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2024年4月の読書メーターまとめ

鉄之助
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感想・レビュー
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2268ナイス

2024年4月に読んだ本
16

2024年4月のお気に入り登録
10

  • とみやん📖
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2024年4月のお気に入られ登録
10

  • とみやん📖
  • 昼行燈
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  • 紫綺
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2024年4月にナイスが最も多かった感想・レビュー

鉄之助
ザシキワラシが「家」に憑く、のに対しスキマワラシは「人の記憶」に憑く。この設定に憑かれてしまった。しかし、ホラー、かと思ったらファンタジー。「弟よ」「なあに、兄ちゃん」と合の手を入れる、太郎と散多、奇妙な兄弟に冒頭から引きこまれる。骨董店の店主はストーリーテラー、だという。「人は骨董品をストーリー込みで買う」名言だ。こんな、印象的フレーズがあちこちに…。
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2024年4月にナイスが最も多かったつぶやき

鉄之助

2024年3月の読書メーター 読んだ本の数:11冊 読んだページ数:3115ページ ナイス数:1262ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/753469/summary/monthly/2024/3

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2024年4月の感想・レビュー一覧
16

鉄之助
「京都」の中にも、洛中と洛外、京都市の外れと、大きな溝があった。京都市生まれと京都府生まれの人にも大きな差が……。なんと、奥が深いと言うか、執着している、と言うか、千年の古都の魅力でもある。
鉄之助
2024/04/30 17:27

ゆうちぃさん、ホントに京都の方の話しに普通に「応仁の乱」が良く出てきますよね

蒼
2024/04/30 17:50

鉄之助さん、何せ京都の方が仰る「先の大戦」は応仁の乱だっていう都市伝説(いや、現実?)があるくらいですものね。昭和天皇も平成天皇も太平洋戦争(第二次世界大戦?)をさして「先の大戦」とおっしゃっておられたというのにね、、、、。まぁ太平洋戦争では京都の街が爆撃を受けなかったという事情があるからなのだそうですが。

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鉄之助
これは「奇跡の書」だ。吉田松陰が伝馬町で処刑される前日、書き上げた「留魂録」が、一字一句そのまま、現存していること自体が奇跡なのだ。本書の「はじめに」にその経緯が詳しく書かれている。松陰は、遺書ともいうべきこの書付を2通用意する。1通は、長州へ向け送り、1通は、同じ牢にいた罪人・沼崎吉五郎に託す。ここからの、2通の来歴が、超ドラマチック。そして、この松陰の魂の書を「新訳」した著者の魂もこもっている。座右に置いておきたい「人生の書」になった。
鱒子
2019/04/15 15:39

はぁーっ、実に凄そうな本ですね。すっごく読みたいです!ポチり。

昼行燈
2024/04/28 16:05

今試し読みをしました。読みたい本に登録いたしました。 ありがとうございます。

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鉄之助
実は、主人公・霧野十太(きりのじゅった)は1年前に死んでいた! 意表を突くプロローグから一気に心を鷲づかみされてしまった。上手い構成。終始タイトルが気になる。凪なのに溺れる…? とりあえず衣食住には困ってないが、漠然とした不安に覆われている現代を象徴、か? 共感するフレーズが、あちこちに散らばっていた。「すべてのものは繫がるべくして繫がっている」。命のバトンを受け継ぎながら、音楽が救いになったり、ひっかかったり。「この曲は、いつも途方もないものを連れてくる」この本の凄みを、一人でも多くの人に語りたい。
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鉄之助
主役は「千石船」だった。表紙を開いた見返しに精密な船のイラスト、細かな部分名称が記入されている意味があったのだ。瀬戸内の海賊・塩飽(しわく)水軍の歴史や、江戸時代初期になぜ、千石船のような大型船が必要だったのかが、詳細かつ分かりやすく表現されている。時代小説に定評のある伊東潤ならでは、安心して読める。それにしても、差図(さしづ)、摺り合わせ、雛型など、現代でもよく使う言葉が、造船用語だったとは! 七百五十石船から、千石船への転換は全く別次元の技術。後の「造船大国ニッポン」への礎であったことがおもしろい。
HMax
2021/10/04 01:07

この表紙、強烈なインパクトありますね!

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鉄之助
「教養小説」として『タッチ』が取り上げられ、中島敦の『山月記』がなぜ、教科書に長年採用されているのか?の謎解き、が明かされる。本を読むことは、著者の言っていることが「本当にそうなのか」と疑い自分の考えを作っていく、知的プロセス、だと言う。立ち向かうから「格闘技」。あるテーマで、2冊の本を格闘させる趣向も面白かった。「良書は、旧友に近い」。名言だと心の底からそう思った。若い頃はそれほど仲良しでなかった友が、年月を経てお互いの良さ、奥の深さを感じ取る。そんな楽しみを味わえる本との出会いが、この本でもあった。
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鉄之助
アイドル作家とは、もう呼べない。長編・本格ミステリー小説が楽しめた。1枚の絵をめぐる謎を軸に、秋田・土崎の”最後の空襲”の悲劇、著作権法・TPPなどなど…幅広いテーマが交錯して面白かった。母方の故郷だという秋田の方言「ほじなし」が、微妙な味わいを醸し出していた好著。
iroiro
2024/04/18 18:10

本当にアイドル作家では、ありませんでした。加藤さん、ごめんなさいって思いました。

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鉄之助
タイトルから、沖縄の遊女・ジュリ馬行列の祭りに関係する話か、と思ったらまるで違っていた。古代から琉球王朝、そして、大平洋戦争から現代にいたる沖縄の歴史が織り込まれた壮大な物語だった。時にはSFファンタジーの色合いもあり、興味津々。台風も、戦争も首里城の炎上も…、沖縄の人たちを突然襲う災厄。そのなかで、生き続ける人たち。沖縄県の天然記念物・宮古馬が突然現れたのには驚いたが、そのポニー位の大きさの馬に乗って、かすかに笑いながら街を歩く主人公・未名子の最後のシーンに、余韻が残った。 →
鉄之助
2021/05/03 10:34

→(続き)小説に登場する名前が、とても気になった。資料館の責任者・順(より)さんと、その娘で歯科医の途(みち)さん。不登校だった主人公・未名子がこの資料館で”よりみち”しながら、生きる上での一種の悟りをひらく場面が、物語のラストシーンのように思われた。乗っていた宮古馬、その名は「ヒコーキ」。大きさはポニー位の小型馬だが、実際にいた沖縄競馬の名馬からとった名前。目の前にどんな困難なことがあっても、心ひとつで、まるで飛行機に乗ってどこにでも行ける自由さが、自分にはある、と未名子は感じたのではないだろうか。

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鉄之助
昨年、惜しまれながら47歳で亡くなった瀧本哲史さんの、単独著作のデビュー本を読んでみた。「結論を出す」議論の進め方の極意、がちりばめられた、熱い1冊だった。「ブレないこと」自体に価値は無い。とか、意思決定が歪む3条件など、ハッとさせられるフレーズに満ちていた。他人から本音を引き出す、インタビューのコツも面白い。「ナメられたもん勝ち」で相手をいかに油断させるかの具体例が、大いに参考に。「決断思考という”武器”を持った君たちが、未来を作る」。まるで、デビュー作にして遺言のよう。若者だけでなく、多くの人に勇気を
drago @竜王戦観戦中。
2020/12/23 09:57

おはようございます。 鉄之助さん、瀧本氏にハマっていますね~。(^^;

鉄之助
2020/12/23 10:27

dragoさん、そうなんです。強烈な熱量、受けてます。

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鉄之助
タイトル通り世界の「巨匠」たちの劇的なラストが楽しめる。「歌に生き、恋に生きた」マリア・カラス。1974年、札幌厚生年金会館でのラストコンサートがドラマチックだった。
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鉄之助
「観光客が年間80万人も来たら御の字」と言われた滋賀県・近江八幡市にただ1軒で年間285万人も客が殺到するお菓子屋がある。この出だしに魅了された。話題の「たねや」の社長が書いた、「近江商人」のルーツから商売のキモが語られている1冊だ。なぜ、東京日本橋に近江商人が大店を構えられたのか? なぜ、全国に打って出たのか? など、これまで疑問に思っていたことが氷解。「瀬田の唐橋」を自費で建設した中井正治右衛門は、資金3000両のうち1000両で橋を造り、残り2000両は利殖に回し将来の橋架け替えに備えた。感動!
MICKE
2018/09/23 11:40

滋賀県人なんですけどね、たしかにここ最近のたねやさんの勢いはすごいものがあります、店舗もすごく感じがいいし、オシャレです。ただ、ものがねー、なにか取ってつけたような老舗なかんじなんですよね、これってのがない、まあそれは滋賀県全体に言えることですけれどね。笑 しかしまあ近江商人、健在ですね。

鉄之助
2018/09/23 11:45

「本物」になるためには、時間がかるかな…。百年先の「たねや」を見てみたい。でも、旺盛なチャレンジ精神は、「近江商人」のDNAのなせる業か。

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鉄之助
大人にこそ読んでほしい、と強く思える絵本だった。「在野で数学の世界を探求する」(プロフィルから)森田真生ならではの味わい深い文章。その文章から、よくこの絵を描いたものだ、と思わせるテキスタイルデザイナー脇阪克二の力量にも感服。算数と違って「数学」とは、数や図形がそもそもどのようなものかを、考え感じることだ、という。「アリがエサをわけあうように、数学者は、発見をわかちあう」。心にグサッと突き刺さった。その発見を人に伝え、感動を共有する喜びもまた格別だ、とも言う。感性のアンテナを磨くに最適の絵本だった。
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鉄之助
ザシキワラシが「家」に憑く、のに対しスキマワラシは「人の記憶」に憑く。この設定に憑かれてしまった。しかし、ホラー、かと思ったらファンタジー。「弟よ」「なあに、兄ちゃん」と合の手を入れる、太郎と散多、奇妙な兄弟に冒頭から引きこまれる。骨董店の店主はストーリーテラー、だという。「人は骨董品をストーリー込みで買う」名言だ。こんな、印象的フレーズがあちこちに…。
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鉄之助
目次を見て興味が引かれた。長寿日本一だが、忘れられるのも1位。「新幹線で通過しても気づかない」。滋賀出身の姫野さんの”自虐”本。だが、京都の陰に隠れて存在感の薄い滋賀県の”面白さ”が語られるか? と思ったら、チョイ期待外れ。あちこち、回り道して”隔靴搔痒”感がアリアリだった。
MICKE
2024/04/09 18:10

『翔んで埼玉〜琵琶湖より愛をこめて〜』を観ていただくと、その鬱屈した滋賀県民の精神がよくわかりますね笑

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鉄之助
「定説」を疑え! 新発見の資料からの「新説」を気鋭の研究者6人が、わかりやすく時代を区切って解説。例えば、関ケ原は「天下分け目」の戦ではなかったとか、日米和親条約は「不平等」ではなかった、など興味を引く項目から、拾い読みして楽しんだ。なかでも、日米開戦の舞台裏は現代の国政の意思決定のフラフラさ、とも共通しているようで示唆に富んでいる。「陸軍は海軍にゆだね、海軍は近衛首相に一任、首相は総辞職して投げ出す」。まるで、いまの日本じゃないか。この中から、いかに歴史の教訓を引き出すのか、我々にかかっている気がした。
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鉄之助
長く気になってはいたが、やっと読めた。序盤から、魅惑的な”匂い”に心を捕らわれる。祖父母の家のガレージに生えている「ドクダミ」。プールから上がった生徒から、「塩素のにおい」。「地面から立ち上がる、草と近所の猫の尿のにおい」。文字で埋めたノートが「てらてらとし、黒鉛のにおいで酔う」などなど、私には官能的に響いた。しかし、「推し」への共感が出来ず、また、あまり期待しすぎた結果か? 読み終わった後には、少し物足りなさが…。
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鉄之助
面白くて面白くて、一気に読み終えた。まず、津軽弁を文字にした時の再現率が完璧!「ったぐ おメは、なんでいぢいぢそったらに面白(おもへ)んだよ」、(まったくお前は!なんでそんなに面白いんだよ)ネイティブ津軽人が聞いてもそん色なし。棟方志功とその夫人チヤの夫婦漫才を見ているような筋立てで、チヤさんがいなかったら「世界のムナカタ」も存在していないだろうと、実感できた。そして装丁が良い。タイトルも「原田マハ」の文字も、志功の板画作品にあった文字を切り張りして作ったという。このこだわり”志功愛”が、この一冊の魅力。
背古巣
2024/04/03 10:13

んーー❗触手の動くレビュー。読みたい本に、即、登録です(^o^)。

Emiya@いーやん
2024/08/05 18:52

津軽弁の再現性、よかったですよね!皆さんは理解できたのか気になるところ。私はエセ津軽人で、ヒアリングは完璧なので、たげおもへがったじゃ

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ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/03/18(2838日経過)
記録初日
2015/03/18(3569日経過)
読んだ本
857冊(1日平均0.24冊)
読んだページ
247122ページ(1日平均69ページ)
感想・レビュー
673件(投稿率78.5%)
本棚
8棚
性別
血液型
O型
職業
専門職
現住所
青森県
自己紹介

 野山獄での1年2か月に618冊読み倒した吉田松陰、無実の罪で勾留された大阪拘置所での5か月半に164冊読んだ元・厚労省の村木厚子さんには、遠~く遠~く及びもつかないが、「本の虫」です。次に読む本が、手元にないと落ち着きません。
 宮沢賢治『注文の多い料理店』の「序」、に命救われた経験を持つ歴史小説マニア。特に、幕末から明治維新が大好物!!

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