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2024年6月の読書メーターまとめ

鉄之助
読んだ本
13
読んだページ
3982ページ
感想・レビュー
13
ナイス
1489ナイス

2024年6月に読んだ本
13

2024年6月のお気に入り登録
6

  • あまみや
  • てふてふこ
  • まことこ
  • chun
  • xokoko
  • かふ

2024年6月のお気に入られ登録
5

  • てふてふこ
  • まことこ
  • chun
  • xokoko
  • かふ

2024年6月にナイスが最も多かった感想・レビュー

鉄之助
「匂い」に始まり「匂い」に終わる小説だった。瀬戸内の空気がおいしい、レモン島にあるホスピスが舞台。施設の責任者マドンナからの手紙の、”文字の匂い”を主人公・海野雫が吸い上げた場面から、物語の虜になってしまった。手紙の匂いでなく、文字の匂い! 物質としての手紙ではなく、それを書いたマドンナの人柄含め全てを受け入れる瞬間、のように思われた。毎週日曜日に施設で出される「ライオンのおやつ」。毎回、悲しい旅立ちが付きまとうが、決して寂しさだけでなく、前向きな気持ちにさせてくれる。小川糸マジックか? 堪能しました。
おうち時間
2021/07/02 08:17

前から気になっていた小説です。ドラマも始まり第1話を見ました。鉄之助さんのレビュー読んだら益々原作本読みたくなりました。

莉盆
2023/11/28 17:01

ナイス、ありがとうございます。死に方と共に、生き方を改めて考えさせられました。

が「ナイス!」と言っています。

2024年6月にナイスが最も多かったつぶやき

鉄之助

2024年5月の読書メーター 読んだ本の数:15冊 読んだページ数:4580ページ ナイス数:2250ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/753469/summary/monthly/2024/5

が「ナイス!」と言っています。

2024年6月の感想・レビュー一覧
13

鉄之助
「お気に入り」さんたちの、エロい、エロいの感想に引きずられて読んだら、ホントに超エロかった。淫靡なだけでなく、性の境界を超えたアイデンティティーの問題や衆道の契り、当時の性風俗が織り込まれながらストーリーが展開。「極楽浄土と地獄がはす向かいにあり、その狭間に人の現世があるのだ。人はどちらにも足を突っ込める」という達観は、共感できる。
が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
ネタバレ警官3代にわたる壮大な、ミステリー小説。2代目の民雄が登場してから俄然、面白くなった。学生運動が激しいなか、身分を隠しての潜入捜査。警視総監賞をとるほどの手柄を立てるも、心が病んでいく。街の交番勤務が目標なのに、なかなかうまくいかないもどかしさ。その中で、父親の死の謎が深まっていく…。さすが警察小説の王者!佐々木譲の”大河小説”。下巻を早く読みたくなった。
が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
「匂い」に始まり「匂い」に終わる小説だった。瀬戸内の空気がおいしい、レモン島にあるホスピスが舞台。施設の責任者マドンナからの手紙の、”文字の匂い”を主人公・海野雫が吸い上げた場面から、物語の虜になってしまった。手紙の匂いでなく、文字の匂い! 物質としての手紙ではなく、それを書いたマドンナの人柄含め全てを受け入れる瞬間、のように思われた。毎週日曜日に施設で出される「ライオンのおやつ」。毎回、悲しい旅立ちが付きまとうが、決して寂しさだけでなく、前向きな気持ちにさせてくれる。小川糸マジックか? 堪能しました。
おうち時間
2021/07/02 08:17

前から気になっていた小説です。ドラマも始まり第1話を見ました。鉄之助さんのレビュー読んだら益々原作本読みたくなりました。

莉盆
2023/11/28 17:01

ナイス、ありがとうございます。死に方と共に、生き方を改めて考えさせられました。

が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
「ヒトがやっていることは、たいてい昆虫が先にやっているという事実」が、ふんだんに書かれてあった。やっぱり 昆虫はすごい! と思わせる1冊。昆虫の世界に人間社会を見たり、人間は本能に支配されているに過ぎない、とあらためて思った。アギトアリのあごは、時速230キロの速さ(なんと開業当時の新幹線と同じスピード)で閉じて獲物を捕食。狩りバチは、毒針で麻酔をかけて獲物を仮死状態にしたまま鮮度を保ちながら幼虫の餌にする…などなど、誰かに語って自慢したいネタの宝庫だった。
mike
2022/01/13 10:28

 鉄之助さん、この本面白かったです。ミイデラゴミムシの100度のおならが気になって、動画検索してしましました。( ´艸`)

鉄之助
2022/01/13 12:04

mikeさん その通りですね。熱風のおならに、私も笑ってしまいました

が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
これまで難解な詩だと思っていた『青森挽歌』が『銀河鉄道の夜』発想の原点であり、亡くなった妹・とし子と交感を試みる青森から北海道への旅だったことに感動。妹の「初恋事件」や、同時期に起こった賢治の意外な相手との「恋」など、これまで知らなかった賢治像に会えて良かった。
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鉄之助
もっと、天然痘で相次いで没した貴族・藤原四兄弟(武智麻呂、房前、宇合、麻呂)の急死の謎が語られるか、と期待したが、がっかり。細かい登場人物のキャラクターについて行けず、消化不良に。
kaoriction@感想は気まぐれに
2018/02/18 18:19

同じく。藤原四兄弟の詳細に期待していたのですが…

が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
なぜ相撲が国技となったのか? 花道の由来は? 九州場所だけ、横綱が敗れてもなぜ座布団が舞わないのか? 天皇賜杯の裏側に刻まれた製造年が、「大正十六年」。存在しない年号の謎、などなど興味深い「不思議」が提示され、すっきり解答、腑に落ちる。大相撲の奥深さがよく分かった。女性初の「横審」を10年勤め、東北大の大学院や、相撲教習所で相撲の歴史を学んだ内館さんならではの好著だ。世代交代の大波に洗われそうな大相撲。いまこの時期に、読んでおきたい1冊だ、と強く思った。
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鉄之助
絶対音感を天才能力のひとつ、とばっかり思っていたが、そうではなかったようだ。日本では昭和初期から、絶対音感教育を提唱する人がいて、幼い時から英才教育。その才能を、なんと軍事利用までしていた! 優れた音感を生かし「潜水艦の型式や進行方向を聴き分けていた」という。目からウロコの歴史秘話だった。
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鉄之助
「線」が主語のタイトルが良い。水墨画家の著者のデビュー作だっただけに、水墨画の魅力、奥深さが伝わってくる。水にぼかされた墨が、紙に定着する瞬間、瞬間、「絵は画面の上で変わっていった」。水墨画は、油絵などとは違って書き直しができない絵画だという。水墨画家には瞬発力が必要で、一発勝負のアスリートにも例えられていた。両親を突然の交通事故で亡くした主人公が、水墨画とその師匠に接するうちに、違う自分に目覚めていく。喪失から再生の感動作。また「線とは生き方そのもの」だとも言う。余韻が残る1冊だった。
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鉄之助
 ホテルリッツには、ロビーがなかった! 理由は、宿泊していない一般人の「のぞき見」防止。まさに、上流階級のサロンであり、王族・俳優・作家・画家……、あまたの有名人のたまり場である。幾多の歴史が作られた名門ホテル。そこにあったものは、豪壮な階段だった。それを、ファッションショーのランウェイのごとく、裾を翻して歩く貴婦人たち。この本を読むだけで、ある意味”魔界”をのぞき見させてもらってる、ようだった。  王位を捨てた「世紀の恋」のウィンザー公爵夫妻の裏の顔など、面白い”歴史の証言“満載だった。
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鉄之助
「UWF本」は、数々あれど、客観的な資料や証言をわかりやすくまとめた、決定版だ。1984年4月11日、大宮スケートセンターでの第1次UWFの旗揚げ試合を観戦した、私としては、当時の熱気とファンの戸惑い、の裏にあった真実を再確認できた気がする。圧巻は、旗揚げ戦のポスター。実質的な黒幕であり、顧問の新間寿氏が、選手より大きく中央にマイクを握って立っている、前代未聞のポスターが、稀有の団体を象徴。給料遅配8ヶ月、食べ物も乏しく、貧しかったが、志が高く、キラキラと輝いていたあの頃…。選手たちの息遣いが感じられた。
鉄之助
2020/06/07 15:01

UWF旗揚げ試合のポスターをよくぞ、保管しておいてくれた波々伯部(ほおかべ)記者、『週刊ファイト』編集部。そして、本文に掲載してくれた出版社に大感謝です

が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
”本のソムリエ”という蔵書検索に、心がギュッと持っていかれた。高校の図書室が舞台。3つの質問に答えると、蔵書3万冊の中から、「あなたにピッタリ」の本を選んでくれるという。本当にこんな検索機能があったら良いな。物語は、10年前の生徒の事故死をめぐったミステリー仕立てで、あっという間に図書室の1週間に引き込まれていった。巻末の学校図書委員の「今月のおすすめ本」の趣向も大いに興味をひかれた。
が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
20世紀を代表する名画『ゲルニカ』だが、発表当時は不評だった。1937年パリ万博でのスペイン館の正面ロビーに飾るためスペイン共和国政府が発注。ドイツ軍によるゲルニカ空爆がテーマなのに、そこには、飛行機も爆弾も描かれていなかった。「もっとリアルな絵」を期待していた依頼者は、正面ロビーから目立たない場所への移動を検討した、という。しかし、時空を超える絵だったからこそ、単なる政治色を反映した作品にならず宗教絵画のような永遠の傑作となった歴史が伝わってきた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/03/18(2834日経過)
記録初日
2015/03/18(3565日経過)
読んだ本
857冊(1日平均0.24冊)
読んだページ
247122ページ(1日平均69ページ)
感想・レビュー
673件(投稿率78.5%)
本棚
8棚
性別
血液型
O型
職業
専門職
現住所
青森県
自己紹介

 野山獄での1年2か月に618冊読み倒した吉田松陰、無実の罪で勾留された大阪拘置所での5か月半に164冊読んだ元・厚労省の村木厚子さんには、遠~く遠~く及びもつかないが、「本の虫」です。次に読む本が、手元にないと落ち着きません。
 宮沢賢治『注文の多い料理店』の「序」、に命救われた経験を持つ歴史小説マニア。特に、幕末から明治維新が大好物!!

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