読むこと、書くこと、居眠りすることが好き。生活のために仕事も。家事や庭仕事もなんとか。
読書は雑食系かな。でも、読めるのは月に十数冊なので、実際には幾つかのジャンルに限られてるみたい。
苦手なのは、専門書や法律、マニュアル本など。
小説やエッセイを書いたりしてます。
バイクでのミニツーリングを折々。
グルメ、スポーツ、コンサートも楽しみたいけど、仕事や家事でなかなか実現しない。昨年(23年)末、薪ストーブ設置。庭木の枝葉を焚き火代わりに燃やしてます。薪はなくて柴だけなので、心底寒い時だけ。焔と共に柴の燃えてはぜる音が心地いい。
外部ブログも20年以上になりました:
日々の日記:「壺中山紫庵」 http://atky.cocolog-nifty.com/bushou/
創作の館:「壺中方丈庵」 http://atky.cocolog-nifty.com/houjo/
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同時に、肉弾戦、飢餓、茫漠たる大地、水あるいはまだ見ぬ日本への渇望が時にえげつないほどに描かれているにも関わらずそういった読後感を抱いたのは、若いころの先入観に引き摺られ過ぎなのかもしれない。公房は本作品は地味すぎるから英語に翻訳する必要はないと、解説のリービ・英雄に語ったという。が、崩壊した満州国からの文字通り地べたを這うような脱出劇を細部描写に徹して描くことで、逆にある種の普遍性を得ているのでは、つまり、世界性をも獲得し得ているのではと考えるのだが、どうだろう。
「満州国崩壊の混乱の中、故郷・日本をめざす少年の冒険譚」という内容を読書メーターで知り、急遽入手し読んだ。 公房作品は、『砂の女』『箱男』『他人の顔』などと学生時代、立て続けに読んだ。大学の授業で『第四間氷期』の英訳本をテキストとして読んだので、当然、日本語訳ではなく、原書(!)をも読んだわけである。