英文科の学生だったあの頃にどうしてもっと読んでおかなかったのか…
と今になって後悔中。
過去にイタリア語、近年は韓国語勉強中なので、
たまに原語の読書もしています。
新潮文庫の100冊2024
https://bookmeter.com/events/11515
新潮文庫の100冊2023
https://bookmeter.com/events/10404
新潮文庫の100冊2022(46/100冊)
https://bookmeter.com/events/9512
新潮文庫の100冊2021(40/100冊)
https://bookmeter.com/events/8517
新潮文庫の100冊2020(39/100冊)
https://bookmeter.com/events/7607
新潮文庫の100冊2019(33/100冊)
https://bookmeter.com/events/6511
新潮文庫の100冊2018(30/100冊)
https://bookmeter.com/events/5430
新潮文庫の100冊2017 (28/100冊)
https://bookmeter.com/events/4407
新潮文庫の100冊2016(28/100冊)
http://bookmeter.com/u/22282/cat/424179
新潮文庫の100冊2015(20/100冊)
http://bookmeter.com/u/22282/cat/386732
新潮文庫の100冊2014(12/100冊)
http://bookmeter.com/u/22282/cat/340640
この機能をご利用になるには会員登録(無料)のうえ、ログインする必要があります。
会員登録すると読んだ本の管理や、感想・レビューの投稿などが行なえます
ぱっと消えて、ぴっと入るの?「そうさ。そうじゃねえかなあと、おれは思ってんだ。死んだ者には、もう、苦労はなくなる。痛みも、つれえことも、なくなる。それはみんな、生きてる者の中に、ぴっと入ってくるんじゃねえかなあと思ってんだ。(略)」(97頁)
祖母自身は、電気が消えるように命の炎を消したのかもしれないが、たしかにわたしの心の中に入り込んだ。私は心の中の祖母と会話することを覚えた。祖母は、わたしが生涯で初めて持った死者だった。死者の思い出が生者の生を豊かにすることを、私は祖母を亡くしたとき初めて知ったのだった。(109頁)