落語探偵です。昭和の名人たちのCDを聴き、各地の落語会に出没しています。今は亡き立川談志師匠・古今亭志ん朝師匠が特に好きです。囲碁・将棋・文学・映画も愛しています。落語探偵ブログ( https://ameblo.jp/to7d/ )もやっていますが、最近は更新が滞りがちです。読書メーターは字数制限が厳しいので、敬語や丁寧語は使いづらく、荒っぽい表現となることも多いのですが、よろしくお願いいたします。
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サドに魅せられてしまった夫人の妹の三者三様の姿、そしてフランス革命直後に突如として離婚と出家を決意する夫人の心変わりという人の心の移ろいやすさと不思議さを描いています。「わが友ヒットラー」は、1934年6月末の「長いナイフの夜事件」の直前、ヒトラー、クルップ、そして事件で粛清されたレームとシュトラッサーの計4人が織りなす男性だけの作品です。ヒトラーの狂気、ヒトラーを古い友人として信用するレームの狂気、ヒトラーを権力から排除しようとするシュトラッサーの狂気、→
「死の商人」としてのクルップの狂気…と4人それぞれの狂気を描いています。濃厚な台詞を堪能することのできるこの2作品は、読み終えると頭が興奮してガンガンに冴えてしまいました。アンチ三島の人でも楽しめるのではないか、アンチ三島のの人にもお勧めしたいと思います。