読書メーター KADOKAWA Group

2024年9月の読書メーターまとめ

鉄之助
読んだ本
16
読んだページ
4393ページ
感想・レビュー
16
ナイス
1761ナイス

2024年9月に読んだ本
16

2024年9月のお気に入り登録
4

  • ls529
  • ことり
  • あらたん
  • みー

2024年9月のお気に入られ登録
6

  • ls529
  • ことり
  • あらたん
  • みー
  • あまみや
  • あすなろ

2024年9月にナイスが最も多かった感想・レビュー

鉄之助
マシュマロに画鋲”混入”とのクレームに対応する、お菓子メーカーの宣伝マンが主人公。「会見べからず集」(ですが、だけど、遺憾に思う、前向き、善処する……など禁句)をつくるが、担当部長が会見場に持ってくるのを、何と忘れてしまう。出だしから一気に心をつかまれた。2019年7月の発刊だが、記者会見での炎上や、感染症・パンデミックなど、まるで現在を予言しているような内容だ。本文の間に挟み込まれた川口澄子のコミックパート(吹き出しのない漫画、がまた良かった)も、違和感なくすんなりと面白かった。
とみかず
2022/08/16 23:25

鉄之助さん。ナイスありがとうございます。

が「ナイス!」と言っています。

2024年9月にナイスが最も多かったつぶやき

鉄之助

2024年8月の読書メーター 読んだ本の数:20冊 読んだページ数:5315ページ ナイス数:1497ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/753469/summary/monthly/2024/8

が「ナイス!」と言っています。

2024年9月の感想・レビュー一覧
16

鉄之助
転職を考えているときに、この本に出会えて本当によかった。 1600年、カラバッジョが描いた「聖マタイの召命」。彼のデビュー作であり、次の美術史の扉を開く記念碑的作品、この本の表紙を飾っている。マタイがキリストの啓示を受け天命を知ったマタイの決定的瞬間を描いた絵画だが、誰がマタイなのか論争となっている。この本を読み、「天命とは? 天職とは?」、を考えさせられた。結論は、天職とは、与えられるものでなく、自らが感じるもの。これから始まる、新しい仕事を天職と、思い定めて頑張りたいと思っている。
が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
著者のプロフィルに興味があって手に取った。元・都の人事課長、(豊洲)中央卸売市場次長が、「”女帝”のタブーを明かす」との帯のキャッチコピー。都がいかにコングロマリット、巨大組織であるかが分かった。はとバスも東京フォーラムも東京メトロもビッグサイトも東京サマーランドも…、すべて都庁HDの外郭団体・企業だった。大井競馬や伊勢崎オートに土地を貸し出してる超優良企業もその傘下にあった。「タブーを明かす」というのは大げさだが、都職員の”常識”と庶民のそれが、いかにかけ離れているかが、読んでいて面白かった。
が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
 初代「方言ヒーロー」としての坂本龍馬、「土佐弁キャラ」を確立させた司馬遼太郎のくだりがグッときた。その背景には、1968年が「明治百年」であり、GDPで世界第2位となった「イケイケ日本」の当時の上り調子の時代の空気があった。高度経済成長の波に乗って上京した若者たちが、方言ヒーロー龍馬を自分達に重ね、司馬遼太郎作品を強烈に支持したのだ。再びスポットを浴びそうな気配十分。
が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
連続幼女殺害事件(「足利事件」など)を下敷きにしたフィクション。同じ事件を扱ったノンフィクション作品の『殺人犯はそこにいる』(清水 潔)、に続けて読んだ。全く違う色合いだったが、それぞれに面白かった。重荷を背負ってお遍路を続ける主人公の、設定がうまく効いていた。
keiトモニ
2019/01/02 16:43

鉄之助さん、新年早々一挙にナイスありがとうございます。奥さんは立派でイイ人でした。だからこそ神場の勝手を責めたい…そんな記憶がございます。今年もよろしくお願いします…。

が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
自分も、本当の太陽を見ていない、と思った。北極圏に近い高緯度の真の闇「極夜の極夜」を体験はできないが、想像はできた。また、太陽が存在しない環境では、「極夜病」という病があることも知って驚き。太陽のかけがえのなさを、改めて知らされた。
が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
マシュマロに画鋲”混入”とのクレームに対応する、お菓子メーカーの宣伝マンが主人公。「会見べからず集」(ですが、だけど、遺憾に思う、前向き、善処する……など禁句)をつくるが、担当部長が会見場に持ってくるのを、何と忘れてしまう。出だしから一気に心をつかまれた。2019年7月の発刊だが、記者会見での炎上や、感染症・パンデミックなど、まるで現在を予言しているような内容だ。本文の間に挟み込まれた川口澄子のコミックパート(吹き出しのない漫画、がまた良かった)も、違和感なくすんなりと面白かった。
とみかず
2022/08/16 23:25

鉄之助さん。ナイスありがとうございます。

が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
つい最近、私にもあった。この本に出てくるような出会いが! 小中学校の同窓生と40年以上ぶりに再会し、日本酒の飲み比べの宴でしたたかに酔ってしまった。『平場の月』このタイトルがいい。「ひらたい地面で もぞもぞ動くザッツ・庶民」普通のありふれた日常が、愛おしいくらいに丁寧に描かれる。久しぶりの出会いから、「この人と生きていきたい。死ぬまで一緒に生きたい」という関係に。「結婚という形」にこだわる必要がない! と感じた時には、もう相手はこの世にいなかった。太陽と違い「月」は、しみじみと空にかかっている。→続く
鉄之助
2022/09/19 11:53

続き→ 主人公二人の会話の”妙”に参ってしまった。「誰かに話しておきたかった、って感覚。この告白欲」。こんな気持ち、あるある。これが「晩年感」か。その話し相手として「もってこい」の人と巡り合ったら、「おたがい、ビバ、秋だね」って私も言いそうだ。

が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
フランキー流の名言集。エロく、きわどく、変態な人々のオンパレードだった。「人それぞれセーフのラインが違う」。あるある、と思わずうなづいた。床に落としたチキンナゲットのケチャップ・ソース。上っ面を掬って、チキンに付けて食べた人。これ、あるか? ないか? 笑ってしまった。
Katsuto  Yoshinaga
2018/11/13 12:46

これはおもろそうですね。品切れじゃないみたいなので、Aゾンリストに入れました。

鉄之助
2018/11/13 13:03

好き嫌い、ありそうな本です。あまり期待しないで、サラリと、読んでみては…。

が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
葬式の儀式性をシェイクスピア戯曲から考察。62年前に発刊、半世紀以上も前の古い本だが、去年、第11刷と、大変息の長い版を重ねてきているロングセラー。「葬儀は、死から生への橋渡しをする。そこに、私たちは劇場における営みと全く同じものを見る。遺族は悲劇の主人公であり、会葬者は観客である」と、葬儀の重要性を喝破。しらじらしい虚礼と感じられようとも、故人を失った悲哀感、日常生活から断絶させるために「型」が必要で、このいかにも悲しんでいるという「型」によって遺族は癒される。
がらくたどん
2022/10/05 10:28

今月、故あって「お葬式」関連の本を読んでいます。そうだ、本書があるじゃない!初読時はシェイクスピア側からの興味。お葬式側の興味から読んだら多分また面白いものが見えそうです。ご登録のご縁で頂く本との出会いが嬉しいです。ご紹介ありがとうございました(*^。^*)

が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
地道に「事実」だけを積み上げた、画期的な1冊だった。山田風太郎が、まえがき、で宣言している。太平洋戦争を語る手段として、「真実ないし事実と思われる記録だけをもって再現してみたい」。広島に原爆が投下された昭和20年8月6日、同じ日に青森県三沢基地では、陸軍空挺隊などがテニアンやサイパンに強行着陸しB29やガソリンタンクを焼き払う訓練をしていた。何とその攻撃手段が、オートバイと自転車! おまけに、この訓練を高松宮や小沢司令長官が視察していた、のだ。日米の、この何たる落差。何万語を使い語るより事実の重みを感じる
鉄之助
2019/02/17 17:14

面白い作品が多い山田風太郎ですが、何といっても時代モノ。中でも『笊ノ目万兵衛 門外へ』が最高傑作、だと思います。

出世八五郎
2019/02/19 20:54

>>笊ノ目万兵衛 門外へ』が最高傑作 また凄い作品を選びましたね。こういうの個人の趣向が知れて面白いけど私とは真逆。この作品にはショックしかなかった。

が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
ネタバレ「嫌いな人を排除すれば、他の嫌いな人が、さらに増長する」これはがん細胞と同じ。など、ストンと胸に響くフレーズが結構詰まっている。言葉の力だけでがん患者と向き合ってきた「がん哲学外来」の著者だけに、説得力あり。
が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
今野敏の出世作で2006年の吉川英治・文学新人賞を獲得した”警察小説”。期待通り、息もつかせず物語が進行する傑作だった。主人公・竜崎と小学校からのライバル・伊丹の性格の対比が面白かった。頭はずば抜けてキレるが”変なヤツ”竜崎、に反発しながら、読み進めているうちに共感する自分を発見。それにしても、現代に通じる日本社会の「隠蔽体質」を鋭く突いていた。
きゃり
2020/05/18 10:38

じいじさんに賛成です🙋‍♀️

keiトモニ
2020/05/18 12:03

鉄之助さん、ナイスありがとうございます。このシリーズを手に取るのが遅くなりましたが、挑んでいっています…。

が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
「えん罪弁護士」今村核の強烈な個性に、引き付けられた。「日本の裁判所は、有罪であることを確認するところ」という刑法の権威、平野龍一・元東大総長の言葉が胸にズシリと響く。有罪率99.9%。「君のこれから歩もうとする道は、失望の連続だよ」と先輩弁護士に言われようと冤罪事件に突き進んだ、今村のパワーの源が静かに語られている。
鉄之助
2018/08/29 09:05

今村は、鑑定人である「理系の人」をうまく乗せる術、も公開している。「へ~そうなんですか。そうだったんですか!?」とオーバーリアクションでこちらが関心を示していることを表す、のだ。筆者はこれを「まるでTVディレクターのようだ」。筆者自身、NHKの敏腕ディレクターだけに説得力十分。

が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
これは”掘り出し物”です。「伝説のストリッパー」一条さゆり、とその時代が鮮やかによみがえってきた。彼女が発明したローソクショーがどんな芸だったにも、息をのむ。「直径2センチのローソクを3本束ね(多い時は15本も)」乳房に垂らしていく。上気して舞台から去る一条に「客は決まって、観音様を拝むようにして両の手を合わせていた」。ここから本のタイトルは決まった。「脱ぐならだれでもできる。脱ぐまでにお客さんに あくびをさせないことが大切!」と言い切る彼女の芸に対する執念。「特だし」をめぐる警察との攻防で時代を描き切る
森山 明秀
2023/03/05 12:03

ローソクショー流行りましたね 本物は見たことないけど大学の新歓コンパでいきなりローソクショーをする友人がいて度肝を抜かれました、面白かった

が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
「阪神電鉄はプロ野球をホントは作りたくなかった?!」など…面白ネタがいっぱい。甲子園の誕生秘話に留まらず、日本の野球事始めプロの球団がどのように始まったかが、多くの文献・貴重な証言でわかり安くコンパクトにまとめられている。著者がスポーツ新聞の元・記者だけに見出しがキャッチーで読みやすかった。各章ごとの「こぼれ話」も応援に本物のゾウが登場など、意外性たっぷりのトリビア満載。何よりも著者が実際に足を運んで球場周辺を追加取材したリアル感がたまらない。100年のメモリアルイヤーの”際物”を超える読みごたえがあった
が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
メルヘンチックな表紙にだまされてはいけません。「毒」がいっぱい。アマニタ・パンセリナとは毒きのこのテングタケ。著者のドラッグに関する"体験的"エッセイ集だった。時には干したサボテンや毒キノコを食し、ガマの油をなめ、咳止めシロップを一気飲み…。ありとあらゆるドラッグが登場。一時的「気持ちいい」と苦しさが怒涛のように押し寄せる。結果、得られたのは、「自分で自分に愛想をつかせても生きていける。自殺しちゃいけない」。中島は、40歳までに何と87回!自ら愛想尽かしをしていた。それでも、生き、書いた。パワーをもらった
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/03/18(2833日経過)
記録初日
2015/03/18(3564日経過)
読んだ本
857冊(1日平均0.24冊)
読んだページ
247122ページ(1日平均69ページ)
感想・レビュー
673件(投稿率78.5%)
本棚
8棚
性別
血液型
O型
職業
専門職
現住所
青森県
自己紹介

 野山獄での1年2か月に618冊読み倒した吉田松陰、無実の罪で勾留された大阪拘置所での5か月半に164冊読んだ元・厚労省の村木厚子さんには、遠~く遠~く及びもつかないが、「本の虫」です。次に読む本が、手元にないと落ち着きません。
 宮沢賢治『注文の多い料理店』の「序」、に命救われた経験を持つ歴史小説マニア。特に、幕末から明治維新が大好物!!

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう