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2024年3月の読書メーターまとめ

むらさき
読んだ本
46
読んだページ
14588ページ
感想・レビュー
46
ナイス
16038ナイス

2024年3月に読んだ本
46

2024年3月のお気に入り登録
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2024年3月にナイスが最も多かった感想・レビュー

むらさき
40 旅に出たふたりの男が目を悪くした王様に聞かせるために集めてきたたくさんの『めずらしい本』の物語。芸人兼芥川賞作家・又吉さんと絵本作家・ヨシタケさんのコラボが目新しい。物語としては意外な結末を迎える点を除いては…と、いった感じ。絵本なのであっという間に読めてしまう。話題性も加味して子供たち含め普段から読書をあまりしない方には勧められるかも。
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2024年3月にナイスが最も多かったつぶやき

むらさき

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2024年3月の感想・レビュー一覧
46

むらさき
50 アルバイトで民俗学者・布目准教授の助手となった大学4年生の高橋真矢。座敷わらし、河童、天狗の日本を代表する妖怪を題材にした中編3編を収録した作品集。3編それぞれ味わいが異なる点がよかった。民俗学寄りだけどラブコメ仕立てでテンポよく読み進められた。久々の荻原さんの作品だったけど、楽しませてもらった。
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むらさき
40 異母兄の恋人と共に兄の研吾を探す旅。奈良県を舞台にしたロードノベル。ミステリアスな雰囲気で情報が徐々に明らかになってくる構成が巧い。とても読みやすく、奈良を旅している感覚に陥る点もよかった。単純にロードノベルが苦手なだけかもしれないが、サスペンスとしてはどうかな…という感想。ミステリアスな恩田ワールドは存分に堪能させてもらった。
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むらさき
60 北海道浦河町で生産牧場を営む三上収、三上徹の親子がステイゴールドの血統で凱旋門賞制覇を目指す。三上収が自信を持って作り出したカムナビ。生産者、厩務員、調教師、馬主、ジョッキーが一体となる熱き物語。夢を追って一生懸命になる姿の美しいこと。そして駆けるサラブレッドの美しさ。馳さんが綴る犬とサラブレッドの物語は完成度が高い。
むらさき
2024/04/08 08:14

みゆさん、コメントありがとうございました。こちらの作品もよかったですよ🎶

みゆ
2024/04/08 08:18

サラブレッドの美しさと男たちの熱い思いはいつの時代も同じなのかもしれませんね、楽しみです(o^^o)

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むらさき
60 猫シリーズ第2弾。放課後には図書館に通う中学二年生のナナミ。図書の紛失を探り始めて出会った翡翠色の目をした猫。図書館に纏わる物語に猫ときただけで興味津々。ファンタジーであり、啓発本でもあるかのような作品。夢のある世界観で、本の魅力や生きていくうえで大切なことがいっぱい書かれている温かな作品。読書を知らない小中学生に是非読んでもらいたい。
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むらさき
50 飛馬と不三子の縁もゆかりもなかった二人の昭和〜コロナ禍を描く長編作品。作品を読み進めるというより昭和、平成、令和を駆け抜けた感が強い。作品のテーマは「信じること」らしいが、掴みどころがなかった。物語が淡々と進むせいなのか、心に強く迫るものが感じられなかった。ただ、当時を思い出しながらの読書はなかなか感慨深く、有意義な時間だった。
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むらさき
60 離島のリゾート施設に集められた「ミューズ・オブ・ジャパン」のファイナリストたち。メンバーは女子高生モデル、経営者、小説家、医師、料理人、インフルエンサー、大学院生の七人。次々と殺人が起こり…。興味深い設定でどんどん読み進められた。もっと掘り下げてサスペンス色が濃くてもいいような気はしたが、その分ページ数が少なく気軽に読み終えれた。当然のごとくすっかり騙された。
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むらさき
70 ブラック・シャーマンシリーズ第2弾。バー『トラップハンド』のマスター神尾武史とその姪の真世が繰り広げるマジックかの如き謎解き。魔術によって変貌を遂げていく5人の女性たちの物語。6編収録されているが、『相続人を宿す女』と書き下ろしの『査定する女』がお気に入り。さすがの東野作品で安定・安心の作品集だった。
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むらさき
60 選挙報道センターに配属された大和新聞の社会部記者・片山芽衣。解散総選挙での担当地区は激戦区の東京一区。都議会議員の不審死、新人候補者の女性スキャンダル。政治にお金、報道と興味ある世界をテーマにした作品。読み手を引き込む力と読み応えは十分だけど、現代社会と同じく結末はすっきりしない。「ゼロ打ち」の言葉の意味については本書で初めて知った。※ ゼロ打ち…選挙の開票開始直後、開票率0パーセントに近い時点で特定候補者の当選確実を報じること。
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むらさき
50 警察が訴えられた民事裁判の対応をする部署・訟務課へ異動になった巡査部長の水沼加穂留。強盗犯グループへの違法捜査を問う裁判が発生し、加穂留は新人の新崎と担当することに…。訟務課がメインの警察小説は本作が初めて。こういった部署の存在すら知らなかった。堂場さんの小説は読みやすいのだが、中盤までなかなか入ってこなかった。終盤は一気に読ませる面白さがあった。
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むらさき
60 北の町の小さなオルゴール店。心の音楽が聴こえるという店主が、傷ついた人の言葉にならない想いをオルゴールに詰めてくれる…。温かく優しい設定で、読む者を和ませてくれる。こんなオルゴール店があるなら、是非訪れてみたい。オルゴールの音色が耳に残る。静かで温かな光に包まれたかのような感じに浸れる、そんな読後感。
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むらさき
70 初読み作家。南都奈良の具足師の家に生まれた岩井与左衛門が主人公。家康に見込まれ真田家に潜入する。視点が面白い真田の赤備えの具足の物語。とにかく信繁がかっこよく、なんと面白いことか。文章も読みやすく感じたし、熱い物語に魅了された。真田の歴史小説にハズレはない、と改めて感じた。これでますます今村翔吾さんオススメの真田太平記を読みたくなった。
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むらさき
60 食事にまつわる道具をテーマに書かれた全9篇の短編集。クスッとしたり、ホッとしたりと、いろいろな感情を揺さぶってくるバラエティの豊かさ。どの物語も短いので、スラスラと読めてしまった。読後感も良いものばかりで楽しく読了。クセが強くないので、万人に薦めることができる作品集だと思う。
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むらさき
50 売れない芸人と五輪代表候補の大学生。二人を繋ぐ棒高跳び。出会うはずのなかった二人の物語。なんかいい。世界観の好きな作品だった。棒高跳びの物語できっちり引き込ませてくれるのも、登場キャラのよさや、物語展開のよさにあったと思う。全て含めて額賀さんのなせる技量。自然と手が伸びてしまう作家さんのひとり。
ビーグル犬大吉
2024/03/30 08:27

ナイス、ありがとうございました。いい作家さんですよね。

むらさき
2024/03/30 14:17

ビーグル犬大吉さん、コメント&ナイスありがとうございました。

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むらさき
50 なにゅなにゅオタクの主人公、クレーンゲームオタクの森本さん、髪オタク美容師の品田。「推し」に捧げるあの生活を綴った中編作品。癖のない文体が馴染みやすい。結構、娯楽的でで衝撃的な作品だった。時折、クスッとさせてくれるのがいい。しかしながら、現代日本のありようをまざまざと見せつけられた気もする深い作品。
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むらさき
50 プロダクション退所を考える黒い噂のある俳優。辣腕マネージャー。インスタグラムにハマったベテラン女優。ミュージカルを運営する女性プロデューサー。漫才コンビ。誹謗中傷や家族問題に悩むアイドル俳優。震災の町で芸能界の仕事をする娘をもつ父親。芸能界絡みの7つの短編集。ありがちな話しだと思いながら、テンポよくサクサク読了。「いいね」とラストの「娘は女優」が好印象。
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むらさき
50 初読み作家。家出して上京した17歳の桧山光希が見習い社員として働いた足場工事会社。先輩社員の頭島と一緒にいると、強い霊感が蘇り…。もう一人の先輩・奥を加えた3人による幽霊退治。いい物語で、お初の作家さんだったけど、とても読みやすくかつテンポもよい。好みの文体だった。社長含めて先輩たちがいい人たちで、ほろっとさせられた。
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むらさき
60 中学生の頃、地域の合唱団に所属するの母の誘いを撥ねつけてしまった古井絹枝。そんな絹枝が大学時代にバンドを組んでいた…。ギター担当・伊勢航治郎。ベース担当・堀岡知哉。ドラムス担当・永田正道。彼彼女らの青春譚。バンド経験はないものの、すんなり心に溶け込んでくるような文章。とても清々しくどこか寂しい。音楽って、いや歌っていいな、と思えたそんな一冊。
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むらさき
50 人気作家・米澤穂信を形作ってきた本の紹介や書評、対談を一冊にまとめた企画もの。米澤ファンのみならずミステリファンには眉唾物の一冊。先日読んだ阿津川さんもそうだけど、米澤さんも負けず劣らず読書家なんだと感じた。旧作、名作の紹介が多かったけど、とても参考になった。索引も充実してて大変ありがたい。綾辻さんの館シリーズは読破しようと心に誓った。
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むらさき
60 刑事ポーシリーズ第4弾。売春宿で殺されたサミット関係者の男。テロを警戒する政府にポーは捜査を命じられる。3年前の強盗殺人事件との関連をポーは疑い…。長編ながらも長さを感じさせないほどにポー&ティリーのコンビは既に鉄板コンビとなりつつある。ちょっとごちゃごちゃした感じはしたが、ストーリー自体が面白く、駆け引きや終盤の意外な展開は存分に堪能させてもらえた。
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むらさき
80 一人娘・絵摩が荒川の下流で発見され、復讐を決意する長峰重樹。少年犯罪と被害者家族の復讐をがテーマの作品。警察小説であり、社会派小説。さすがの東野クオリティの一作で、読む手が止まらなかった。長峰にとって協力者・和佳子の存在だけが救いか…。考えさせられることは多い。ただ、読後は言葉にならない。それほど語り尽くされた難しい問題。
Vanc
2024/03/26 20:50

むらさきさん、ナイスレビューですね。共読です。振り上げた拳をどこに下ろすのか? 娘を持つ同じ父親として考えさせられました。また、ドラマになるようです。今度は竹野内豊がお父さん役。こちらも楽しみです。

むらさき
2024/03/26 23:54

Vancさん、コメントありがとうございました。ドラマの方も楽しみですね。

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むらさき
70 大雪の日に大人気作家・御津島磨朱李が催した細新邸のお披露目会。招かれたのは作家と編集者、文芸評論家と…。QRコードから拝見できる素敵すぎる洋館。下村さんの家だと言うから、更に驚き。書いてる下村さんもさぞ楽しかっただろうな…と妄想する。面白い企画にワクワクする設定。ミステリーとしても素晴らい出来で満足の一冊となった。
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むらさき
50 全8編を収録した短編集。長江さんらしい作品もあれば、既刊作品と雰囲気が異なる異世界系の作品まで含んだ作品群。どの作品もどんなラストを迎えるのかが、想像できない点が共通する。バラエティ豊かで甲乙つけ難いレベルの作品ばかり。その中で印象に残ったのは『カガヤワタルの恋人』。真梨幸子さんが書かれた文庫解説も興味深く読ませてもらった。
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むらさき
50 第26回太宰治賞、第24回三島由紀夫賞W受賞作。著者デビュー作。表題作を含む3編を収録。小学校でも先生に叱られてばかりで、友達ができない田中あみ子の唯一の話し相手は書道教室の生徒ののり君。そんなあみ子の小中学校時代を描く表題作。ちょっと風変わりな主人公を描くのはデビュー作からだったのか、と知ることとなった。無垢といえば無垢。ラストに向けてとても切ない展開。祖母の住む田舎町で素敵な人に出会えることを願うばかり。
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むらさき
60 日々の業務に忙殺されている東京地方裁判所の新人裁判官・高遠寺円に任じられたのは中国から提供されたAI裁判官・「法神」の検証。法神に対する警戒心が高まるなか円が担当することになった18歳少年が父親を刺殺した事件。法神が出力された判決は、死刑。結末はあっけなかったけど、法廷ものだったので興味深く読めた。人を捌くのには手間と時間をかけるべき、というのには共感した。それは逮捕、起訴する警察や検察側にも言えることだと思う。
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むらさき
50 JKシリーズ第3弾。出来心から夜の街に繰りだした千鶴は悲劇の扉を開けてしまう。相変わらずのバイオレンス。ただ、非常に読みやすく、疾走感があるので、次が気になってページはどんどん進む。今回も続編があるのか、ないのかが分からないラスト。あれば、きっと読むことになると思う。未読の高校事変シリーズとのリンクも匂わせていたので、こちらのシリーズも読んでみたい。
ひー坊
2024/03/23 21:54

JKシリーズが面白いと思えたのなら、『高校事変』シリーズはきっと楽しめると思いますよ!機会があったらぜひ読んでみて下さい!

むらさき
2024/03/23 23:08

ひー坊さん、コメントありがとうございました。『高校事変』シリーズ…結構刊数があるのでなかなか手がでませんでした。トライしてみようかと思います。

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むらさき
60 著名な小説家・北上輝記がの誘拐事件。犯人も目的も安否もわからないなか、竜崎はミステリ作家・梅林の助言も得ながら捜査に挑むことに。警察小説としてはあっさり気味だったけど、このシリーズは人間・竜崎を楽しむシリーズだと割り切っている。あの竜崎がわくわくするなんて…。竜崎の新たな一面が垣間見れただけでも満足。
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むらさき
60 作家デビュー30周年記念作品。少年時代に「阿部定事件」に遭遇した脚本家の吉弥は、定の関係者を探し出し、証言を集め続けてきた。定の幼なじみ、初恋の人、初めての男、芸妓屋に売った女衒、更生を促した学校長、被害者の妻、そして、阿部定自身…。当時の時代背景や丁寧な人物・心理描写も相まって、蛮行とも捉えられがちな究極の愛をじっくり読ませてもらった。村山さんの力量とこの作品に対する熱量を感じた作品だった。
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むらさき
60 初読み作家。第170回芥川賞受賞作。新しい刑務所「シンパシータワートーキョー」が建てられることにとなった日本。犯罪者に寛容になれない建築家・牧名沙羅は…。生成AIが話題にもなった作品かつ芥川賞受賞作なので小難しいのは覚悟していたが、やっぱりだった。比較的すんなりは読めたのだけど、ラストはモヤってしまった。言葉の力をもった作品だったことは感じられた。
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むらさき
40 全13編を収録した短編集。ショートショートも含まれていて、細切れ時間に読みやすかった。既読作も含まれていたものの、概ね読み楽しむことができた。バリエーションはかなり豊か。単行本には珍しい著者本人によるあとがきが巻末にあったのが嬉しい。ひょっとしたら収録作より作者の人となりが見えてくるあとがきが一番印象に残ったかも…。
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むらさき
50 第34回三島由紀夫賞、第37回坪田譲治文学賞、ダブル受賞作。中学入学を前にしたサッカー少女・亜美と、小説家の叔父が、千葉の我孫子から茨城の鹿島アントラーズ・本拠地を徒歩で目指すロード・ノベル。描写や表現、構成が巧みで美しい小説だった。ラストの1ページには驚きの面もあったが、あってもなくても作品の美しさに変わりはないように思えた。
とみかず
2024/03/19 10:12

むらさきさん。ナイスありがとうございます。きれいで、いい作品でした。前半の勿体つけてる感に焦れましたが😂

むらさき
2024/03/19 16:59

とみかずさん、こちらこそナイスありがとうございました。

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むらさき
40 前半に書評や文庫解説。後半にエッセイを収録した作品。どの書評、解説にも作品に対する敬愛が感じられた。これだけの数の作品が紹介されていれば一冊くらい既読作がありそうなものなのに、驚くことに一冊もなかった。その辺りにも村田さんとの感受性や思考回路の違いを感じた。後半のエッセイはかなり楽しめた。鞄に入っている本や喫茶店諸々については共感を覚えた。
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むらさき
60 歴史小説、時代小説について、多角的に考察された興味深い本。歴史小説家を第1世代から第7世代に分類して作品を紹介しているのもよかった。とは言え、小難しくなく分かりやすく読みやすい作品。今村さんが楽しみながら書いている姿が想像できた。紹介されていた司馬遼太郎、池波正太郎、北方謙三、天野純希の4名に加えて富樫倫太郎、佐々木功、そして忘れてならない今村翔吾の7名の作家さんは積極的に読み進めていきたい。
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むらさき
60 避難訓練の日に校舎から飛び降りた教師・奥澤。担任を務めるクラスの黒板に残された「私が先生を殺した」というメッセージ…。語り手が次々と変わり、次第に事件の全体像が浮き彫りになる形式のミステリーで次が気になってページが進んだ。ミステリーとしては及第点ではあったが、展開と構成、そしてタイトル勝ち。
Vanc
2024/03/16 22:55

むらさきさん、ナイスレビューですね。共読です。『展開と構成、そしてタイトル勝ち』流石のコメントですね。何が正義なのか、考えさせられましたね。まあまあ面白かった。

むらさき
2024/03/17 01:28

Vancさん、コメントありがとございました。共読うれしいです。私のレビューなど、あらすじに簡単な感想を書いてるだけなので、恥ずかしいかぎりです。『さまよう刃』の読書に没頭して返信が遅れました。こちらの作品もすごかった。

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むらさき
50 IWGPシリーズ第19弾。4編収録。毎年の恒例行事化しているシリーズ。いつも通りの展開ながら、安心安定の読後感。もうちょっと固定メンバーが増えればいいのに…とは思うものの、タイムリーなネタを差し込んでくるので、飽きない。そして、ラストにはスカッとさせてくれたり、ちょっと感動させたりしてくれる。更に続いていってほしい。
が「ナイス!」と言っています。
むらさき
40 旅に出たふたりの男が目を悪くした王様に聞かせるために集めてきたたくさんの『めずらしい本』の物語。芸人兼芥川賞作家・又吉さんと絵本作家・ヨシタケさんのコラボが目新しい。物語としては意外な結末を迎える点を除いては…と、いった感じ。絵本なのであっという間に読めてしまう。話題性も加味して子供たち含め普段から読書をあまりしない方には勧められるかも。
が「ナイス!」と言っています。
むらさき
60 仲田シリーズ>第4弾。連作短編集。5編収録。神奈川県警生活安全課・仲田に纏わる物語。子供関連の物語が多く、読んでて辛くなることもあったが、とても読みやすい作品ばかりだった。ミステリーというより味わい深い物語が多かった。特に印象に残ったのはラストに収録されている表題作。シリーズ続刊も期待したい。
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むらさき
60 第55回吉川英治文学賞受賞。三人の男と結婚、七人の子を産み、明治・大正時代のアナキストで婦人解放運動家・伊藤野枝の生涯。まさに駆け抜けたと言える人生。そこに生きているかのような臨場感と熱量を感じる大作だった。ページ数を感じさせず、一気に読ませる著者の力量に感服。読み終えて感じるのは女性の強さ。終始、圧倒され続けた読者となった。
が「ナイス!」と言っています。
むらさき
60 捜査一課シリーズ第5弾。警視庁捜査一課強行犯係のベテラン刑事の活躍を描く中編3編を収録。愚直なまでにコツコツ捜査を進める刑事たちの姿。まさしく香納さんが創り出す世界観。妙にリアルでそこがいい。本作はそれぞれラストに静かな感動が用意されており、どの作品もよかった。甲乙つけ難い。『川崎警察』の続刊も今から楽しみに待ちたい。
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むらさき
60 初読み作家。第169回芥川賞候補作。修学旅行で東京を訪れた高校生たちが、コースを外れて試みる小さな冒険。瑞々しさというよりはセピア色。懐かしいとどこか思わせてくれる文体。登場人物たちのなにげない会話や行動の中に魅力がある。一日が永遠に思えてくる。読んでいて心地よかった。温かな読後感で、人に可能性を感じさせてくれた。
とみかず
2024/03/14 07:40

むらさきさん。ナイスありがとうございます。こうしたことで成長するんだなぁと感じられた作品でした。

むらさき
2024/03/14 15:11

とみかずさん、こちらこそナイスありがとうございました!

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むらさき
50 真壁&宮下シリーズ第2弾。神田川の護岸に設けられた排水口から発見された遺体。遺体は地下水路の暗渠を通って流れ着いたものと思われる。今回は帰国子女の小牧も加わった。伊岡作品なので飽きさせない展開で読みやすくかつ堪能させてもらった。伊岡さんにしては珍しくコンビ続編ものなので期待値が高かったが、及第点といったところ。
が「ナイス!」と言っています。
むらさき
40 進学のために福島から上京して一人暮らしを始めた森谷未明。ある日、本屋「twililight」に入ったことから始まる変わっていく生活…。コロナ禍を背景にした作品。日常が淡々と描かれていて、平坦な物語だった。ただ、春を迎える今日この頃、新しい息吹や希望の香りが作品から漂ってきて身を正す思いがした。
が「ナイス!」と言っています。
むらさき
50 短編集。4編を収録。10人産めば、1人殺してもいい設定とか、カップルではなくトリプルの恋愛、性を切り離した結婚生活とか…。やっぱり村田さんの作品世界はぶっ飛んでいる。だけど、そんな未来が来ないとも言えないのがすごいところ。そして、この著者の頭の中は一体どうなっているのか…と思わせながらも読ませるところがまたすごい。次は著者のエッセイ集にも挑戦したい。
が「ナイス!」と言っています。
むらさき
60 ○○犯シリーズ第4弾。西船橋駅近くで起きた傷害致死事件。現行犯逮捕された犯人が連行中に急死。事件の裏に隠されていた真相を船橋署の香山刑事らが明らかにする。知能犯と言えば知能犯ではあるが、こんな関連性で…とは思えたし、ラストもあっさり気味に感じた。設定と展開はワクワクするものだったので、読書中は存分に楽しませてもらった。
が「ナイス!」と言っています。
むらさき
50 モンスターパニック・ミステリー。現代社会に三メートル超えの怪物が複数登場する風変わりな設定。だけどちゃんとミステリーしているきっちり感が不思議な作品。序章を読み終えた時には、しっかり心を掴まれていた。主人公キャラの設定もよく、エンタメ作品として楽しませてくれた。それにしてもこの著者…毎度面白い着想の作品を書かれるなぁ。
が「ナイス!」と言っています。
むらさき
60 舞台はヴィクトリア朝京都。大スランプに陥ったシャーロック・ホームズ。そして、ジョン・H・ワトソン。京都にホームズ…その設定だけでも森見ワールド全開。前半の混沌とした世界観からの中盤からの終盤にかけてのギアチェンジは見事。森見さんは幻想的な背景描写が本当に巧みだと改めて感じた。まるで映像を観ているかのようなヴィクトリア朝京都。これだけでも読む価値のある作品だと思う。
が「ナイス!」と言っています。
むらさき
50 初読み作家。連作短編集。自宅の浴室で死亡しているのが発見された大学院生。その裏には、情報入力により人間も機械と同じようにコントロールできると主張する鬼界の存在が…。完全なる理系ミステリーなので苦手分野なのかと思っていたが、想像以上に構成、展開、収束に優れていて抵抗なく楽しませてもらった。独特な表現力で独特な世界観を創り出す作家さんだと感じた。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2017/06/27(2497日経過)
記録初日
2017/01/02(2673日経過)
読んだ本
2385冊(1日平均0.89冊)
読んだページ
797397ページ(1日平均298ページ)
感想・レビュー
2385件(投稿率100.0%)
本棚
5棚
自己紹介

小説の好きな分野は、警察小説・ミステリー・法廷小説・時代小説(戦国時代)になります。

時間を見つけてはカフェや図書館で読書します。

好きな作家

    ・青山美智子
    ・浅倉秋成
    ・天野純希
    ・伊岡瞬
    ・池井戸潤
    ・伊坂幸太郎
    ・逸木裕
    ・今村翔吾
    ・木内一裕
    ・北方謙三
    ・今野敏
    ・佐々木功
    ・重松清
    ・司馬遼太郎
    ・染井為人
    ・大門剛明
    ・知念実希人
    ・富樫倫太朗
    ・東野圭吾
    ・藤岡陽子
    ・誉田哲也
    ・深木章子
    ・薬丸岳
    ・行成薫
    ・横山秀夫
    ・和田竜 (五十音順)

オススメの作品があれば、ご紹介ください。

なお、作品への感想・評価等が異なる場合でもナイスをすることがあります。
御了承ください。


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