一度読んでみようと思いつつ、まだ円城塔作品を1冊も手に取ったことがないのですが、私的には伊藤計劃シリーズの中でこれが一番読みやすかった気がしました。文章には相性があるので一概には言えませんが、欲しい文章が欲しい所にあり補足してくれるので理解し易かった。こういうの、歴史と物語のマッシュアップっていうのかな。マッシュアップというには、実に様々な作品からのキャラと言葉が混ざっていますから、ちょっと違うか。円城塔作品も読みたくなりました。ギブスンとスターリングのディファレンス・エンジンにも興味がでてきました。

文永の役終了、そして続くのかな。７年後からスタートかな。最近は元寇の役の解釈もすすんで、意外と侍も強かったことや馬の輸送の問題点など、嵐が敵を返したという資料のエビデンスは、祈禱した寺などの恩賞目的のものだったなど、とりあげられていて、本作品はそれにそって描かれいいるように思います。次は鎌倉武士も参戦ですね。

学生時代、ライ麦畑で捕まえてが響かないうえに、駄目過ぎる主人公に共感もできず、苦手だと一度挫折。キラキラした女優やモデルが私の好きな本と雑誌に取り上げられているのを横目に大人になちゃったが、無事再読を果たして、なんとなく好きにさせる部分もあるわと、サリンジャーと和解してから、バナナフィッシュにうってつけの日と同じくらい気になって仕方なかったこのサンドイッチ、マヨネーズ忘れてるを読了。同じ世界観の作品をあちこち産み落としているのは、読者泣かせなのに魅力的。あとはフラニーとズーイを読んで満足したいと思います。

一度読んでみようと思いつつ、まだ円城塔作品を1冊も手に取ったことがないのですが、私的には伊藤計劃シリーズの中でこれが一番読みやすかった気がしました。文章には相性があるので一概には言えませんが、欲しい文章が欲しい所にあり補足してくれるので理解し易かった。こういうの、歴史と物語のマッシュアップっていうのかな。マッシュアップというには、実に様々な作品からのキャラと言葉が混ざっていますから、ちょっと違うか。円城塔作品も読みたくなりました。ギブスンとスターリングのディファレンス・エンジンにも興味がでてきました。

「そうアーニャこころよめる」からのヘンリー先生とマーサの過去編が最高。

英語での女生徒の英語が最高すぎてわらちゃった。

作者の若者の些細な内面の表現が大好き。

月ちゃんのパルス、ウタには絶大な威力。