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2024年8月の読書メーターまとめ

鉄之助
読んだ本
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感想・レビュー
19
ナイス
1491ナイス

2024年8月に読んだ本
19

2024年8月のお気に入り登録
6

  • ちい
  • ひかり
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  • その他
  • tenkawa
  • Emiya@いーやん

2024年8月のお気に入られ登録
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2024年8月にナイスが最も多かった感想・レビュー

鉄之助
ほのぼのとしたイラストの表紙が良いな~。本に囲まれて暮らす。私にも、こういった願望がある。辻村さんの、”本”に対する愛、に溢れた随筆集だった。中でも「大人の薦める本」や、『屍鬼』と旅する、図書館肝試し、が気に入った。著者が10代の頃、よく「大人」に言われた。「そんな本ではなくて、もっときちんとした本を読みなさい」。この言葉に反発し、「大人の薦める本」じゃない小説を書こう、と心に決めているという。「大人」の感性を信じず書き続けた結果が、『ツナグ』や『東京會舘とわたし』など名作に。好きだなぁ、辻村さん。
ミントブックス
2019/12/15 16:03

健全なイメージとは裏腹そんな一面もあるとは。きちんとした本ばかり読んで天狗なエリートになる人もいますからね。結局は幅広く読まなきゃダメなんですよね。実は辻村深月さんの本は初めてです。まなの本棚からしりました。今度は小説を読んでみたいです。

TAKUMI。
2022/12/05 18:00

鉄之助さん、ナイスありがとうございます。 今日の感想で⭐516個とはスゴイですね。 ちなみに「おひさまパン工房」に行って見ました。ほとんどのパンが売切れだったのでリベンジ予定です。

が「ナイス!」と言っています。

2024年8月にナイスが最も多かったつぶやき

鉄之助

2024年7月の読書メーター 読んだ本の数:14冊 読んだページ数:4430ページ ナイス数:1406ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/753469/summary/monthly/2024/7

が「ナイス!」と言っています。

2024年8月の感想・レビュー一覧
19

鉄之助
ミスター阪神・掛布雅之さんに「高卒のプロ2年目としては松井秀喜以上」と絶賛されていた、横田慎太郎。脳腫瘍のために、24歳で引退。「野球以外なにもない」と言う彼から脳腫瘍を宣告された日々が、率直に語られる。22歳の絶望! は涙すら出ない…悲しみすらわいてこない。そこからの「奇跡のバックホーム」を成し遂げた引退試合が、まるで映像を見ているかのように再現されていた。
ショースケ
2021/08/11 18:51

感動しますよね!私も応援してた選手でした。

鉄之助
2021/08/11 19:17

ショースケさん 全く同感です。それにしても、矢野監督はじめ、阪神タイガースの選手・球団の対応が温かく、ほっこりしますね。

が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
「本」ってなに? 素朴な疑問から、本の未来を展望する示唆に富んだ1冊だった。本屋は「体験型 知のテーマパーク」。図書館は「本を借りるだけの空間から、出会いとコミュニケーションの場」に。心に刺さるフレーズが随所にころがっていた。読書の楽しみは、知識を得ることだけでなく、読んだ後に何をするかにかかっている!ともいう。 心から共感した。本は、読んで終わるのではなくアウトプットが大切だ。だからこの「読メ」に、私ながらのコメントを刻みつけるのは、読書の喜びを倍増させるために、大いに役立っているのだ。納得!
٩( 'ω' )و~aki.info/@
2024/08/26 14:50

素晴らしい‼️✴️全くその通りだと思います。🍀

が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
誰にでも訪れる「老後」。世の中、思い通りにならないことだらけ、と思い知らされる1冊だった。しかし、決して読後感は悪くない。「QOL」クオリティー・オブ・ライフ。人生における質を高める、とは人それぞれ個人個人によって違っていいのだ、と心底から思った。入会費2~5000万円、月々の支払いも25万円と高額で、なおかつ、1000人待ちの老人福祉施設に入ったとしても、その人は幸せに死を迎えられる、とは限らない。主人公の老人と、見ず知らずの二人の幼い姉妹がメリーゴーランドに乗る第1章のシーンが、たまらなく美しい。
デコ
2019/06/28 10:44

映画でも印象的なシーンとして使われ、心にしみました。

が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
「古文書ハンター」磯田道史さんのワクワク感がたまらない! 旧家の蔵や骨董店・古本屋などから貴重な文書を掘り出す、その少年のような新鮮な驚きが全編から伝わってきた。特に「幕末維新の光と闇」が、私にとっては秀逸。「コメ日本」圏外にあたる、奄美(サトウキビ栽培)や下北地方(牧畜)には米文化の範疇外の暮らしがあった。米で日本を一括りにしない、磯田さんの「視点」がすばらしい。まさに、教科書には書いていない「裏の歴史」を堪能した。
が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
いま60歳代の人の半分は、90歳まで生きる! と言われれば、「人生100年時代」が現実味をもって感じられる。この本が出版された5年前に比べ、なおさら、その感があった。充実した人生を送るために、「お金だけが資産じゃない」というキーワードが力をくれた。お金に換算できない知識、友人、健康、家族の支え…、無形の資産が自分にはどれくらいあるか? 考えさせられた。
Kazuhiro Okamoto
2021/04/12 19:24

読んでみます(^^)

が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
そこには、確かに「奇跡の本屋」があった。2015年まで札幌市にあった、くすみ書房。「なぜだ!? 売れない文庫フェア」など多くの企画やブックカフェを併設した、注目の地方書店だった。中島岳志さんの「解説」がまた良い。この書店主と直接出会い、翌日書店を訪ね、「この町に住もう」と近くのマンションを即決。書店主の「自意識過剰」に陥ることなく、安心できる本屋、その愛が詰まった1冊だった。
が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
表紙のシンプルさとインパクトに惹かれて、読んでみた。著者は「ホーキングの再来」と呼ばれ、世界的ベストセラーという宣伝文句もうなずける。山地に比べ平地では、ゆっくりと時間が過ぎる、という。時間はどこでも同じようなスピードでは過ぎない、にグッときた。時間とは何か? 深遠なテーマだが例えが詩的、文学的。すんなり入っていける。「”絶対時間”は存在しない」という信念を守るため、ニュートンは自分のサインからあえて時間のtの文字を外した。これまで当然、と思われた先入観を打ち破る視点が、数多く展開され刺激的な1冊だった。
えのき
2024/08/18 02:02

「絶対時間」はニュートンが考えた概念なので、てっきりニュートン本人はそれを重要視していたのだと思っていましたが、最終的に自分のサインからtを無くすほど「絶対時間は存在しない」という信念に行き着いた、ということでしょうか。『時間は存在しない』、私も読んでみたくなりました😌

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鉄之助
妻がガンを発病し「妻の余命いくばくか」を宣言された筆者は、それから毎日、彼女のために読ませる短編(原稿用紙3~6枚程度)を、亡くなるまで書き続けた。まるで、「千日回峰」のようだったと著者自ら語る。まさに、修行! 読むほうは、結末=愛妻を亡くす瞬間、を知りながら読むのだから、「早く読みたい気持ちとじっくり味わいたい気持ち」が交錯した。著者の結論。「少し長いあとがき」で語られた「共に生きていくためには、何も相手の心の隅から隅まで知る必要はないのだ」が、いつまでも私の心に響いている。
小雀✡ずーっと積読減強化月……
2019/06/26 10:30

ウチの父に爪の垢を煎じて飲ませたい…。

鉄之助
2019/06/26 10:47

眉村卓さんは、「よく笑うようにすれば、体の免疫力が増す」と人から聞いた言葉を信じ(9ページ)、少しでも妻を笑わせようとして一話一話を書き連ねたのかもしれない。それは最終的に「文章の力は神をも動かす」という自身の挑戦、にもつながったのかも…。

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鉄之助
人体の不思議! を感じさせてくれる1冊だった。事故で失った左足が、右足より「器用」になったと言うダンサーの大前光市さんに驚いた。義足をはめ、かばうようにして使っていた左足を「元々あるものとして」踊るようになったら「足の再発見」。そしたら、利き足も右から失った左に変化したとも言う。この本を読んで新鮮だったのが、著者の「個性的な表現」だった。「全力でメモを取る全盲の女性」「痛くないけど痛い脚」…。障害を持つ12人にインタビューした11のケースそれぞれが味わい深かった。
が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
ほのぼのとしたイラストの表紙が良いな~。本に囲まれて暮らす。私にも、こういった願望がある。辻村さんの、”本”に対する愛、に溢れた随筆集だった。中でも「大人の薦める本」や、『屍鬼』と旅する、図書館肝試し、が気に入った。著者が10代の頃、よく「大人」に言われた。「そんな本ではなくて、もっときちんとした本を読みなさい」。この言葉に反発し、「大人の薦める本」じゃない小説を書こう、と心に決めているという。「大人」の感性を信じず書き続けた結果が、『ツナグ』や『東京會舘とわたし』など名作に。好きだなぁ、辻村さん。
ミントブックス
2019/12/15 16:03

健全なイメージとは裏腹そんな一面もあるとは。きちんとした本ばかり読んで天狗なエリートになる人もいますからね。結局は幅広く読まなきゃダメなんですよね。実は辻村深月さんの本は初めてです。まなの本棚からしりました。今度は小説を読んでみたいです。

TAKUMI。
2022/12/05 18:00

鉄之助さん、ナイスありがとうございます。 今日の感想で⭐516個とはスゴイですね。 ちなみに「おひさまパン工房」に行って見ました。ほとんどのパンが売切れだったのでリベンジ予定です。

が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
著者が13歳の時、書き上げたこの本が、世界30言語(2016年時点で)に翻訳されていたとは驚き! 現代日本作家として村上春樹に次ぐ、”世界的ライター”だということを、もっと多くの人が知るべきだとも思った。自閉症の人が自らの体と心の”不思議”を、平易な言葉で綴った稀有な1冊。時には、哲学的で美しい表現に心を揺さぶられる。自閉症の人は、「原始の感覚を残したまま生まれてきた人間」だという。時に突飛に思われる、その行動にも意味がある。「普通」とは? 何なのか、考えさせられた。「僕らの世界は美しい」ホントそう思う。
バジル
2021/06/01 22:34

私も読んでみたくなりました。有難うございます。

くるみみ
2021/06/10 09:44

わたしも早速読みたい本に登録しました(^o^)読みたくなるレビューありがとうございます。

が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
潤一、この名前からイメージする専一に潤す男…。その対極にいるような男だった。14歳から62歳の女性、9人とかかわりながら決して深入りしない。「漂うように生きる」潤一だが、なぜか気になって仕方ない彼。登場シーンが、秀逸だった。「藁(わら)色の髪。まっピンクのTシャツ、ぼろぼろのジーンズ。いかにもやさぐれた風体をしていたが、顔だけが奇妙に真面目だった。~ 濃い匂いをたてる南国の果実を連想させた」。最後まで気にかかりながら、実在感が薄い、不思議な連作短編小説だ。
が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
古典を現代語に訳した全集の中から、選りすぐりの作品を作者自ら解説した好シリーズ3作目。いとうせいこう の「曾根崎心中」が最高! 近松門左衛門が、1か月前に起きた心中事件を2週間で書き上げた名作。しかし、江戸時代に上演されたのはたった数回。幕府によって上演が禁止されていたのだった。それが昭和になって再評価、特に戦後の改作で歌舞伎や浄瑠璃の超人気作品となった。いとうは、この改作に疑問を呈す。近松の原作は、元祖ラップでありカウンターカルチャーのお手本だ、とも。頭韻・脚韻ふんだんな本物の浄瑠璃を聞きたくなった。
鉄之助
2018/08/19 15:55

「どつぼにはまる」が浄瑠璃用語だった、とは初めて知った。三味線のツボにはまった、完璧なキーの音は、カッコ悪い。少しズレた音の方が粋だ、という上方の美学を象徴する言葉。つまり、都会性溢れる芸術だ、と著者はいう。これが、浄瑠璃がブルースに相通じる感覚だとも。目からウロコの示唆に富んでいる。

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鉄之助
表紙の裏に書かれた「阪神園芸を知らずして、甲子園は語れない。」に、ノックアウトされた。知らないうちに、一気読み! 1世紀にも渡って培われた阪神園芸の、グラウンド整備術が惜しげもなく語られている。これをネタ本に、1本の良質なドキュメンタリーや映画が出来ること、間違いなし。高校野球の5回裏後の、グラウンド整備を「ハーフタームショー」のように眺めたい、とも思った。それぐらい、阪神園芸のワザは「神整備」なのだ。具体例が、これでもか、これでもか、と押し寄せて…、感動。「神」は、まさに細部に宿る。
REI
2024/08/12 15:05

初めまして♪ 7月に放送されたNHKテレビ『サラメシ』で、初めて阪神園芸で働く人の仕事ぶりを拝見しました😊 縁の下の力持ち、ですね~🎵

鉄之助
2024/08/12 15:33

REIさん、私も『サラメシ』見ました。阪神園芸の「神」金沢健児さんから若手職員へしっかりと技術が伝わっているのに感動しました。

が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
タイトルに偽りなし! 『源氏』の魅力がビンビン伝わってきた。光源氏の年収は国からの給料だけで4億円、寝殿造りは巨大なワンルーム、とか紫式部の”不美人説”など、興味深い章が目白押し。「これは作家の勘なのですが、美人は作家になんかなりませんよ」林真理子が言うだけにやけに説得力がある。ちょうど同時代を描いた『月と日の后』(冲方丁)を読んだ直後だけに、この時代の光と闇がリアルに迫ってきて本当に良かった。
が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
「誰でも”百発百中”の占い師になれる」が面白かった。 超常現象を科学的に分析し、占い師などのテクニックを解明しようとした1冊。プロの占い師の常套句として、①相手の気持ちをくすぐる。②どちらともとれる言葉。③表現をあいまいに、が挙げられている。いきなり断定せず、相手の出方を観察しながらツボを探る。乗ってこない話題は、サッと切り替え次の話題に移る、という。「た、け、し、か、れ、しょう、ゆ」=旅・健康・仕事・金・恋愛・将来・夢の順に話を振れば、きっと会話が弾む。この呪文、大いに参考になった。
が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
初めて知る、ことだらけの本だった。そもそも、加工用のトマトと生食用トマトは全く別モノという事実に驚く。加工用は人工的に生み出した種で、濃縮しやすいように水分が少なく傷みにくく、「何百キロのトマトの山の下敷きになってもビクともしない」分厚い皮を持つ。見た目も細長く「戦闘用トマト」と植物学者は呼んでいるという。これを頭にぶつけられると大けがをする! 中国で今、政情不安な新疆ウイグル自治区が世界の一大生産地だということにも驚嘆。この濃縮トマトが薄められ塩を加えて「イタリア産」として流通。真実を読めてよかった。
とよぽん
2021/12/12 18:42

私もこの本を読んでからは、イタリア産トマトが原材料と表示されていても買わないようになりました。

ジュン
2024/08/05 23:58

この本は読んだ事無いんですが、海外の雑誌で読んだ事有りました。怖いですよね。遺伝子組み換え食品も同様に怖いですが、こんなに知らずにケチャップやトマト缶を健康に良いと信じて取っていたのかと思うと…ゾッとするし、これから食の安全をどう守るのか、自己防衛の仕方に頭が痛いです。

が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
宮沢賢治の作品の中に、地質や化学に裏打ちされた表現があることは知っていたが、宇宙や物理を含めて「科学者」の視点があった、との指摘が新鮮。『銀河鉄道の夜』に4次元的な色彩があったと著者はいう。賢治は1915年(大正4年)に出版された『化学本論』を愛読し、当時、黎明期にあった量子力学を理解していた。面白い賢治像だったが、後半は、原子力に批判的な著者の色が強すぎて、?と思う箇所が多く読みにくかった。
が「ナイス!」と言っています。
鉄之助
この本は、タイトルが先に決められていた! よく、落合・元監督が許したもんだ、と勘違いしていた。しかし、「あとがき」を読んで納得。実は『嫌われた監督』というキーワードを、『週刊文春』の編集長に与えられたからこそ完成した本だったのだ。この一言で、落合博満の何を書くべきかを、一瞬にして悟った、著者・鈴木忠平の凄さだった。12人の中日ドラゴンズ選手・関係者からの証言をもとに落合の”謎”が、紐解かれる。面白すぎて、時が経つのを忘れるほど。が、読み終わっても落合の”真実”は分からない。それでよいのだ!
とみかず
2022/04/19 00:33

鉄之助さん。ナイスありがとうございます。”真実”は分からない。監督の徹底する凄みを感じます。

が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/03/18(2833日経過)
記録初日
2015/03/18(3564日経過)
読んだ本
857冊(1日平均0.24冊)
読んだページ
247122ページ(1日平均69ページ)
感想・レビュー
673件(投稿率78.5%)
本棚
8棚
性別
血液型
O型
職業
専門職
現住所
青森県
自己紹介

 野山獄での1年2か月に618冊読み倒した吉田松陰、無実の罪で勾留された大阪拘置所での5か月半に164冊読んだ元・厚労省の村木厚子さんには、遠~く遠~く及びもつかないが、「本の虫」です。次に読む本が、手元にないと落ち着きません。
 宮沢賢治『注文の多い料理店』の「序」、に命救われた経験を持つ歴史小説マニア。特に、幕末から明治維新が大好物!!

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