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2024年5月の読書メーターまとめ

さーくる・けー
読んだ本
47
読んだページ
14617ページ
感想・レビュー
47
ナイス
2877ナイス

2024年5月に読んだ本
47

2024年5月のお気に入り登録
3

  • 読書家さん#IWAm5d
  • meiko37
  • すいへい

2024年5月のお気に入られ登録
9

  • いっこう
  • 夏休み
  • 読書家さん#IWAm5d
  • ミーママ
  • ettyan えっちゃん
  • meiko37
  • カレーうどん
  • あらたん
  • すいへい

2024年5月にナイスが最も多かった感想・レビュー

さーくる・けー
ネタバレ小市民シリーズ、ついに四部作が完結しました。前作・秋期から現実世界では十数年の時を経て、満を持してどのように展開すると思ったら、冒頭で小鳩くんが轢逃げにあって入院するという始まり。そして現在と並行して、3年前にふたりが出会い、小市民を目指すきっかけとなった事件のエピソードがメインに。個人的には、秋期で復縁後した後の出来事が中心となる内容を期待していましたが、それでも気になっていたふたりの中学時代の物語が描かれたので、良しとしましょう。小鳩&小佐内も良い意味での”小市民”へ成長できそうですね。
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2024年5月にナイスが最も多かったつぶやき

さーくる・けー

4月は何といっても恩田陸「spring」。称賛する声が多いのが納得の作品でした。2024年4月の読書メーター 読んだ本の数:40冊 読んだページ数:12235ページ ナイス数:2556ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/788372/summary/monthly/2024/4

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2024年5月の感想・レビュー一覧
47

さーくる・けー
ネタバレ生きていくための嘘と秘密をテーマにした7人の新鋭作家によるアンソロジー短編集。いろんな方のそれぞれの個性を楽しみました。お気に入りは個人的に大注目の二人、佐原ひかり「あなたに見合う神さまを」と石田夏穂「タイムシートを吹かせ」の2篇です。
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さーくる・けー
ネタバレ異世界×医療ミステリーwithラブコメのシリーズ第5弾。原因不明の病に倒れた「国生みの賢者」金糸雀を救うために、空洞淵と綺翠が人魚伝承が残る村へ訪れて不老不死の力を持つ一族が怪死する謎に挑む。今回は綺翠の活躍がしっかりと描かれて、個人的には満足です。終盤の真相解明では知らない病名が立て続けに出てきて、やや置いてかれた気がしつつも、どんでん返しサービスの一環として受け止めました。ラストは前巻と同様に衝撃的だったので、早めに次巻へ進みたい。
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さーくる・けー
ネタバレ木爾チレンさんを読むのは3冊目。「みんな蛍を殺したかった」に続く「黒歴史シリーズ」の第二弾とのこと。推しのアイドルが唯一の安らぎである少女と、そのアイドルのなりきりとのSNSによる疑似恋愛がメイン・ストーリーで、性的虐待やイジメはでてくるものの「みんな蛍・・・・」ほどはゾワゾワしなかった。イヤミスというよりも、雰囲気サスペンスの腐女子ラヴストーリーだと思いました。読みやすくもズシンと胸に突き刺さる不思議な読後感です。
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さーくる・けー
ネタバレ下巻は丸々1冊が2日間の激走。学生連合チームのランナーたちが力を振り絞る姿を、TV中継の実況を交えて語られることにより、まるで本当にTV観戦しているような気分になった。あからさまな敵役、苦労話ばかりのエピソード、出来すぎの結果など、ツッコミどころはあれども、心地よいエンタメ感に包まれながら、あっという間に一気読みさせられる面白さ。これぞ池井戸版の箱根駅伝小説です!
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さーくる・けー
ネタバレ池井戸さんによる箱根駅伝の物語。メインは学生連合チームでサブはTV局の放送側と、二つの軸で展開するのがこれまで読んだ他の作家とは大きく異なります。上巻は「決戦前夜」として、予選会から連合チームの区間エントリー発表まで。熱い戦いが始まる期待を抱えて下巻へ進みます!
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さーくる・けー
ネタバレ村木美涼さん、デビュー作以来の2冊目。ミステリっぽさもあるけど、少女時代と現在をつなぐ成長のドラマだと受け止めました。タイトルがマッチしていないことと、登場人物が全て良い人ばかりなので、もう少しのスパイスが欲しかったと、個人的には思います。注文は付けましたが、優しい温もりに包まれた佳作でした。
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さーくる・けー
ネタバレ元寇の頃から江戸後期・徳川家慶の時代までをつなぐ、5人の作家によるゾンビをテーマにした短編集。う~ん、この設定にどういう狙いがあったのか、正直よくわかりませんでした。この中では、蝉谷めぐ実さん「肉当て京伝」のシュールさが良かったかな。
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さーくる・けー
ネタバレ異世界×医療ミステリーwithラブコメのシリーズ第4弾。序盤は無敵の”死神”によって綺翠が眠りにつき、中盤は幽世の成り立ちと空洞淵の関りなどの過去が明らかになり、終盤で薬師の本領を発揮するとともに、ついにカップル成立と、目の離せない展開でした。それに加えて、結末では大変なことが。なるはやで5巻へ進みたいと思います。
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さーくる・けー
ネタバレ悩める大学生のThe青春小説。日々の生き方に迷い、もがき苦しみ、それを乗り越えていく彼らの姿に、自分の中に忘れかけていた青い部分が刺激されて、心が揺さぶられました。どこかノスタルジックな雰囲気が漂うのは良いのだけれども、全編が酒と煙草に溢れていたり、恋愛を頭で小難しく考えすぎな面は、ややマイナスポイントです。青羽さんはすべての作品を読んでいますが、ストレートな心情を描いた作品は相性がいいのか、とても心に響いてくるので、こうした方向で書き続けて欲しいですね。
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さーくる・けー
ネタバレ偏見や思い込みをテーマにした6篇の短編集。どれも食べ物がキーアイテムになっていて、いろんな味わいのお話が楽しめます。グサッと突き刺さるような素晴らしいタイトルが強烈すぎて、中身は思ったよりも突き抜けていなかったように思えてしまった。少しホラーチックなファンタジー要素のある「商店街マダムショップは何故潰れないのか?」が気に入りました。
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さーくる・けー
ネタバレ”先生”と共存して生きる忍鳥摩季が、超常現象による殺人事件の謎を解決する特殊設定ミステリ短編集。ミステリとして一定のレベルで、ややライトな感じであり、とても読みやすいのですが、何か物足りない。もう少し主人公の人物像が掘り下げていたら違ったかもしれませんね。
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さーくる・けー
ネタバレ第18回「女による女のためのR-18文学賞」大賞受賞作を含むデビュー作の短編集。女性の性に関してあからさまなのは、オジサンの自分には腰が引ける部分はありましたが、リアリティがヒシヒシと伝わってきました。過干渉の姑に悩む「ローズとカサブランカ」と、ニッキの香りが漂う「肉桂のあと味」がお気に入りです。
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さーくる・けー
ネタバレタイトルどおりの中身のサスペンス・ミステリ。犯した罪は、どんなに反省したとしても許されるわけでなく、きちんと更生したとしてもその事実は無くならない。また、どんなに償う気持ちがあっても、被害者遺族の苦しみにこたえることは難しい。加害者と被害者の心の内を丁寧に綴った人間ドラマは心に響きました。ただし、真犯人を含めミステリとしての完成度はイマイチなのが残念であった。ヒューマンドラマに特化した方が良かった気がします。
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さーくる・けー
ネタバレ幼い頃に交通事故で両親を亡くした高校生が、10代の頃に交通事故により寝たきりになった30歳になる女性の元へ、お話ボランティアに訪れたことから始まるファンタジー。と思いきや、「昼」と「夜」で全く別の顔を見せる本格ミステリでした。二面性をテーマにして、細かな繋がりと伏線回収がは見事でしたが、毎夜出歩くことへのリアリティに引っ掛かりを感じてしまい、ミステリとしては完全には楽しめませんでした。しかし、人間ドラマの部分に読み応えがあり、ほろ苦さと爽やかさが溶けあった青春小説として楽しみました。
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さーくる・けー
ネタバレ魔女シリーズ第3弾の下巻。人間を超越した力を持ちながら少数があるがゆえに普通には生活できない「頂点捕食者」はまるで吸血鬼のよう。彼らへどのように対処するかがメインであったので、初期のようなハードボイルド的な面白さは薄かったですね。
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さーくる・けー
ネタバレ魔女シリーズ第3弾。人類の突然変異である人間のエネルギーを摂取する「頂点捕食者」がストーリーの中心となっておいて、これまでと趣きがかなり異なって」いるのにビックリしています。上巻ではあまり活躍していない水原は、下巻でどのような働きを見せるのか?
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さーくる・けー
ネタバレ部活をする子供を応援した経験がある母親なら涙なしでは読めない、これまでになかったガッツリ母親目線からの高校野球小説。父親を早くに亡くした母一人子一人という設定の中で、序盤は高校野球あるあるのような保護者のいざこざや妬みなどがリアルに描かれ、中盤はレギュラーが取れなくても成長する息子の姿に頼もしさを覚え、そして終盤から結末にかけての幸せに包まれる母親に一緒になって感動してしまう。自分の中ではハズレの時もある早見さん、今回は手放しで称賛したい!
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さーくる・けー
ネタバレ小説家・松井玲奈に興味があるため、手に取ったエッセイ集。松井さんのモノの考え方がストレートに伝わってきます。客観的な視点を感じさせる、さらりとした文体も良いですね。小説の次なる作品が出ることを、首を長くしてお待ちしています。
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さーくる・けー
ネタバレ前職の人間関係や職場環境に疲れ、親戚の製菓会社で働くことになった女性のお仕事小説。良かれと思うことを正直に表す主人公が社内の人間関係にもどかしさを感じるが、これまで自分が周囲に受け入れられてきたことが必ずしも当たり替えのことではなかったことに気づいてから成長していく。なかなか共感しづらいタイプの主人公ではありましたが、そこは寺地さんの上手さでしょうか、読んでいるうちに気にならなくなった。上手くいきすぎることなく、でも前向きになれる、程よく気分が良くなる物語でした。
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さーくる・けー
ネタバレ天国宅配便シリーズ第3弾。読みやすくて、心温まるストーリーなのだけれども、全体的にやや深みに欠けた面があるように思えて、心に刺さるまでには至らなかった。しかし、エピローグの絵本「もぐらくんのまいにち」は素敵なエピソードですね。
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さーくる・けー
ネタバレ1970年代のノスタルジックな雰囲気が魅力の川崎警察シリーズ第2弾。沖縄県の本土復帰を翌年に控えた、土地購入と人身売買が絡む事件を追う警察小説です。いろいろな事実がつながっていき、犯人も意外性はあったものの、カタルシスはそれなりでした。舞台設定にマッチした空気感はとても良いのだけれども、少し中途半端なところがあるのかな。
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さーくる・けー
ネタバレ3人の恋人と同居する母親を持つ高校1年生女子・千夏と、夫との関係に悩む40歳過ぎの専業主婦・絹香。それぞれの彼氏&夫の束縛・横暴ぶりに心を苛まれながらも、そんな相手を見放すことができない二人の女性。身近な人に本当の気持ちを言うことの難しさをテーマにした恋愛小説に、息苦しさを覚えつつ、物語世界に引き込まれました。千夏の母親の魅力は分からなかったけれども、3人の恋人たちは誰もが個性的で千夏を自然と守っているのが素敵でした。一木さんの作品は相変わらず濃厚な味わいですね。
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さーくる・けー
ネタバレ三ツ矢&田所刑事シリーズ第3弾。瞬間記憶能力と些細なことに執着して捜査を進める三ツ矢と、お世話役となる田所のバディぶりが更に磨きがかかったような気がします。端緒となる事件が上手くいきすぎの感もありましたが、バブルに翻弄せられた北海道の離島と現在の東京の事件を、不自然さもなくリンクさせるのは流石です。500頁を超える物語を一気読みでした。シリーズはまだ続きそうなので、第4弾もなるべく早く書いてほしいですね。
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さーくる・けー
ネタバレ愛想がなく大雑把な味付けな定食屋だけれども、ふたりの女性で誠実に営業しており、普通の人が気軽に庶民的な味を楽しむことができそうで、こんな定食屋さんがあったら、常連になってしまうのだろうな。ふたりを取り巻く人間ドラマに、各章のタイトルが料理がテーマとして絡み合って、温もりと癒しをもたらしてくれます。原田さんの食べ物屋に関するお話は、どれも面白く、食欲をそそるのですが、その中でも一、二を争う作品ではないかと思います!
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さーくる・けー
ネタバレ坂崎かおるさん、初読みです。独特の世界観が感じられる9篇のショートストーリーでした。初の単書ということで、新人離れしたクォリティとは思いましたが、手放しで絶賛している方のような受け止めまではできませんでした。そうした中で、「私のつまと、私のはは」のそこはかとないシュールさはとても気に入りました。
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さーくる・けー
ネタバレ異世界×医療ミステリーwithラブコメのシリーズ第3弾。今回は”エクソシスト”と”錬金術師”」を扱った2つの中篇。謎がやや小粒で迂遠な感じもあるのだけれども、どんでん返しもあるしっかりとしたミステリを楽しみました。綺翠の活躍が少なめなのは寂しかったのですが、シリーズの中ではツナギ的な巻かもしれない。次巻は早めに読むことにします。
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さーくる・けー
ネタバレ2024年本屋大賞翻訳小説部門第3位。品揃えが悪く近所住人からは「不便なコンビニ」と呼ばれている、定年退職した元高校教師が経営するソウルの片隅のコンビニ。オーナーの財布を拾った縁で、記憶喪失のホームレス男が深夜シフト要員として雇われると、彼に関わった人たちが徐々に変化していくというヒューマンドラマ。海外作品としては格段に読みやすく、しかも登場人物たちがそれぞれ抱えている問題が解消していくにつれてい癒されていく。こんなタイプの外国小説は初めてでした。続編が早く発売されないか、楽しみにしています!
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さーくる・けー
ネタバレ毎日小学生新聞に連載された記事をまとめたエッセイ集。辻村深月さんが小学生の目線に合わせて、大人との距離感や彼らが受け取る気持ちをイメージしながら 自らの体験を元に真摯な言葉を語りかけています。その世代の子供たちはもちろんのこと、小学生と触れ合う機会がある大人たちが読むのにも、とてもお薦めの作品です。
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さーくる・けー
ネタバレ佐渡で起こる怪事件と金銀山の秘密を巡るミステリに、荻原重秀の佐渡再生を絡めた時代小説。読み応えのある内容でしたが、ミステリとしての仕掛が大がかりなので上手くいきすぎと感じられた。それにしても、荻原重秀は改革者ではあったと思うけれど、これほど有能で頼りになる人物だったのか、どうなんでしょう?
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さーくる・けー
ネタバレ【おまけの再読】小市民シリーズ・春夏秋冬を立て続けに読了したついでに、こちらも読み直しました。スイーツが出てくる出来事に関連した日常の謎ミステリ4編。本編に比べると小佐内さんがとてもかわいらしく思えます。できればこうしたスピンオフをまた出してほしいですね。
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さーくる・けー
ネタバレ小市民シリーズ、ついに四部作が完結しました。前作・秋期から現実世界では十数年の時を経て、満を持してどのように展開すると思ったら、冒頭で小鳩くんが轢逃げにあって入院するという始まり。そして現在と並行して、3年前にふたりが出会い、小市民を目指すきっかけとなった事件のエピソードがメインに。個人的には、秋期で復縁後した後の出来事が中心となる内容を期待していましたが、それでも気になっていたふたりの中学時代の物語が描かれたので、良しとしましょう。小鳩&小佐内も良い意味での”小市民”へ成長できそうですね。
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さーくる・けー
ネタバレ【四部作完結記念・再々読④】そうか、小佐内さんはマロングラッセにチャレンジしていたのですね。すっかり忘れていました。補完関係として新たな契約を結んだふたりは、完結編でどんなエンディングを迎えるのでしょうか?早速楽しむことにします!
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さーくる・けー
ネタバレ【四部作完結記念・再々読③】シリーズ3冊目は、2年生の秋からの翌年度までにわたる、本格青春ミステリの長編です。上巻ラストの強い引きに誘われ、急いで下巻へ突入します!
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さーくる・けー
ネタバレ【再々読②】シリーズ第2弾は、高校2年の夏休みがメイン。改めて、狼・小佐内さんのメンタルの強さに脱帽しました。袂を分かつことになったふたりは、どうなっていくのか。間を置かず、次巻へ進みます。
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さーくる・けー
ネタバレ【再々読①】四部作完結&アニメ化を踏まえて、最初から読み直すことにしました。初版の発行は2004年なので、20年かけての本編完結となるみたい。互恵関係を約束した二人の紆余曲折のある高校生活を一気に楽しみたいと思います。まずは高校1年生の春です。
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さーくる・けー
ネタバレ尼崎のアパートで死亡した身元不明の75歳の女性。なぜ3400万円もの大金を残して孤独死したのかを追う通信社記者のルポルタージュ。警察も探偵も辿りつけなかった真実を見つけたのは、運もあるけれど丁寧かつ熱心な取材のおかげであり、取材に向き合う記者の実態が具体的に知ることができ、その苦労がよく分かりました。結局、一番の謎は解明されないのですが、そんなことが気にならない、ノンフィクションの醍醐味が伝わってくる佳作です。
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さーくる・けー
ネタバレ「焼餃子」の興奮が再び!20世紀前半、アメリカ・ケンタッキーのつぶれかけた牧場のホースマンたちが、様々な苦難と向き合い、世界一の名馬を誕生させるために奮闘する、サラブレットロマンに溢れる競馬大河小説です。現代の日本人騎手が「蹄鉄」に転生するという始まりはイマイチ生かされていないと思うけれど、サラブレッドに夢を託すホースマンの気持ちには寄り添いたくなります。競馬小説が好きな方はもちろん、物語が好きな方なら誰にでもおススメします!
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さーくる・けー
ネタバレ魔女シリーズ第2弾。日中韓を舞台に、前巻からさらにスケールアップして、魔女・水原が裏組織と壮絶に渡り合う、バイオレンス・エンターテインメント。前半の逃亡劇は落ち着いたサスペンス風でしたが、後半になって魔女が本領を発揮して反撃が始まると、目まぐるしいスピードがある怒涛の展開でした。大沢作品における最強ヒロインの粘り強さに脱帽です。
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さーくる・けー
ネタバレ高校で高校でいちばんゆる~い部活「おやつ部」の男女4人が、おいしいお菓子とともに身近な謎をふわりと味わう5篇のライトなミステリ。とにかくみんなが食べるシーンが楽しくおいしそうで、そこに謎が加わるなんて堪らない。お菓子がどれもスーパーやコンビニで手に入るというのも、思わず買いに行きたくなってしまいます。これはシリーズ化して続きをお願いしたい!
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さーくる・けー
ネタバレ芥川賞作家・九段理江さんの第45回野間文芸新人賞受賞作。”詩”を軸にした、人間と馬の融合と進化のお話です。尖りすぎていない中での、純文学系新鋭作家の意欲作だと受け止めました。頭の柔らかさが十分でない、オジサンには少し疲れる読書体験でした。
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さーくる・けー
ネタバレ八咫烏シリーズ本編第10巻。金烏代・凪彦の后選びの〈登殿の儀〉は第1巻を想起させ、そこへ大貴族出身で美貌の下級官吏・澄生が絡んでいき・・・・。今回は澄生の本格デビューなので、まだまだ博陸侯・雪哉と正面から争わず、顔見世程度ということか。”山内”世界をひっくり返すよう澄生の考え方では、雪哉の手の内で転がされてしまうような気がしますが、今後どのように成長していくのか。次巻も楽しみです。
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さーくる・けー
ネタバレ楯岡絵麻シリーズの11巻目は最終巻。数巻前からややひっぱり気味であったラスボスとの対決も決着し、バディ西野もめでたく結婚できて、大団円というところですね。しかし、ラストが思ったよりもあっさりしていたので、まさかのパートⅡもあるのかと疑ってしまいます。やや寂しい気もしますが、スピオフならともかく、本編はこれで完結ということですよね。
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さーくる・けー
ネタバレ神戸で繰り広げられる様々な出会いと別れの7篇のお話。話題作「レペゼン母」と同じ作者が書いたと思えないほど、テイストが異なる作品でした。恋愛やファンタジーの要素が強いお話が多く、ちょっと不思議でイメージ主体のような受け止めが多かった中で、現実的な肌触りを感じられ、ヒロイン・美羽が魅力的であった「つめたいふともも」が気に入りました。
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さーくる・けー
ネタバレ真門浩平さん初読み。第19回ミステリーズ!新人賞受賞作を含む、それぞれ少しずつテイストの異なる青春ミステリが5篇詰まった短編集。どれも読みやすくて、かつロジカルもしっかりしていました。お気に入りは、ビターさが効いている「街頭インタビュー」と、シリーズ化ができそうなキャラ立ちの「速水士郎を追いかけて」の2作です。本格ミステリの旗手として今後も期待できそうな作家さんです。
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さーくる・けー
ネタバレ発達障害を持つ裁判官が主人公のお仕事小説×リーガルミステリ。いわゆる”普通の人”である定型発達者との相違を自覚しつつ、自分の特性と向き合いながら成長していく姿は、微笑ましくもあり応援したくなる。法曹界の人物としては、少しぶっちゃげすぎなコミカルさがある脇役たちも魅力的でした。公平公正な判断が求められる職業であるがゆえの苦労も抱えながらも、前に進んでいく彼の姿をもっと見てみたいので、ぜひシリーズ化してほしい!
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さーくる・けー
ネタバレ怪奇現象めいた未解決事件を再調査する部署「第二種未解決事件整理係」に突然異動させられたベテラン刑事が、怪談に関わる事件を捜査する連作短編集。霊的存在を頑なに信じない刑事が、捜査するというよりも安楽椅子探偵のように次々と謎を解決していくコメディ・ミステリでした。くだらない感じだけれどもB級マンガ的な面白さがありました。
が「ナイス!」と言っています。
さーくる・けー
ネタバレ冤罪をテーマにした復讐法廷劇。あらすじから真相を予想していたものの、何が事実なのか違和感を持ちながらも、流れるように展開する物語に引き込まれていき、二転三転する事態に検察や検察とともに翻弄させられて、ラストまで一気読みでした。起訴後の有罪率99.9%と言われる刑事事件で無罪を勝ち取るには、途方もない労力が必要ですね。帯コピーの「現代日本のリアルホラー」が内容と嚙み合っていないため、否定的な感想の方もいるようですが、エンタメに徹した法廷での対決は白眉であり、リベンジ・ミステリとしてとても面白かった!
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/08/26(2614日経過)
記録初日
2017/07/01(2670日経過)
読んだ本
2927冊(1日平均1.10冊)
読んだページ
960677ページ(1日平均359ページ)
感想・レビュー
2641件(投稿率90.2%)
本棚
14棚
性別
現住所
愛知県
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