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2024年11月の読書メーターまとめ

disnoX
読んだ本
12
読んだページ
3290ページ
感想・レビュー
10
ナイス
94ナイス

2024年11月に読んだ本
12

2024年11月のお気に入り登録
1

  • naniwoyomu

2024年11月のお気に入られ登録
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  • naniwoyomu

2024年11月にナイスが最も多かった感想・レビュー

disnoX
△。ブレる軸ともうひとつ深みが欲しい喪失、そして戦況描写の平坦さが気になる。主人公がはじめ何を持っていて、それが物語を経てどのように変化していくのか…この点が妙に定まっていないようで、復讐譚なのか、ジェンダー問題なのか、葛藤の話なのかが見えず、かつどれも深まらない。複雑なものが見えてこない。主人公らのキャラ付けが濃いせいで、やられ役がモブにしか見えず喪失感が薄れてる。戦況描写は解説じみすぎてて、しかも長いので読んでて飽きてくる。設定は面白そうなだけに、期待が先走ったかもしれません。
が「ナイス!」と言っています。

2024年11月の感想・レビュー一覧
10

disnoX
◯。何か物凄い物語とかではなくて、素朴だけど広く受け入れられるテーマをSF要素でより引き立てた…みたいな印象を受けた。いい話だと思います。ひらがな多用は単純にエモさ増強のためと捉えていいのかな。
が「ナイス!」と言っています。
disnoX
◯。普通に読めば退屈になる。プロットでの味付けはないため展開は乏しいし、文章もこっているというより、翻訳の問題なのか読みづらい。主語が文末に出てくることが多い気がする。言語の雰囲気をそのまま、というねらいなのかな。ただ告発でもなく、エンターテインメントでもなく、ただあるもの切り出していく筆致は、だからこそフィクションよりもずっとこっち側にあるような感覚は、なるほど確かにあるのかな。ただ現在はこういうジェンダー、フェミニズムに関わる作品はいくつもあるので、今読むとなると難しい。
が「ナイス!」と言っています。
disnoX
◯。そんなに深い話ではないんだけど、それぞれコンパクトなちょっといい話が2本。地の文と進行のバランスが良くて、描写による時間のコントロールがうまくいってるのかな〜と思った。地の文の表現自体も面白さを含みつつ、くどくないので、良いバランスだと感じる。駅伝の話の方が軽妙で好き。点Aと点Bの〜のところが好き。気になるのは2作のネタ被りと、底は浅めのエンタメ重視である点で、読み継がれていきそうな感覚はあんまりない。
が「ナイス!」と言っています。
disnoX
○。難しくはないが、普通は気にしないところまでとことん踏み込んでいく学問なので、流して読んでいると分からなくなるところは多い。一段落ごとに理解を固めていくような読み方が良いのかな。自由論といっても何らかの答えがでる本ではなく、そもそもまだ審議中のところの最前線を紹介する内容なので、読み終えて何かすっきりする結論が得られるわけではない。その意味で読み物としてはちょっともやっとするかもだけど、語を一つ一つ定義し、反論も取り上げて慎重に進めていく様は、さすがの誠実さを感じた。
disnoX
△。ブレる軸ともうひとつ深みが欲しい喪失、そして戦況描写の平坦さが気になる。主人公がはじめ何を持っていて、それが物語を経てどのように変化していくのか…この点が妙に定まっていないようで、復讐譚なのか、ジェンダー問題なのか、葛藤の話なのかが見えず、かつどれも深まらない。複雑なものが見えてこない。主人公らのキャラ付けが濃いせいで、やられ役がモブにしか見えず喪失感が薄れてる。戦況描写は解説じみすぎてて、しかも長いので読んでて飽きてくる。設定は面白そうなだけに、期待が先走ったかもしれません。
が「ナイス!」と言っています。
disnoX
◎。感動した。作者の豊かなまなざしからの言葉で、静かに世界に出会い直していくような体験それだけでも魅力なんだけど、同時に残った者、残らなかった者への祈りとか慈しみとか、あるいは辛さとか、そういうものが描写に溶け込んでいて、胸を打つ。切ない。映像でなく計算ずくのプロットでもなく、ただ言葉でこれを与えられたのは、正に読書体験という他ない…そう思いました。
が「ナイス!」と言っています。
disnoX
◯。買ってたらちょっと残念だったかも。内容は広義な女性哲学者の生い立ちと思想の紹介…なんだけど、特に思想は本当に触りの部分だけなので、興味のある分野や時代を見つけて掘り下げるための前準備みたいな印象。ただそれぞれ短くまとめてられていて読みやすいので、掘り下げていくことが前提の入門としてはありなのかな。これ一冊だと得るものは少ない気がする。ただ確かに哲学は知らず知らずのうちに男性ばかりの世界に入っていってしまうので、意義はあると思う。
disnoX
○。長い。図書館で借りて一気に読みに行ったので、後半は疲れてきて目が滑っちゃってた。内容は現象学からの実存主義を、主要な哲学者の伝記も交えながらの縦走。厚い本だが伝記に割かれた部分も多いので、ずっと難しいわけではない。さすがに思想を解説する部分は簡単にはいかないけど。良いのは伝記がセットになっているため、哲学者の人間らしい生活ぶりも同時に描かれていて、当然だらしない部分もある。そのため過剰な神聖視を防げるのと、そもそもその思想がどんな時代で、誰との対話の中で生まれたのかを概観できる点かなと思った。
が「ナイス!」と言っています。
disnoX
◎。面白かった。多様な作風と面白い言葉使いで、エンタメ的な味が薄くても読ませる小説がそろっていると感じます。序盤はコメディのような軽妙なノリで読ませつつもハッとさせられる問題の提示に驚かされ、後半は人間関係の穏やかな切り取りに、作風の広さを感じました。出すとこに出せばプロの書き手としてやっていけるように思うけど、作者自身はあまりその気はないようで、その意味でもちょっと大切にしたくなる本。『避難訓練』がひとつ抜けて面白いけど、『私より運命のひと』もすきだな。
disnoX
○。簡単ではない。ただ本書はこれから本気で哲学をやりたい人のための概観…という印象なので、分かりやすさを求めて読む本でもなさそうで、だからこれで良いと思う。ソクラテスとかプラトンからフーコー、デリダまで、広範囲を短い内容で縦断するので仕方ない部分もある。有名なあの人も別の有名なあの人に批判されているんだよとか、そういうことを先に知っておくのは、過剰な神聖視を防ぐというか、より良い立ち位置での勉強に繋がるように思う。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2021/05/16(1296日経過)
記録初日
2021/05/16(1296日経過)
読んだ本
217冊(1日平均0.17冊)
読んだページ
58141ページ(1日平均44ページ)
感想・レビュー
95件(投稿率43.8%)
本棚
2棚
性別
血液型
A型
現住所
千葉県
外部サイト
自己紹介

賞を取った本や他の人がオススメしている本を読むことが多いです。よろしくお願いします。

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