読書メーター KADOKAWA Group

2024年10月の読書メーターまとめ

七草
読んだ本
6
読んだページ
1186ページ
感想・レビュー
6
ナイス
502ナイス

2024年10月に読んだ本
6

2024年10月のお気に入られ登録
1

  • つぶごま

2024年10月にナイスが最も多かった感想・レビュー

七草
32歳のまどかは幼少期、駐在員の父の仕事で海外に暮らしていた。番犬として、背骨に沿った毛が逆向きの犬種、ローデシアン・リッジバックを飼い、虎と名付ける。虎はまどかにはなついたが、友達の家の犬を襲ってしまったり、家に押し入った強盗を噛み、血まみれにさせる。まどかは虎の野生の本能が怖くなる。日本に帰国する際は迷ったが、虎を置き去りにした悲しみを抱える。甘やかさない、犬のしつけの描写に好感が持てた。ランニングしているとたまにじゃれてくる犬や吠えてくる犬、ノーリードで放し飼いにする迷惑な飼い主がいるので。
が「ナイス!」と言っています。

2024年10月の感想・レビュー一覧
6

七草
漫才師スパークスの徳永とその師匠であほんだらの神谷の、漫才を巡るお話。描写が克明で臨場感がある。あほさ加減がよく出ていてめっちゃおもろかった。又吉さん独特の笑いの感性やこだわり、理屈っぽさ、心の中の機微が表現されていた。一方で「突発的に意味のわからない言葉を放つ」芸人。芸人たちの苦労やお笑いに賭ける熱い思い、常に笑いを求められる息苦しさも伝わってきた。笑いに対する潜在意識を客観的に、論理的に掘り下げて書いていたところに文学的な香りを感じた。最後の最後まで飽きることなく読めた。
が「ナイス!」と言っています。
七草
著者は地球科学が専門の科学者。私は文系なので、理系の視点からの英語習得法がどんなものか興味があり。英語のニュースサイトの気になる記事や、仕事や趣味に関する英文を音読筆写するのが効果的。特にお気に入りの英文は自分の「十八番文例集」としてストックしアップデートする。それらを応用し、自分について語る英文を覚える。問題は、話す技術ではなく、自分の意見を持っているかどうか。本書の理系的視点の方が最短距離で核心に迫っていて非常に良かった。あとは継続して実践できるかどうか。
が「ナイス!」と言っています。
七草
32歳のまどかは幼少期、駐在員の父の仕事で海外に暮らしていた。番犬として、背骨に沿った毛が逆向きの犬種、ローデシアン・リッジバックを飼い、虎と名付ける。虎はまどかにはなついたが、友達の家の犬を襲ってしまったり、家に押し入った強盗を噛み、血まみれにさせる。まどかは虎の野生の本能が怖くなる。日本に帰国する際は迷ったが、虎を置き去りにした悲しみを抱える。甘やかさない、犬のしつけの描写に好感が持てた。ランニングしているとたまにじゃれてくる犬や吠えてくる犬、ノーリードで放し飼いにする迷惑な飼い主がいるので。
が「ナイス!」と言っています。
七草
家具職人の須藤壱晴は、記念日反応で12月になると1週間声が出なくなる。その間は女癖が悪かったが、パンフレット制作会社の本橋桜子と出会い、仕事を通じて互いに引かれていく。声の原因は、高校時代を過ごした松江での出来事にあり、トラウマのように抱え続ける。過去と向き合うため、2人で松江を訪れるが、逆に心が揺れる。椅子作りを軸に、友人、家族、師匠など様々な人たちが関わる。桜子の椅子は初めて会ったときに採寸済み!おおむね予定調和的で先の展開が読みやすいが、「誰かとともにいる時間は永遠には続かない」に痛く共感した。
が「ナイス!」と言っています。
七草
かいじゅうポポリは気にくわないことがあるとすぐ怒って巨大化し、攻撃的になる。自分で勝手に怒って友だちと仲良くできなかったが、小さいかいじゅうから怒りの抑え方を教わる。怒りを感じたとき、どうやってそれを抑えるかのアンガーマネージメントの方法。子どもに限らず大人にも必要。かいじゅうの絵とことばで怒りの原因が一覧にまとまっていたのは良かった。ポポリは自覚があったからまだまし。とくに某県の前知事にはポポリを見習ってもらいたい。
が「ナイス!」と言っています。
七草
将棋の藤井聡太七冠(2024年10月現在)の師匠、杉本昌隆八段。藤井七冠が偉業を達成するたびに、師匠としてコメントを求められてきた。師匠とはいえ現役の棋士。プロとしての意地とは別に、藤井七冠を見つめるまなざしが、少し離れたところから見守る父親のようで、ほのぼの感がある。藤井七冠が使っていたPCをもらったり、お年玉に悩んだり、棋士に関するいろいろな微笑ましいエピソードから、杉本八段の穏やかなお人柄が滲み出ていた。そういう師匠の元でのびのび育ってこられた藤井七冠は幸せだと思った。
が「ナイス!」と言っています。

ユーザーデータ

読書データ

プロフィール

登録日
2019/12/29(1792日経過)
記録初日
2020/02/11(1748日経過)
読んだ本
351冊(1日平均0.20冊)
読んだページ
83542ページ(1日平均47ページ)
感想・レビュー
166件(投稿率47.3%)
本棚
11棚
性別
血液型
O型
職業
技術系
現住所
栃木県
自己紹介

ミステリーを中心に、色々なジャンル、絵本、洋書も読みます。ミステリーはアガサ・クリスティーが好きです。読みたい本があり過ぎて、時間が足らな過ぎます。

門井慶喜さんのファンで、共通点から、澤田瞳子さん、有栖川有栖さん、筒井康隆さんを応援してます。

最近なぜか、以前は何とも思わなかった表現に心動かされたり、絵本を読むと感動することがよくあります。

読売新聞のUSO放送と時事川柳に投稿してます。短い字数で表現するのは難しいです。

図書館が好きでよく行くのですが、人気のある本は予約待ちが多く、なかなか借りられません。気長に待ちます。

読書メーターの
読書管理アプリ
日々の読書量を簡単に記録・管理できるアプリ版読書メーターです。
新たな本との出会いや読書仲間とのつながりが、読書をもっと楽しくします。
App StoreからダウンロードGogle Playで手に入れよう