法が面白かった。が、途中、話が飛んだり省かれたり、物足りなさを感じてしまった。個人的には、札幌の「おにぎりや」の話をもっと読みたかった。実際に”すすきの”には、大繁盛のおにぎり専門店があって、リアル。最終章の終わり方に違和感を感じてしまい、期待が大きかっただけに残念。
spatz
2022/07/04 14:21

終わり方には・・・・同意です。最高傑作、と帯に踊っているのをみるとなんとも。 釧路の描写などは相変わらず圧巻でよいなあ、と思ったのですが。 連載だからというのもあるのかもしれませんねーー

鬼山とんぼ
2022/08/09 21:57

連載の作品は繋がりの勢いが売り物と思うが、作者の関心が、小さな世界の「権力志向の女」から自分の持ち味を他人に評価してもらうことに「生の快感」を覚える人に移ってしまい、このテーマで書く情熱を失ったためではないかなと思いました。瀬戸内寂聴のように作家自身が一種のストリッパーであると腹を括ってしまうと、今さら肩書で争う権力闘争を描くのもかったるいなーと、ボルテージが下がった。

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鉄之助
福知山線・脱線事故の遺族の目から「巨大組織の迷走とその背後にある問題」をえぐった、意欲作。取材対象に選んだ人が、最適の一人だった。阪神大震災で復興へのコンサルタントとして、住民を支える側にいた淺野弥三一(やさかず)さん。一転して、この事故で被害の当事者となった。JR西日本の企業体質に迫っていく様子が、実に興味深かった。「誠心誠意の個別対応」というJRの建前から遺族の分断を図って、早期の補償交渉をまとめようとした大企業に対し、遺族の団結を呼びかけた。元・神戸新聞の記者だった著者のきめ細かい取材に好感。
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鉄之助
小説『東京、はじまる』が面白かったから、その著者である門井さんの、この歴史トリビア的な本を読んでみた。23個の「なぜ?」が10ページほどの”小噺”にまとめられ、興味そそられる構成。中にはあまりピンとこない「なぜ」もあったが、書き方がキャッチーで読みやすかった。中でも、なぜ「東京駅」は大正時代まで反対されたか、は意外性もあってハッとさせられた。駅開業の13日前まで駅名でもめたというが、もし当時最有力だった「中央停車場」が採用されていたら、いまごろ東京駅はどうなっただろう。想像をかきたてられた1冊だった。
が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
ホラー大賞受賞作、というより私にとっては魅惑の異界ファンタジー小説というイメージだった。出だしから「学校蝙蝠(こうもり)」、「永久放浪者」、「着物を着た狸」など、これまで見たこともない単語に引っ掛かかりながら、異世界に一気に引き込まれてしまった。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/03/18(2833日経過)
記録初日
2015/03/18(3564日経過)
読んだ本
857冊(1日平均0.24冊)
読んだページ
247122ページ(1日平均69ページ)
感想・レビュー
673件(投稿率78.5%)
本棚
8棚
性別
血液型
O型
職業
専門職
現住所
青森県
自己紹介

 野山獄での1年2か月に618冊読み倒した吉田松陰、無実の罪で勾留された大阪拘置所での5か月半に164冊読んだ元・厚労省の村木厚子さんには、遠~く遠~く及びもつかないが、「本の虫」です。次に読む本が、手元にないと落ち着きません。
 宮沢賢治『注文の多い料理店』の「序」、に命救われた経験を持つ歴史小説マニア。特に、幕末から明治維新が大好物!!

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