5月は再び入院と手術が待っています。今月はいっそうに読書空間を楽しみたいものです。☆2024年4月の読書メーター 読んだ本の数:71冊 読んだページ数:13051ページ ナイス数:35920ナイス ★先月に読んだ本一覧はこちら→ https://bookmeter.com/users/157091/summary/monthly/2024/4
再手術されるんですね。私も、大腸ですが同じような進行度で、術後は読書・運動・睡眠・食事の素材などに気をつけてきて、もうすぐ5年経過します。ヴェネツィアさんなら、大丈夫です。今後とも本のレビュー楽しみにしています🍀
⇒あり、疾走する文体のスピード感も軽快だ。もっとも、池井戸作品は既に大いなるマンネリに踏み込んでおり、お決まりのパターンがここでも繰り返される。それでも楽しめるのだから、まあ良しとしよう。
宵待草さんとkaoruさんがうらやましいです(^^)。医師を辞められてから勤務した京都精華大学の同僚だった上野千鶴子とウマが合ったようで、上野の「発情装置」(筑摩書房)の中に《男歌の快楽(けらく)》という岡井へのオマージュの章があり、その章だけ何度も読みました。
ヴェネツィアさん、kaoruさん、moyse-nさん こんにちは! kaoruさん、、、岡井隆さんからの、貴重なご指導を受講されて、本当に良かったですね!🍀 現在受講中の『鎌倉時代仏師列伝』の、講義も『朝日カルチャーセンター』です。 とても充実した内容の講義を展開して居ますよね!✨ moyse-nさん、、、上野千鶴子著『発情装置』📝させて頂きますね!💫 読書メーターへ登録して、間も無く4年を経ますが、此の様にお話が拡がっていく事も、読書メーターの魅力ですね!🌟 有り難うございます!🙋 宵待草
ヴェネツィア様。落田洋子は八〇年代頃かなり人気があった画家・イラストレーターです。本の表紙、レコード・ジャケットなどによく落田さんの絵が用いられていました。確かにアンリ・ルソーを思わせる雰囲気がありますね。私はそれにレメディオス・バロの絵を連想しました。絵本の存在は知りませんでしたが、『風の祝祭』(美術出版社)という画集を持っています。まだご健在かと思いますが、最近あまり絵をお見かけする機会が無いのが残念です。
⇒インスブルック(オーストリア)から、シュトバイタール・バーン(準山岳トラムのような鉄道)でアプローチできるシュトバイタール(タールは谷の意)の村々だと思う。旅行先としてもかなりお薦めの地域である。
独特の構成によるサスペンスの提示の仕方が実に巧みである。エンターテインメント小説としては第1級。なお、チャイコフスキーの『白鳥の湖』の構造を核とする手法、および極限状態に投げ込むことで、本質をあらわにしてゆく手法(これはある意味では常套的だが)は上手い。
ヴェネツィアさんのレビューを読んで気になり、外出のついでに図書館で読んできました!悲しくて辛くなりました。私も含めて、人間にはこういうとこがある!人生って死ぬまで修行ですね…
作者は初読の知らない人だが、同郷のよしみで点数が甘くなったかも。時に歌に散見する大阪の言葉も好ましい。「なんやそれ、君は笑えり青空にさくらが充ちて怖がるわれを」。
ハセオは、現在仕事の関係で富山に居住するが、彼を含めて登場人物たちが主に活動する世界は狭い京都の、そのまた一部であり、それは彼らの狭く濃密な関係性とも呼応しているだろう。私にはなじみ深い地だが、他の地域の人たちにとっては、これまた違和感があるかもしれない。
ヴェネツィアさん おはようございます。 其の後の御加減は如何ですか? 寒暖差があり、暑く成って来ましたので、十分にご自愛お願いします!💫 歌人:千葉聡さんの短歌への、読み込まれた考察を拝読しました!🍀 何時も、学びを頂くレビューを有り難うございます!🙋 今日も穏やかな、良きひと日で在ります様に!✨ 宵待草
これまで認識が欠如していたことの一つに、日清戦争時の前半の戦場が朝鮮半島であったことなどもあるが、よく知らなかったことはこのことに留まらない。若き日の与謝野鉄幹の行動などもそうだ。浪漫主義の危うさを感じる。
クランボンさん、ドイツは原発廃止を決めていて、今その方向で進んでいます。風車については私も今は意見保留状態です。もちろん、原発よりはずっといいとは思っていますが。
ヴェネツィアさん、マイド細カクテ申シ訳アリマセン。“生き合わせた”ですが、この表記では、「ここまで生きてきたから、ようやく子供に会うことにできた」という風に読まれる可能性があります。ここは、通常表記の“行き合わせた”のほうが適切と愚考しますが如何でしょうか?
ヴェネツィア様。本書は『東西不思議物語』に次いで河出文庫から二番目に出た澁澤龍彦の著書です。当時書店でバイトしていたのでよく覚えているのですが、ヴェネツィア様が言うとおり読みやすくとっつきやすい澁澤本ということで随分話題になり売れた記憶があります。おそらく本書をきっかけに、河出文庫は澁澤龍彦の文庫化を次々と進めていき、八十年代ちょっとした澁澤ブームが起きました。澁澤自身文庫化による再評価の動きに驚いたことを書いていた記憶があります。そういう意味では澁澤の一連の著作の中、本書には独特の印象を持っています。
この人の書く小説はいつもそうなのだが、限りなく暗いムードが全体を貫流する。表現は実に上手く、例えば「怜子は林原を抱きながら今日一度きりの繋がりを覚り、これから先自分に訪れる長い長い余生を思った」―あたかも『金閣寺』(三島)の末尾の一文の陰画のごとくである。
クねずみは確かに賢治童話らしい残酷な一面を持った作品ですね。しかし教訓めいた語り口はなく、ネズミたちの内なる"悪"の一端を冷静に描いているところが見事です。
⇒複数の集団を、それぞれの視点から描き出す手法をとっている。そのことによってこそ描き出せた「大脱出」(エクソダス)であったと思う。すさまじいまでの混乱である。続く「ドルチェ」では、ドイツ軍占領下のビュシーをアダージョで語ってゆく。第1章とはある意味で対照的なのだが、静かな中に内包された悲劇がいくつか起こることになる。トルストイの『戦争と平和』に比肩されるが、それ以上の小説だろう。
この本は昔読んだ。人類は10種の動物を家畜化したが犬以外の動物は農耕が始まってから。群れを作らない動物、縄張りを主張する動物は家畜化し難い。ネコの祖先山猫は家畜化しにくい動物に当たる。最近のDNA解析でネコは1匹の祖先から世界中に広まった、犬は4系統のグループに分けられるそうだ。世界のあっちこっちで犬になった事を表している。ネコの野生:農耕が始まって食糧倉庫で鼠を狩る番猫として放し飼されて来たから。犬は狼との交雑が家畜化された後も起こって色んな性格があるのでは無いか。と私は思っている。犬もネコも好きだ。
⇒感もまた否めない。主人公の辰次郎に今一つ魅力が足りないのも欠点だろう。かといって、ゴメスはそれを背負うほどの存在でもない。なお、松吉の本名ピエールもフランス名であり、英語名ならピーターだろう。そうした細部にも目を届かせたいもの。
いつか、こうやって、自分の作品も…。そんな、想いもこもっているのかも知れませんね。ある意味、世に埋もれている、表現者たち全員の願望、或いは、シンデレラストーリーも含んだ願望充足の原型に近いのかも知れません。
ヨキが町で生まれていたら、というくだりがある。おそらく彼は全くその真価を発揮できなかっただろう。適所というのはわからないものだ。また、「このつれなさがたまらない」という勇気の恋心もいいなあ。
こんにちは。 司馬先生は、生き残って明治政府に貢献した人物よりも、維新のために散っていった精鋭たちを高く評価する傾向にありますね。 特に、井上馨をこき下ろす記述には苦笑してしまいました…。(^^;
しかし、それらにも増して本書が優れているのは、結末で2転3転するエース石尾の秘められた真実であり、それを明らかにしていく白石の探偵としての葛藤とサスペンスである。
『魔王の帰還』はコミカライズもされているので人気なのかな、と。人気なのでコミカライズなのか、コミカライズされたので知名度が高い🟰人気なのかはわからないですが……
⇒輻輳しあい、増幅された効果がそこに生み出されるのである。精神の深層に響くホラーともいうべきか。エンディングは後日譚がやや長すぎるような気もするが、最後は見事に余韻を残して締めくくられている。
上巻の最後になって幻想が前面に出てきたために下巻の展開がよめなくなった。また、絵の持つ魔的な力ははたして必要なのかも疑問である。キングはどのように収束させていくのだろうか。
その辞世の句は『いてふの実』のように光に満ちていて、きっと弟さんを案じていたんだろうな……という作品でした。タイトルを忘れてしまって💧古書館に来週行くので確認してみます。
⇒いるが、そこに現れる現実は時として厳しくも苦い。ここでの典型例は第1部の終結部のK・K・Kによる残虐な襲撃、そして第2部のやはり終結部での師イェフーディの死がそうである。いずれも理不尽な暴力によるものであり、そこにアメリカの裏面の現実の投影を見ることも可能である。
⇒このまま出家にかえるのをやめようかと思ったのです」などと、意味の了解が困難なものであり、賢治の文体もまた乱れを見せている。さらには、伝承のはじめの殺生戒も結びを持たないし、あれやこれや考えると、やはり結論的には未完と考えるのである。
2011年4月からの参加で、14年目にはいりました。一番よく読んでいるのは日本文学、次いでは翻訳文学です。読むジャンルの幅は広い(半ばは意識的にそうしています)のですが、何でも手当たり次第に読むというわけではありません。特に誇れるものはありませんが、連続読書日数は初日から4969日(2024年11月12日現在)、冊数は6988冊になりました。胃癌で入院中も、海外旅行中も毎日読んできました。さて、どこまで伸ばせることやら。
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『魔王の帰還』はコミカライズもされているので人気なのかな、と。人気なのでコミカライズなのか、コミカライズされたので知名度が高い🟰人気なのかはわからないですが……
nebosukeさん、どうやらその相乗効果のようです。