『矛盾する側面はいずれも、一定の条件によって不同一性をもつので、矛盾と呼ぶ。しかし、同時に同一性をもっているので、たがいに結びついている。』397
『矛盾するものはすべて、たがいに関連しあっていて、一定の条件のもとで一つの統一体のなかに共存しているばかりではなく、一定の条件のもとでたがいに転化する。これが矛盾の同一性の意義のすべてである。』398
ところでショーペンハウアーがカントの思想を理解していればペシミズムに陥ることは無かったと思う。悲観的という時点でカントの思想の正当な継承者ではない。
「実際にわたしたちが感じ取ることができるのは、わたしたちの外部にあるものではなく、自己の内部にあるものだけである。」210
西洋古典や東洋古典を主に読んでおります。最近は哲学。あとは、金融関係や法律、政治、歴史、心理学、脳科学が多いです。
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