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アナーキー靴下
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アナーキー靴下
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大好きな海外ゲームで「すっごく忙しいのが見てわからないのか」ってセリフがあるのだけど何で「とても」じゃなく「すっごく」なんだろうとふと気になった。考えてみると自分自身「とても」と「すごく」を無意識に使い分けていることに気付きそれも不思議で、だから翻訳の技巧というより、自然選択される言語に不思議さを感じたわけだ。調べた結果、この社会言語学に行き着いた。事前予想以上に、これだ、という面白さに溢れていた。初版97年発行と古い本だが、門外漢の自分にとっては古さを感じることなく、初学者に寄り添った入門書と思う。
アナーキー靴下

さらにタイムリーにも、アメリカで英語を公用語に、なんてニュース、本書のおかげで訳知り顔である。元々の疑問に関連するトピックは社会方言、オーディエンス・デザイン及びスピーチ・アコモデーションあたりか。何を言ったか、ではなくどう言ったか、にこそ人の心は表れているのかもしれない。またポライトネス・ストラテジーのコラム、日本語は「どうぞよろしくお願いします」と挨拶でいきなり頼みごとから始める、は以前読んだ『喧嘩両成敗の誕生』を思い出した。室町時代の「頼む」の効力が不思議だったが、この精神性は今も健在ということ?

03/03 08:02
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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2020/07/18(1703日経過)
記録初日
2016/08/14(3137日経過)
読んだ本
1005冊(1日平均0.32冊)
読んだページ
264888ページ(1日平均84ページ)
感想・レビュー
1005件(投稿率100.0%)
本棚
29棚
性別
年齢
47歳
血液型
O型
現住所
東京都
自己紹介

名前はアナーキーですが、アナーキーなところなんか何もない穴開き靴下です。でも穴が開いている日なんてそうそうないので、たいていはただの靴下です。

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■好きな作家

ポール・ギャリコ
ミヒャエル・エンデ
ジョージ・マクドナルド
ジョーン・エイキン
カレル・チャペック
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山川方夫
田村隆一(詩人)
高橋葉介(漫画家)


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